2009年12月31日
いろいろと慌ただしかった2009年が終わろうとしています。個人的には悲しい別れがあったりなど、良いことが少なかった年でしたが、皆様方はいかがでしたでしょうか。
今年もたくさんのコンサートに行き、このホームページで紹介したものは56公演になりました。残念ながらキャンセルした公演もいくつかありましたが、週1回は何らかのコンサートを聴いていたことになります。この中から記憶に残った公演を10公演選んで、2009年コンサート・マイ・ベスト10としてまとめました。
この中からベストワンを選ぶとすると、東京交響楽団第53回新潟定期演奏会(指揮:ルイゾッティ)です。弾けるような心高ぶる躍動感があるベートーヴェンの交響曲第1番、明るく元気で楽しく聴けたブラームスの交響曲第4番に感動しました。皆さんのベストワンは何だったでしょうか。
さて、今年もCDをいろいろ買い込みました。輸入盤の安さにつられて、モーツァルト全集(170枚組)を始めとして、ボックスセットをいくつか買ったりしたので、枚数としてはとんでもない数になります。この中で良かったものとしては、パーテルノストロ指揮、ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団のブルックナー交響曲全集があげられます。コンチェルトで11枚組で1580円で購入しましたが、値段からは想像のつかない名演奏に感動しました。
また、今年最後に買ったCDの「驚異のコルラトゥーラ・ソプラノ、アラ・ソレンコワ(ALLA SOLENKOVA IN JAPAN)」には驚きました。噂通りの驚異的な歌声は、だまされたと思って是非聴いてみてください。LPからの復刻ですが、音質も良好です。
来年はどんなコンサートがありますやら。4月末のラ・フォルジュルネや6月のツィメルマンのリサイタルが今のところの楽しみです。オケは何が来るのかなあ・・。では、皆さん、良い年をお迎え下さい。
2009年12月27日
寒波が過ぎ去り、雨模様で天気は悪いですが、寒さも一段落。雪もかなり消えました。年末となり、いよいよコンサートも聴き納めとなります。ということで、今日は恒例の新潟第九コンサートに行ってきました。どんな演奏でもそれなりの感動を与えてくれるのが第九の持つ魔力です。会場はほぼ満席で、立見席まで発売されて大盛況でした。アマチュアですから、演奏の質としては難点はありましょうが、今年の最後を飾るにふさわしいコンサートだったと思います。今日は見附でも第九のコンサートがありましたが、そちらも盛り上がったことでしょうね。
2009年12月20日
今週は寒波が襲来し、新潟市も久しぶりの大雪になってしまいました。暖冬少雪の長期予報でしたので、突然の大雪に大あわてです。こんな日々ではありますが、今日は新潟ウインドオーケストラ第44回定期演奏会に行ってきました。三部構成の盛りだくさんなプログラムでお腹いっぱいになりました。メインは果敢に挑戦した第二部のマーラーの交響曲第3番第6楽章と第1番第4楽章でしたが、まずまず期待に沿う演奏だったと思います。第三部のオペラ座の怪人も楽しめました。この団体は、ポップスだけでなく、毎回正統的な吹奏楽を聴かせてくれるので楽しみにしています。指揮の松井さんもかっこ良いですよ。
さて、昨日より映画「のだめカンタービレ最終楽章・前編」の公開が始まりましたので、足元悪い中、早速見に行ってきました。(→ブログ)
ついにフィナーレを迎えた「のだめカンタービレ・パリ編」の映画化で、昨年正月にスペシャル番組として放送された「のだめカンタービレ
in ヨーロッパ」の続きです。崩壊寸前のマルレ・オケを建て直そうとする千秋(玉木宏)の奮闘と進級試験でトレビアンをとるべく頑張るのだめ(上野樹里)を中心に話が進みます。マルレ・オケの定期演奏会は大成功を納めるのですが、千秋に追いつこうと頑張っていたのだめは・・・。
コメディですから、ドタバタ・ギャグ満載ですが、演奏される音楽は本格的なものです。飯森さん指導による玉木宏の指揮ぶりはお見事と言うしかありません。のだめ演奏の「トルコ行進曲」の吹き替えがラン・ランというのも驚きです。オープニングでいきなりウィーンの楽友協会が登場するほか、豪華なヨーロッパのホールも見物です。
「のだめ」なんて知らないという人にはお勧めしませんが、コミックやTVドラマ、アニメをご覧になった方は楽しめると思います。後編が来年4月公開というのがちょっと残念です。待ちきれないなあ・・・。
2009年12月13日
年末だからということでもないのですが、慌ただしい日々が続いています。今週は、8日の荒絵里子さんのコンサートに行く予定にし、チケットも購入していたのですが、多忙のため行くことはできず、9日の中村先生のリサイタルも行けませんでした。昨日のメジューエワのリサイタルも、山本さんが出演する新潟大学管弦楽団の定期も断念せざるを得ませんでした。
今日こそはということで、及川浩治ピアノ・リサイタルに行ってきました。力強い激しい演奏に圧倒されました。二日酔いのなまった心身に喝を入れられたように感じました。
さて、今年のレコード・アカデミー賞が発表されましたが、どれも聴いたことのないディスクばかり。まあ、レコ芸の評論家が内輪で決めているだけの賞ですから、どうでも良いのですけれど。
面白い本が出ましたので紹介します。茂木大輔著「読んで楽しむ のだめカンタービレの音楽会」です。テレビ化される際の裏話やコンサートを作り上げる苦労など興味深く読めます。この中には、先日コンサートがあったオーボエの荒絵里子さん名前や、来週新潟ウインドオーケストラを指揮する松井さんの名前も出てきます。2月には新潟でも「のだめカンタービレの音楽会」が開かれます。茂木さんがどんな音楽を作り出してくれるか楽しみですね。
最後に残念なニュースがあります。新発田市のイオンにある「タワーレコード新発田店」が来年1月11日で閉店します。新潟店が開店する前は度々利用し、現在も時々利用している店なので残念です。クラシック売り場が充実しているCDショップがまた減ってしまいますね。
2009年12月6日
遅くなりましたが、先日のアダム・フィッシャー指揮オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニーの感想を載せました。小編成のオケながらも音量豊かに軽快な音楽を披露してくれました。さすがにハイドンのスペシャリストだけはあります。客の入りが少なかったのがもったいないほどの名演奏だったと思います。
また、昨日は出張で前橋まで行ったので、ついでに足を伸ばして、今日所沢で開催されたゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団のコンサートに行ってきました。さすがにゲルギエフ。ロシア物では右に出るものはありません。はるばる遠征した甲斐がありました。ゲルギエフのサインもいただいて大満足でした。
さて、昨日の新潟日報に、来春新潟市で開催される「ラ・フォル・ジュルネ」の記事が出ていました。フランスのナント市が発祥のこの音楽祭は、日本では毎年東京と金沢で開催されていますが、来年はナント市との姉妹都市提携関連事業として、4月30日(金)からの2日間、新潟市でも開催されます。会場は、りゅーとぴあ、音楽文化会館、燕喜館等が予定され、事業費は5000万円とのことです。
来年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」(4月28日〜5月4日、東京国際フォーラム)のテーマは「ショパンの宇宙」であり、ショパンの全作品のほか、ショパンを取り巻く作曲家、ショパンが敬愛した作曲家、ショパンが聴いた演奏会やショパンが出演した演奏会の再現などが取り上げられますので、新潟もこのテーマに沿ったプログラムが組まれることになります。
東京・金沢の隙間での開催であり、会期は2日間しかなく、準備期間も短いようですので、内容が少し不安です。どういうタイムスケジュール、出演者、演目になるのかが楽しみですが、初日は金曜日ですので昼間は行けないなあと今から心配しています。
ちなみに、「ラ・フォル・ジュルネ」は、本家ナント市で1月27日(水)〜31日(日)に開催されるほか、スペインのビルバオ(3月)、ブラジルのリオデジャネイロ(6月)でも開催され、来年はショパンにちなんで、ワルシャワでも6月に開催されるそうです。
2009年11月29日
今週末はコンサートに行く予定もなく、大人しく過ごしています。
ちょっと遅くなりましたが、勤労感謝の日に開催された新潟市民吹奏楽団第78回定期演奏会に行ってきましたので感想を載せました。創立45周年記念の演奏会で、市内の小学生の演奏もたっぷりとあって楽しませてもらいました。市民吹奏楽団の皆さんの演奏も良かったのですけれど、小学生の演奏に感動し、元気をもらいました。
さて、「のだめカンタービレ」の第23巻がついに発売されました。早速読みましたが、あれだけ長く引っ張っておきながら、最後は安直すぎるような・・・。作者も息切れしちゃったのでしょうか。千秋とのコンチェルトはどうなっちゃたの? まだまだ先が続きそうな終わり方デス。
奮発してDVD付きを買ったのですが、これが良かったデスヨ。映画に使用された楽曲やメイキングシーンがたっぷりで、映画の公開が楽しみになります。それにしても千秋(玉木宏)の指揮ぶりは様になっています。指揮を指導した飯森さんそっくりなのも面白いです。ムジークフェラインでロケとはたいしたものですね。
今朝、習慣になっている某温泉の朝湯に行こうと着替えながらテレビをつけたら、BShiでクラウディオ・アバド指揮グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団演奏会をやっていて、朝湯どころでなく、聴き入ってしまいました。曲目はマーラーの交響曲第9番。各楽器ともユース・オケとは思えないきれいな音で、それらが一体となって見事な音楽を作り出していました。驚きは最終楽章。演奏のすばらしさは言うまでもありませんが、だんだん照明を暗くしていく演出に驚かされました。暗闇の中のエンディングは心に染みました。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院での収録でしたが、客席からステージに花を投げ込むなんて、さすがにイタリアですね。
2009年11月22日
今週は福岡出張などあり、慌ただしい日々でした。せっかくの福岡も余裕が全くない日程で、観光もできずにとんぼ返り。仕事ですから仕方ないですけれど。飛行機の窓から見た福岡市街の夜景のすばらしさが唯一の慰みでした。
さて、今日は新潟交響楽団第85回定期演奏会に行ってきました。前半は管がイマイチでしたが、後半のプロコフィエフの5番はアマチュアらしからぬ名演奏で、大変良かったです。
今日は好天に恵まれましたので早めに行って、やすらぎ堤を散歩してきました。バンブーハウスでひと休みして来ましたが、太陽のありがたさを実感しました。いつもこういう天気だと良いのですけれど、鉛色の空が続く冬はもうすぐです。
2009年11月15日
今週末は天気が悪く、うっとうしいですね。昨日は楽しみにしていた山本真希オルガン・リサイタルシリーズNo.8を聴いてきました。重要な会合と重なり、本来なら行けなかったのですが、途中で抜け出し、タクシーを飛ばして開演にどうにか間に合いました。弦楽アンサンブルとトランペットとの共演で、これまでにない感動をいただきました。
また、今日はプロジェクト・リュリ第3回演奏会に行ってきました。主催者である友人から以前よりお誘いを受けていたのですが、3回目にして漸く聴きに行くことができました。古楽やバロック音楽に疎い私ではありましたが、楽しむことができました。客席で思わぬ旧友とも出会えて良かったです。
2009年11月8日
11月になり肌寒い日が続き、新潟でも初雪が観測されましたが、週末は穏やかな気候になり、過ごしやすくてたすかります。紅葉が最盛期を迎えていますが、芸術の秋も真っ盛り。たくさんのコンサートがあって、どれも魅力があるのですが、当然全部聴くことはできず、仕事のスケジュールと合わせて選択することになります。
ということで、今週はスタニスラフ・ブーニン・ピアノリサイタルに行ってきました。演奏も良かったのですが、ファツィオリの豊潤なサウンドが魅力的でした。
今日は東京交響楽団第56回新潟定期演奏会に行ってきました。前回9月の定期は行けませんでしたので久しぶりになります。スダーンの指揮で、文句ない名演奏を披露してくれました。
また、定期の前のちょうど良い時間に千住真理子ヴァイオリンリサイタルがありましたので、これも聴いてきました。トークを交えての肩の凝らないコンサートで、日曜日の昼下がりにはちょうど良い清涼剤でした。
さらにその前、1時から東響のロビーコンサートがありましたので、これも聴いてきました。Vn:田尻、福留、Va:山廣、Vc:西谷の4人によるシューマンの弦楽四重奏曲第3番でしたが、ホワイエの響きの良さも相まって素晴らしい演奏で楽しませてもらいました。
さて、東響のホームページを見たら、来年度の新潟定期の日程が載っていました。6回ありますが、5月9日(第59回):小松長生、7月10日(第60回):スダーン、9月5日(第61回):キリル・カラビッツ、11月7日(第62回):ミハエル・タタルニコフ、2月27日(第63回):大友直人、3月13日(第64回):秋山和慶となっています。例によって日曜日の17時開演ですが、7月のみ土曜の18時開演なので注意が必要です。飯森さんの回がないのがちょっと残念です。
りゅーとぴあからの公式発表はまだですが、今年はサントリー定期と同じものはスダーンの回の1回(60回)のみであり、他は、オペラシティシリーズから3回(61、62、64回)、東京芸術劇場シリーズから1回(63回)、川崎名曲全集から1回(59回)となったようです。→2010年度東京交響楽団新潟定期演奏会
2009年11月1日
早いもので、ついに11月になってしまいました。さすがに朝晩は肌寒さを感じ、寒暖の差もあって、体調管理が難しいですね。
今週も行きたいコンサート、公演はあったのですが、仕事の都合で行くことはできませんでした。体調もイマイチでしたし、大人しく過ごしました。コンサートから随分とご無沙汰してしまい、生演奏が恋しくなりました。来週はチケット購入済みのコンサートがあり、予定通り行けることを祈っています。
さて、今週の新潟の音楽界の話題は、「ラ・フォル・ジュルネ」でしょう。新潟と姉妹都市となったフランスのナント市の市長が10月25日に新潟市を訪れ、姉妹都市提携の覚書に調印しました。これに関連して篠田新潟市長が交流事業の第1弾として、ナント市が発祥の「ラ・フォル・ジュルネ」を来春、新潟市で開催する意向を明らかにしました。
5月10日付けのこの日記に、金沢ができても新潟は無理だろうと書きましたが、本当に実現したら素晴らしいですね。りゅーぴあ周辺は音楽ホールが集積しており、音楽祭を催すには最適です。どういうプログラムが組まれるのか楽しみですが、期待を裏切ることのないことを祈るのみです。
最後に、このホームページはこれまで単に「音楽雑記帳」としていましたが、新潟の情報中心なので、「にいがた音楽雑記帳」と改称しました。まあ、大差ないでしょうけれど・・・。
2009年10月25日
今週はコンサートに行くことなく、たまったCDを聴いて過ごしております。行きたいコンサートはあったのですが、スケジュール調整ができず断念しました。
さて、グラモフォンの創立111周年記念のCD55枚のボックスセットを買ってしまいました。フルトヴェングラーからドゥダメルまで、グラモフォンの名盤が発売当時のデザインの紙ジャケットに収納されています。私はAmazonで9136円(今日現在では値上げされています)で買いましたが、この安さには驚きです。円高の恩恵でしょうか。LP時代に買ったもの、持っているCDもかなりありましたが、思わず買ってしまいました。演奏もさることながら、オリジナルそのままの紙ジャケットが大きな魅力です。
また、111人の音楽家の演奏を1曲ずつ名前のABC順に並べてCD6枚組にした「ドイツ・グラモフォン創立111周年ベスト111トラック」も面白いです。これも輸入盤は2000円ほどで買えます。
2009年10月18日
今週はコンサートに行く予定がなく、CDを聴いたりして寂しく過ごしております。興味あるコンサートはあるのですが、スケジュールが合いません。
実は昨日は柏崎で「震災復興祈念・柏崎第九演奏会」がありました。出演者から招待を受け、必ず行かねばと思っていたのですが、先月亡くなった父の法事と重なり、断念せざるを得ませんでした。行けずに申し訳ありませんでした。きっと盛り上がったことでしょうね。
と、一旦は更新しましたが、今朝の新聞に折り込まれた区の広報にこのコンサートの予定が出ており、急遽西川多目的ホールで開催された「魅惑のサクソフォンコンサート」に行ってきました。1時間ちょっとの映画音楽の演奏でしたが、結構楽しめました。初めてのホールでしたが、音響的にも悪くなかったです。
さて、掲示板に情報をいただきましたが、来年1月31日(日)にりゅーとぴあで開催されるN響演奏会の演目がN響ホームページのコンサート予定に発表されています。「新潟港開港140周年記念 N響新潟公演」と題され、主催はNHK新潟放送局、NHK交響楽団、新潟市となっています。曲目は、エルガー:セレナード
ホ短調、グリーグ: ピアノ協奏曲 イ短調、ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 ニ短調です。指揮はエドワード・ガードナー、ピアノはセヴェリン・フォン・エッカードシュタイン。開演は午後4時。料金はS:6000円、A:5000円、B:4000円、C:3000円。新潟ではイマイチ気合いの入らないN響がどのような演奏を聴かせてくれるか楽しみですね。
また、来年度の東響の演目が発表され、新潟定期の日程・演目も決まったようですね。近々公式発表されることでしょう。地方オケの来演がどこになるかも楽しみです。
最後に、以前にも書いたのですが、CDの再販制度の矛盾を再び感じています。村治佳織の新作「Portraits」を買ったのですが、定価はCDのみは3000円、DVD付きは3500円です。CDは値引きがありませんが、DVD付きだと値引きされ、Amazonでは2752円でした。しかもSHM-CD仕様になっています。もちろんDVD付きにしたのですが、DVDのおまけが付くと逆に安くなるというのはどうにも理解しにくいですね。
2009年10月11日
今週新発田市で行われた仲道郁代ピアノリサイタルに行ってきました。トークを交えた楽しい演奏会であり、情熱的な演奏もさることながら、美しいお姿も素晴らしかったです。
2009年10月4日
いろいろあって慌ただしかった9月ですが、コンサートもたくさん楽しみました。その最後が29日の西本智実
マーラー第5番 with ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団という長い名前のコンサートでした。西本さんも、ロイヤルフィルも共演のフレディ・ケンプも初めてでしたが、それぞれ熱演だったと思います。
また、今日はネーベル室内合奏協会第61回定期演奏会に行ってきました。演奏は良かったのでしょうが、バロックに疎い私には、曲目が馴染めませんでした。心地よさにウトウトしてしまいました。修行が足りないようです。
2009年9月27日
今週はコンサート続き。ブログではすでに紹介していますが、22日はブラスト!、23日は新交響楽団2009年新潟公演に行ってきました。ブラスト!の公演は3回目ですが、演奏だけでなく、見事なパフォーマンスに新鮮な感動を感じることができました。新交響楽団はアマチュアの最高峰だけあって、見事な演奏でした。メインのショスタコーヴィチも良かったですが、芥川也寸志と黛敏郎の作品が聴き応えがあって感動しました。日本の作品をもっと聴きたくなりました。
また、今日はアレクサンダー・コブリン・ピアノリサイタルに行ってきました。軽やかでロマンチックな演奏で心地良かったのですが、アンコールのショパンやシューマンを含めどの曲も同じように感じてしまいました。
新潟はコンサートのラッシュ。行きたいコンサートがいろいろあるのですが、仕事や時間的問題などあり、行けないのが残念です。昨日の新潟古楽フェスティバルも仕事で行けませんでした。体が2つ欲しいですね。
2009年9月20日
芸術の秋が始まって、新潟市でもコンサートが増えました。今日は毎年楽しみにしている新潟市ジュニアオーケストラ教室第28回演奏会に行ってきました。毎度のことながら、プロの演奏では決して味わえない感動を感じることができました。恒例のアンコールの「威風堂々」では感動の涙が止まりませんでした。この春の東響新潟定期で大友さんの指揮で聴いていますが、これほどには感動できませんでした。これぞジュニアマジックでしょうか。
2009年9月13日
長らく闘病していた父がついに帰らぬ人となりました。病院に泊まり込んだりしたため、先週の東響新潟定期は欠席でした。
今日は久しぶりのコンサートとなりますが、新潟メモリアルオーケストラ第19回定期演奏会に行ってきました。ホルストの「惑星」とハイドンの「四季」(抜粋)という内容豊富なプログラムであり、無料で聴かせていただいてありがたかったです。
2009年9月6日
今日は東響新潟定期に行く予定でしたが、事情あり、行くことはできませんでした。
度々の発売延期で、前巻の発売から1年3ヶ月にもなってしまった「ピアノの森」の第16巻が漸く発売されました。久々過ぎてストーリーも忘れてしまいそうでしたが、いざ読み始めたら一気に引き込まれてしまいました。でも、やっとショパンコンクールの1次予選が終わったところです。完結するまでに何年かかるやら・・・。
2009年8月30日
今週は金曜日の午後に休みをもらい、松本まで遠征してサイトウ・キネン・フェスティバルのブリテン:戦争レクイエムを聴いてきました。名前は有名でも聴く機会がなかった曲でしたが、ソリスト、合唱の好演があって、曲の奥深さを知ることができたように思います。(→ブログも参照)
そして、昨日は毎年恒例となった「オルガンサマーデイズ」の「夏休みオルガンコンサート」に行ってきました。大変美人なオルガニストのシンディ・カスティーヨさんとの連弾や、新潟市ジュニア合唱団との共演もあって、大変楽しく聴くことができました。
2009年8月23日
夏枯れと嘆いていましたが、今週は本格的なコンサートを2本聴いてきました。最初は長岡市で開催された「佐渡
裕指揮シエナ・ウインド・オーケストラ演奏会」です。平日夜に長岡に行くことなど本来はできないのですが、ちょうど柏崎に出張だったので、帰りに聴くことができました。シエナを聴くのは4回目でしたが、これまでと違って、賑やかに鳴らすのではなく、吹奏楽をじっくり聴かせる編曲でした。弱音を味わうことができて新鮮さを感じましたが、原曲以上の感動を得ることはできなかったように思います。
次は昨日行われた「久石 譲 オーケストラコンサート2009」です。同じリズム、音型を執拗に繰り返すミニマルミュージックの攻撃に疲れを感じましたが、最後はポニョやナウシカで癒されて良かったです。
2009年8月16日
お盆ということで、さすがにコンサートは乏しいですが、今日は「イタリア中部地震復興支援チャリティコンサート」に行ってきました。第1部が「室内楽とオペラの楽しみ」、第2部が「ワインとジャズの楽しみ」と題されていますが、そのうちの第1部を聴きました。その第1部の前半は、ヴァイオリンの庄司愛さん、チェロの渋谷陽子さん、ピアノの石井朋子さんを始めとする新潟でお馴染みの音楽家(新潟ARS
NOVA メンバー)による室内楽の演奏でした。実はこれを目当てに行ったのですが、後半のオペラコンサートに感動しました。特にソプラノの山下尚子さんのリリカルな歌声と、思わず抱きしめたくなるような可憐な容姿に感激しました。前半・後半とも出演者は全員新潟出身者とのことであり、新潟のすばらしさを再認識しました。
このコンサートの前、早めに古町に着いたので、久しぶりに古町商店街のアーケードを歩いていると、見事なソプラノの歌声が聞こえてきました。ちょうど古町街角パフォーマンスという催しで、Yuccaのコンサートが行われていました。全く知らない歌手でしたが、素晴らしいコロラトゥーラソプラノに耳を奪われ、椅子に座って聞きこんでしまいました。この人は東京音大声楽学科卒業ですが、サラ・ブライトマンのバックコーラスに参加して感銘を受け、クラシックの歌唱法だけでなく、ヒーリングの要素を加えて、多彩な活動をしているそうです。ルックスもすばらしく聴きほれました。古町のアーケードに響き渡る「夜の女王のアリア」は、場違いではありましたが聴き応えがありました。来週(22日、23日)の「万代橋80周年記念フェスティバル」や10月の「古町どんどん」にも出演するとのことですので、お楽しみに。
さて、「のだめ」の22巻がようやく発売されました。だいぶ時間が空いちゃったので、21巻を読み直さないとストーリーが分からなくなってしまいました。このままフィナーレに向かうんでしょうか。年末には映画「のだめカンタービレ最終楽章」も公開されますし、アニメ版も来年1月からの第三期シリーズは完結編になるそうです。原作も早くまとめて欲しいところです。
そして何度も発売延期になった「ピアノの森」第16巻がいよいよ8月21日発売予定です。今度こそ延期になりませんように・・。
と、ショパンのピアノ協奏曲第1番を聴きながら書いています。演奏は山本貴志(ショパンコンクール・ライブ盤)。この演奏は良いですよ。
2009年8月9日
相変わらず夏枯れの新潟。とは言え、昨夕は音楽文化会館では「Super Classic Joint Recital」、だいしホールでは「稲庭 達・ヴァイオリン名曲紀行」というコンサートがありましたし、青山海岸では恒例の「日本海夕日コンサート」が開かれました。行こうかとも思いましたが、ちょっと疲れ気味で元気がなく、家でCD聴いて、飲んだくれて過ごしておりました。来週はお盆。新潟では本当にまるっきりコンサートがありません。うーん、寂しいなあ・・。
実は、昨日はりゅーとぴあコンサートホールで新潟中央高校管弦学部定期演奏会が開かれるはずでしたが、部員に新型インフルエンザが発生し、急遽中止になりました。インフルエンザはこれから益々世間に蔓延するはずであり、今後ののコンサート運営がどうなるのか心配になります。
ということで、寂しいので今週は最近読んで面白かった本を紹介します。真鍋圭子著「素顔のカラヤン」(幻冬舎新書)です。何を今さらカラヤンと思うかも知れませんが、読み物として大変面白かったです。カラヤンの音楽を論じているのではなく、題名の通りに素顔のカラヤンを紹介しています。来日公演の裏事情や私生活、大阪公演での伝説の振り間違い事件や、サントリーホール建設への関わりなど、通訳・秘書として関わった著者しか知り得ない内容ばかりで、興味深く読めました。
ちなみに、例のカラヤンが振り間違えた曲は、小松潔著「カラヤンと日本人」(日経プレミアシリーズ)ではドビュッシーとされていましたが、本書によるとチャイコフスキーの5番だったとのことです。当日降り番だったコンマスのシュヴァルベ氏がすぐに指摘したそうです。実は、開演直前に当時ソニーの新製品であったウォークマンを試聴しており、その曲がチャイコフスキーの5番だったとか。こんな裏話がたくさんあって楽しめました。
さて、この文章は最近発売になったラトル/BPOのブラームス交響曲全集を聴きながら書いています。重厚なサウンドの上に軽快な演奏が展開されており、さすがにBPOと感じさせます。特に2番が良かったです。このCDは、国内盤はCD3枚+DVD2枚という豪華仕様。定価は6000円ですが、新譜にもかかわらず、Amazonで4514円で買えました。通常国内盤はCDだけだと再販価格維持制度のため値引きはないのですが、DVD付きだとなぜか値引きされます。DVDは再販価格維持制度が適用されず新発売でも値引きされるので、DVD付きCDも同じ扱いなんだと思います。場合によっては、値引きのないCDのみの通常盤より値引きされたDVD付きの特別盤の方が安かったりする場合まであります。買う方としてはありがたいのですが、このカラクリはどうも理解できません。
2009年8月2日
夏枯れの新潟、吹奏楽の県大会は真っ盛りですが、コンサートがさっぱりありません。そんな週末ですが、昨日は、新潟市内では唯一と言って良いコンサートが新潟大学でありましたので聴いてきました。第2回Home Coming Concertというものです。新潟大学教育学部の卒業生、在学生、教員によるコンサートで、卒業生がかつて学んだ教室に戻って演奏するというものです。潟響のコンミスの松村さんを始めとして、新潟の音楽界では名の知れた人たちの出演もあり、3時間に及ぶ盛りだくさんのコンサートでしたが、楽しめて良かったです。
これまで掲示板は「なんでも掲示板」という名前でしたが、音楽関係に特化させるべく「にいがた音楽掲示板」と改称しました。投稿をお待ちしております。
2009年7月26日
今週も多忙で、慌ただしい日々でした。「TOKI弦楽四重奏団+2」の公演に行きたかったのですが、時間が取れず行けませんでした。夏枯れの新潟は大きなコンサートがなくて寂しいです。今日は新潟県音楽コンクールの本選会がありますけれど・・。
ということで、嘆いてばかりではいけないので、午後に新潟フルートアンサンブル・アカデミー第10回演奏会に行ってきました。フルート9人の編成で、ピッコロからコントラバスフルートまで使用されて、きれいなアンサンブルを聴かせてくれました。語りと歌を交えての「真夏の夜の夢」は楽しめました。ヴィジュアル的にも良かったです。
2009年7月19日
今週は15日に、「ベルリン・フィル12人の金管奏者たち」というコンサートがあり、是非行きたかったのですが、本業忙しく、行けませんでした。この日は「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」と「劇団四季・ウエストサイド物語」と興味あるコンサートが同時開催され、日をずらしてくれたらなあ、とため息をつきました。人口の少ない新潟で、ジャンルは違うとはいえ、同じ日、同じ時刻に大きな公演をぶつけるなんて・・。チケットの売れ行きは大丈夫だったのでしょうか。
さて、いよいよ夏休み。新潟の音楽界も夏休みのようで、コンサートが乏しい週末です。唯一新潟市ジュニア合唱団第19回定期演奏会が救いです。本業忙しく、今日も休日返上で仕事をし、パンをかじりながらホールに向かいました。ストレスで精神が破綻しそうでしたが、子供たちの無垢な歌声を聴いて、心が癒されました。
2009年7月12日
今週はめぼしいコンサートがなく、寂しい週末です。金曜日には「廣江理枝オルガンリサイタル」があったのですが、都合がつかず行けませんでした。しばらく予定がないので寂しい日々が続きます。新潟では9月までオーケストラのコンサートはなく、夏枯れ状態です。どうやって過ごしましょうかねえ・・。
ということで、寂しい日曜日でしたが、朱鷺メッセの31階展望室でコンサートがあることを思いだして聴いてきました。「コーヒーカンタータ 〜バッハの調べにつつまれて〜」というコーヒーとお菓子付きで1000円というサロンコンサートです。チケット完売との情報があり、どうしようかと迷いましたが、どうせ暇なので行ってみました。会場は展望室の一角を仕切っただけですので、コーヒーこそありませんが、チケットがなくても無料で聴くことができました。もしかしたら、有料の方々よりゆったりと聴けたかも知れません。演奏も歌声もお見事であり、十二分に楽しませていただきました。(→ブログ)
2009年7月5日
今日は山形交響楽団演奏会に行ってきました。小編成でのブルックナーがどう響くか期待されましたが、期待通りの素晴らしい演奏でした。ロビーコンサートあり、飯森さんのトークありのサービス満点のコンサートでした。カラフルなドレス姿の女性陣もきれいで良かったです。
さて、輸入盤の価格破壊については何度か書きましたが、「MOZART COMPLETE WORKS」(BRILLIANT)というCD170枚組(+CD-R1枚)のボックスをついに買ってしまいました。以前より欲しかったのですが、高額なので躊躇していました。ところがタワーで9990円で売っていたのです。ネットでもこれほど安くは買えません。ポイント2倍セール中でもあり、迷わず買いました。1日1枚聴いても半年かかる量ですから、とても全部聴ききれるものではありませんが、どんな曲か調べる事典としては重宝するはずです。文字でなく実際に聴くことができるのが何よりのメリットと思います。1枚当たりで計算すると60円にもなりません。ベートーヴェンのボックスも100枚組9990円で売っていました。コンサート1回分のお金で、これだけのボックスが買えるというのは驚きです。お買い得だと思いますが、皆さんはいかがですか。
実は、今日の山響の演目のモーツァルトのK76を聴こうと思ったのですが、この全集には収録されていませんでした。偽作という評価で削除されたようです。事典的活用の第一弾と考えたのですが、出鼻をくじかれました。こういう曲を選曲するなんて飯森さんも憎いですね。
2009年6月28日
昨日は、加茂市で行われたNHK交響楽団演奏会に行ってきました。新潟出身のチェリスト・横坂源さんの共演もあって良かったです。ただ、デッドなホールのせいもあってか、オケのサウンドとしては豊潤さや厚みに欠けて、平板に感じてしまいました。演奏は難はなく、良かったはずですが、東響の名演に慣れてしまったせいか、さすがN響というような驚きがなかったように感じました。
実は昨夜は新潟大学管弦楽団のサマーコンサートもあり、そちらのチケットも買っていました。同じ日だということに最近気づき、チケットを無駄にしてしまいました。偶然ながら、メインが共にドヴォルザークの8番というのが面白いですね。大学オケは新しいコンマスを迎えてどんな演奏をしたのか気になります。
2009年6月21日
今日は新潟交響楽団第84回定期演奏会に行ってきました。当初は見附での山本貴志と磯絵里子のコンサートに行こうかと思ったのですが、潟響にしました。時間がずれていれば良いのですけれどねえ。
今回のプログラムは「オーケストラ世界一周」と題して、指揮の松沼さんのトークを挟みながら、各国にちなんだ小品が演奏されました。それぞれの曲は楽しめましたが、大曲がないので、聴き応えという点では不十分のように感じました。でも、大序曲「1812年」やアンコールの「管弦楽のためのラプソディー」は楽しめました。
先週は辻井伸行さんの話題で盛り上がっていましたが、今週の話題は樫本大進さんのベルリン・フィルの第一コンサートマスター就任の話題でしょうか。樫本さんは、10年前に新潟でチェコ・フィルと共演し、感激した思い出があります。
長くコンマスを務めた安永さんの後任ということで、2代続けて日本人という快挙を、マスコミは一斉に報道していましたが、1年間の試用期間を終えて、団員の3分の2の同意を得ないと正式に就任できません。この試用期間は厳しいものがあり、試用期間後に採用されない場合もあります。この辺の事情はドキュメンタリー映画の「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」(→ブログ)に紹介されていました。晴れて正式に就任できることをお祈りします。
さて、最後に、今週もお勧めCDをご紹介します。今話題の(?)激安ブルックナー交響曲全集です。演奏は、パーテルノストロ指揮、ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団です。指揮者の名前は聞いたことがありませんが、オケは飯森範親さんが音楽監督をしていたことがあり、そのとき録音したCDを何枚か聴いたことがありました。当時は東響のコンマスの高木さんも第一コンマスとして在籍しており、シェエラザードでは見事なソロを聴かせてくれました。
この全集は、CD11枚組で、交響曲第0番から第9番のほか、テ・デウムが収録されています。コンチェルトで1580円で売ってました。聴いてビックリ。安かろう、悪かろうという先入観は見事に覆されます。Basilika
Weingartenという大聖堂でのライブ録音で、残響の豊かさがブルックナーの音楽にピッタリです。この値段でこれだけの演奏が聴けるとは驚異です。通常の再発盤CD1枚の値段で全集が買えるのですから。買って損はないので皆様にお勧めします。
2009年6月14日
今日は東京交響楽団第54回新潟定期演奏会に行ってきました、ミュラー=ショットのサインをもらって握手という幸運がありましたし、マーラーの6番は音響的にも視覚的にも楽しめて良かったです。
今週はアメリカのヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールに優勝した辻井伸行さんの話題でワイドショーは賑わっていました。快挙には違いないでしょうが、ここまで大騒ぎするのは不自然に感じました。辻井さんが素晴らしいことはずっと前から分かっていたことなんですから。
さて、最近聴いたCDで面白かったものを紹介します。まず最初は、シューベルトの管弦楽版「死と乙女」と4楽章版「未完成」(ファレッタ指揮バッファロー・フィル、NAXOS)です。「死と乙女」は名曲ですから編曲もいろいろされているようですが、これは管弦楽版で、まさに交響曲です。重厚な聴き応え有る曲となっており、一聴の価値あろうかと思います。カップリングの4楽章版「未完成」は、「未完成」を完成させちゃったものです。これは余計なお世話であり、「未完成」は未完にしておくべきでしょうね。
2枚目は、F.シュミット:交響曲第1番ほか(シナイスキ指揮マルメ交響楽団、NAXOS)です。ウィーンでブルックナーに学んだというだけあって、随所にブルックナー的なサウンドが見え隠れしますが、軽く明るい、美しい曲です。CD帯の解説に「喜び溢れるブラームス」という表現がありますが、言い得ていて笑ってしまいます。
最後はDVDですが、「茂木大輔指揮もぎオケのベートーヴェン:交響曲第7番+第8番+ウェリントンの勝利ほか」です。先日の茂木さんのコンサート会場で売っていたものです。昨年の三鷹でのコンサートを収録したものですが、同じ内容のコンサートを新潟でも開催しています。臨時編成のオケながら、素晴らしい演奏であり、改めて感動が甦ります。茂木さんの解説も収録されているのでコンサートと同様に楽しめます。
2009年6月7日
昨日は仕事帰りに「山本真希オルガンリサイタルシリーズNo.7 “J.S.バッハ” 〜若きバッハの熱き情熱〜」に行ってきました。新潟市ジュニア合唱団の共演もあって、これまでになく感銘深かったコンサートでした。情熱あふれるトッカータとフーガにも感動しました。
また、今日は長岡まで出向いて、「2009 アンサンブル・オビリー室内楽演奏会」に行ってきました。良い演奏であったとは思いますが、音色的にはきれいさが不足していたように感じました。
さて、先週も書きましたが、ドラティのハイドン交響曲全集を買ってしまいました。33枚組ながらも7千円でお釣りが来ました。古い録音ではありますが、音質は良く、大変聴きやすいです。どれも同じと思っていたハイドンの交響曲の多彩さに認識を新たにして感動していますが、この全集で残念なのは解説書がないこと。CDの曲目一覧しかありません。どういう曲なのかさっぱり分からず困っていましたが、本屋で捜してみたら、井上太郎・著「ハイドンの106の交響曲を聴く」という本がありました。この春出たばかりの本ですが、各曲を知るにはちょうど良かったです。
実は全集としては、今年新潟に来るアダム・フィッシャー指揮ハイドン・フィル盤がほしかったのですが、ちょっと高かったので、安いドラティ盤にしてしまいました。フィッシャー盤は今度MP3盤がCD8枚組で安く出るようですが、気になるのはCD150枚+CD-ROMの「ハイドン・エディション」です。ここにアダム・フィッシャーの全集も含まれます。ネットでは2万円前後で買えるようなので大変お得なのですが、買ったところでとても聴ききれそうもありませんね。それにしましても、輸入盤の価格破壊はすさまじく、驚くばかりです。
2009年5月31日
今日は久しぶりのコンサートに行ってきました。茂木大輔のオーケストラ・コンサートNo.5「ハイドン、その生涯と交響曲創作史」です。3時間以上の内容豊富なコンサートでしたが、茂木さんの興味深い解説と、演奏中に提示されるスライドによって飽きることなく聴くことができました。演奏のすばらしさ、響きの良さにも感銘を受けました。ハイドンの魅力を知ることができて、大きな収穫だったと思います。
さて、今年はハイドン没後200年で、ハイドンイヤーなんだそうです。りゅーとぴあではハイドン・ツィクルスと称して、一連のハイドン関連のコンサートが行われます。その第1弾が今回の茂木さんのコンサートです。予習がてらに、安さにひかれて、ドラティのハイドン交響曲全集(CD33枚組)を買ってしまいましたが、あまりの量に圧倒されています。でも、初期の交響曲から聴き始めていますが、その軽快さに感銘し、食わず嫌いだったハイドンに対する認識を新たにしています。
新潟市でもついに新型インフルエンザが発生。感染が拡大してコンサートなどに影響が出ないと良いのですが。健康管理に注意しましょう。咳マナーも忘れずに。
2009年5月24日
今週もめぼしいコンサートがなく、残念ながら新しい情報はありません。仕事も忙しく、仙台出張もあったりして、慌ただしい日々でした。体調もイマイチなので、休養をとらねば・・。
今日は、りゅーとぴあで、「上松美香&奥村愛ドリームコンサート」というヴィジュアル重視の中年オヤジとしては食指が動くコンサートがあるのですが、入場料が高額ですので、ガマンしましょう。
2009年5月17日
今週末の新潟はめぼしいコンサートがなく、ちょっと寂しいですが、金曜日に、りゅーとぴあ・プライム・クラシック1500のシリーズ Vol.5 「ヴァイオリン&ピアノ」と題された松山冴花(Vn)&津田裕也(Pf)のコンサートに行ってきました。力強い松山さんのヴァイオリンに圧倒され、力でねじ伏せられたように感じました。1500円でこのようなコンサートが聴けるのは大変お得なのですが、空席が多かったのはもったいなく感じました。
さて、最近聴いたCDで面白かったものを紹介します。まず最初は、「バラキエフ・ピアノ協奏曲集(NAXOS)」です。バラキエフというと「イスメライ」しか知らなかったのですが、なかなか馴染みやすいピアノ協奏曲を書いていたんですね。第1番は18歳、第2番が24歳の作品というのは驚きです。CDの帯にあったコピーは「ラフマニノフ、チャイコ、ショパンを聴き飽きた人へ ロシア音楽の開拓者、バラキエフの美しすぎる協奏曲」。まさにその通りの美しい曲です。こういう秘曲を見つけ出すのがNAXOSの楽しみです。
2枚目はバッハのゴールドベルク変奏曲のオルガン盤(Org:エレナ・バイシャイ、BRILLIANT CLASSICS)です。この曲はいろんな楽器で演奏され、最近ではカトリン・フィンチによるハープ盤も良かったですが、オルガンもいいですね。幻想的な雰囲気が漂います。このCDはタワーで790円で売ってましたが、お買い得だったと思います。
2009年5月10日
GW中は結局遠出することもなく、ゴロゴロ過ごしていました。新潟ではめぼしいコンサートもなく、連休中に行ったのはストラディヴァリア ナント・バロック・アンサンブル市民招待演奏会だけでした。新潟市とナント市の姉妹都市提携記念演奏会で、応募により市民が無料招待されました。感想はすでにブログに書いていますが、古楽器の音や奏法に疎いため、演奏は楽しめましたが、いまひとつ感銘は少なかったように思います。でも、無料で聴けたので良かったです。
ナント市というと「ラ・フォル・ジュルネ」の総本山です。日本ではGWに東京のほか金沢でも開催されています。新潟も姉妹都市になったのですから、同じような音楽祭を開けないものかと妄想しましたが、OEKのある金沢と違って、文化的基盤のない新潟じゃ無理でしょうね。
また、昨日は枝並千花 ヴァイオリン・リサイタルに行ってきました。聴きやすい小品と聴き応えあるソナタが組み合わされ、楽しめました。デビューCD発売記念コンサートとのことで、会場でCDが先行発売されていました。噂によると近々めでたい話もあるとか。これからどのように活躍されるのか楽しみです。
2009年5月3日
天候に恵まれたゴールデンウィークの真っ只中。行楽地は賑わっていることでしょう。しかし、新潟のコンサートはさびしく、今週もコンサートに行かず、たまったCDなど聴いて過ごしています。
更新がなくてさびしいので、音楽あれこれのコーナーに、これまで断片的に紹介していた音楽コミックをまとめて紹介しました。
さて、最近買ったCDで面白かったものを紹介します。タワーレコードで特売されていたカルロス・クライバー指揮バイエルン国立管弦楽団のベートーヴェン:交響曲第4番・第7番のライブ録音です。イタリア盤ですが、1000円でお釣りが来ました。クライバー/バイエルン国立管のこの曲のライブ盤といえば、1982年の録音が有名ですが、このCDは1986年5月の録音で、アンコールの「こうもり序曲」と「雷鳴と電光」も入っています。
録音場所についての記載がないのですが、調べてみたら、何と1986年5月19日の昭和女子大人見記念講堂での録音でした。演奏はすさまじく、まさに爆演という表現がピッタリ。CDを聴くだけで思わず興奮し、ブラボーを叫びたくなってしまいます。これを生で聴いたら大興奮だったでしょうね。
2009年4月26日
今週末は天気に恵まれず、気分が落ち込みます。聴きたいコンサートもあるのですが、仕事で行けません。まあ、仕方ないですね。
2009年4月19日
天候に恵まれた週末。新潟も春爛漫です。桜があっという間にシーズンを終えましたが、散った桜の花びらが絨毯のように地面を覆い、大変きれいでした。(→ブログ)
さて、今日は新年度最初の定期である東京交響楽団第53回新潟定期演奏会に行ってきました。この4月から主席客演指揮者になったルイゾッティの指揮ぶりは見ていて楽しく、明るく元気なベートーヴェンとブラームスに感激しました。
2009年4月12日
新潟の桜は満開を迎え、いよいよ春本番です。鉛色の空から解放されて、新潟の一番良い季節です。先週来プライベートでは慌ただしく、ストレスフルな生活で、緊張感たっぷり。音楽で息抜きと行きたいですが、コンサートに行く余裕はなく、CDを聴いて過ごしています。
さて、先週行けるかどうか微妙だった東京都交響楽団ハーモニーツアー新潟公演は、結局何とか行くことができました。しかし、記事を載せる余裕はなく、本日漸くアップしました。インバルの指揮でキビキビした「英雄」は大変良かったです。会場で買ったインバル指揮都響の「千人の交響曲」のCDも聴き応えがあって良かったです。
2009年4月5日
桜の花も膨らみ、新潟の春本番もあとわずかです。来週には開花の便りが聞かれることでしょう。こんな週末ではありますが、プライベートでいろいろあり、音楽どころでない状況です。今日はインバル指揮の東京都交響楽団新潟公演があるのですけれど。
2009年3月29日
今週は冬に逆戻りして寒さが応えました。昨日・今日は晴れ間もみられましたが肌寒く、体調を崩しそうです。でも来週は4月ですから、春までもうちょっとの辛抱でしょう。
さて、今日は新潟市ジュニア音楽教室第5回スプリングコンサートに行ってきました。ジュニアオケ、ジュニア合唱団、ジュニア邦楽教室のいずれもすばらしい演奏であり、毎度のことながら子どもたちから元気をもらいました。
また、昨日は新潟シネウインドで映画「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」を見てきました。(→ブログ) サイモン・ラトル率いるベルリン・フィルのアジアツアーを追ったドキュメンタリーであり、団員へのインタビューで構成されています。団員の音楽への情熱、悩みなどが語られ、意外にもコンプレックスを抱えていて、親近感が湧きました。世界最高の音楽家集団であるベルリン・フィルに人間味を感じ、奥深さを感じました。公開初日の第1回でしたが、それなりの賑わいでした。入場料は前売り1000円だったのに、駐車料金はそれ以上。あ〜あ。
いよいよ4月を迎え、新年度のコンサート予定も少しずつ判明してきました。6月に中越大震災復興5周年祈念のN響公演が長岡、加茂、糸魚川で行われ、横坂源さんとの共演が注目されます。「震災フェニックス」と称する一連の活動も大がかりです。12月の三枝成彰プロデュースによるコンサートがメインになりそうですが、来年1〜2月に開催される新潟アジア国際音楽祭や、鼓童とNoismとの共演も面白そうです。
ほかにもいろいろコンサートがありそうですが、とりあえず個人的には、6月に見附で開催されるピアノの山本貴志とヴァイオリンの磯絵里子のコンサートが一番楽しみです。
最後にもうひとつのお知らせがあります。5月6日(祝)15時より、りゅーとぴあコンサートホールにて、新潟市とフランスのナント市の姉妹都市提携を記念した「ストラディヴァリア〜ナント・バロック・アンサンブル」の市民招待演奏会が開催されます。「ストラディヴァリア」は、ナント市を拠点に活動しているバロックアンサンブルで、昨年のロワール管弦楽団と同様に、今回も東京と金沢で開催される音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に招へいされたついでに新潟での公演を行うようです。
曲目は、バッハの「管弦楽組曲第2番ロ短調」、「ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調」ほかで、申し込みは、4月22日水曜(必着)までに往復はがきに希望人数(1枚につき2人まで)、代表者の郵便番号・住所・氏名・電話番号を記入し、〒951-8550、文化政策課(電話番号025・226・2563)まで申し込んで下さい。応募多数の場合は抽選だそうです。新潟市民の方はいかがでしょうか。(詳細は本日の市報にいがた参照)
2009年3月22日
春分の日が過ぎ、ようやく春めいて来ました。昨日は快晴の上天気で、心も晴れましたが、今日は雨模様で気分も暗くなってしまいました。
さて、今日はローマ歌劇場 オペラコンサート IIに行ってきました。実は同じ時間帯で隣の県民会館では「めざましクラシックス in 新潟」が開催され、ミーハーな私は、そちらにも後ろ髪が引かれていました。しかし、出演予定の高嶋ちさ子さんが出演キャンセル(産休?)になったので、都合良くあきらめがつきました。オペラコンサートは昨年と同様に、ローマ歌劇場から派遣された歌手によるもので、その見事な歌い振りに魅了されました。こんなすばらしいコンサートなのに、空席が多かったのは残念に思いました。
2009年3月15日
もうすぐ春のはずなのですが、雪が降ったりと肌寒い陽気です。これが最後の寒波でしょうか。来週は彼岸ですものねえ。
さて、今週は、水曜日にウィーン放送交響楽団(指揮:キタエンコ)に行ってきました。すでにブログには感想を載せておきましたが、会場にはかなりの空席があって、少しさびしかったです。演奏は期待しすぎた点もあり、悪くはなかったと思いますが、少し欲求不満に感じました。
また、昨日はシエナ・ウインド・オーケストラ(指揮:佐渡裕)に行ってきました。吹奏楽といっても日本を代表するプロ・オケですから、芸術性のあふれる演奏のすばらしさに息を呑み、音楽の楽しさを満喫できました。立ち見席を含めて満員の客席は大盛り上がりでした。
2009年3月8日
寒暖の差が激しいですが、少しずつ春の訪れを感じます。今日は村治佳織ギター・リサイタルに行ってきました。人気ギタリストだけあって、客の入りも良かったです。ギターの音色、演奏とも素晴らしかったと思いますが、同じ曲調の曲が続いて、疲労感を感じてしまったというのが正直な感想です。
2009年3月1日
早いもので、今日から3月です。昨日・今日と好天が続き、いよいよ春近しを感じます。今日は東京交響楽団第52回新潟定期演奏会に行ってきました。12月の定期は欠席しましたから、10月以来の定期ということになります。オール・エルガーという意欲的なプログラムでしたが、弦も管も素晴らしく、楽しめました。大谷さんのソロによるアンコールも良かったです。
2009年2月22日
今週は寒い日々が続きましたが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。昨日午後からようやく天候が回復し、ほっとしています。
こんな日曜日の昼下がりに「山本真希オルガンリサイタルシリーズ」に行ってきました。今日の演目はスペインのオルガン音楽で、スペイン製のグレツィング・オルガンにはピッタリだったと思います。水平トランペットが効果的に使われ、立体感のある迫力ある音色に感銘を受けました。
さて、金曜日の夜、NHK教育で「ドゥダメル指揮シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ演奏会」を放送していました。ラヴェルもチャイコフスキーも素晴らしかったですが、アンコールに仰天しました。「のだめカンタービレ」の「R☆Sオーケストラ」も真っ青な演奏振りにただただ感動しました。恐るべき指揮者でありオーケストラです。ベネズエラのエル・システマの成果を目の当たりにしました。
2009年2月15日
今週もめぼしいコンサートがなく、CD聴いたりして過ごしております。と、ステンハンマルの交響曲第2番(ネーメ・ヤルヴィ指揮エーテボリ交響楽団)を聴きながらこの記事を書いています。最近はこういう隠れた名曲を捜すのが好きになりました。
以上にように書いて一旦更新しましたが、本日「新潟リング・アンサンブル
SP-RING Concert」に急遽行ってきました。昼過ぎに某コンサートのチケットを買いにりゅーとぴあに行くと、「音楽の絵本」の開場間近で、親子連れでたいそう賑わっていました。開場時間にブラスのファンファーレが演奏されましたが、なかなか良い音色でした。今日はコンサートに行く予定はなかったのですが、このファンファーレを聴いて、無性に音楽が聴きたくなり、だいしホールへ急ぎました。
新潟リング・アンサンブルは新潟交響楽団メンバーによるアンサンブルで、毎年この時期にコンサートを開催し、素晴らしい演奏を聴かせてくれるとの評判でした。今日はファゴットが急病で出演できず、ファゴットのパートがそっくり抜けてしまったため、音がつながらない場面があったのは残念でしたが、噂通りのすばらしい演奏でした。ただで聴かせていただいてありがたかったです。
さて、先日の建国記念日にミュージカル映画の「マンマ・ミーア!」を見てきました。全世界で3000万人が見たという人気ミュージカルの映画化で、アバのヒット曲22曲で構成されています。アバといえば、私の青春時代にオンタイムで親しんでいたグループです。アバ結成前の「ビョルンとベニー」の時代は私が中学生の頃で、当時ヒットした「木枯らしの少女」のメロディはまだ頭に残っています。そして高校から大学の頃がアバの全盛期に当たります。年がばれますね。ディスコが流行りだした頃で、こんな私でもいろんな思い出があります。そのアバの楽曲がふんだんに使用されたこの映画は是非見なければと思っていました。
映画はギリシャの美しい島を舞台に繰り広げられるコメディで、明るいことこの上ありません、主演のメリル・ストリープ(還暦)を始め、中高年が歌って踊ります。ちょっとかっこいいオヤジは出てきますが、娘役を始め、美女は全く出てきませんし、はっきり言って歌は下手です。逆にそれが親しみやすさを生んでいるように思います。ただし、高齢者が一生懸命歌って踊っているのを見ると、少々痛々しくもあり、乗りきれない感じもします。
しかし、アバの曲はいいですね。昔はメロディやリズムを楽しむのみで、歌詞まで深く考えませんでしたが、映画の字幕を見ながら聞いていると、曲の良さが一層感じられました。あの名曲ダンシング・クイーンも良く歌詞を味わうと、われわれ中高年への応援歌にも思えてきます。
You can dance, you can jive, having the time of your life, see
that girl, watch that scene dig in the Dancing Queen
老け込んでなんかいられないぞ! 私だってもう一花咲かすぞ! なんちゃって。
最後に、お恥ずかしい話ですが、ウォーター・ルーというのはワーテルローの事だということに今さらながら初めて気付いたのも大きな収穫でした。
2009年2月8日
2月となり、真冬のはずですが、雪も少なく助かっております。しかし、新潟の音楽界は真冬。めぼしいコンサートもなく、さびしいですね。3月は既に買ったチケットが5枚ありますが、2月は22日の山本さんのオルガン・リサイタルまで予定がありません。たまったCDでも聴いて過ごしましょうか。
と思いつつゴロゴロしていましたが、今日は「新潟交響楽団
第5回室内楽演奏会」に行ってきました。長岡のアンサンブル・リリックのコンサートも興味があったのですが、時間的余裕がなかったので、だいしホールへ向かいました。新潟交響楽団のいろいろなアンサンブルグループの発表会ですが、聴き応えある素晴らしい演奏もあって、あっという間の2時間半でした。無料というのも良かったです。
2009年2月1日
新年を迎えたと思ったら早くも2月。毎日は慌ただしく大変ですが、時間の流れの速さに驚きを感じます。大雪になったり、晴れ渡ったりと目まぐるしく天候が変わり、気候についていくのも大変です。こんな中、昨日は、降りしきる冷たい雨の中、白山公園内の燕喜館で開催された「燕喜館コンサート 枝並千花 ヴィヴァルディ「四季」全曲」と題されたコンサートに行ってきました。東響を辞めたあと初めての新潟でのコンサートでしたので楽しみにしていました。サロンコンサートならぬお座敷コンサートで、座布団に座って聴くクラシック音楽は明らかにミスマッチ。でも、間近で演奏を聴けて良かったです。ただし、足はしびれるし、会場の広間は暖房が効かず、寒くて大変でした。
その後会場で出会った音楽仲間とりゅーとぴあのカフェでお茶していたら、吹奏楽のきれいな音色が聞こえてきました。今日は朝から下越地区の吹奏楽のコンサート(下越バンドフェスティバル)が行われていたのでした。私の娘が吹奏楽をやっていたときは聴きに来ていたなあと感慨にふけりました。
また、昨夜はポッチャリーノ弦楽四重奏団のコンサートがだいしホールであったのですが、都合がつかず行けませんでした。私もポッチャリーノ仲間なので、是非行かねばと思っていたのですが、残念でした。次回は是非。
そして、今日は「新潟シューベルティアーデ」のコンサートがありました。新潟の音楽家がシューベルトの作品を学び演奏することを目的に昨年結成したグループであり、今回が第1回の演奏会でした。ソプラノの北住さんはさすがに素晴らしい歌声をされていました。他の皆さんも、始めは声の出がイマイチかなと感じましたが、尻上がりに良くなって、熱演を聴かせてくれました。このようにテーマを持って活動されるのは素晴らしいことと思います。
2009年1月25日
雪が降り続き、さすがに新潟の冬ですね。昨夜は職場の新年会が村杉温泉であり、今日は朝から某所での会議に出席。そして午後、見附まで遠征してきました。アルカディアで開催された「アルカディア おしゃべりコンサート ふたりとふたつの物語」です。チェロの水谷川優子とピアノの山本貴志のジョイントコンサートです。水谷川優子さんは、昨年5月にりゅーとぴあで開催されたりゅーとぴあ・プライム・クラシック1500で聴いていますので、今回のお目当ては、もちろん山本貴志さんです。ショパンコンクールのライブCDを聴いて感激し、ピアノ協奏曲第1番の第2楽章を聴いて涙が出てきました。個人的には優勝したブレハッチより感動しました。
ということで大変楽しみにしていました。おしゃべりコンサートということで、トークを交えての演奏でしたが、演奏は期待に違わぬすばらしいものでした。鍵盤をなめるような演奏振りは驚きでした。もちろん美しい水谷川さんの演奏も良かったです。
また、このコンサートの前に行われたアンサンブル・オビリーの弦楽四重奏ロビーコンサートも予想以上に良かったです。中越地区を中心に活躍しているプロの演奏家ですが、その実力を示してくれたように思います。
さて、3月31日に新潟県民会館で公演予定であったスロヴァキア国立コシツェ歌劇場の「カルメン」は公演中止になりました。招聘元のムジークレーベンが倒産したという話は昨年から知っていましたが、この度ようやく新潟県文化振興財団より正式に公演中止の発表がありました。チケットの払い戻しは既に20日より始まっています。私は演目に魅力を感じず、行く予定はありませんでしたが、公演中止とは残念ですね。
2009年1月18日
今週末は新潟ではほとんどコンサートもなく、さびしい思いです。ちょっと冬枯れ状態ですね。来週はいろいろありますが・・。まあ、おとなしくCD聴いたりして過ごしております。昨年末に買ったカラヤンの交響曲集38枚組もまだ聴き終えていないというのに、その後もCDを買い込んだり、音楽仲間から借りたりも多く、CDを聴くのも結構忙しいのが実情です。
そんな状況の中で聴いて面白かったCDを1枚ご紹介します。NAXOSの新譜で、「ブレイク:ピアノと弦楽器のための作品集」です。爽やかな親しみやすいメロディーがあふれ、聴いていて癒されます。帯のキャッチコピーは「まるで映画を見ているように聴いているだけで次々と風景が目に浮かぶような音楽集」とあり、まさにその通りです。こういう隠れた名曲を見付けるのがNAXOSの楽しみです。ちなみに昨年4月の日記にも書きましたが、NAXOSの在庫新潟一はCD専門店ではなくて、戸田書店新潟南店です。ここは新譜でも1000円と安いですし、図書券も使えます。ただし新譜の入荷は少ないので、新譜を買うならやはり専門店の東堀のコンチェルトが一番と思います。ここは掘り出し物が多くあり、一見の価値ありです。
話は変わって、金曜日の夜、NHK教育で、昨秋公演された新国立劇場の「トゥーランドット」をやっていました。ヘニング・ブロックハウスによる新演出とのことですが、斬新すぎてびっくりしました。1920年代のプッチーニが生きていた時代が舞台であり、お祭りの出し物として「トゥーランドット」が演じられるという設定で、劇中劇としての扱いです。軽業師が出たり、ピエロ(クラウン)がいたり、踊り子がいたり、舞台の上に金管のバンダがいたりと混沌として雑然とした印象でした。第3幕のリューが死ぬところまでしかプッチーニは作曲していませんが、そこまでで劇中劇としての「トゥーランドット」も終わってしまい、それ以降は1920年代が舞台となって最後まで演じられました。劇中劇は終わったはずなのに「トゥーランドット」の続きが1920年代の設定で演じられるので、ビックリ仰天です。深い演出意図があるのでしょうが、素人の私には理解しがたかったです。ただ、劇中劇の「トゥーランドット」は良かったです。中でもリューを演じた浜田理恵が光っていたように思います。思わず最後まで見入ってしまいました。
また、水曜日の夕方のローカルニュース(テレビ新潟)で枝並千花さんの特集をやっていました。4年前に腱鞘炎で演奏の危機を体験し、このときモデルなどの音楽以外の活動をし、その後の演奏に役立ったといいます。これからはクラシックの演奏会にとどまらず、多彩な活動をするとのこと。4月にはCDを発売し、5月にはリサイタルを行うそうです。さらに車のCMにも出るそうで、今後の益々の活躍を期待したいと思います。
さて、昨年末のジルベスターコンサートでお土産でもらったりゅーとぴあの卓上カレンダーに、りゅーとぴあ主催のコンサートがいろいろ出ていました。今シーズンは「ハイドン・ツィクルス」というのがテーマらしく、5月31日の茂木大輔さんのコンサートや6月2日の1コインコンサート(テノール:鈴木准)、12月1日のハイドン・フィルハーモニー(指揮:アダム・フィッシャー)などが予定されています。また、9月27日にアレクサンダー・コブリンのピアノリサイタルもあるようです。ほかにも予定はあるのかも知れませんが、大物はなさそうで、ちょっとさびしいというのが実感です。
最後に、コンサートの案内をいただきましたので紹介いたします。2月5日(日)14時から、新潟市秋葉区の新津本町二番館で、吉田友子ソプラノリサイタル(賛助出演・テノール:高橋宣明、ピアノ:森田雅代)が開催されます。フランス、イタリア、日本の歌曲やオペラの名曲が歌われます。チケットは全席自由で1000円。野本時計店、十三夜、フジヤ、英進堂、コンチェルト、ヤマハミュージック関東新潟店で発売中です。
2009年1月11日
新年になったらと思ったら、あっという間に11日なんですね。新年になり新潟でもコンサートも始まっています。私は今日の「ニューイヤー・オルガンコンサート」がコンサート始めとなりました。ファミリー向けのコンサートで、子供たちが多かったですが、大人向けの曲も交えてあり、私でも楽しめました。打楽器も共演していましたが、オルガンとの相性も良く、素晴らしい演奏効果を上げていました。
さて、先日夕方のローカルニュースを見ていたら、「ポッチャリーノ弦楽四重奏団」の特集をやっていました。昨日長岡公演が行われ、今後上越、佐渡、新潟で無料の公演が行われる予定ですが、どんな団体か情報がなく、不思議に思っていました。名前からイタリアあたりのグループかと思いましたが、新大オケOBの4人組みの純然たる地元の音楽家です。「ポッチャリーノ」という名前の由来は番組でよく分かりました。ここには書き控えますが、私も仲間です。親近感が湧き、是非コンサートに行かねばと感じています。
また、金曜日の夜にNHK教育で過去に来日した演奏家の貴重な映像を紹介する番組をやっていました。名前や演奏は良く知っていても動く姿を見たことがなかった巨匠たちを見ることができて良かったです。C.クライバーのベト7には深夜ということを忘れて聞きこんでしまいました。
最後に、「音楽あれこれ」のページに「2008年コンサート・マイ・ベスト10」を載せました。また、「コンサート見聞録」の過去の記事のデザイン変更がようやく終了しました。順にたどれるようにしました。今後チラシの画像を入れたいのですが、今後の課題です。古いソフトを使っているので一気に変更できず苦労しました。(皆さんには関係ないですね)
2009年1月4日
穏やかな新年を迎え、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。元日に更新したばかりなので、本日は新情報もありません。コンサート見聞録の記事のデザインを変えたりし始めたのですが、なかなか大変で、挫折しております。
さて、年越しはりゅーとぴあでしたが、その間BSで放送された東急ジルベスターコンサートを録画しておいたので見たのですが、内容は新潟が上でしたね。良い年越しができて良かったです。昨夜はNHK恒例のニューイヤー・オペラコンサートが生放送されましたが、新潟で活躍された高橋薫子さんも出演されていて、感動が甦りました。でも、移動やリハーサルなどを考えるとお忙しかったでしょうねえ。
と、この記事をウィーンフィル・ニューイヤーコンサートの再放送(BS)を見ながら書いています。バレンボイムの指揮で、シンフォニックな演奏で楽しめました。いつかあのホールで生で聴いてみたいものですが、叶わぬ夢でしょうね。
2009年1月1日
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
人生いつどうなるか分かりません。今年も悔いのないよう、できるだけいい音楽は聴いていきたいと思います。
さて、昨夜は「にいがたジルベスターコンサート2008」に行ってきました。ボレロでのカウントダウンで新年を迎えました。「こうもり」のハイライトも楽しく、出演者の熱演に感動をいただきました。
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