クァルテット・エクセルシオ モーツァルト弦楽四重奏曲連続演奏会 第1回
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2011年1月18日(火) 19:00  新潟市民芸術文化会館  スタジオA
 
クァルテット・エクセルシオ
(Vn1:西野ゆか、Vn2::山田百子、Vla:吉田有紀子、Vc:大友肇)
 

 

「レオポルトとの旅」

弦楽四重奏曲 第1番 ト長調 K.80(73f)
弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調 K.155(134a)
弦楽四重奏曲 第3番 ト長調 K.156(134b)

(休憩15分)

弦楽四重奏曲 第7番 変ホ長調 K.160(159a)
弦楽四重奏曲 第10番 ハ長調 K.170
弦楽四重奏曲 第13番 ニ短調 K.173

(アンコール)
弦楽四重奏曲第17番 変ホ長調 K.458「狩り」より 第1楽章

 
 
 クァルテット・エクセルシオは、一昨年りゅーとぴあでハイドン弦楽四重奏曲の連続演奏会を行い、なかなかのの評判を得ていましたが、私は仕事の都合で聴くことができず、残念に思っていました。そこで、今回こそ聴こうと楽しみにしていました。3回シリーズの演奏会ですが、格安の3回セット券は早々に売り切れ、仕方なくバラでチケットを購入しました。
 
 衝動的にチケットは買ってみたものの、平日のコンサートなので、仕事の関係で最後まで行けるかどうか問題でしたが、出張先から大急ぎで帰り、何とか聴くことができました。

 入場するとかなりの盛況で、ほぼ満席であり、追加の椅子も並べれていました。席は後方しか空いておらず、仕方なく5列目に席を取りました。

 チェロの大友さんの挨拶とトークがあった後、演奏が進められました。今回は「レオポルトとの旅」と題して初期の弦楽四重奏曲が6曲演奏されました。10代の作品ということで、曲としての完成度は乏しいように思いますが、素晴らしい演奏もあって、楽しむことができました。ただし、前後半3曲ずつを続けて聴くのは結構な疲労感も感じました。

 エクセルシオの皆さんの演奏は、素晴らしいアンサンブルであり、狭いスタジオAということもあって、音量豊かに楽器が響き、各奏者の息もぴったりでした。至近距離で個々の奏者の音をダイレクトに聴くことができたのも良かったです。女性陣はチラシやホームページの写真より落ちつきのある感じであり、ベテランという雰囲気を漂わせていました。(なんか苦しい表現ですね。)

 噂通りの素晴らしい演奏に感嘆し、早くも次の演奏会が楽しみになりました。
 

(客席:正面5列目、全席自由:3150円:会員割引)