ラ・フォル・ジュルネ新潟2011 プレ公演
023 トリオ・ヴァンダラー(ピアノ三重奏)
  ←前  次→
2011年5月2日(月) 19:30  新潟市民芸術文化会館 劇場
 
演奏:トリオ・ヴァンダラー
 

 
 
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 op. 70-1 「幽霊」

ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 op. 97 「大公」

(アンコール)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番 第4楽章
 
 

 LFJ新潟プレ公演の2日目です。有名なピアノ三重奏曲を一晩で2曲聴けるお得なコンサートです。トリオ・ヴァンダラーは昨年のLFJ新潟で聴いて、すばらしい感動をいただいた記憶があり、ぜひとも聴かねばとと思っていました。

 7時半の開演。この時間だと職場からちょっと余裕を持って出かけられるので助かりました。連休の間の平日で、仕事は山積ですが、何とか切り上げてホールに向かいました。客の入りは多いとはいえませんが、大きな劇場の前方だけ客が入り、そこだけびっしり満員の状況でした。トリオの室内楽ということを考えると、音響的にはそれで良かったものと思います。

 「幽霊」、「大公」ともに、軽快で、見事なアンサンブルに驚きました。生き生きとした、活気あふれる演奏で、思わず体でリズムを取りたくなるほどでした。例の「幽霊」の第2楽章も良かったです。
 「大公」は4月24日の「田部京子・矢部達哉・古川展生 ソロ・デュオ・トリオ」で聴いていますが、そのときはそれなりに良い演奏と感じましたが、今日の演奏は同じ曲とは思えないほどに、色彩感豊かに音楽が満ち溢れ、何倍も楽しめました。

 アンコールにベートーヴェンのピアノ・トリオが演奏されましたが、何番の何楽章か聞き逃してしまいました。終演後のアンコール曲目の掲示もありませんでした。何となく1番の終楽章かと思いましたが定かではありません。ご存知の方がおられましたら教えてください。

 息の合った3人の演奏はすばらしかったです。日頃室内楽はあまり聴かない私ですが、大いに楽しめました。ベートーヴェンのピアノトリオのすばらしさを再認識させていただきました。きっと本公演でも良い演奏を聴かせてくれるに違いありません。
 

(客席:9−18、1500円)