新潟ウインドオーケストラ第44回定期演奏会 | |
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2009年12月20日(日) 13:30 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール | |
指揮: 松井慶太 | |
第一部 八木澤教司:ファンファーレ「若雉子は大空高く舞いて」 ライニキー:セドナ デイヴィス:ウェールズの歌より リード:ヴィヴァ・ムジカ! (休憩10分) 第二部 マーラー:交響曲第3番ニ短調 第6楽章より マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」第4楽章 (休憩15分) 第三部 (司会:小林智子) ルパン三世のテーマ フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン ディスコ・パーティーII (ホット・スタッフ〜ヴィーナス〜ジンギスカン) オペラ座の怪人 (アンコール) ホワイト・クリスマス スペイン |
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今週はずっと雪模様。予期せぬ大雪で大あわての日々です。こんな荒天の中、このコンサートに出かけました。このオケはポップスだけでなく、きちっとした本格的な吹奏楽を聴かせてくれるので、毎回楽しみにしています。今回は私の好きなマーラーを演奏するということで期待が高まり、万難を排して駆けつけた次第です。 早めに開場待ちの行列に並んで、Cブロック前方の席を確保し、開演前のロビーコンサートを楽しみました。金管とクラリネットのアンサンブルが演奏されましたが、ロビーは響きが大変良いので、聴き映えがありました。 長身でイケメンの松井さんが登場して開演です。第一部は、吹奏楽ではお馴染みの曲のようです。いずれもダイナミックな演奏で楽しませてくれて、演奏水準の高さを示してくれました。 休憩の後、第二部はマーラーです。さすがに難曲であり、アマチュアとしての難しさと限界が垣間見えました。大きな音を出すときには見えない粗が、緩徐で静かな部分では浮き上がってきます。小さな音をきれいに鳴らすのは難しいですね。予期せぬ音が聞こえたりと、聴く方もスリリングではありました。 第3番の演奏の後、松井さんの解説があって、メインの第1番が演奏されました。クライマックスのホルンが起立する部分はもっと爆発してほしかったようにも思いましたが、十分に満足できる演奏だったと思います。吹奏楽でのマーラーは初めて聴きましたが、フルオーケストラに負けない聴き映えある編曲であり、演奏であったと思います。 休憩の後の第三部は、全員衣裳替えして、小林智子さんの司会でのポップスステージとなりました。団員は黒い衣裳に赤いスカーフ、松井さんは赤シャツです。ミラーボールが輝き、団員のパフォーマンスも加わって楽しませてくれました。メインのオペラ座の怪人ではクリスティ−ヌと怪人役の団員の演技と歌も加わりました。お馴染みの曲がメドレーで演奏される編曲も良かったと思います。 アンコールはホワイト・クリスマスが演奏された後、チック・コリアのスペインが演奏されました。松井さんのピアノとトランペットの独奏に始まり、情感豊かな演奏を聴かせてくれました。松井さんのピアノも格好良く、良い演出だったと思います。まだ若いのに、なかなかの実力者ですね。 盛りだくさんのプログラムであり、十分に満足できたコンサートでした。果敢にマーラーに取り組んだことは賞賛されるべきでしょう。このオケを聴くのは何度目かになりますが、毎回高水準の演奏を聴かせてくれて、吹奏楽の楽しさを伝えてくれます。指揮の松井さんは、長身でかっこ良く、男から見てもほれぼれします。これからも期待したいと思います。 (客席:2階C4-5、全席自由:1000円) |