ネーベル室内合奏協会第61回定期演奏会
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2009年10月4日(日) 14:00  新潟市音楽文化会館
 
 

 

テレマン:組曲「ドン・キホーテ」

  序曲/ドン・キホーテの目覚め/風車攻撃/アリーネ姫への恋のためいき/
  だまされたサンチョ・パンサ/ロシナンテのギャロップ/
  サンチョ・パンサのロバのギャロップ/眠りにつくドン・キホーテ

カプッツィ:コントラバス協奏曲 ニ長調 (コントラバス独奏:別森 麗)

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ト長調 作品3-3 (ヴァイオリン独奏:庄司 愛)

(休憩15分)

ラモー:オペラ・バレ“優雅なインドの国々”より

   プロローグ
   第1幕 寛大なトルコ人
   第2幕 ペルーのインカ人
   第3幕 花、ペルシャの祭り
   第4幕 アメリカの未開人


(アンコール)曲目不詳
 

 
 

 快晴の日曜日。心地よい陽気です。早めに行ってやすらぎ堤を散歩しようかと思いましたが、出かけ際に問題が発生して、昼食も食べないまま結局開演間近に入場することになりました。こういう時に限って駐車場が満車で、遠くに停めざるを得ず、駆け足することになりました。

 ネーベルは昨年聴いて感動し、今年も是非聴きたいと思っていました。客席はかなりの盛況で、9割以上、ほぼ満席と言っても良いかも知れません。中ほどに空席を見つけ席を取りました。

 最初はテレマンの「ドン・キホーテ」です。有名な曲と解説にありましたが、私は全く初めてでした。合奏はきれいだと思いましたが、なんとなく元気がない演奏に感じました。こういう曲なのかも知れませんけれど。

 2曲目は別森さんの独奏によるコントラバス協奏曲です。コントラバス奏者はたいてい勉強するという有名曲らしいですが、私にはちょっと馴染めない曲でした。コントラバスの協奏曲は珍しいので、演奏としては面白かったですけれど。

 前半最後は庄司さん独奏によるヴィヴァルディの協奏曲です。これは演奏に勢いがあり、音色も明るく、曲も演奏もこれまでより楽しめました。短い曲ですぐに終わってしまったのが残念でした。

 後半は、ラモーの舞台作品“優雅なインドの国々”から舞曲を中心にして抜粋し、筋立てがわかるようにナレーションを加えて再構成して演奏されました。
 筋書きがわかって良かったのですが、曲も演奏も心地よく、いつしか眠りに誘われてしまい、気が付けば終曲になっていました。ちょっと気を緩めすぎてしまいました。

 挨拶の後、アンコールを演奏して終演となりましたが、個人的には昨年に比して楽しめなかったように思います。演奏は良いのでしょうが、曲自身に馴染めなかったのが主因でしょう。
 バロック音楽を味わうには修行が足りないようです。心地よさを感じるばかりで、曲を味わうことができませんでした。ネーベルは来年結成40周年だそうです。きっと素晴らしい演目が用意されることでしょう。私も勉強して臨まねば・・。

(客席:17−18、全席自由:1000円)