にいがた音楽雑記帳

更新日記(2011年)

2011年12月31日

 いよいよ今年も終わろうとしています。皆様方にとってどんな年だったでしょうか。震災があったり水害があったりと、例年になくあわただしい1年でしたが、今年もたくさんのコンサートに行くことができました。出張を利用しての名古屋でのコンサートや、念願のベルリン・フィル・デビューもあり、個人的には充実した年だったと思います。
 一方では、チケットを買ったのに行けなかったコンサートも8公演ありました。まあ、予定通り行かないのも人生ですから、仕方ないところでしょう。

 毎年恒例になりましたが、今年行ったコンサートの中で、思い出に残るコンサートを10選んでみました。(→2011年コンサート・マイ・ベスト10
 この中で、ベスト1を選ぶとすれば、「東京交響楽団第66回新潟定期演奏会」を上げたいと思います。スダーン指揮のシェーンベルクの浄夜に感動しました。

 では、皆さん、良い年をお迎えください。
 

2011年12月25日

 メリー・クリスマス! 皆様はいかがお過ごしでしょうか。只今寒波襲来中。大雪にならないことを祈ります。

 今週は、20日のメジューエワのコンサートに行くはずだったのですが、残念ながら行くことができませんでした。チケットを買ってあったのですが、S券を無駄にしてしまいました。やはり平日のコンサートは行けないことが多いです。予定を考えぬままチケットを買う方も悪いのですけれど。

 今日は、今年最後のコンサートに行ってきました。「第12回新潟「第九」コンサート2011」です。松沼さんの熱気あふれる指揮に応えて、新潟交響楽団、合唱団ともに、見事な演奏を聴かせてくれました。

 さて、新潟市唯一のクラシックCD専門店の「コンチェルト」が、今日閉店となります。昨日の新潟日報にも取り上げられ、惜しむ声がいっぱいです。
 音楽環境が変わり、ネットからのダウンロードが一般化し、CDもネット販売が主流となり、大手CDショップも閉店・撤退が相次いでいます。かくいう私も、ネット購入が多くて経営に貢献できませんでしたけれど。個人経営の、それもクラシックに特化したCDショップの運営が大変だろうというのは想像に難くありません。
 でも、単なるCDショップであったら、これほどの反響はなかったことでしょう。「コンチェルト」のすごさは、音楽に関しての博識と、音楽を何よりも愛する心、そして新潟の音楽家を応援し、新潟を盛り上げようという気概にあるように思います。
 コンサートというと、東京や海外からの演奏家ばかりに目が行きますが、地元にすばらしい演奏家がいることを教えてくれました。私が新潟の音楽家のコンサートにも行くようになったのも「コンチェルト」のお蔭です。新潟の音楽情報発信基地としての役割は、賞賛されて良いものと思います。
 もちろんコンチェルト1号(古俣さん)、コンチェルト2号(佐藤さん)のお二人の人柄の良さがあってのことであることは言うまでもありません。
 私が学生時代、毎日のように石丸でレコードあさりをしていたとき、いつも売り場にいたのが1号さんでした。言葉を交わすことはなかっと思いますが、LPからCDへの時代への変遷を共に歩んだように感じています。
 その後、仕事の慌ただしさから、CDを買ったり聴いたりする余裕のない時期が長く続きました。そして、私も年を取り、CDを買ったり、コンサートに行ったりする余裕を持てるようになったとき、「コンチェルト」が開店し、1号さんのお姿を拝見して、懐かしさを禁じえませんでした。
 2号さんからはいろんな音楽を教えていただきました。日頃聴く機会がないような作曲家を紹介してくださり、特にフィンジを知ることができたのは良かったです。これまで名前を聞いたことのない作曲家が多い「ナクソス」のCDには全く興味がなかったのですが、今では宝の山に見えます。
 そして2号さんといえば、華麗なる人脈と、的確なコンサート批評。この人脈と博識を生かさぬ手はなく、新潟の音楽文化発展のために、これからも活躍していただきたいと思います。りゅーとぴあの館長・支配人などには適任かと思いますが・・・。
 ということで、お二人ともご苦労様でした。公式には今夜閉店ですが、1月いっぱいは店は開けておくとのことです。「コンチェルト」としては終わっても、違った形で、新潟の情報発信基地、音楽家の交流の場としての役割を、新たな形で担っていただけたらこの上ない喜びです。
 

2011年12月18日

 新潟市内でも積雪となり、いよいよ冬本番となりました。催し物も多いのですが、いろいろありまして、コンサートから遠ざかってしまいました。
 という状況でしたが、昨日は「新潟大学管弦楽団第48回定期演奏会」に行ってきました。ドヴォルザークのチェロ協奏曲に感激し、シベリウスの渾身の演奏に驚嘆しました。
 そして今日は、「新潟中央高等学校音楽科第14回定期演奏会」に行ってきました。本当はメサイアに行こうかと思ったのですが、懐さびしく、無料のこちらを選んでしまいました。でも、期待以上の名演ぞろいで、大満足でした。
  

2011年12月11日

 年末ということもあってか、今週末もたくさんの催し物があります。私はいろいろあわただしく、コンサートの予定もなく大人しく過ごしております。

 さて、来年度の東京交響楽団の新潟定期会員の更新案内が届きました。来年度の定期公演のプログラムが漸く公式発表されました。演目はすでにお知らせしたとおりです。(→2012年度東京交響楽団新潟定期演奏会
 来年度の東響定期会員が招待される「東響定期会員+α」は、京都市交響楽団特別公演、山本真希オルガン・リサイタルシリーズNo.14、りゅーとぴあのニュー・イヤー・コンサートと3つもあり、大変お得です。
 

2011年12月4日

 12月に入り、今年もいよいよあとわずかとなりました。先月はコンサートにたっぷり行ったので、今月はおとなしくしようかと思いましたが、昨日は急遽「新潟大学吹奏楽部第47回定期演奏会」に行ってきました。演奏も演出も爽やかであり、楽しく聴かせていただきました。

 また、今日は「イリーナ・メジューエワ ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ選集第1回」に行ってきました。情熱溢れるパワフルなピアノに酔いしれました。

 さて、来年のLFJ新潟の概要が発表されました。テーマは「Le Sacre Russe サクル・リュス」(ロシアの祭典)。期間は4月27日(金)〜29日(日)です。有料公演は42。これまで同様に、古町での「まちなか交流ステージ」も設けられます。今年は5日間で9公演あったプレ公演は、4月22日(日)の有料1公演に短縮されます。GW後半の5月3日〜6日にも関連イベントが開催されます。公演数が減って、事業費は今年より減額されて9000万円(市の負担は4500万円)とのことです。
 今年より規模が多少小さくなるのが気になりますが、どのようなアーチストが来て、どんな曲を演奏するのか、楽しみですね。ちなみに、東京や金沢、そして本家ナントのテーマも、新潟と同じ「サクル・リュス」です。
 

2011年11月27日

 今週は音楽漬けの贅沢をしてしまいました。月曜日は「ジャン=マルク・ルイサダ ピアノリサイタル」を聴き、ピアノの音のきれいさとルイサダ節に酔いしれました。
 火曜日は上京して、サントリーホールで念願のベルリン・フィルを聴きました。大好きなマーラーの9番を極上の演奏で聴くことができて幸せでした。
 翌日の勤労感謝の日は、午前は新百合丘まで遠征し、東京交響楽団のモーツァルト・マチネを聴いてきました。スダーンの指揮の下、東響の皆さんの一糸乱れぬ演奏に感嘆しました。会場のテアトロ・ジーリオ・ショウワは初めて行きましたが、新宿から小田急線ですぐで行きやすかったです。
 そして午後は、東京文化会館開館50周年記念のオペラ「古事記」を観てきました。大友さんの指揮の下、都響の見事な演奏で、黛敏郎の世界を堪能しました。各ソリストとも良かったですが、合唱団も良かったです。

 そして、今日は「新潟交響楽団創立80周年記念第89回定期演奏会」に行ってきました。三船優子さんとのラプソディ・イン・ブルーに感激し、マーラーの1番に興奮しました。

 さて、今週は衝撃のニュースがありました。新潟の音楽界にはなくてはならない、CDショップのコンチェルトさんが、12月25日で閉店するそうです。単にCDを売るだけでなく、新潟の音楽家を応援し、コンサートの紹介もしてくださっただけに、残念でなりません。私が地元の音楽家のコンサートに行くようになったのもコンチェルトさんのおかげです。私の人生を豊かにしてくれたことは間違いありません。ただただ、感謝するのみです。
 

2011年11月20日

 今週末もたくさんの催し物がありましたが、仕事もありますし、思うように行くことはできません。昨日は、新潟の音楽界を牽引するコンチェルト2号さん一押しの土屋朱帆さんのコンサートに是非行きたかったのですが、仕事と重なって断念。同様に、チケットも買って楽しみにしていた「茂木大輔のオーケストラコンサート」も行けませんでした。まあ、よくあることで、仕方ないですけれど。

 今日は「新潟市民吹奏楽団第82回定期演奏会」に行ってきました。例年にも増して高水準の演奏だったと思いますが、ゲスト出演の小学生の演奏もすばらしかったです。
 

2011年11月13日

 11月も半ばとなり、朝晩の冷え込みが身に染むようになりました。こんな中、今週は月曜日に、前日の東響定期に引き続いて、「りゅーとぴあ特割コンサート」に行ってきました。小学校5年生向けのコンサートを一般にも提供したものですが、飯森さんの指揮で、ダイナミックな演奏を聴かせてくれました。東響の皆さんも、演奏だけでなく、芸を披露して大熱演でした。
 また、昨日は、「新潟室内合奏団第62回演奏会」に行ってきました。石井朋子さんとのモーツァルトのコンチェルト他が演奏されましたが、期待通りに良かったです。
 

2011年11月6日

 秋も深まり、肌寒さも感じ、冬の訪れが近いことが実感されます。りゅーとぴあ周辺では、赤い落ち葉のじゅうたんがきれいです。

 今日は「東京交響楽団第68回新潟定期演奏会」に行ってきました。東響の弦楽の素晴らしさを実感したコンサートだったように思います。特にシベリウスの5番が良かったですが、拍手が早すぎたのが難点でした。今日は鑑賞マナーについてのチラシが配られたのですが、指揮者が手を下すまで拍手は待ってほしかったです。先を争う必要などないと思うのですが。

 今日から3日間、東京交響楽団の皆さんは新潟でのコンサートが続きます。明日・あさっては、市内の小学5年生が招待される「わく2キッズコンサート」が全5公演開催され、明日の夜は同じ内容の一般向け公演「特割コンサート」も開催されます。
 楽団員の皆さん、指揮の飯森さんは、大変なハードスケジュールになりますが、新潟の子供たちに、オーケストラのすばらしさ、音楽のすばらしさを伝えていただきたいと思います。本当にご苦労様です。
 

2011年10月30日

 今週は、2日続けて、佐渡裕指揮のベルリン・ドイツ交響楽団を聴いてきました。金曜日の新潟公演は、燃えるような演奏で感動しました。ピアノのボジャノフも良かったです。昨日の長岡公演は、ホールのせいと思いますが、音が響かず、音楽も心に響きませんでした。ホールも楽器ということを実感しました。
 そして、今日は無料ということもあって、西川多目的ホールで開催された「琴&ヴァイオリン コンサート」に行ってきました。琴とヴァイオリンの珍しい組み合わせで、楽しめる演奏でした。

 文化の秋真っ盛り。今週もたくさんのコンサートがありました。ジュリアードSQ、井上さん+成嶋さんによる「耳で聴く風景」、そして新潟ARS NOVAのみなさんのファミリーコンサートは是非行きたかったのですが、上記の佐渡/ベルリン・ドイツ響と重なって行けませんでした。昨年聴いて感動した「TAO」の公演も今日の夕方あるのですが、チケット代を工面できず断念です。
 来月もたくさんのコンサートがあります。チケットを買ったものの、行けそうもないものもあります。他の地方都市の状況はわかりませんが、新潟のコンサートは多いんじゃないでしょうか。意外に文化都市なんだなあと感じています。
 

2011年10月23日

 今週も、プラハ国立歌劇場「トスカ」やカルテット・エクセルシオなど行きたいコンサートがありましたが、行けませんでした。でも、今日は「北区フィルハーモニー管弦楽団第1回ファミリーコンサート」に行ってきました。結成して1年足らずではありますが、しっかりした演奏を聴かせてくれました。

 さて、りゅーとぴあからの正式な発表はありませんが、来年度の東響新潟定期のプログラムが決まったそうです。東響のホームページに記載がありますが、やたらモーツァルトが多いようですね。斬新な演目に乏しく、拍子抜けの感がありますが、個人的には、スダーンの「大地の歌」、アラベラ・美歩・シュタインバッハーのブラームスのヴァイオリン協奏曲あたりが楽しみです。(→2012年度東京交響楽団新潟定期演奏会
 かつてはサントリー定期の翌日が新潟定期というのが売りでしたが、川崎定期に持っていかれ、サントリー定期は1回のみになってしまいました。定期以外では絶対聴けない曲を聴けるのが楽しみでしたが、ちょっとその魅力が薄れてきたように思います。でも、東響新潟定期は私の人生を豊かにしてくれたことは間違いなく、これからも聴き続けたいと思います。

 このホームページを開設したのは1996年10月23日であり、今日でちょうど15年となりました。個人のホームページの草分けであったと自負していますが、ここまで長期に維持できたのは皆様のおかげと感謝しています。これからも応援をよろしくお願い申し上げます。
 

2011年10月16日

 相変わらずたくさんのコンサートや催しがあって、どこにいくのか、何を聴くのか悩ましい日々です。これだけ集中してあると、聴く方も困りますが、主催者側から見ても、集客に苦労するんじゃないでしょうか。もっとばらしてくれたらいいのになあ・・・。金と暇があればもっと聴けるのですが・・・。

 こんな中、昨日私が行ったのは、新津美術館で開催された「デュオ・プリマ ヴァイオリン・デュオ リサイタル」。音楽もさることながら、ヴィジュアルも重視する私には大満足なコンサートでした。

 そして今日は「仙台フィル特別演奏会」に行ってきました。
 

2011年10月10日

 昨日更新したばかりですが、本日「チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団」に行ってきましたので、記事を追加しました。演奏は良かったのですが、「悲愴」の後のフライング拍手に悲愴な気分でした。
 

2011年10月9日

 芸術の秋も本番となり、たくさんのコンサートがありますが、なかなか行けません。特に平日は仕事がありますから行くのが困難です。昨日のワンコインも行きたかったのですが、仕事で断念。

 こんな状況ですが、今週は火曜日にあった「イ・ムジチ合奏団結成60年記念公演」に何とか行ってきました。古き良き時代のイ・ムジチではなく、21世紀のイ・ムジチに戸惑いも感じましたが、刺激的で楽しめました。

 また、今日は「三膳知枝ピアノリサイタル」を聴いてきました。日頃なかなか聴けないゴールドベルク変奏曲を全曲聴けて良かったです。
 

2011年10月2日

 10月になり、気温も下がって肌寒さを感じます。芸術の秋真っ盛りではありますが、行きたい公演になかな行けず、悩ましい毎日です。

 昨日は「英国女王陛下の近衛軍楽隊」を聴いてきました。英国の香りたっぷりの曲目、演奏もすばらしく、結構楽しめました。
 また、今日はネーベル室内合奏協会の演奏会に行きたかったのですが、町内会の行事のため断念です。
 

2011年9月25日

 台風が過ぎ去り、いよいよ秋も本番。コンサートも目白押しですが、時間も金もままならず、制限せねばなりません。まさに芸術の秋本番。中でも、今週は長岡で大ファンである仲道郁代さんのコンサートがあったのですが、当然ながら仕事で断念せねばなりませんでした。クァルテット・エクセルシオも行きたいところでしたが、平日は行けません。来週も行きたい公演がいろいろありますが、行けなくて残念です。

 そんな状況ではありますが、今日は「新潟メモリアルオーケストラ第21回定期演奏会」に行ってきました。山岡重信先生の指揮による重厚なブルックナーに酔いしれました。
 

2011年9月19日

 昨日までの猛烈な残暑がうそのように、今日は一気に気温が下がり、肌寒さすら感じる陽気となりました。

 こんな中、昨日はいろいろ悩みましたが、結局上越まで遠征して、「クロネコ ファミリー コンサート 音楽宅急便」を聴いてきました。飯森さんの指揮で、大変楽しめたコンサートでした。

 また本日は、「東日本大震災復興支援チャリティーコンサート」を聴きました。新潟で活躍されている音楽家によるすばらしい演奏に大満足でした。

 通常は、毎週日曜日のみの更新なのですが、昨日は時間がなくて更新しきれず、また、今日は祝日でもあり、特別に更新させていただきました。
 

2011年9月18日

 芸術の秋ということで、いろんな催しがあります。何だかんだで、買い込んだチケットもたくさんになって、全部行けるのか心配になったりしています。

 昨日りゅーとぴあにチケットを買いに行ったら、吹奏楽のコンクール(西関東大会)が始まっていて、県外からの大勢の参加者で賑わっていました。明日までコンクールが続きますが、演奏だけでなく、新潟を楽しんでいただきたいと思います。

 今日は某コンサートのチケットがあるのですが、いろいろと慌ただしく、どうしようかと思案しているところです。
 

2011年9月11日

 早いもので9月も中旬となり、芸術の秋到来です。今週もたくさんの催し物があり、行きたいコンサートが多々あったのですが、残念ながら仕事の都合で行けませんでした。

 今日は毎回楽しみにしている「新潟市ジュニアオーケストラ教室第30回演奏会」に行ってきました。子供たちの演奏からは、どんなプロオケでもかなわない感動を味わえます。チャイコフスキーの5番はジュニアとは思えない快演。アンコールの「威風堂々」は、毎回聴くたびに感動の涙が出てきます。
 

2011年9月4日

 猛暑続きの夏ですが、いつのまにやら9月に突入。芸術の秋へとまっしぐらです。これからたくさんの催しがあり、どれに行くべきか悩ましい日々が続きます。行きたい公演は多々あるのですが、仕事の都合と懐具合を鑑みて計画をならねばなりません。

 この週末も県内各地で興味あるコンサートが重なっており、体がいくつもほしい状況ですが、昨日は「ロレンツォ・ギエルミ オルガンリサイタル」に行ってきました。新鮮なオルガンの響きに感銘を受けました。

 また今日は「東京交響楽団第67回新潟定期演奏会」に行ってきました。炎のコバケン指揮による燃えるような第九に満員のホールは大盛り上がりでした。大谷さんの独奏による、ブルッフの協奏曲も朗々と歌わせて心に染みました。
 なお、1時からのロビーコンサートも聴いたのですが、大谷さん、廣岡さんのヴァイオリン、西谷さんのチェロ、安田さんのコントラバスという珍しい編成で、名演奏を楽しませていただきました。毎度のことながら、ホワイエの響きの良さには驚きです。(→ブログ
 

2011年8月28日

 8月も終わりとなり、秋近しを感じさせる陽気となりました。このまま暑さがぶり返さないと良いのですが。

 今週は、金曜日に「サイトウ・キネン・オーケストラ 新潟スクリーンコンサート」に行ってきました。オーケストラ・コンサートが松本から生中継されたほか、新潟だけNoismが出演したバルトークの「中国の不思議な役人」がビデオ上演されました。沼尻竜典の指揮で、演奏も良かったですが、それ以上にNoismのすごさが際立っていました。新潟にこんなにも素晴らしいダンス・カンパニーがあるなんて誇らしく感じられました。
 そして今日は、「横山幸雄ピアノリサイタル」に行ってきました。音量豊かに、豪快に響きピアノは心地よかったです。
 また、「音盤あれこれ」に追加記事があります。
 

2011年8月21日

 今週末は天候が崩れましたが、その分涼しさが感じられ、過ごしやすくて良かったです。こんな中、昨日は趣向を変えて「APRICOT 2011夏季公演 スーホの白い馬」に行ってきました。新潟の子供たちの熱演に感動しました。
 そして、今日は「第34回新潟県少年少女合唱団合同演奏会」に行ってきました。アルカディア少年少女合唱団、長岡少年少女合唱団、新潟市ジュニア合唱団の素晴らしい歌声に心が洗われました。新潟市ジュニアオケとの共演もあって、すばらしい盛り上がりでした。
 

2011年8月14日

 連日の猛暑。涼しいホールで音楽を聴きたいところですが、夏休みにお盆ということで、コンサートもほとんどありません。たまったCDでも聴いて過ごそうかと思いましたが、せっかくの日曜日なので、「新潟中央高等学校管弦楽部・コーラス部 Joint Concert」に行ってきました。オケや楽器のアンサンブルも良かったですが、合唱のすばらしさに驚きました。高校生の頑張りに元気をいただきました。
 

2011年8月7日

 豪雨の後は再び猛暑。過ごしにくい日々が続いています。良い音楽を聴きたいとことですが、2週間もコンサートから離れてしまいました。

 ということで、昨日は「ワンコイン・オルガンコンサート」に行ってきました。子供は入場無料のファミリーコンサートでしたが、山本さんのほんわかした語りとともに、楽しい演奏を聴かせてもらいました。

 さて、昨夜何気なくテレビを見ていたら、ケーブルテレビの番組で、先日の新潟市ジュニア合唱団の定期演奏会の模様を放送していました。感動がよみがえり、ジュニア合唱団のすばらしさを再認識しました。
 

2011年7月31日

 猛暑が続いたかと思うと、今週は記録的豪雨となってしまいました。洪水被害が広がり、避難勧告・指示と、音楽どころじゃない状況という方も多かったことと思います。漸く天候も回復して何よりですが、良い音楽でも聴いて気分を晴らさねば・・・。
 

2011年7月24日

 暑さに、忙しさに、我を忘れそうな毎日ですが、こんなときは、良い音楽を聴いて、心をリフレッシュせねば。ということで、今日は「新潟市ジュニア合唱団第21回定期演奏会」に行ってきました。子供たちから元気をもらい、感動に涙しました。毎度のことながら、やっぱり素晴らしいです。

 さて、このコンサートで配られたチラシにあったのですが、新潟市ジュニアオーケストラが8月9日、東京のすみだトリフォニーホールでチャイコフスキーの交響曲第5番を演奏します。トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラの演奏会に招かれたものですが、序曲1812年も合同演奏します。チャイコの5番は9月の定期の演目であり、東京の人たちにも素晴らしい演奏を披露してくれるに違いありません。頑張れ!ジュニア・オケ!
 

2011年7月17日

 猛暑続きの毎日ですが、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。当方は暑さもさることながら、多忙でストレスフルの生活を送らせていただいています。

 金曜日には、山本真希さんのオルガンリサイタルに行くはずでしたが、仕事がままならず、行くことができませんでした。山本さんファンクラブの一員としましては、誠に申し訳なく、残念に思います。

 さて、今日は「東京交響楽団第第66回新潟定期演奏会」に行ってきました。スダーンの下、キビキビした絶妙のアンサンブルを聴かせてくれました。
 

2011年7月10日

 梅雨が明け、暑さ厳しい日々が続いています。今週は、いろいろありまして、おとなしく過ごしています。

 さて、この秋に来日する某有名オケの来日公演のチケットの先行抽選販売に申し込んだら、見事当選してしまいました。来日公演は東京での3公演しかないので、即日完売間違いなしであり、あきらめるためにも、外れるという前提で申し込んだら大当たり。チケット代もさることながら、遠征資金調達と、そして何よりスケジュールをどう調整するかが今後の課題です。
 

2011年7月3日

 ついに7月になりました。6月は何だかんだであわただしく、結局2回しかコンサートには行かず、ちょっと寂しい月になってしまいました。7月は何とかせねば・・・。

 ということで、1日は「金森穣&山本真希 震災復興支援公演」に行って来ました。りゅーとぴあ専属の山本さん、井関佐和子さん(Noism1)、Noism2、そして、りゅーとぴあ演劇スタジオキッズ・コース APRICOTの出演によるチャリティ公演でした。山本さんの素晴らしさは言うに及びませんが、Noismの皆さんの素晴らしい舞踏、さらにAPRICOTの子供たちの見事な歌声に感激しました。

 また、昨夜は「新潟大学管弦楽団第32回サマーコンサート」に行って来ました。毎年団員の入れ替わりがあるのが学生オケの宿命ですが、期待以上のすばらしい演奏であり、今年のオケは良いできだと感じました。厚みのあるサウンドも良かったです。

 そして、今日は友人が出演する「プロジェクト・リュリ第4回演奏会」に行ってきました。古楽には疎い私でありますが、優雅なひとときを過ごすことができました。とりわけヴィオラ・ダ・ガンバの豊潤な音色に感銘しました。
  

2011年6月26日

 音楽漬けの怒涛の5月の反動か、6月はさっぱりコンサートに行かず、私としましては異例な生活です。さすがにこれではいけませんので、昨日「東京バレエ団・白鳥の湖」を観て来ました。これまでバレエ音楽は好きでも、実際のバレエ公演は行くことはありませんでしたが、今回はオーケストラの生演奏という事もあって観に行きました。素晴らしいバレエに感激しましたが、東京シティフィルの名演奏を聴くことができて良かったです。
 

2011年6月19日

 今週新潟も梅雨入りしましたが、本格的な雨はなく、穏やかな天候で何よりです。今週もコンサートに行くこともなく、たまったCDを聴いたりして過ごしています。
 実は、今週も行く予定のコンサートがあったのですが、時間の調整ができず、断念しました。せっかくのチケットが無駄になって残念でした。今シーズンはこんなことばかり。まあ、仕事もしっかりしないといけませんし、仕方ないですね。

 ブログを利用して、「音盤あれこれ」というページを作りました。思い出のLP、最近聴いたCDなど、ジャンルを問わず、少しずつ書きとどめたいと思います。
 

2011年6月12日

 暑い日々が続いています。今週は体調を崩して最悪でした。漸く体力も回復し、元気を取り戻しました。今日は久しぶりのコンサート。「新潟交響楽団第88回定期演奏会」に行ってきました。前半はほどほどでしたが、後半の渾身のシベリウスに感動しました。
 

2011年6月5日

 あっという間に6月。熱狂のLFJから1ヶ月も経ったんですね。時の流れの速さに驚いております。

 さて、今週も大人しく生活しています。こんなにコンサートから離れてしまうなんて、自分でも驚きです。

 原発事故がらみで来日公演中止や出演者の変更が相次いでいます。今週から開幕のメトロポリタン・オペラは、主演がドタキャンという大混乱。新潟関係では、「ベルリン・フィル12人金管奏者たち」の中止が新たに発表されました。新潟には来ませんが、ベルリン・フィル八重奏団の来日公演は、メンバーが大きく代わりました。一方、ベルリン・フィルの弦楽メンバーが東京でチャリティ・コンサートを開催したというニュースを昨日テレビで見ました。同じベルリン・フィルでもいろいろあるようですね。本体の今秋の来日は大丈夫なんでしょうか。原発事故の収束の見通しが立たない現状ですので、今後のコンサート予定はまだまだ予断を許しません。
 

2011年5月29日

 いよいよ5月も終わりとなり、いよいよ夏が近付いてきました。週末は天候が崩れましたが、穏やかな日が続いて良かったです。日本列島には大型台風が近付いていますが、被害が出ないことを祈ります。

 さて、今月は音楽付けの日々が続いていましたので、今週末はおとなしく生活しています。実は金曜日の清塚信也のコンサートのチケットを買っていたのですが、結局行けませんでした。今年に入って無駄にしたチケットはこれで5枚目。スケジュールも考えずにチケットを買ってしまい、反省せねばなりません。

 今朝の新潟日報に今年のLFJ新潟の特集記事が載っていました。日報の記事かと思ったら「全面広告」でしたけれど。最終公演の写真を見て感動を新たにしました。あの場にいれたことを幸せに思います。なお、LFJ新潟の模様はにいがたインターネットテレビで見ることができます。
 

2011年5月22日

 今週は好天が続き、気温が上がって初夏の陽気。暑さに体が慣れていないので、早くもばてそうです。今日は朝は雨降りでしたが、だんだん回復してくれて良かったです。

 さて、今週は名古屋への出張がありました。調べましたら、運良く金曜日に名古屋フィルハーモニー交響楽団第380回定期演奏会がありましたので、聴いてきました。
 会場は愛知県芸術劇場コンサートホール。立派な施設で驚きましたが、客席に行くまでエスカレーターや階段があって、ちょっと不便です。
 マックス・ポンマーの指揮で、ワーグナー:「ローエングリン」第3幕前奏曲、第1幕前奏曲、シェーンベルグ:浄められた夜(弦楽合奏版)、シューマン:交響曲第2番が演奏されました。
 演奏はまずまず良かったですが、大事な場面で金管が破綻したりと、残念な場面もありました。ホールは奥行きが少ないのに天井は高く、響きは散漫で、オーケストラサウンドが薄味に感じました。音響的には物足りなく、その分感動はイマイチでした。

 また、昨日は名古屋からの帰り道、まっすぐ新潟に帰るのももったいないので、新幹線の乗り継ぎを遅らせて、サントリーホールで行われた日本フィルハーモニー交響楽団第630回東京定期演奏会を聴いてきました。
 小林研一郎指揮で、バルトーク:オーケストラのための協奏曲、リスト:ピアノ協奏曲第1番(ピアノ:小山実稚恵)、コダーイ:ガランタ舞曲、リスト:レ・プレリュードが演奏されました。
 さすがに前夜の愛知県芸術劇場と違ってサントリーホールはすばらしい響きです。全身を使ったコバケンさんのダイナミックな指揮の下、日フィルの演奏もすばらしく、特に管のすばらしさは特筆できます。
 日頃東響ばかり聴いていますが、日フィルの渾身の演奏を聴き、新鮮な感動を感じました。さすがにコバケン。感動させるツボを心得ています。
 最後にコバケンさんが挨拶し、コンマスだけでなく、コバケンさんも含め、楽員全員が礼をしてお開きにしたというのも良いですね。
 前夜の薄味の名フィルと違って、日フィルは芳醇なピラミッドサウンドであり、オーケストラの醍醐味を感じることができました。サウンドの違いは、オケの質の差というよりホールの違いの影響が大きいものと思います。名フィルのサウンドの印象が悪かったのは、演目が演奏映えしない曲だったこともありますし、たまたま私の席が悪かったからなのかもしれませんけれど。

 そして、今日は東京交響楽団第65回新潟定期演奏会に行ってきました。アントン・レックの指揮で、ミンツの絶品のモーツァルトの協奏曲とマーラーの5番で大盛り上がりでした。
 3日連続で、別のホールで別のオケを聴くという贅沢を味わいましたが、りゅーとぴあの素晴らしさを再認識することができました。

 最後に、今日の新潟日報に、北区文化会館が集客に苦労しているという記事がありました。市民向けには大きく、興行には小さいという使いにくいホールとのことですが、私は好きなホールです。新潟市中心部にあれば活用されるに違いないのですけれど。出演者に申し訳ないほど入りの悪い公演もあるそうですが、金曜日の山本貴志のコンサートはどうだったでしょうか。出張がなければ是非聴きたかったです。
 

2011年5月15日

 LFJ新潟の興奮が冷めやらず、頭の中はまだベートーヴェンが駆け回っています。このLFJ新潟ですが、新潟市の発表では、来場者数は昨年の2倍で、6万4千人に上ったとのことです。ただし、有料公演の来場者数は2万5千人の見込みのところ、2万4千人に留まったそうです。
 直前まで出演者やプログラムが決まらず、キャンセルもあったことを考えれば、仕方ないかもしれません。土曜日は空席もありましたが、日曜日の混み方と盛り上がりを考えれば、大成功じゃなかったでしょうか。市長は来年も開催したいとのことであり、早くも期待が膨らみます。

 今日はT・ジョイ新潟万代で「Cine響/マエストロ6:アバド/ルツェルン祝祭管弦楽団」を見てきました。曲目は、チャイコフスキー:幻想曲「テンペスト」、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(ピアノ:グリモー)、ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)です。新潟では昨日から20日まで公開されますが、日曜日というのに客は私1人でした。デジタル上映の非圧縮5.1サラウンドに期待したのですが、画質も音響もイマイチ。3000円という高額な料金に見合うかというと、ちょっと疑問もあります。DVD買ったほうが良かったかなあ。

 さて、先日某局のニュースで、西村智美率いるロシア国立交響楽団の来日を伝えていました。震災後初めて来日する外国のフル・オーケストラと紹介していましたが、LFJでウラル・フィルが来てましたし、ウォンジュ・フィル、ソウル・フィルなども来てるんですけれどねえ・・・。その某局がロシア国立交響楽団の日本ツアーの主催者ということで、話題作りしてるんでしょうか。
 

2011年5月8日

 このHPは、毎週日曜日が定期更新日でしたが、今週はLFJ新潟にフル参加し、音楽漬けの毎日を送っていましたので、特別に臨時更新を続けていました。

 LFJ新潟は今日が最終日。昨夜雨が降って心配しましたが、今朝起きたら雨が上がっていて良かったです。今日も賑わうと良いですね。
 昨日のお昼は、限定50食の「ベートー弁当」を食べることができました。新潟の名物満載で美味しかったです。今日も発売されますので、皆さんもいかがですか。今日は何を食べようかな。(→ブログ

 これから昨日同様のタイトなスケジュールでLFJに参戦します。今晩報告する余裕はないでしょうから、報告は後日ということになりましょう。

(追記) さて、LFJ3日目に行ってきました。晴天に恵まれ、ものすごい人手でした。有料公演のほとんどは満席。交流ステージも大賑わいでした。仙台フィルの名演奏もあって、感動の嵐でした。感動と涙の最終公演は今年のLFJ新潟を象徴するものだったと思います。

 3日目の模様を大急ぎでまとめました。
 

2011年5月7日

 昨夜LFJ新潟が開幕しました。その第1日の模様、そして本日の2日目の模様の速報(抄)をお届けします。有料公演の感想は後日まとめます。
 

2011年5月5日

 今日のこどもの日も晴天に恵まれました。今日もりゅーとぴあではLFJ新潟のプレ公演が行われましたが、私は古町界隈を中心に行われた「第1回新潟クラシックストリート」に参加してきました。毎年行われている新潟ジャズストリートのノウハウで開催された大イベントで、17ヶ所の会場で、全91公演開催されました。当然ながら、同時刻にいくつもの公演が行われ、どの会場をどう回るのか考えるのも大変です。

 私の一番の目的はトリオ・ベルガルモ。立ち見を含めて超満員となり、人気のほどがうかがわれました。麗しい三人の演奏を至近距離で聴くことができて幸せでした。その後、丸山先生のリコーダー演奏、阿部さん、石井さんのピアノとヴァイオリンの演奏、そして雨池さんのピアノ演奏を聴いて帰ってきました。もっと回れないこともなかったですが、明日からのLFJ新潟本公演に備えて体力を温存しておかなければなりません。
 私の回った4ヶ所とも狭い会場のためもありましょうが、ぎっしりと満員でした。第1回と銘打っていますから、きっと来年も行われることでしょう。初年度からこれだけの規模で開催するなんて、すごいと思います。関係者の方々に敬意を表したいと思います。
 

2011年5月4日

 今日は絶好の行楽日和となりましたが、北区(豊栄)まで遠征し、LFJ新潟プレ公演の「鈴木純子&田中梢」と「枝並千花&長尾洋史」を聴いてきました。
 容姿端麗な鈴木さんのきれいな歌声にしびれ、容姿では負けない枝並さんのヴァイオリンに悩殺されました。響きの良いホールもあって、すばらしい演奏だったと思います。

 また、今日は北区フィルハーモニー管弦楽団によるロビーコンサートも開催されました。昨年11月に結成したばかりのオケですが、なかなかの演奏を披露してくれて、これも良かったです。(→ブログ
 

2011年5月3日

 毎週日曜日の更新を行っていますが、ラ・フォル・ジュルネ新潟のプレ公演が始まり、今後多数の公演が続きますので、GW中は随時臨時の更新(速報版)を行いたいと思います。

 2日夜は、LFJ新潟プレ公演「トリオ・ヴァンダラー」に行ってきました。軽快な、生き生きした演奏ににより、ベートーヴェンのピアノ・トリオのすばらしさを再認識することができました。

 今日は、LFJ新潟プレ公演「新潟室内合奏団&奥村和雄」に行ってきました。新潟室内合奏団の質の高さを再認識しました。

 さて、LFJ新潟出演をキャンセルしたケフェレックは、金沢、びわ湖、鳥栖に出演します。出演者の各地への割り振りで苦労があったものと思いますが、実際どうなんでしょうか。プラジャーク弦楽四重奏団やトリオ・ヴァンダラーは各地を飛び回って大活躍。移動だけでも大変なのに、公演数も相当なもの。キャンセルした出演予定者の穴埋めの苦労が忍ばれます。
  

2011年5月1日

 GWが始まり、新緑が美しい季節を迎えました。新潟平野では田植えの準備が進み、田んぼに水が張られはじめました。鉛色の空から開放され、新潟の一番良い季節です。

 いよいよラ・フォル・ジュルネ新潟が始まります。今日からプレ公演、そして、6日〜8日が本公演です。暗い話題ばかりの毎日であり、音楽で元気を取り戻せるよう、盛り上がりに期待します。関連イベントも数多く、古町やりゅーとぴあ周辺は賑わいを見せることでしょう。私は音楽もさることながら、限定発売の「ベートー弁当」も楽しみです。

 さて、東日本大震災と原発事故により、出演者のキャンセルが相次ぎ、プログラムがどうなるのか心配させましたが、28日に漸く最終確定プログラムが発表されました。
 結局、ヴュルテンベルク管弦楽団、、リチェルカール・コンソート、イザイ弦楽四重奏団、ブリジット・エンゲラー、アダム・ラルーム、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ、アンヌ・ケフェレックがキャンセルになり、仙台フィル(指揮:井上道義、三ツ橋敬子)、プラジャーク弦楽四重奏団、ダン・タイ・ソン、エマニュエル・シュトロッセ、海老彰子、迫昭嘉、鈴木秀美ほかが代演します。すばらしい顔ぶれが揃い、出演者に関しては逆に魅力的になったという声も聞かれます。
 私が買ったチケットのほとんどが変更になり、楽しみにしていたケフェレックやイザイ弦楽四重奏団が聴けなくなりました。ドゥマルケットは来演するのに、チェロソナタのコンサートがなくなってしまいました。演者変更に伴い、曲目も大きく変更されています。今になって予定を組み直すのも面倒ですので、そのまま聴こうかと思います。

 苦言をひとつ。233のプラジャーク弦楽四重奏団の公演は、演目変更により演奏時間が当初より25分も延長されました。たっぷり聴けるのはありがたいのですが、18時40分の終演が19時05分となり、19時開演の公演には間に合わなくなりました。そのため、昨日りゅーとぴあの払い戻し窓口で、19時開始の公演(224)を払い戻ししてもらいました。窓口の人はこういう事態が生じていることはご存じなかったようでした。
 ところが、今朝の市報を見てビックリ。プログラム変更記事の中で、233の終演時間が伸びたため、19時開始の公演は233が終わってから開始するとありました。そういうことなら払い戻す必要などなかったのに・・・。
 今日の市報に印刷されているということは、当然昨日には分かっていたはず。こういう情報が窓口に伝わっていないのは残念でした。今朝の時点で、ホームページにも記載はありません。どうなっているんでしょうね。

 といろいろありますが、今日からのLFJ新潟プレ公演に早速行って参りました。今日は、奥村愛さんと新潟交響楽団のコンサートで、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲他が演奏されました。奥村さんはこのコンチェルトを弾くのは初めてとのことで、ハプニングもありましたが、オープニングを飾るにふさわしいコンサートでした。お客さんの入りも良かったです。
 また、この公演の前後に交流ステージでの演奏もありましたが、ロビーの響きの良さに改めて感銘しました。これからたくさんの公演が続きます。皆さんもお出かけになって、LFJを、さらに新潟を盛り上げましょう。

 最後に、これまで行ったことのある県外の音楽ホールについて、首都圏についてはすでに紹介していましたが、その他の地区についても数は少ないですが、紹介ページを作りました。
 

2011年4月24日

 今週は天気が良かったり、悪かったり。満開となった新潟市の桜は、今週末は散り始めましたが、まだまだみごとです。残念ながら、昨日は雨模様となり、花見には生憎の天候となりましたが、雨にぬれた桜も風情あるものですね。今日は朝から好天気。花見で賑わうことでしょう。

 こんな中、昨日は「高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト 女神たちの饗宴」に行ってきました。演奏もさることながら、トークやヴィジュアル面でも楽しませてくれて、肩の凝らない楽しいひと時を過ごすことができました。

 そして今日は聴きたいコンサートがいろいろ重なってしまいましたが、「田部京子・矢部達哉・古川展生 ソロ・デュオ・トリオ」に行ってきました。名手3人の演奏をまとめて楽しめて良かったです。

 さて、原発事故がらみで来日できない演奏家が多く、心配させている今年のLFJ。東京公演は新しいプログラムが発表されました。新潟は明日発表があるとのことですが、来日しないヴュルテンベルグ管弦楽団の代わりに仙台フィルが4公演に出演するとのことです。これはすばらしいことですね。イザイ弦楽四重奏団やピアニスト3人、指揮者1人が来日せず、フランスのピアニスト1人もキャンセルを検討とのこと。さて、どうなりますか。明日を待ちましょう。
 

2011年4月17日

 今週は新潟も桜が開花し、週末は満開を迎えようとしています。ようやく春本番となりました。昨日は雨が降ってしまいましたが、今日は好天となり、白山公園に行ったら、花見客で大変な賑わいでした。

 昨日は「りゅーとぴあ 復興支援 お花見コンサート」に行ってきました。新潟市体育館に避難されている被災者のための催しであり、桜の木の下で、弁当を食べながらの野外コンサートのはずだったのですが、あいにくの雨模様で、会場はりゅーとぴあ・劇場に変更されました。ただし、花見はできなかったものの、会場が劇場となり、音楽を聴く環境としては良かったと思います。出演はサクソフォンの須川展也さんとギターの鈴木大介さんという豪華メンバーです。一般市民も参加可能ということで、ものすごい混雑かと思ったのですが、雨天ということで参加者が少なくて寂しかったです。一般に広報されたのが金曜日でしたから、知らなかった人が多かったに違いありません。(→ブログ

 また、今日は「葉加瀬太郎クラシックシアター」に行ってきました。PAを使用しない生演奏で、前半はピアノ伴奏で、ブラームスのソナタなど、トークもない、まさにクラシックコンサートでした。後半は自作曲やクラシック曲を、弦楽五重奏とピアノをバックに演奏し、葉加瀬太郎のすばらしさを再認識したコンサートでした。

 さて、東日本大震災と原発事故により、たくさんの催しが中止になりました。6月のスロヴェニア国立マリボール歌劇場のオペラ「椿姫」も中止になるそうです。5月のラ・フォル・ジュルネ新潟の出演者もキャンセルがあり、プログラム変更が必至です。
 今日りゅーとぴあに行ったら、来日が困難となり、販売が停止された公演が数多く発表になっていました。私が楽しみにしていたイザイ弦楽四重奏団やヴュルテンベルグ管弦楽団、ブリジット・エンゲラー、アダム・ラムールなどは来日できないそうです。アーチスト変更など調整中だそうですが、払い戻しを行うとのことです。
 東京のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンは、出演者の来日困難に加えて、会場の東京国際フォーラムの問題もあって、規模を縮小せざるを得ず、全有料公演のチケットを払い戻すことになりました。新潟も最終的にどうなるか心配ですね。

 このように、余震活動や原発事故が収束するまでは、外来の演奏家の来日公演はどうなるかわかりません。それだけ深刻な事態と世界はとらえていることを我々も知らねばなりません。
  

2011年4月10日

 暖かい日が続いたかと思えば冷たい雨が降ったりと、ちょっと落ち着かない1週間でした。桜の開花はまだですが、きっと来週末は花見で賑わうことでしょう。

 余震活動は活発ですが、コンサートもいろいろ開催されるようになりました。昨日は早稲田桜子さんの出演するワンコインコンサートや根津要さんのコンサートがありましたが、仕事のため行けなかったのが残念でした。

 今日は震災で中止になった「東京交響楽団第64回新潟定期演奏会」の代替公演に行ってきました。曲目は同じですが、指揮者は秋山さんから飯森さんに代わり、独奏者は鈴木愛理さんから渡辺玲子さんに変更になりました。生き生きとした、元気の良いモーツァルトで、心は明るくなりました。
  

2011年4月3日

 4月を迎え、さすがに春らしくなりました。東日本大震災から3週間以上になりましたが、なかなか落ち着かないばかりか、原発問題は収束の糸口すらなく、放射性物質による被害は拡大するばかりです。

 こんな状況で開催が危ぶまれた「LFJ新潟」の開催決行が発表されました。自粛ばかりでは社会が元気にならず、沈滞するばかりです。今日からチケットの発売です。盛り上がりを期待しましょう。
 先週の東響サントリー定期は音楽監督のスダーンが渡航自粛要請により来日できませんでした。ウィーン少年合唱団は原発事故を受けて来日公演を中止するそうです。今後も、「今すぐ」は害はないにしても、放射性物質が撒き散らされている日本に外国から音楽家が来てくれるのか心配です。震災だけなら復興祈念ということで、盛り上がるのでしょうが、さらなる被害拡大が懸念される原発問題は深刻です。
 

2011年3月27日

 3月も終わろうとしているのに、雪が降ったりして肌寒い日々が続いています。楽しみにしていたコンサートも次々に中止され、心も寒々です。もっとも、仕事も忙しかったりしてましたから、どっちみち行けそうもなかったのですけれど。

 今日は毎年楽しみにしている「新潟市ジュニア音楽教室第7回スプリングコンサート」に行ってきました。毎度のことながら新潟のジュニアはたいしたものです。感動と元気をいただいて帰ってきました。
 新潟市にはたくさんの避難者が生活されています。このコンサートを聴きに来られた方もあったように聞きましたが、元気をもらっていただけたら幸いです。

 さて、4月10日に開催される東響新潟定期代替公演のソリストが発表されました。ヴァイオリンの渡辺玲子さんです。ビッグな人が来てくれてありがたいですね。

 最後に、雑誌「モーストリー・クラシック」5月号の特集は「音楽の殿堂 世界30名門ホール」です。この中で日本の名ホールというページがあり、我がホームグランドの「りゅーとぴあ」が紹介されていたのはうれしいですね。
 

2011年3月20日

 大震災の直接的・間接的影響により、被害がほとんどなかった新潟市内でもコンサートは次々と中止されています。出演者に問題なくても、計画停電などもあり、平日のコンサート開催は予定が立たないものと思います。今後原発問題が長期化すると、海外の音楽家の来日が減ってしまう懸念もあります。今後のコンサートがどうなるのか心配ですが、見守るしかありません。

 こんな状況下でありながら、LFJ新潟の先行発売が今週ありました。私もたくさんの公演の予約をし、楽しみにしていたのですが、個人的心情として、浮かれた気分になれず、また、仕事の予定も定まらなくなってしまい、予約を辞退いたしました。世の中がもう少し落ち着いてから考えたいと思います。GWの頃の日本がどうなっているのか、LFJが予定通り開催されるのか、はたまた自分がどうなっているのかなどと心配が募ります。
 

2011年3月13日

 3月11日、未曾有の大地震が東日本を襲いました。被災されました方々にお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた多数の方々のご冥福をお祈り申し上げます。

 このような緊急事態のため、新潟市でも予定されたイベントの多くが中止となり、本日の「東京交響楽団第64回新潟定期演奏会」は中止となりました。
 なお代替公演を、4月10日(日)17:00より、出演者・内容を一部変更して開催するそうです。指揮は秋山さんに代わって飯森範親さんとなり、独奏者は未定とのことです。曲目は、モーツァルト::交響曲第35番「ハフナー」、:交響曲第41番「ジュピター」ほかです。本日分のチケットでそのまま聴けますが、払い戻しを希望する方は、りゅーとぴあ事業課まで問い合わせしてほしいとのことです。
 また、18日の「佐渡裕指揮 BBCフィルハーモニック with 辻井伸行」も中止となりました。チケットは発売とともに完売となり、立見席も即完売となった人気公演ですから、残念なことと思います。客観的な情勢を考えると、中止も止むなしでしょうね。

 という状況でしたが、昨日の「山本真希オルガンリサイタルシリーズNo.11 巨匠J.S.バッハ」は予定通り開催されましたので、聴いてきました。
 新潟市ジュニア合唱団、敬和学園混声合唱部と共演したコラール集は心に染み、震災で亡くなられた方々への鎮魂曲のように感じました。また迫力ある前奏曲とフーガにも感嘆しました。激しく、情熱的に燃え上がった山本さんが、バッハのすばらしさを実感させてくれました。
 

2011年3月6日

 3月になり、いよいよ春かと期待したのですが、今週は真冬の寒さに戻ってしまい、雪模様となって、冷え込みも厳しくなってしまいました。週末はやや回復したものの、天気予報は来週も雪マークが並んでいます。でも、来月の今頃は桜の季節ですから、最後の我慢ですね。

 こんな中、今週もあわただしく、行くはずだった「カルテット・エクセルシオ第3回」も行けませんでした。2週連続でチケットを無駄にしてしまいましたが、後の祭りです。

 今日は、「幸田浩子&林美智子の極上のモーツァルト」に行ってきました。題名にうそのない極上の歌声に酔いしれた幸せなひとときでした。

 さて、いよいよラ・フォル・ジュルネ新潟のプログラムが発表され、N-PAC mate会員の先行発売の受付が始まりました。連休の予定が定まらない現状で、チケットを買うのもリスクがあるのですが、どのコンサートを聴こうかと頭を悩ますことが一番の楽しみのように思います。このところ買ったチケットを無駄にばかりしているので、どうしようかと思案しています。

 最後に、新潟の音楽界を支えてこられた久住和磨先生が4日に亡くなられたそうです。78歳。ご冥福をお祈り申し上げます。
 

2011年2月27日

 今週は春を思わせる陽気で、心もウキウキでしたが、金曜日には冬に逆戻りし、肌寒い週末になりました。来週は3月ですから、本当の春ももうすぐです。

 こんな今週でしたが、本業は忙しく、心身ともに疲労困憊。火曜日は、「クリストフ・マントゥー公開レジストレーション」と「クァルテット・エクセルシオ第2回」、水曜日には「クリストフ・マントゥー・オルガン・リサイタル」に行くべく、チケットも確保しておいたのですが、結局行くことができませんでした。無理すれば後半くらいは聴けたかもしれませんが、疲れきってその意欲はありませんでした。平日のコンサートはつらいですね。

 その代わり、今日は「新潟シューベルティアーデ」と「東京交響楽団第63回新潟定期演奏会」の2本立てを聴いてきました。
 「新潟シューベルティアーデ」はシューベルトの歌曲を歌うために集まった新潟の音楽家のコンサートですが、日頃聴く機会のないシューベルトの歌曲をまとめて聴けて良かったです。
 「東京交響楽団第63回新潟定期演奏会」は、ラヴェルのピアノ協奏曲のほかに、パヌフニクにスタンフォードというマニアックなプログラムでしたが、なかなか良い曲であり、東響の演奏も良くて楽しめました。
 その前に、1時から行われた東京交響楽団ロビーコンサートも聴きましたが、ホワイエに鳴り響く青木篤子さんのヴィオラのすばらしさに息を呑みました。(→ブログ

 さて、22日にルネ・マルタン氏を迎えて、ラ・フォル・ジュルネ新潟の発表がありました。有料公演のプログラムはホームページ(http://lfjn.jp/lfjn2011/)で見ることができます。5月1日〜6日のプレ公演、7日〜9日の本公演と多彩なプログラムがあります。
 ざーっと見てみると、奥村ファミリー、枝並さん、鍵冨さん、井上さん、横坂さん、成嶋さんなどの新潟の音楽家のコンサートが多いのが目立ちます。能楽堂でのイザイ弦楽四重奏団の弦楽四重奏連続演奏が聴きものでしょうか。昨年おなじみのトリオ・ヴァンダラーやケフェレックさんも来演されます。オケはウラル・フィルハーモニーとヴュルテンベルグ管弦楽団。個人的には仲道郁代さんのコンサートが楽しみですが、金沢に来る庄司紗矢香さんが新潟には来ないのが残念です。
 

2011年2月20日

 今週は比較的過ごしやすい日が続き、朝の冷え込みはまだ厳しいですが、青空が見えたりすると春の訪れを感じるようになりました。 このまま一気に春に向かうと良いですね。

 今日は「第10回自衛隊新潟音楽まつり」に行ってきました。メインは陸上自衛隊東部方面音楽隊の演奏でしたが、ゲストのYuccaの歌などもあって、盛りだくさんの催しでした。

 昨日・今日と、りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)では、「りゅーとぴあ春の特別キャンペーン in イオン新潟南ショッピングセンター」という催しをイオン新潟南で開催し、主催公演のチケットの出張販売を行っています。チケットを買うとプレゼントをもらえたりして、大変お得です。今日も20時までやっていますので、興味ある方は是非行かれてください。
 こういう出張販売は、某プロモーターが良くやっていますが、りゅーとぴあも積極的に外に打って出るのは良い試みと思います。新潟市民の宝であるりゅーとぴあがもっと身近なものとして認知されると良いですね。

 これに関連して、昨日は、イオン新潟南で、新潟市ジュニアオーケストラ教室選抜メンバーによる弦楽アンサンブルのミニコンサートが、「春一番コンサート」として、1時半と2時半の2回開催されました。ジュニア・オケ・フリークの私としましては、是非応援したいと思い、聴いてきました。(→ブログ
 ショッピングセンターの雑踏に中でのPAなしの演奏でしたが、すばらしいアンサンブルを聴かせてくれました。3月27日のスプリングコンサートが楽しみになりました。

 さて、今年のラ・フォル・ジュルネ新潟のカウントダウンが始まり、いよいよ22日には、ルネ・マルタン氏による記者会見が開かれ、今年の詳細が発表されます。どんなプログラムが組まれるのか、本当に楽しみです。
 ちょっと気になるのは、今年の新潟市のラ・フォル・ジュル予算が4000万円ということ。昨年は5000万円だったと思いますが、1000万円の黒字だったので減額されたのかもしれませんが、今年はプレ公演がありますし、本公演も3日間に拡大されますので、予算が足りるのか心配です。

 ちなみに、今年のラ・フォル・ジュルネは、昨年の東京、金沢、新潟、びわ湖に加えて、佐賀県鳥栖市でも開催されます。各地のテーマは、東京が「タイタンたち」、金沢が「ウィーンのシューベルト」、新潟、びわ湖、鳥栖が「ウィーンのベートーヴェン」です。東京は17日、金沢は18日に、ルネ・マルタン氏により記者発表されており、金沢のプログラムはすでにHPで見ることもできます。新潟は22日。期待が膨らみます。
 

2011年2月13日

 しばらく比較的穏やかな日が続いていましたが、昨日からは再び雪模様になってしまいました。今朝も強風が吹き荒れて、風音で目覚めさせられました。まだまだ2月中旬ですから、辛抱せねば・・・。

 今日は、「石丸由佳オルガンリサイタル」に行ってきました。コンクール優勝のすばらしい演奏に驚き、客の入りのよさにも驚きました。

 さて、今週はレンタルDVDの「オーケストラ!」を何度も見てました。映画館で2度観て感激し、ブログにも紹介した映画なのですが、滅茶苦茶なストーリーは別にしまして、最後に演奏されるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲がすばらしいのです。吹き替えは、パリ国立管弦楽団のサラ・ネムタヌという奏者(オケはブダペスト・フィル)らしいですが、燃え上がるようなフィナーレがすごいです。
 こういう演奏がCDにないかと思っていたのですが、最近友人から借りたニコラ・ベネデッティの演奏が同じようなすごさです。ちょっと荒っぽく感じないでもないですが、燃え上がるようなフィナーレには息を呑みます。

 今日は久しぶりに、最近買ったCDで良かった物を紹介します。バティアシュヴィリ(Vn)/サロネン/バイエルンRSO/グリモー(Pf)の「ECHOES OF TIME」というCD。ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番がメインですが、併録されているグリモーとの共演によるカンチェリやペルトの曲がすばらしいです。疲れた心を癒すにはいい曲です。聴ける精神状態じゃないといけませんけれど。特にペルトの「Spiegel im Spiegel」は、聴いていると頭が空っぽになります。

 次に、最近読んだ本で面白かったものを紹介します。高木裕・著「調律師、至高の音をつくる」(朝日新書)です。ピアノのコンサートを聴くとき、演奏者にばかり注目しがちですが、当然ながらピアノがあってこその演奏です。全国の各ホールにあるピアノの問題や、調律師の舞台裏など興味深く読めます。
 

2011年2月6日

 今週は厳しい冷え込みや大雪が一段落し、過ごしやすくて助かりました。このまま春に向かってくれると良いのですが、そう甘くはないでしょうね。

 昨日は平井千絵「フォルテピアノで聴くモーツァルト」に行って来ました。チェンバロとピアノの中間的な音色が心地良く、モーツァルトの生きていた時代のサウンドを体験できて良かったです。
 

2011年1月30日

 相変わらずの大雪、冷え込みと、厳しい冬が真っ盛りです。山間部では記録的な豪雪となり、被害が伝えられています。こんな中、金曜日にはオペラ「椿姫」に行って来ました。石川、富山、新潟、福井、兵庫のホールの共同制作により、国内最高のキャストによる公演が売りでしたが、ヴィオレッタ役の森麻季さんと並んで看板であったアルフレード役の佐野成宏さんが急病で降板というアクシデントが残念でした。万全の体制ではありませんでしたが、オペラとしては楽しむことができました。
 

2011年1月23日

 連日の寒さと雪模様にうんざりの毎日です。春はまだ遠く、じっと我慢の日々が続きます。こんな1週間でしたが、18日には「クァルテット・エクセルシオ モーツァルト弦楽四重奏曲連続演奏会第1回」に行って来ました。「レオポルトとの旅」という副題で、日頃聴く機会のない初期の弦楽四重奏曲をまとめて聴けて良かったです。

 今日は寒波も一段落。いろいろと聴きたいコンサートが重なっていましたが、「シャーリー・ブリル クラリネット・リサイタル」に行って来ました。クラリネットの多彩な音色に感動し大満足でした。

 さて、りゅーとぴあでチラシ集めをしていたら、「ラ・フォル・ジュルネ新潟」のチラシが置いてありました。今朝の市報には出演者募集の記事が出ていましたし、着々と準備が進んでいるようです。春が待ち遠しいですね。
 

2011年1月16日

 日本列島に寒波襲来中。新潟も雪が降り続き、大荒れです。道路事情も劣悪であり、これ以上の大雪にならないことを祈るのみです。昨日家の雪かきをしたばかりなのに、今朝はさらに雪が積もっていてうんざりです。

 さて、今週は、10日に家族で「ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団」のニューイヤー・コンサートに行ってきました。肩の凝らない楽しいコンサートであり、演奏も良かったです。

 また、昨日は「ニューイヤー・オルガンコンサート」に行ってきました。りゅーとぴあの誇るオルガニスト・山本さんの新年最初のコンサートですので、悪天候ではありましたが、万難を排して駆けつけた次第です。小学生以下は無料という家族向けコンサートではありましたが、大人も楽しめる内容でした。コンサートに先立ち、遅ればせながら白山神社に初詣。家内安全を祈願してきました。(→ブログ

 今日もコンサートに行きたいところですが、大雪・暴風雪の大荒れの天候ですので、家で大人しく過ごしたいと思います。たまったCDでも聴こうかと思いますが、今はまっているのはペルトとシルヴェストロフ。疲れた心が癒されます。現代音楽というと馴染みにくいのですが、こういう心に迫る音楽もあるのですね。

 さて、今朝新聞に折り込まれた「市報にいがた」の1面トップは「ラ・フォル・ジュルネ新潟」の告知記事でした。今年のテーマは「ウィーンのベートーヴェン」。5月1日から5日までをプレ公演、6日から8日までを本公演として8日間開催されます。今年は昨年より公演数、会場を拡大して開催され、プログラムは2月下旬に発表、3月下旬からチケット販売とのことです。春が来るのが楽しみです。
 

2011年1月9日

 新年を迎えたと思ったらもう9日です。早いものですね。年末年始はコンサートもなく寂しかったですが、漸く新潟でもコンサートが始まりました。しばらく生の音楽から遠ざかっていましたので、恋しくなりました。
 今日は長岡のアンサンブル・リリックのコンサートに行こうかとも思っていたのですが、雪が本格的に降り出したので遠出は避けて、家でたまったCDなどを聴いて過ごしています。明日はニューイヤーコンサートに出かける予定です。
 

2011年1月2日

 昨日更新したばかりですが、毎週日曜日が定期更新日ですので今日も更新です。とはいえ、新潟ではコンサートもなく、新しい情報はありません。CD聴いたり、テレビを見たり。昨夜は恒例のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートを見ていました。いつかムジーク・フェラインに行ってみたいですが、今の生活が続く限り無理でしょうね。出張以外には国内旅行にも行けませんものねえ。
 

2011年1月1日

 新年明けましておめでとうございます。本年も当ホームページをよろしくお願い申し上げます。

 新年のカウントダウンは昨年同様にBSでやっていた東急ジルベスターコンサート。今年の曲は何とマーラーの復活でした。コバケンさんの指揮でカウントダウンは見事に大成功でした。
 このコバケンさんも、独唱者として出演していた林美智子さんも今年新潟に来演します。どんな演奏を聴かせてくれるか楽しみですね。