新潟大学吹奏楽部 第47回定期演奏会
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2011年12月3日(土) 16:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
指揮:岡田友弘、川森未貴、新井宏典
 
第1部 指揮:川森未貴、新井宏典

バーンズ:イーグルクレスト序曲

ボロディン(淀 彰・編):歌劇「イーゴリ公」より 
                 韃靼人の娘たちの踊り、韃靼人の踊り

(休憩10分)

第2部 指揮:岡田友弘

グラズノフ(林紀人・編):「ライモンダ」より 
         シーン1、スペインの踊り、ピッチカート、ギャロップ、アポテオーズ

バーンズ:パガニーニの主題による幻想変奏曲

(休憩15分)

第3部 指揮:川森未貴、新井宏典

ボーダック&ハガード(岩井直博・編):サウス・ランパート・ストリート・パレード

タケカワユキヒデ(星出尚志・編):ジャパニーズ・グラフィティXII

グラハム&ラブランド(高橋宏樹・編):You Raise Me Up

ロジャース:サウンド・オブ・ミュージック

(アンコール)
AKB48メドレー (指揮:岡田友弘)
ジングルベル in Swing (指揮:川森未貴)
 
 
 今日は朝から強風が吹き荒れ、あいにくの天候となりました。当初はコンサートに行く予定はなかったのですが、時間が空いたので、このコンサートを聴くことにしました。16時開演というのは良い時間だと思います。

 当日券を買って入場。2階は結構な入りでしたので、3階に席を取りました。大学の吹奏楽部ということで、客席は若い人が多かったです。OBもたくさん来られていたようです。小学生以下無料ということで、子供さんも多かったです。

 第1部は学生の指揮により演奏されました。若さの感じられる、生き生きしたサウンドが心地よかったです。十分に聴き応えある演奏でした。

 第2部はプロの指揮者で、演奏は一段と引き締まり、さらにレベルアップした演奏を聴かせてくれました。特にパガニーニの主題による幻想変奏曲は、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲と良く似ていますが、次々と楽器を変えながら、20の変奏曲が演奏されるもので、大変楽しめました。

 第3部は吹奏楽コンサート恒例のポップスステージです。各楽器はそれぞれのテーマで衣裳を作っており、それぞれのパートの紹介も楽しいものでした。若々しいノリノリの演奏は楽しかったです。演奏も振付されており、照明効果も良くて、良かったです。もちろんミラーボールも輝いていました。

 アンコールを2曲演奏して終演となりましたが、期待以上に楽しめたコンサートでした。弱いパートもないではありませんでしたが、何よりも若さあふれる演奏は聴いていて気持ち良かったです。部長や指揮者の挨拶もしっかりとしていましたし、司会進行も適切でした。演出も良く練られており感心しました。団員のキビキビした動きも爽やかでした。アンコールでのAKBのダンスもお見事。

 演奏も良かったですが、演出、照明、司会進行、挨拶、演技、いずれも良く考えられていて良かったです。新潟大学は私の母校でもありますが、新潟大学管弦楽団は毎年聴いているものの、吹奏楽部は初めてでした。こんなに高水準な、爽やかな楽しいコンサートを聴かせてくれるとは予想していなかったので得した気分でした。これからも是非聴かせていただきたいと思います。

 
(客席:3階 I 4-9、当日券:600円)