オルガン・サマーデイズ2009 夏休みオルガンコンサート
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2009年8月29日(土) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
オルガン:シンディ・カスティーヨ、山本真希
合唱:新潟市ジュニア合唱団
 
 

オルガン連弾
 アングラー:おもちゃの交響曲
 J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1067 より ポロネーズ〜バディネリ

オルガン:シンディ・カスティーヨ
 J.S.バッハ:幻想曲ト長調
 エルガー:愛の挨拶
 リュリ:パッサカリア

オルガン:山本真希
 ブラーガ:バッターラ

オルガン:山本真希、合唱:新潟市ジュニア合唱団
 「サウンド・オブ・ミュージック」より 一人ぼっちの羊飼い〜エーデルワイス〜ドレミの歌

オルガン連弾
 チャイコフスキー:「眠れる森の美女」より ワルツ

(アンコール:オルガン連弾)
 J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番より G線上のアリア
 
 

 りゅーとぴあ専属オルガニストの山本さんは活発な活動をされ、この夏の催しも恒例となりました。山本さんだけでも行かねばと考えていましたが、チラシのような美女との共演ということで、万難を排して駆けつけた次第です。(美人には弱いなあ・・・)

 昨夜は松本でサイトウ・キネンを聴いてとんぼ返りで夜中に帰宅。今朝は早起きして某温泉の朝湯を楽しみ、その後職場に顔を出し、パンをかじりながら駆けつけました。正直疲れ気味なのですが、2人の美女を拝まないと悔いが残ります。
 さて、今日のコンサートは「夏休みオルガンコンサート」と銘打ち、小学生以下は無料ということもあり、ホールは親子連れで賑わっていました。自由席でしたが、私は3階正面に席を取りました。ステージにはいつものようにスクリーンが設置され、演奏風景を映し出す演出がありました。

 今日のゲスト・オルガニストのシンディさんは、ベルギー生まれですが、昨年9月からの1年間、札幌コンサートホール「kitara」の専属オルガニストをしていたそうです。数々の実績を残しておられますが、実はパリ音楽院で勉強中であり、1年間休学して日本に来ていたそうで、この度札幌での1年間の任期を終え、パリ音楽院に戻るそうです。

 2人のオルガン連弾で開演しました。最初の「おもちゃの交響曲」はお名前は失念しましたが、女性二人がおもちゃの楽器を演奏して華を添えました。2人の息の合った演奏風景がスクリーンに映し出され面白かったです。
 次にシンディさんの独奏がありましたが、若々しさを感じさせる爽やかな演奏だったと思います。その次の山本さんの「バッターラ」は今日の演目では一番素晴らしかったと思います。戦争を意味する曲だそうですが、水平トランペットの迫力、奥行き感のある音色の妙味があり、飽きさせませんでした。
 続いての新潟市ジュニア合唱団との共演は言うまでもなく楽しいものでした。何度聴いても、ジュニア合唱団はいいですねえ。中年オヤジはすぐ感激してしまいます。
 最後は再び連弾で「眠れる森の美女」のワルツが演奏されました。最後にはオルガンのてっぺんにあるガラガラもサービス良く回っていました。
 そして、アンコールに「G線上のアリア」を演奏して終演となりました。カーテンコールではシンディさんは駆け足で登場ですが、山本さんはゆっくりと登場。この辺に人柄が忍ばれて面白かったです。

 夏休みのファミリー向けのコンサートではありましたが、曲も演奏も聴き応えあるものであり、逆に子供には重すぎた曲も多かったかもしれません。その分大人も十分に楽しめて良かったですけれど。
 シンディさんも山本さんもクリストフ・マントゥー氏に師事していたそうですが、そのマントゥー氏のコンサートが9月10日に開催されます。大変興味深いのですが、仕事で行けないことが確定しています。残念。

 さて、今日はこの後にオルガン探検ツアーが開催され、明日はオルガン体験レッスンが行われます。山本さんは大活躍ですね。オルガン好きの若者が増えてくれると良いですね。
 

(客席:3階 I 4−8、全席自由:会員割引450円)