2008年12月31日
今年もついに終わろうとしています。今年はこれまでになくコンサートに出かけて、平均すると週に1回は出かけていたことになります。東京でのオペラ三昧やいわき遠征などもありました。
この中で、記憶に強く残っているコンサートを上げると、2月2日:マリインスキーオペラ「ランスへの旅」、2月17日:東京交響楽団第46回新潟定期演奏会、4月6日:茂木大輔のオーケストラコンサート、4月20日:長岡市民合唱団 ブノワ:HOOGMIS(盛儀のミサ)、5月13日:小澤征爾指揮新日本フィルハーモニー交響楽団、7月12日:クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル、9月20日:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、9月28日:新潟メモリアルオーケストラ第18回定期演奏会、11月18日:エディタ・グルベローヴァ ソプラノ・リサイタル、11月29日:ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団などがあります。長岡市民合唱団のブノワ「盛儀のミサ」日本初演や新潟メモリアルオーケストラのマーラー3番の新潟初演は特筆すべき快挙と思います。
しかし、この中でベストワンを上げるとすると、エディタ・グルベローヴァ ソプラノ・リサイタルでしょうか。年齢を感じさせない歌声に感動し、東響の演奏も良かったと思います。(グルベ老婆と表現された人がいて、大笑いしてしまいました。)
さて、来年はどんなコンサートがありますやら。3月のウィーン放送交響楽団(キタエンコ)、4月の東京都交響楽団(インバル)、7月の山形交響楽団(飯森)などが今のところの楽しみです。
今日はジルベスターコンサートがあります。チケットはありますが、どうしようかなあ。飲み過ぎないようにしなければ・・・。
2008年12月28日
クリスマス以来大荒れの天候が続いています。海岸部は雪が少ないのは良いのですが、強風にはまいります。北向きの私の寝室(妻の寝室は南向き)には季節風がもろに吹き付け、一晩中の風音で熟睡できませんでした。こんな中、今日は年末恒例の「新潟第九コンサート」に行ってきました。潟響も合唱団も頑張ってくれて元気をいただきました。
さて、新潟シューベルティアーデ演奏会の案内をいただきました。「シューベルトの歌曲 その世界を味わう」と題され、シューベルトの歌曲が歌われます。演奏会は、2009年2月1日(日)14時より、新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)スタジオAで開催され、チケットは前売り1500円、当日1800円、全席自由です。出演は、北住順子(ソプラノ)、佐藤 匠(バリトン)、高橋宣明(テノール)、中森千春(メゾソプラノ)、栄長敬子(ピアノ)、吉田有希子(ピアノ)の皆さんです。なかなか面白そうですね。
この記事は発売になったばかりのゲルギエフ/LSOによるマーラー「復活」を聴きながら書いていますが、緩急・強弱のレンジが非常に広く、休止時の絶妙の間が緊張感を生んでいます。ゲルギエフはロシア物では数々の名盤を録音し実績を積んでいますが、マーラーでも独自の世界を築いています。ロンドン響との相性も良いのでしょうね。余白には10番よりアダージョが納められていますが、これもいい演奏です。このシリーズは既に、1番、3番、6番、7番が発売になっていますが、いずれも期待に違わぬ名演奏でお勧めです。
今年も後わずかとなりました。コンサートもジルベスターコンサートを残すのみです。ちょっと早いですが、今年1年ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
2008年12月21日
昨日は新潟の冬とは思えない快晴の上天気でした。気分も晴れやかに新潟大学管弦楽団第45回定期演奏会に行ってきました。ウィーンの高校生のルカ・クストリッヒの独奏によるグラズノフのヴァイオリン協奏曲やラフマニノフの交響曲第2番他が演奏されましたが、アマチュアとしましては聴き応えあるいい演奏だったと思います。
また、今日も様々な公演があり、特に「メサイア」が新潟市と燕市で同時刻に演奏されるというのも驚きです。さあて、今日はどうしましょうかねえ・・。
金曜日の夜、教育テレビで今年のNHK交響楽団音楽祭のハイライトが放送されました。庄司紗矢香(テルミカノフ/サンクトペテルブルグ・フィル)、サラ・チャン(ノセダ/NHK交響楽団)、ジュリアン・ラクリン(ヤンソンス/コンセルトヘボウ)、諏訪内晶子(アシュケナージ/フィルハーモニア)の4人のヴァイオリニストの弾くコンチェルトの競演でした。それぞれ、チャイコフスキー、ブルッフ、ブラームス、シベリウスの協奏曲が演奏されました。インタビューやリハーサル風景があって面白かったです。演奏はいずれも甲乙付けがたかったですが、サラ・チャンの攻撃的な情熱的な演奏に一番感激しました。また、楽器の違いも面白かったです。庄司、諏訪内がストラディヴァリウス、チャンとラクリンがグァルネリで、それぞれの演奏スタイルの違いはありますが、音色の違いが実感できました。
さて、このヴァイオリンに関して最近読んだ本をご紹介します。まずは、横山進一著「ストラディヴァリウス」(アスキー新書)です。ヴァイオリンの歴史やストラディヴァリウスのまつわる伝説と謎、演奏家が愛した名器など、興味深く読めます。巻頭のカラー写真の美しさには息を呑み、美術品としてのすばらしさも実感されます。バブル期の日本には70以上ものストラディヴァリウスがあったそうです。お金持ちの観賞用としてでなく、楽器として私たちの耳を楽しませてほしいものです。
次は、田中千香士編「ヴァイオリンの名器と名曲」(ナツメ社)です。カラー版で、ヴァイオリンに関する様々な情報が豊富であり、私のような素人には読みやすく、ためになる本です。秀逸なのが附録のCDです。名演奏家による有名曲が収録されているほか、ヴァイオリンの名器の聴き比べが面白いです。かつての人気番組「芸能人格付けチェック」同様に、ストラディヴァリウスとモダンヴァイオリンを聴き比べるものです。並べて聴くと確かに違いは分かるように感じますが、単独で聴くと私の耳では分からないでしょうね。コンサートでは、奏者による音色や音量の違いを必ず感じますが、奏者の演奏技術、ホールの違い、座席の位置などのほか、楽器の違いにも注意したいですね。ピアノはホール固有のもがほとんどで、見ればスタインウェイかベーゼンドルファーかヤマハかなど分かりやすいですが、ヴァイオリンは見ても分かりません。コンサートの時は使用楽器の情報公開もあると面白いと思います。
2008年12月14日
昨夕は東京交響楽団第51回新潟定期演奏会があったのですが、忘年会のため行くことができませんでした。中村紘子のベートーヴェンも気になりましたが、飯森さんのブラームスが聴きたかったので残念でした。チケットは買って下さる方があり、無駄にならなかったのは幸いでした。
さて、東響新潟定期会員の更新の案内が届きました。演目は11月2日付けの当記事に書いたとおりですが、再掲します。来年度からは東響定期+α「日本のオーケストラシリーズ」という新企画で、毎年国内のオケを1団体ずつ紹介するそうです。東響新潟定期会員はこのコンサートも追加料金なしで聴くことができるそうです。2009年は7月5日(日)に山形交響楽団(指揮:飯森範親)の演奏会が開催され、モーツァルト:「魔笛」序曲、交響曲ヘ長調、ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」が演奏されます。これも楽しみであり、新たな企画はうれしいニュースです。
2008年12月7日
今週はコンサートに行く余裕がなく、おとなしく過ごしていました。暖かな陽気かと思えば大荒れになったりと、寒暖の差に体調も崩れ気味です。さて、今日はどうしようかなと考えていましたが、元気を出すにはいい音楽を聴くに限ります。ということで、新潟ウインドオーケストラ第42回定期演奏会に行ってきました。聴き応えある素晴らしい曲目と演奏に大満足でした。第1部、第2部の正統的な吹奏楽演奏は芸術性にあふれ、第3部のポップスステージも単に娯楽に終わらずに聴かせてくれました。
今年はカラヤン生誕100周年ということで、さまざまな記念盤発売や記念セールが行われましたが、先日カラヤンのベルリン・フィルとの交響曲集(Symphony
Edition 、DG、CD38枚組)がタワーで9690円(amazonでは 9308円でした )で売っていたので買ってしまいました。何を今さらカラヤンなんかと言われそうですが、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、メンデルスゾーン、シューマン、チャイコフスキーの全交響曲、モーツァルトとハイドンの後期の交響曲が納められており、録音も70年代後半のアナログ末期の優秀な録音であり、80年代のデジタル録音も含まれます。一日1枚聴いても一ヶ月以上かかるボリュームですから、超破格のお買い得盤だと思います。それぞれの交響曲全集を単独で買うとかなりの高額になるはずですので、この価格は驚きです。私が若い頃、カラヤンが好きだと言うのは恥ずかしく、アンチカラヤンがかっこよかったりしました。今でもカラヤンやオザワが好きだなどというと、マニアの方々からはフーンとバカにされそうです。カラヤンが最上とは思いませんけれど、カラヤンの良さも明らかにあります。限定版ですが、まだ在庫はあるようです。お買い得は間違いないので、興味がある方はどうぞ。
最近は輸入盤の安さには驚くばかりです。ギュンター・ヴァントのブラームス交響曲全集(BMG)が1390円というのにもびっくりして思わず買ってしまいました。安い輸入盤ばかり買うことが多くなり、国内盤の新譜を買うことが少なくなりました。魅力ある新譜があれば別なんですけれど・・。
さて、毎年恒例の 音楽之友社主催のレコードアカデミー賞が決まりました。大賞はピエール・ブーレーズ指揮の 「バルトーク:協奏曲集」、銀賞がプレートル指揮の「マーラー:交響曲第5番、銅賞がアーノンクール指揮の「シューマン:オラトリオ
楽園とペリ」などとなっています。レコードアカデミー賞というこ権威がありそうな印象を受けますが、選考過程はずいぶんといい加減です。レコ芸の評論家が各部門3人程度で、合議で決めているだけですから。なぜかブーレーズの受賞が多いようですが、どうしてでしょうね。残念ながら私の興味を引くディスクはありません。
2008年11月30日
年末を迎え、新潟の音楽界も公演が目白押しです。今日も新潟交響楽団、フルートアンサンブル・カーニバル、トリオ・ベルガルモ、ワルシャワ室内歌劇場などの公演があり、クラシック以外の公演、催しもあって、市内各ホールとも大盛況です。しかし、音楽人口が多いとは言えない新潟で、公演が見事に重なっており、客の奪い合いにならざるを得ません。聴く側も選択を迫られますが、主催者側も大変と思います。少しの配慮があればと思うのですが、ホールの予約をする段階ではこうなるとは思ってないのでしょうね。かく言う私は仕事で上京しており、どれも聴くことはできませんでしたが・・・。潟響定期で演奏された枝並千花さんのコルンゴルドのコンチェルトを聴けなかったのが残念です。
その代わりに、ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団の公演に行ってきました。場所は東京ではなく、なんと福島県のいわきです。オープンしたばかりのホールはきれいで豪華でした。世界オーケストラ番付第4位のロンドン響の演奏はさすがであり、ゲルギエフとの息もピッタリでした。新潟から聴きに行ったのは私くらいのものでしょうが、行った甲斐はありました。
2008年11月24日
本日開催された「井上圭子オルガンリサイタル」に行ってきましたので、急遽更新しました。多彩な曲目、多彩な編曲、多彩な音色を味わえて、さすがにベテランだなあと感心しましたが、オルガンにトラブルがあったのがちょっと残念でした。もっと残念だったのは空席が多かったこと。その分ゆったりと聴くことができましたが、寂しさは禁じ得ませんでした。
2008年11月23日
今週はいよいよ冬到来。職場が山間部にあるため、初雪がかなり積もって大あわてしました。そんな中、すでにブログで紹介していますが、18日には「エディタ・グルベローヴァ ソプラノ・リサイタル」に行ってきました。共演がラルフ・ヴァイケルト指揮の東京交響楽団(コンミス:大谷さん)という豪華版。東京なら完売の公演もさすがに新潟では満席にはなりませんでしたが、歌声はすばらしく、コロラトゥーラの真髄を聴くことができました。東響の演奏もすばらしく、至福のひとときを過ごしました。ちょっとチケットが高すぎと思いましたが、値段分以上の満足感でした。
さて、今朝の新聞に、英グラモフォン誌が21日に、世界のオーケストラ番付「トップ20」を発表したとの記事が出ていました。1位:ロイヤル・コンセルトヘボウ、2位:ベルリン・フィル、3位:ウィーン・フィル、4位:ロンドン交響楽団、5位:シカゴ交響楽団であり、日本からは19位にサイトウ・キネンが唯一ランクインしていたとのことです。天下のN響も、われらが東響もランクインしていませんが、欧米での演奏活動はほとんどないですから認知されていないのも当然でしょう。どういう選定法かはわかりませんが、決して日本のオケが劣るとも思えません。しかし、ネットで調べてみたら、6位:バイエルン放送響、7位:クリーブランド、8位:ロスアンジェルス・フィル、9位:ブダペスト祝祭、10位:ドレスデン、11位:ボストン、12位:ニューヨーク・フィル、13位:サンフランシスコ、14位:マリインスキー、15位:ロシア・ナショナル、16位:レニングラード・フィル、17位:ゲヴァントハウス、18位:メトロポリタン、19位:サイトウキネン、20位:チェコ・フィルとなっています。このそうそうたる顔ぶれを見ると、日本のオケなど入り込む余地はなく、サイトウキネンがトップ20入りしたというのは快挙というべきでしょう。
2008年11月16日
今週は興味あるコンサートがいろいろありましたが、仕事や所用のため行けませんでした。特に高橋多佳子、宮谷理香さんのデュオコンサートや新潟室内合奏団の定期公演に行けなかったのは残念でした。今日も「舘野泉ピアノリサイタル」、「山本真希チャリティコンサート」、「クリスティーネ・ショルンスハイム クラヴィコード・コンサート」、「Wing 〜トリオコンサート〜」などの魅力あるコンサートがありますが、見事に時間が重なっています。新潟も文化都市なんだなあと感慨を感じますが、どこに行くべきか悩んでしまいます。さて、本当にどうしましょうかねえ。
ということで、やっぱりここは正統的に舘野さんでしょうと、雨の中りゅーとぴあに向かいました。白山公園の紅葉は真っ盛り。雨に濡れて一段と色鮮やかとなっていました。ホールに着くとちょうど開場が始まっていました。当日券を買い求めようと受付の前で財布を出しましたが、中年オヤジの頭にはギャルの顔がよぎり、急遽だいしホールへと予定変更しました。雨が降りしきる中駐車場に急ぎ足で向かうと音楽仲間の姿が・・。「あれ?舘野泉聴かないんですか?」と尋ねられましたが、「ええ、ちょっと用事ができて・・」とお茶を濁しました。駐車場に着くとまたまた知人に出会ってしまいました。やはり舘野泉さんを聴きに行く人が多いようです。音楽仲間は当然私も聴きに行くものと思っていたらしいです。
まあ、そんなわけで、今日はだいしホールで開催された「Wing Piano
Trio Concert」に行きました。ヴァイオリンの白澤美佳、森まりや、ピアノの金森千春の3人のトリオです。ピンク色のチラシのキャッチコピーには「恋人たちに贈るハートフルメロディー」とあり、ペアチケットまで用意されていましたので、中年オヤジが一人で行くのはばかられたのですが、行ってみたら高年齢層が多く占めていて一安心しました。ヴィジュアル的には当然ながらすばらしく、チラシの写真の数倍きれいでした。演奏は予想以上に良くて、大いに楽しめました。3人とも良かったですが、新潟出身の白澤さんの演奏のすばらしさに驚きました。舘野さんの方がどうだったかは分かりませんが、予定を変更して良かったと感じました。
2008年11月9日
芸術の秋真っ盛り。たくさんの公演が続いています。すでにブログで紹介していますが、3日の文化の日にはカルテット・スピリタスのコンサートに行ってきました。サクソフォンの四重奏ですが、演奏の良さ、編曲の良さ、演出の良さが相乗効果を上げ、芸術としても娯楽としても堪能できました。客の入りも良く、人気のほどがうかがえました。
昨日もいろんな公演がありましたが、昼は仕事、夜は宴席とどこにも行くことができませんでした。今日もいろいろありますが、どうしましょうかなあ・・。ということで、今日は新潟市民吹奏楽団第76回定期演奏会に行ってきました。団員が指導している新潟ブラスレッスンの小学生の参加があって、楽しいコンサートでした。しかし、すべてポップス曲であり、娯楽としては良かったですが、音楽としての吹奏楽としては物足りない内容に感じました。
最後に、最近読んだ新刊本をご紹介します。まずは、大木裕子著「オーケストラの経営学」(東洋経済新聞社)です。著者は元オケ団員で現在は経営学者という異色の経歴の持ち主です。話の内容に奥深さが乏しく、一部間違いもありますが、オーケストラ経営の実態と問題点が興味深く読めました。
次は、ばん田耕治著「スタインウェイピアノのゆくえ」(エピック)です。それなりのホールには必ずあるといって良いスタインウェイピアノですが、その品質に関しては大きな問題があることを指摘した興味ある書です。ただし、あまりにも思い込み、自己主張が強い内容は違和感を禁じ得ません。国産ピアノをあそこまでけなしていいのかなあ・・。ちなみにピアノの問題に関しては、新刊じゃないですが、斎藤信哉著「ピアノはなぜ黒いのか」(幻冬舎新書)もおもしろいです。
2008年11月2日
秋も深まり、随分寒くなりました。気が付けばもう11月ですものね。そろそろ冬の便りも聞かれそうです。そんなこの頃ですが、今週もコンサートの報告はありません。東響定期以来ご無沙汰となっています。
昨日は柏崎フィルの定期演奏会があり、天満敦子との共演が注目され、柏崎生活が長かった私としては是非行かねばと思ったのですが、外せない所用と重なって断念しました。また、今日は小出郷文化会館でアイスランド交響楽団のコンサートがあるはずでしたが、先々週書いたように来日が中止されてしまいました。独奏者として出演予定だったアリス=紗良・オットとジョセフ・リンのジョイント・リサイタルという形で代替公演が行われることになりましたが、キャンセルさせてもらいました。明日は予定があるので、今日はおとなしくしていましょう。
さて、来年の公演予定を調べていたら、3月31日にオペラ(スロヴァキア国立コシツェ歌劇場)が新潟県民会館に来ますが、演目は「カルメン」でガッカリ。どうして同じ様な演目ばかりなんでしょう。年に1〜2回しかオペラ公演がない新潟で、いつも「フィガロ」や「カルメン」ばかりじゃねえ・・。外来オケの演目も「新世界」や「運命」ばかり。招聘元は何を考えているのやら・・。
また、新潟期待のヴァイオリニスト、我が郷土の星、枝並千花さんが東響を今年いっぱいで退団されるそうです。昨日の彼女のブログで発表されていました。東響でのラストコンサートは新潟でのジルベスターコンサートになります。今後どのような予定なのかは存じませんが、ますますのご活躍をお祈りしたいと思います。
次に、新潟の音楽関連の某掲示板で、来年度の東響新潟定期の情報が出ていましたので、私も調べてみました。詳細は後日にお知らせしたいと思いますが、概略を記します。第53回(2009.4.19、ルイゾッティ主席客員指揮者就任記念):ベートーヴェン:交響曲第1番、ブラームス:交響曲第4番、第54回(2009.6.14、アントン・レック):シューマン:チェロ協奏曲、マーラー:交響曲6番「悲劇的」、第55回(2009.9.6、大友):シベリウス特集(フィンランディア、悲しきワルツ、カレリア組曲、テンペスト)、第56回(200911.8、スダーン):ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(オピッツ)、シューマン:交響曲第2番(マ−ラー版)、第57回(2010.2.6、飯森):モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」(河村尚子)、オルフ:カルミナ・ブラーナ、第58回(2010.3.21、秋山):南アメリカ特集(ヴィラ・ロボス:ブラジル風バッハ5番、ピアソラ:リベル・タンゴ、その他)です。サントリー定期から3公演、オペラシティ・シリーズから3公演となったようです。音楽監督(スダーン)、桂冠指揮者(秋山)、常任指揮者(大友)、正指揮者(飯森)、主席客演指揮者(ルイゾッティ)、客演指揮者(アントン・レック)が見事に配置されています。その分公演間隔がアンバランスとなっていますが、にいがた東響コーラスの参加も考えるとカルミナ・ブラーナも外せませんし、まあ、こうならざるを得ないのでしょうね。これまで東京公演の翌日に新潟定期というパターンでしたが、今回はこの原則が崩れ、第57回、第58回は東京オペラシティ公演の前日となります。また、第57回のみ土曜日の公演になりますので注意が必要です。個人的には、マーラー6番とカルミナ・ブラーナが楽しみです。
最後に、これまで情報が乏しく、はなはだ不評だった長岡のリリックホール、長岡市立劇場のホームページがようやく一新されて、世間並みになりました。公演予定などがやっと調べられるようになりました。やれやれ・・。
2008年10月26日
秋真っ盛り。芸術の秋を堪能されていらっしゃいますでしょうか。私は今週はコンサートもなく、CDを聴いて過ごしております。そこで今回は、最近聴いたCDで面白かったものを紹介します。
まずは、アルゲリッチのピアノ、チョン・ミュンフン指揮フランス国立フィルのシューマン・ピアノ協奏曲です。シューベルトの未完成もカップリングされています。2001年12月のライブ録音で、フランス国内のみでのリリースでしたので日本初発売となります。ライブならではの情熱あふれる演奏に圧倒されます。タワーレコード独自の企画(VINTGE
COLLECTION)で、1000円と安いのでお勧めします。
次は、今年生誕100年を迎えた朝比奈隆のブルックナー交響曲選集です。1980年に東京カテドラルで録音された幻の演奏で、初CD化されました。交響曲第4番(日本フィル)、第7番(東京交響楽団)、第8番(大阪フィル)、序曲ト短調(新日本フィル)が4枚に納められています。会場が教会ということもあって、残響豊かな豊潤なオーケストラサウンドを味わえます。朝比奈の演奏はどっしりと荘厳であり、残響と見事に融合しています。これもタワーレコード独自企画で3000円と格安なので損はありません。秋の夜長に聴くには最適と思います。
そして最後は、ペトリ・サカリ指揮アイスランド交響楽団のシベリウス交響曲集(NAXOS)です。交響曲7曲のほかタピオラとフィンランディアが収録されており、日本独自に4枚組のBOXで発売されました。来日記念盤になるはずでしたが、先週お知らせしたように来日は中止されましたので、幻となりました。BOXのデザインがすばらしく、安価ではありますが演奏も十分な内容です。小出郷文化会館で演奏するはずだった第5番を聴きながらこの文章を打っていますが、いい演奏です。生で聴けないのが誠に残念です。金融危機を怨むしかありません。
2008年10月19日
秋晴れの好天が続いています。さすがに気持ちいいですね。こんな日々が続くといいのですけれど。さて、13日の体育の日はスポーツはしませんでしたが、信濃川のやすらぎ堤をウォーキングしてきました。川の流れを見ていると心身が癒されます。川面を吹き渡る風、時折通り過ぎる水上バスから岸辺に寄せる波。街の真ん中にこんな雄大な、癒しの場があるなんて、新潟の街もいいなあと実感します。
心地よい一汗をかいた後、ネーベル室内合奏協会第60回定期演奏会に行ってきました。その感想はすでにブログで紹介していますが、すばらしい弦楽合奏に感動しました。新潟出身のソリストを迎えて協奏曲が演奏されましたが、なかでも東響で活躍されている枝並千花さんは光っていました。聴き応えあるいいコンサートだったと思います。
また、今日は東京交響楽団第50回新潟定期演奏会が開催されました。りゅーとぴあ開館10周年記念の特別演奏会で、新潟出身の期待の鍵冨弦太郎さんが出演とあって楽しみでした。しかし、今日は遠方で所用があり、開演に間に合うかヤキモキしていました。帰路を急ぎましたが、予想通り開演時間には到着できませんでした。しかし、鍵富さんの演奏には何とか間に合うことができたので良かったです。さて、鍵富さんの演奏は・・・。まずまずの演奏だったということにして、多くを語るのはやめておきましょう。キタエンコと東響の熱演には感激しました。
実はこの東響定期と同時刻に音楽文化会館では「洋楽の夕べ」という地元の音楽家によるジョイントコンサートが開催されました。毎年出演者は変わりますが、昨年聴いて好印象を持っています。「洋楽」という時代錯誤的なネーミングは不評ですが、今年も演奏は期待できそうに思われました。それなのに東響定期と同時刻にぶつけるとは・・。ちょっと残念でした。
さて、世界は金融危機に見舞われ、世界恐慌の再来を思わせる大変な時代を迎えていますが、その影響は音楽界にも飛び火しています。すでに新聞報道で御存知かも知れませんが、今月から来月にかけて来日し、11月2日(日)には小出郷文化会館でもコンサートを開催するはずだったアイスランド交響楽団が、国際金融危機によるアイスランド国内の混乱により、来日できなくなったことが15日に発表されました。アイスランドは、世界的な金融危機の影響で銀行を事実上国有化し、同楽団の銀行口座も凍結され、費用を引き出せなくなったため来日困難となりました。楽団スポンサーの銀行や投資会社の経営が悪化し、団員約100人の給料も払えない状況とのことですので事態は深刻です。
東京ではペトリ・サカリの指揮でシベリウスの交響曲全曲演奏会が予定され注目されていましたし、小出郷文化会館では、ペトリ・サカリ指揮で、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(Vn:ジョセフ・リン)、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(Pf:アリス=紗良・オット)、シベリウスの交響曲第5番という内容豊富な、豪華なプログラムが用意されており、私もチケットを購入していましたので残念でなりません。代替公演が、独奏者として出演予定だったアリス=紗良・オットとジョセフ・リンのジョイントリサイタルという形で開催されます。在京のプロ奏者による臨時編成のジャパン・ストリング・オーケストラが共演するそうです。詳細は小出郷文化会館のホームページに出ていますが、主催者は大混乱だったことと思います。独奏者も魅力ですが、ペトリ・サカリとアイスランド交響楽団自体に興味があった私は残念でなりません。払い戻しを受けるか、代替公演に行くか、しばし検討したいと思います。
2008年10月12日
相変わらず多忙な日々で、心身とも疲労気味です。こんなときはいい音楽でも聴いて気分転換を図らねば・・・。
今週は最近読んで面白かった本を紹介します。御存知茂木大輔先生の「音大進学・就職術」(音楽之友社)です。趣味として音楽を楽しむのはいいのですが、プロとして食べていくのは楽ではありません。好きなだけでは生活できないのはどの職業も同じです。特に音楽大学を卒業してもプロの音楽家となれるのはごくわずか。この辺の実情が興味深く読めます。附録にある「楽団員のための古典音楽一般論必須常識」も面白いです。
2008年10月5日
10月になり、秋も本格化しました。芸術の秋真っ盛り。9月はコンサート続きでしたので、その反動もあって、本業多忙でストレスフルな日々。興味を引くコンサートもなく、CDを聴いたりして過ごしていましたが、午後になって思い立って山本真希オルガンリサイタルシリーズNo.5 メシアンとフランス音楽に行ってきました。メシアンは馴染みにくく、行く予定はなかったのですが、時間が空いたので思い切って出かけました。予想通りの音楽が続いて疲労感を感じましたが、「永遠の教会の出現」という曲で我に帰りました。この曲は聴き映えして良かったです。曲毎に照明を変えて演奏効果を上げていたのも良かったと思います。
さて、先回のウィーン・フィルの公演で、「第1ヴァイオリン2列目の譜面台にバイオリンが1台ぶら下がっており、ヴィオラの3列目の譜面台にもヴィオラが1台ぶら下がっていて、これは何のため?」と疑問に思っていましたが、読者の皆様からの情報を総合しますと、やはり予想通りに弦が切れたりしたときの予備楽器ということらしいですね。私がこれまで聴いたほかのオケでは見かけたことがなかったように思い、気になっていたのですが、一般的なんでしょうか。
2008年9月28日
先週は突然の身内の不幸があり、更新どころではありませんでしたので、更新をお休みさせていただきました。ブログには載せておきましたが、20日は新潟市の音楽界では今年最大のイベントといってもいいウィーン・フィルの演奏会がありました。初めて聴くハイドンの交響曲第67番も良かったですが、今回の日本公演では新潟だけで演奏されたシューベルトの「グレイト」がすばらしかったです。ムーティもかっこよかったです。ブログにこの記事を載せた直後に緊急の連絡が・・・。救命救急センターに駆けつけたときには時既に遅く・・。ということで、更新が遅れた次第です。
そのウィーン・フィルに関連した記事が新潟日報に出ていました。コンサートマスターのライナー・ホーネック氏が新潟大学管弦楽団を指導したそうです。新潟大オケはウィーンフィルのコンマスだった故・ポデュシュカ氏の指導を受けたことがありますが、同氏が死去後、同氏との縁でホーネック氏の指導を受け、サマーコンサートの指揮もしてもらったことがあります。最近は指導の機会がなかったようですが、この度の新潟公演にあわせて指導の機会が持たれたようです。12月の定期演奏会の曲目の指導を受けたとのことですので、その成果を楽しみにしましょう。
さて、今日は、私としてはウィーン・フィル以上に楽しみにしていたコンサートがありました。新潟メモリアルオーケストラ第18回定期演奏会です。メインはマーラー交響曲第3番で、新潟初演になります。この大規模な曲を、アマチュアの手で、新潟で聴けるなんて夢のようでした。演奏は当然アマチュアですからそれなりではありますが、十分に感動を与えてくれました。特に最終楽章はすばらしかったと思います。毎年すばらしい選曲で、すばらしい演奏を、それも無料で聴かせてくれるメモリアルオケには感謝でいっぱいです。来年はホルストの「惑星」とハイドンのオラトリオ「四季」だそうです。今から楽しみですね。
2008年9月15日
今日は新潟市ジュニアオーケストラ教室第27回定期演奏会に行ってきました。毎度の事ながら、ジュニアとは思えない名演奏を聴かせてくれました。プロオケでは感じられない、ジュニアならではの感動があるようです。オルガンも加わってのアンコールの威風堂々では、感激の涙が止まりませんでした。どうにも年を取ると子供たちの頑張りに、涙腺が緩んでしまうようです。
2008年9月14日
夏枯れの8月が終わり、9月になったとたんコンサート続きです。今週は10日に、今年で5年目となるTOKI弦楽アンサンブルのコンサートに行ってきました。新潟の音楽文化の活性化のため、新潟出身あるいは縁のある音楽家によって始められた公演で、新潟県内各地のほかに、東京公演も行うというのが意欲的です。私は昨年に引き続いて2回目となりますが、期待以上の楽しめた演奏だったと思います。
また、昨日は仕事が終わった後、長岡まで遠征し、プラハ室内歌劇場「魔笛」の公演に行ってきました。長岡市芸術文化振興財団主催ということで、S席で8000円というのは破格です。演目はまたかというものですが、新潟での今年度のオペラ公演は、後は11月末の、お馴染みワルシャワ室内歌劇場の「フィガロの結婚」しかありませんので、低料金に誘われて長岡まで繰り出した次第です。当然ながら超一流という訳にはいきませんが、高水準の演奏、歌声を聴かせてくれて良かったと思います。このような旧東欧圏のオペラ団体は、地方の文化向上に寄与してくれてありがたいですが、もっと多彩な演目だといいのですけれど。毎年フィガロやパパゲーノじゃねえ・・。
2008年9月7日
金曜日にアンサンブル奏音(かのん)のコンサートに行ってきました。奥村愛さん出演ということもあってか、会場のだいしホールは超満員。熱のこもった演奏を披露してくれました。奥村愛さんは相変わらずお美しいですね。
2008年8月30日
昨日は久しぶりにコンサートに行ってきました。りゅーとぴあで開催された外山啓介ピアノリサイタルです。予想はしていましたが、女性ばっかりで、男は1割もいなかったでしょう。サティのジムノペディで始まり、ラベル、ドビュッシーと、静かな曲が並んで、癒しのひとときを過ごしました。後半のショパンでだんだん盛り上がり、アンコールのラフマニノフの音の絵が一番良かったです。変身もののヒーローみたいなイケメンですが、真面目な演奏で、お辞儀がきれいだったのが印象的でした。
音楽あれこれのコーナーに新規記事を追加しました。今回は「私の音楽遍歴ハード篇」と題して、私がどんなハードで音楽を楽しんできたかのまとめです。振り返ってみても安物ばっかりですね。
2008年8月24日
新潟市でのコンサートは夏枯れ状態。さびしい日々を過ごしております。
さて、HMV新潟店が9月23日に閉店になることになり、残念に思っていましたが、石丸電気新潟店も同じ日に閉店するというニュースを知り、少々ショックを受けています。これまでの私の音楽遍歴は、石丸とともにあったと言っても過言ではありません。若い頃、オーディオ機器やレコードなど随分買わせていただきました。私の学生時代、名曲堂やツモリレコードが閉店し、クラシックレコードを買うのはもっぱら石丸になりました。駅前ということもあって、学生時代は毎日のように立ち寄っていました。LPからCDへ、石丸とともに時代の変遷を歩みました。その後社会人となり、家庭を持ち、生活の慌ただしさから音楽生活から遠のいた時代が続きましたが、たまにCDを買うのはやはり石丸でした。その後タワーレコードやHMVの新潟進出もあって、石丸にご無沙汰することも多くなってしまいましたが、古くからの新潟人にとっては石丸は特別に思います。その後カミーノ古町にあったタワーはカミーノ閉店とともに新潟から撤退し、雰囲気の良かったHMVのクラシック売り場は年々縮小され見る影もなく、石丸の存在意義が高まりました。最近イオンの新発田や新潟南ショッピングセンターにタワーが戻って来ましたが、品揃えは乏しく、カミーノの時代とはほど遠い状況です。HMVが閉店したら石丸に益々頑張ってもらわねばと思っていた矢先に石丸閉店のニュース。さびしいですね。その昔、新潟の大型電気店といえば石丸か真電でした。現在はヤマダ、コジマ、ジョーシン、ケーズなどの巨大な店舗が市内に林立し、すぐ近くにヨドバシカメラがあり、ビックカメラも建設中です。石丸の経営が大変だろうということは想像に難くありません。新潟駅周辺整備工事で整備される道路に石丸の敷地がかかるとの話も聞いたことがあります。閉店も避けられない現実なのでしょう。でも、やっぱりさびしいですね。
さあ、みんなで歌いましょう!「イシマルー、イシマルー、電気のことなら石丸電気・・・・」
2008年8月17日
世間はオリンピックで盛り上がっているようですが、さすがにお盆休みということでしょうか、新潟ではめぼしいコンサートもなく、さびしいですね。そこで今週は、最近聴いたCDの中で面白かったものを紹介します。
まず最初は、NAXOSの8月新譜の「ザ・ベスト・オブ・フィンジ」。フィンジは歌曲や合唱曲で知られるイギリスの作曲家ですが、クラリネット協奏曲やチェロ協奏曲が隠れた名曲として知られています。この両曲を含め、フィンジの名曲の数々が納められています。癒しのひとときを得たい方におすすめです。
次はグザヴィエ・ドゥ・メストレの「エトワールの夜」。ドビュッシーの曲をハープで演奏したアルバムです。始めからハープのための曲じゃないかと思うほどピッタリはまっています。眠れない夜に静かに聴くに最適です。共演のディアナ・ダムラウ(ソプラノ)の歌声もきれいです。ハープというときれいな女性を勝手にイメージしてしまいますが、実はメストレは男性。しかし、ウィーン・フィルの主席を務める実力者で、ものすごいイケメンでもあります。貴公子という言葉がピッタリの容姿はハーピストとして納得です。今年の11月に来日し、地方公演もあるようですが、新潟に来ないのは残念です。
最後はクラシックじゃありませんが、スーパーギタートリオの「Friday Night in San Francisco 」。実は、机の引き出しから、20数年前にエアチェックしたカセットが出てきて、聴いてみたら大感激。CDで是非聴き直したいと思い、Amazonに注文したらすぐに届きました。ジョン・マクラフリン、パコ・デ・ルシア、アル・ディ・メオラの3人のギタリストがアコースティック・ギターでバトルを繰り広げます。信じられないテクニックとライブならではの熱気。ちょっと古いCDですが、暑気払いにぴったりの1枚です。
2008年8月10日
今週はとんでもなく忙しく、疲れ切ってしまいました。4日に開催された「東京大学音楽部管弦楽団サマーコンサート」も行くことはできず、チケットを無駄にしてしまいました。行ってきた知人の話では、かなり高水準な演奏で、特に弦が良かったとのことでした。さすがに全国の精鋭が集まる最高学府。地方大学とはレベルが違うのでしょうか。そういえば、昔は新潟大学以外のオケのコンサートが新潟でもたまにあって、私も聴いた覚えがありますが、最近はほとんどないように思います。今後もこういう機会があるといいですね。
2008年8月3日
昨日は、りゅーとぴあで開催された「夏休みオルガンコンサート」に行ってきました。恒例になったオルガン・サマーデイズという催しの一環のファミリー向けのコンサートですが、500円という格安料金であり、堅苦しくない馴染みやすい曲ばかりなので、気軽な気持ちで聴いてきました。親子連れで賑わっていましたが、こういう催しで音楽の裾野が広がるといいですね。
また、昨日から9日まで、りゅーとぴあ4階ギャラリーで、開館10周年を記念して、これまで開催された公演のポスターや出演者のサインの展覧会が開催されています。有名人のサインを見ただけで感銘を受けてしまう私は、やはり田舎者ですね。無料ですので、皆様もどうぞ。
県民会館では昨日・今日と、吹奏楽コンクールの県大会が開催されています。ちょうど昨日から甲子園が始まっていますが、吹奏楽に汗水流している若者にもエールを贈りたいと思います。
2008年7月27日
今週はめぼしいコンサートもなく、新しい情報もありません。昨夜は柏崎の花火大会に遠征してきました。そのまとめと温泉記事をアップするのに夜明けまでかかってしまいました。外は暑さ厳しく、CDを聴きながら寝そべっています。
2008年7月20日
昨日新潟も梅雨明けし、暑さもいよいよ厳しくなりそうです。今日は新発田まで「中村紘子ピアノリサイタル」に行ってきました。前半はイマイチに感じましたが、後半のムソルグスキーの「展覧会の絵」は力強い演奏で圧倒されました。アンコールは5曲演奏されて大満足でした。新発田市民文化会館は初めてでしたが、扇形で3層構造の響きの良いホールでした。
さて、先週のツィメルマンのコンサートの記事が遅ればせながら一昨日の新潟日報に出ていました。記事を読んで再び感動が甦りました。ちなみに火曜日には予定通り柏崎で復興祈念コンサートが開催されました。ちょうど私は柏崎まで出張だったのですが、聴くことはかないませんでした。新潟とは違ったプログラムで、ベートーヴェンの「悲愴」のほかに、モーツァルトのピアノソナタ第10番、ショパンのピアノソナタ第3番が演奏され、たいそう盛り上がったとのことです。ツィメルマンは無料のコンサートだけにとどまらず、柏崎市に100万円を寄付したとのことです。たいしたものですねえ。
2008年7月13日
今週は、偶然ではありますが、コンサートが重なり、あわただしい1週間でした。水曜日はロングアイランド・ユースオーケストラ日米親善演奏会に行ってきました。ニューヨークの若者によるオケですが、まさにユースという演奏でした。演奏の質は別にして、若者の日米交流が図られたなら良かったと思います。
金曜日は新潟の誇る期待の星、鍵冨弦太郎ヴァイオリン・リサイタルに行ってきました。演奏は残念ながら期待に反するものでしたが、まだまだこれからの逸材。研鑽を積まれて、10月の東響新潟定期ではいい演奏を聴かせてくれることでしょう。
そして、昨日はクリスチャン・ツィメルマン・ピアノ・リサイタルに行ってきました。さすがに現役ピアニストの最高峰です。音の美しさに息を呑み、ダイナミックかつ繊細なピアノの音の洪水に、感動を抑えきれませんでした。15日には柏崎で被災者招待の復興祈念コンサートが開催されます。きっとすばらしいコンサートになることでしょう。
さて、タワーレコード新潟店に行ったら、AltusのCDが1050円でワゴン売りされていました。高くて買いそびれていたCDが何枚かあったので購入しました。なかでもマタチッチ/N響の新潟県民会館ライブが良かったです。40年以上前の開館当初の録音ですが、大変聴きやすく、やや早めの熱気あふれる演奏は感動ものです。新潟県人としては持っていなくてはと常々感じていたので、安価に買えて良かったです。もう生産されていないようなのでお早めにどうぞ。
2008年7月6日
梅雨ではありますが、相変わらず雨は少なく、真夏の陽気となり、暑さが身に染みます。大雨にならない程度にまとまった雨が降らないと農作物への被害が広がりそうです。
今日は東京交響楽団第49回定期演奏会に行ってきました。シューベルトの歌曲とマーラーの「復活」でしたが、指揮の金聖響の音楽作りの見事さ、独唱者のすばらしさ、にいがた東響コーラスの頑張り、そして東響の完璧なまでの名演奏が一体となって、文句のない名演を生み出したように思います。
また、京都に移籍して、東響ではゲスト・コンサートマスターになっていたニキティンさんが、7月から再び第1コンサートマスターとして戻ってきました。京都はどうしたのでしょうね。大友さんが常任指揮者をやめちゃったからでしょうか。
2008年6月29日
梅雨入りしたものの雨の降らない日々でしたが、ようやく昨夜から雨になりました。ほどほどの雨は必要ですから恵みの雨となりそうです。
昨夜は新潟大学管弦楽団第29回サマーコンサートに行ってきました。毎年団員が入れ替わるのが宿命の学生オケ。名コンサートマスターだった五來さんが卒業し、新しいコンマスを迎えての初めてのコンサートですので楽しみにしていました。演奏はなかなかのもので、今年も期待できそうです。
今日の新聞を見たら、レイモン・ルフェーブルの死亡記事が出ていました。「シバの女王」で知られ、ポール・モーリアと並ぶイージーリスニングの神様的存在でしたので、残念なニュースです。
2008年6月22日
梅雨入りしたとはいうものの、雨らしい雨もなく、気温が上がり、夏到来を実感させる週末です。昨日はすがすがしい青空が広がり、気分爽快でしたが、今日はどんよりとした天気です。雨にならないのは良いですが、蒸し暑さを感じます。そんな中、本日は新潟交響楽団第82回定期演奏会に行ってきました。昨年度までの船橋洋介氏に代わって、松沼俊彦氏を新指揮者に迎え、どんな演奏を聴かせてくれるのか期待していました。身振りの大きな指揮ぶりで情熱的であり、潟響の皆さんもそれに応えての熱演でしたが、私の席では音のバランスが悪く、濁って聴こえました。今後2年間松沼氏の下で潟響がどう変わっていくか楽しみにしたいと思います。
さて、雑誌「男の隠れ家」7月号が「大人のクラシック Part 2」という特集(ちなみに Part 1 は昨年7月号でした)をやっています。オペラ、交響曲、室内楽と独奏曲、クロスオーバー・クラシックという4部構成で、休日の暇つぶしには丁度良い読み物になっています。
また、最近新書版でクラシック音楽関係本が多く出ていますが、文春新書の「巨匠たちのラストコンサート」(中川右介)が面白く読めました。トスカニーニ、バーンスタイン、グールド、フルトヴェングラー、リパッティ、カラヤン、カラス、クライバー、ロストロポーヴィチらが取り上げられており、巨匠たちがどのような最後を迎えたのかが興味深く読めました。
2008年6月15日
今週は久しぶりにコンサートに行ってきました。11日に行われたパシフィカ・カルテットの演奏会です。初めて聴く団体でしたが、なかなかいいアンサンブルを聴かせてくれました。特にリゲティの弦楽四重奏曲とアンコールに演奏されたピアソラが良かったと思いました。
また、本日は快晴の空に誘われて、ドライブがてらに三条までアンサンブル・オビリー室内楽演奏会2008に行ってきました。21日に長岡で、28日には新潟でも同じコンサートが開催されますが、新潟公演は新潟大学管弦楽団サマーコンサートと重なってしまうので、三条遠征を実行しました。演奏はそれなりと思いましたが、音色が良くなく、気持ちよく音楽を楽しむことはできませんでした。会場がコロナ大ホールという会議室みたいな場所で、音楽を聴く環境じゃなかったのも問題だったと思いました。音楽ホールで聴けば印象も違ったのかも知れませんね。
さて、今朝は先行上映されている「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」を見てきました。朝一番だったためか、ワーナーマイカルシネマズ新潟で一番大きな580席の1番スクリーンに客は20人足らず。ゆったり鑑賞できて良かったです。前作から時間が経って、今回は1950年代後半の設定。核実験に巻き込まれたり、宇宙人が出てきたり、破天荒なストーリーはこれまで同様。ジョーンズJrも大活躍。娯楽として楽しめました。
2008年6月8日
今週もコンサートには行かず、久しくご無沙汰となっています。昨日チラシ集めにりゅーとぴあに行ったら、ニューヨークのロングアイランド・ユースオーケストラのチラシが置いてありました。7月9日(水)18:30開演です。チケットは500円と安かったので、すぐにインフォに寄って買ってしまいました。でも予定を確認しないまま衝動買いしてしまったので、行くことができるか微妙です。
また、にいがた音楽鑑賞会のチラシを見ましたが、今年度も西本智実、田部京子の出演する日本フィル名曲コンサートや森麻季・横山幸雄デュオコンサートなど面白そうな公演があります。しかし、会員になるしか聞くことはかないません。各演目とも3〜6公演も設定されているので、ついでに一般発売の公演も1公演設定すればそれなりの需要はあると思うのですが。関係者の方のご検討をお願いします。
さて、近くのハードオフでレーザーディスク・プレーヤーの状態が良さそうな物を見付け、安かったので買ってしまいました。これで物置にしまってあった古いレーザーディスクを久しぶり(20年振り!)に見ることができるようになりました。銀色に輝く30cmのディスクは、CDやDVDに慣れてしまった今では巨大に感じ、扱いにとまどってしまいます。回転音がうるさく、画質的にも小さなDVDに劣り、時代の違いを感じます。以前はVHDも見ていたのですが、もはや知る人は少ないでしょうね。記念に数枚のディスクを保存してありますが、プレーヤーも手に入らないと思い、ほとんどを引っ越しに際して捨ててしまいました。ネット・オークションなら売れたかもと反省しています。
最後に、音楽コミックの話題です。能條純一の「アレルヤ」の第5巻(小学館)が発売になっていたので買いました。これで物語は完結しました。父が伝説の名ヴァイオリストの道音響(みちおと・ひびき)、そのヴァイオリンの音は聴く人の心を打ち振るわせる。その生まれながらの才能に嫉妬する有馬公平。物語の舞台が「ミューザ川崎」や「すみだトリフォニー・ホール」で、登場人物も面白く、音楽好きの方々も十分に楽しめる物語です。最後は尻切れ感が否めませんが、映画化が期待される名作だと思います。
また、さそうあきらの「マエストロ」(双葉社)も第3巻で完結しました。一色まことの「ピアノの森」は、先日ようやく第15巻が発売になりましたが、いまだにショパンコンクールの一次予選の真っ最中。先は長そうです。御存知「のだめ」も大人気。5日には新潟でも「のだめコンサート」が開催されました。行ってきた職場の同僚によりますと、茂木さんの指揮で、いい演奏で楽しめたそうです。これをお読みの皆さんも、たまには音楽コミックはいかがですか。
2008年6月1日
今週はめぼしいコンサートがなく、また、本業もちょっと多忙。週末は興味を引くコンサートがないではなかったのですが、予期せぬ出来事もあったりして予定が狂ってしまい、おとなしく過ごしています。
さて、昨日、9月20日開催のウィーン・フィル新潟公演の東響定期会員枠での当選葉書が届きました。チケットを確保できたのは良かったのですが、チケット代の引き落としが怖いです。一方、サイトウキネンは2次抽選落選のメールが届きました。ウィーン・フィルで懐が寂しくなるので、金を使わないで済んで良かったです。
次に、ヴァイオリンの関口智子さんからリサイタルの案内をいただきましたので紹介します。8月10日(日)、17時よりだいしホールで開催されます。ピアノは黒岩悠。チケットは前売り3500円(茶菓子付き)、当日3800円。曲目は、ヴィヴァルディ作曲:ヴァイオリン・ソナタ イ長調、レスピーギ作曲:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調、ショパン作曲:バラード第4番
ヘ短調、ヴュータン作曲:ロマンス、ガーシュウィン作曲:オペラ「ポーギーとベス」より5曲、などです。レスピーギのヴァイオリン・ソナタは珍しいですが、難曲ながらもとても美しい曲だそうですので、是非お聴き下さい。コンサートが終演すると新潟まつりの花火大会の開始。絶妙な時間設定ですね。
2008年5月23日
今週は金曜日にりゅーとぴあプライムクラシック1500「チェロ」に行ってきました。1500円(会員割引1350円)という格安コンサートです。水谷川優子さんのチェロ演奏でしたが、値段相応に楽しんだということでしょうか。容姿端麗で見応えがありましたが、聴き応えはイマイチだったかもしれません。ただ、りゅーとぴあの響きは良かったです。
また、本日は新潟市民吹奏楽団第75回定期演奏会に行ってきました。今年のコンクールの課題曲の演奏はなかなか良い仕上がりだったと思います。また、「カルミナ・ブラーナ」は聴き応えがありました。
さて、昨日はサイトウキネンの一般発売日。残念ながら今年も買いそびれてしまいました。小澤さん以外のコンサートは残席がありましたけど・・・。
2008年5月18日
しばらく肌寒い日々が続いていましたが、後半は天候も回復して何よりでした。もう5月も半ばを過ぎてしまいました。いつの間にか夏も近くなっています。早いものですね。
さて、今週は、5月13日に、小澤征爾指揮新日本フィルハーモニー交響楽特別演奏会に行ってきました。指揮者とオケと観客が一体となった一期一会の名演奏だったと思います。ただし、東響のサウンドに慣れてしまっているためか、オケの音色は若干粗っぽく感じてしまいました。
また今週は、仕事で横浜まで行ってきました。みなとみらいに行ったのですが、せっかくなので、みなとみらいホール(小ホール)で開催された横浜バロック室内合奏団第46回定期演奏会を聴いてきました。これまで知らない団体だったのですが、演奏技術に裏打ちされた颯爽とした演奏を聴かせてくれました。チェロのイケメンの青年がやたらにうまくってビックリしました。また女性奏者はヴィジュアル的にも高水準であり、楽しませていただきました。終演後には出演者と歓談できるワインパーティーまであって、サービスの良さに驚きました。演奏も容姿も高水準。いいコンサートでした。
今日は東京交響楽団第48回新潟定期演奏会でした。つい3週間前に定期があったばかりですが、やり繰りの都合のためか今回は間隔が狭まってしまいました。シューベルトの交響曲第1番と第4番というプログラムに魅力を感じなかったのですが、スダーンと東響の見事な演奏を聴いても、やっぱり曲は好きになれませんでした。その間に演奏されたプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番はジルベルシュテインの見事な演奏もあって、大いに楽しめました。音楽監督のスダーンの指揮ぶりとそれに見事に応える東響の演奏は、両者の関係がいよいよ円熟していることを物語っているように感じました。
2008年5月11日
暖かいと思えば冷え込んだり。どうにも体調が狂ってしまいます。健康管理に注意しましょう。
さて、今週は5月7日にフランス国立ロワール管弦楽団市民招待特別演奏会に行ってきました。このオケは聴いたこともなく、あまり期待していなかったのですが、うれしい誤算。なかなかいい演奏を聴かせてくれました。無料招待というのが何よりの魅力。楽しめて良かったです。
予約していた「のだめカンタービレ in ヨーロッパ」のDVDボックスが届きました。日本編も良かったですが、ヨーロッパ編も良くできています。原作は少し冗長ですが、ドラマではポイントを絞って良くまとめられています。プラハ、パリの風景が美しく、音楽の扱いもすばらしいです。スメタナ・ホールやドヴォルザーク・ホールでの演奏の様子は豪華であり、聖堂に響くアヴェ・ヴェルム・コルプスには心洗われます。特典ディスクには演奏風景がたっぷり納められており、マーツァル/チェコ・フィルの名演奏も入っていますので楽しめます。初回盤は特典付きでお勧めです。お早めにどうぞ。
2008年5月4日
桜が終わったと思ったら一気に初夏の陽気。晴天続きで気持ちいいですね。4月29日に「第12回
JOINT CONCERT IN BRASS 2008」に行ってきました。新潟市内の中学校、高等学校9校のジョイント・コンサートです。演奏の質は別にして、若者たちの熱気あふれる演奏に元気をもらった気がしました。総勢400人の合同演奏は鳥肌ものでした。思わず感激の涙が出て止まりませんでした。プロのコンサートにはない感激を味わえて大満足でした。
GWは新潟ではめぼしいコンサートがありません。昨日新人演奏会があったくらいです。上京して「ラ・フォル・ジュルネ」にでも行きたいところですが、経済的事情でおとなしくしております。金沢でも「ラ・フォル・ジュルネ」が開催されているのに新潟では何もないというのはさびしいです。なんちゃって政令市・新潟の現実でしょうか。
2008年4月27日
桜の花は終りましたが、青葉が気持ちよく感じます。今週末はちょっと天候がすぐれず、肌寒さも感じました。おかげで風邪気味になり、体調はイマイチです。そんな中、今日は東京交響楽団第47回新潟定期演奏会に行ってきました。中国人女性指揮者のシャン・ジャンと高齢の女性ヴァイオリニスト、イダ・ヘンデルの共演で、なかなかの内容でした。演奏の質を超越したものを感じさせてくれました。
また、東響定期の前に、音楽文化会館で行われた新潟チェロアンサンブル第4回定期演奏会にも行ってきました。チェロ初心者を含むアンサンブルの発表会ですので、演奏の質を論ずるのは意味がありません。プロの演奏にはないほのぼのとした温かさを感じました。感冒薬を服用してボーッとしながら、まどろみの時間を過ごし、東響定期に備えました。
さて、「りゅーとぴあ」からウィーンフィルの案内が届きました。高額ではありますが、ムーティの指揮は魅力です。抽選販売になりますが、第一弾の東響定期会員枠で応募しようと思っています。ほかにもツィメルマンにグルベローヴァと、チケットを手配してしまいましたので、後日の口座引き落としが怖いです。また、5月7日のロワール管弦楽団の招待券が送られてきました。何と言っても無料はいいですね。
現在発売中の「音楽の友」5月号に新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)が特集記事の中で紹介されています。私の音楽の本拠地と言ってもいい「りゅーとぴあ」が全国に紹介されていると、何となくうれしいですね。
2008年4月20日
新潟の桜は花吹雪となり、葉桜となりつつあります。昨日白山公園からりゅうとぴあへの道を歩いたら、散った花びらが地面を覆って、ピンクの絨毯となっていました。咲き誇る花にも勝るような、しっとりとした味わいがあって感激しました。(→ブログ)
さて、昨日は久しぶりのワンコイン・コンサートに行ってきました。今回はオルガンです。京都の桑山彩子さんの演奏でしたが、演奏映え、聴き映えする曲で、選曲・演奏とも良かったと思います。お客の入りも大変良かったようで、当初入れる予定のなかったブロックにも客を入れたようでした。
また、今日は長岡市民合唱団第23回定期演奏会に行ってきました。注目は日本初演となるペーテル・ブノアのHOOGMIS(盛儀のミサ)です。東京シティ・フィルとの共演で、見事な演奏を聴かせてくれました。地方のアマチュア合唱団がここまでやるとはたいしたものだと思います。
昨日は、この秋に小出郷文化会館で行われるアイスランド交響楽団のチケットを買いに、ドライブと温泉巡りがてらに魚沼市まで出かけてきました。昨日が一般発売の初日だったのですが、すでにいい席はほとんど完売状態なのには驚きました。他公演と合わせてのセット券の売れ行きが良くて、一般発売分は1階席の壁際か、2階席の最後方しか残っていない状況でした。すばらしい人気ですね。小出郷文化会館は、オープン以来毎年魅力的な企画をしています。地方にありながら、全国に誇れる活動をしているのはたいしたものです。新潟市からもっと近ければ頻繁に行けるのですけどね。
2008年4月13日
新潟の桜は満開となりましたが、天候は優れず、ちょっと残念な陽気です。でも、今日の午前は何とか晴れましたので、鳥屋野潟に花見に行ってきました。花見客でたいそう賑わっていて、待ちわびた春を楽しんでいました。私のもうひとつの目的は、県立図書館のエントランスホールで開催された「桜のコンサート」です。出演は田中弦楽四重奏団。大きなガラス窓から見える満開の桜をバックにして、春にちなんだ名曲の数々が演奏されました。演奏も良かったですが、第2ヴァイオリンの村松さん(新潟交響楽団のコンミスも務めておられます)が、桜に負けない美しさでした。
その後、県民会館に急いで、「新潟ウインドオーケストラ第41回定期演奏会」に駆けつけました。お決まりに前半がクラシック、後半がポップスコンサートのプログラム。今年の吹奏楽コンクールの課題曲の「天馬の道〜吹奏楽のために」がすばらしい仕上がりだったと思いました。指揮者の松井慶太は、昨年音大を卒業したばかりの新進気鋭の指揮者。長身でイケメンですから、これから人気が出そうです。
このところマーラーの9番に没頭しており、今週は毎晩寝る前にCDを聴いています。マーラーを聴き始めて30年。9番のすばらしさがわかったのは最近です。年を取って初めてわかるのかもしれません。私の人生も終盤に近いのでしょうか。第4楽章を聴きながら毎晩眠りに落ちていますが、いずれ永遠の眠りに入ってしまうのでしょうね。9番に関しましてはCDをかなり買い込みましたし、思い入れも多いので、いずれ別にまとめたいと思っています。
さて、昨日タワーレコード新潟店に行ったら、マーラーの9番ではバーンスタイン/BPOと並んで名盤の誉れ高いカラヤン/BPOのライブ盤(1982年録音)が2390円で売っていました。ついこの間まで5千円以上で売っていたのに半額以下。高く買った私はがっかり。興味ある方はお早めにどうぞ。お買い得ですよ。私はバーンスタインの方が好きですけど、聞き比べのためにも買って損はないCDです。
と、ワルター/VPO(1938年録音)を聴きながら書いています。先日安いNAXOS盤を買ったのですが、70年前の録音ながらも聴きやすい音でビックリしています。速いテンポにもビックリ。全曲で70分43秒は最速なのではと思います。味わいもあるのですが、現代の思い入れたっぷりの演奏を聴いていると、あっけなく終わってしまって拍子抜けに感じてしまいます。ちなみにNAXOSのCDの在庫が新潟で一番多い店は、タワーでも、HMVでも、VIRGINでも、石丸でも、コンチェルトでもなく、おそらく戸田書店新潟南店でしょう。私は頻繁に利用させていただいております。
2008年4月6日
ついに新潟市の桜が開花しました。いよいよ新潟も春本番。一年で一番いい季節を迎えようとしています。気分も晴れやか、となればいいのですけど、現実はいろいろあって、花見気分でもないのが実情です。とは言え、今日は好天に誘われ、コンサート前に白山公園の桜見物をしてきました。まだ咲き始めではありますが、木によっては満開のものもあり、花見客で賑わっていました。そのまま信濃川に出て、川べりを万代橋まで歩いてみました。暖かな春の日差しの中、雄大な川の流れを眺めていると、現実のしがらみをつかの間ではありますが、忘れることができました。時折行き交う水上バスやモーターボートの白波が岸辺に寄せて、心地よい水音を立てています。岸部に立つ高層ビル群。美しい6連のアーチを描く万代橋。新潟もいい町だなあと再認識しました。
さて、本日は茂木大輔のオーケストラコンサートに行ってきました。このシリーズは新潟では4回目ですが、今回はベートーヴェンが交響曲第8番を初演した1814年2月27日のウィーンでの演奏会を、曲目、曲順ともにそのまま再現したプログラムでした。交響曲第7番、第8番とも歯切れの良い軽快な演奏ですばらしかったですが、これまで聴く機会がなく、今後生で聴く機会はないと思われる「3重唱曲」や「戦争交響曲」を聴けたということは大きな幸せでした。まだ早いですが、今年のベストコンサートに推したいほどの内容だったと思います。茂木さんのコンサートは決して裏切ることがないので、今後も楽しみです。
次に、2月24日の日記にも書きましたが、新潟市とフランスのナント市は10年前から交流協定を結んでおり、近いうちに姉妹都市となる予定です。その関連で、「ラ・フォル・ジュルネ」に出演するために来日するナント市に本拠を置くフランス国立ロワール管弦楽団が、新潟市に立ち寄ることになりました。そして5月7日(水)18時30分より、市民招待特別演奏会がりゅーとぴあで開催されます。指揮はペーテル・チャバ。ヴァイオリンの戸田弥生も出演します。曲目は、ラベル「クープランの墓」、シューベルト「未完成」、ほか。小学生以上の1500人が招待され、応募多数の場合は抽選になります。希望者は、4月22日火曜(必着)までに往復はがきに希望人数(1枚につき2人まで)、代表者の住所・氏名・電話番号を記入し、〒951-8550、市役所文化政策課まで申し込んでください。この情報は、は3月30日付けの「市報にいがた」に掲載され、オンライン版を市のホームページで見ることができます。また、本日りゅーとぴあに行ったらチラシが置いてありました。新潟市民で興味のある方はどうぞ。無料ですので、私も応募したいと思います。
最後に、4月4日はキャンディーズが解散して30年目の日でした。解散コンサートが行われた後楽園球場の跡地にある東京ドームシティではファンクラブ主催の大同総会が開催されました。このニュースを見聞きし、私の青春の思い出がよみがえりました。私はミキちゃんファン。家内はかつてはミキちゃんの面影が・・・。ああ、遠い日の幻。あの日に帰れたなら・・・。(→キャンディーズ解散30周年に寄せて)
2008年3月30日
東京では桜が満開。新潟ではまだお預けです。今週末は東京遠征して、地方オーケストラ・フェスティバルに行きたいと考えていたのですが、経済的理由と諸般の事情がありまして断念しました。代わりにということでもないですが、今日は新潟市ジュニア音楽教室のスプリング・コンサートに行ってきました。邦楽、合唱、オーケストラと盛りだくさんの内容でした。開演前にもロビーコンサートがあり、大いに楽しめました。ジュニアの演奏ですからプロと同列に評価はできませんが、合唱団やオケのB合奏は聴き応えがありました。
さて、りゅーとぴあから定例のダイレクトメールが届きました。先週お知らせしたクリスチャン・ツィメルマンのピアノリサイタルですが、何と昨年中止になった柏崎の中越沖地震復興祈念コンサートのために来日し、柏崎以外での一般公演は新潟だけだそうです。(注:軽井沢大賀ホールでもやるようですけど)今年の新潟の音楽シーズンでは一番の話題になるかも知れませんね。
また、9月20日開催のムーティ指揮ウィーン・フィルの曲目が発表になりました。ハイドンの交響曲第67番とシューベルトの交響曲第8番「グレイト」です。新潟独自のプログラムだそうです。チケットは前回の公演と同様に、東響定期会員、N-PAC
mate、一般発売の3段階で発売になります。プログラムは魅力的ですが、S席で34000円という値段には驚きです。安い席を狙う手もありますが、競争率が高そうです。うーん、ため息。11月にはグルベローヴァのリサイタルもありますしねえ・・・。
面白い本を読みました。青柳いづみこ著「ボクたちクラシックつながり ピアニストが読む音楽マンガ」(文春新書)です。「のだめカンタービレ」「ピアノの森」「神童」を入り口としてクラシック音楽、特にピアノ演奏やピアニストの世界へ誘ってくれます。音楽家の実情なども興味深く紹介してくれます。ただし、「のだめ」が何のことかわからない人には理解できない本でしょう。この3作はマンガと馬鹿にしないで音楽好きな方は是非お読み下さい。
2008年3月23日
鉛色の冬空から解放されて、春らしい日々が続いています。青空はいいですねえ・・。本業が忙しく、あれこれ大変だったのですが、すがすがしい青空を見ると心が和みます。
今日は青空ではなく薄曇りでしたが心地よい陽気です。そんな日曜日の昼下がり梯剛之ピアノコンサートに行ってきました。演奏も良かったのですが、客の入りが良かったのには驚きました。なかなか濃い演奏で、若干の疲労感を感じました。
りゅーとぴあ周辺の桜のつぼみはかなり膨らんでいました。このままいい天気が続くと開花は早いかも知れません。
さて、私が行ってきたコンサートの感想を記載した「コンサート見聞録」も十年以上になると内容が増えすぎて、いつどういう曲を聴いたのか分かりにくくなってしまいました。そこで演奏家別の索引を作ろうと思い、少しずつ作業を進めています。今回ごく一部ではありますが、まとまった分を掲載しました。なにぶん私個人の記録ですから、皆様方の役に立つようなものではなく、私自身の覚え書きに過ぎません。ただ、これまでに46回を数える東京交響楽団新潟定期演奏会の全公演の指揮者、ソリスト、曲目等の一覧は我ながら力作と感じています。お暇な方はご覧下さい。
最後に耳寄りなニュースがあります。クリスチャン・ツィメルマンの新潟公演が急遽決まったそうです。7月12日(土)にりゅーとぴあコンサートホールでの開催です。ツィメルマンといえば昨秋、中越沖地震復興祈念のためのコンサートが柏崎市内で予定されていたものの、健康上の理由で中止になった経緯があります。今回は大丈夫でしょう。新潟人にとってはまたとない機会。これは是非行かねばねりませんね。やっぱりピアノ持参でしょうか。
2008年3月16日
いよいよ春。何となく心もウキウキします。実際はいいことばかりじゃないですけどね。
昨日は、りゅーとぴあで開催された「ローマ歌劇場オペラコンサート&レクチャー」に行ってきました。ローマ歌劇場の総裁の講演とコンサートで4時間の長丁場はさすがに疲れました。コンサートはローマ歌劇場の3人のテノールに日本のソプラノが加わって行われましたが、それぞれ個性のある歌いぶりで、楽しめました。聴いていて、先週聴いたの笛田さんの実力を再確認しました。ローマ歌劇場の3人と渡り合えるかも・・・。
2008年3月9日
新潟県では中学校の卒業式が終わり、7日には公立高校の入学試験が行われました。今日は春到来を思わせる好天。。このまま暖かくなるといいですね。
今週は、5日に辻井伸行ピアノリサイタルに行ってきました。仕事が終わらなくて開演には間に合いませんでしたが、ダイレクトに心に響くすばらしい演奏に感激しました。一貫して早い演奏で、淀みなく流れる音の洪水に身を任せていると、辻井ワールドの虜となってしまいます。CDを買って帰りましたが、これがまたすばらしい。様々な曲が入っていますが、すべてが辻井の世界になっています。自作の曲を別CDに入れた2枚組。コンサートの感動が甦りました。
今日は新潟県出身の若手音楽家によるフェニックスコンサートに行ってきました。ヴァイオリンの奥村愛、フルートの小山裕幾、チェロの横坂源、ソプラノの鈴木愛美、テノールの笛田博昭らの出演でした。いずれの演奏もすばらしく、特に笛田の圧倒的声量と存在感に驚嘆しました。鈴木もリリカルなすばらしい歌声でした。奥村、小山、横坂はすでに活躍を知っていましたから驚きはありませんが、笛田、鈴木の2人には感激しました。新潟出身でこんなすばらしい歌い手がいたなんて、私の見識不足を感じました。
さて、変なCDを見つけましたので紹介します。ラフマニノフのピアノ協奏曲第5番ホ短調。演奏は、ピアノ:シュミット=レオナルディ、クチャル指揮ヤナーチェク・フィル(Brilliant
Classics 8900)です。え?、と思われた方はさすがですね。そう、ラフマニノフのピアノ協奏曲は4番までですものね。これは交響曲第2番をピアノ協奏曲にアレンジしたものです。とは言え、ゲテモノではなく、ラフマニノフの孫も公認したという立派な作品です。ピアノ協奏曲としてのできは今ひとつのように感じますが、甘美なラフマニノフ節に悩殺されたい方は話の種にどうぞ。
以前このホームページのおすすめCDコーナーでベートーヴェンのピアノ協奏曲第6番というのを紹介したことがありました。これはヴァイオリン協奏曲をピアノ協奏曲にアレンジしたものでしたが、こちらは協奏曲としてできが良く、その後何枚かの別のCDが発売になっています。これも聴き応えありますのでどうぞ。
2008年3月2日
昨日は雪が舞ったりしていましたが、今日はいい天気です。3月の声を聞くといよいよ春という感慨が湧きます。今週はこれまで行ったことのある首都圏のホールについてまとめてみました。新潟からの行き方を田舎人の視点で書いておきました。東京通の人には不要でしょうけど。
さて、本屋で立ち読みしていましたら、雑誌の「一個人 4月号」で「至福のクラシック」という特集をやっていました。一般雑誌でクラシック特集は珍しいですね。そういえば昨年も雑誌「男の隠れ家」で「大人のためのクラシック」という特集がありました。内容は一般向けというよりは音楽通向けの内容で、音楽専門誌的です。こういう特集をきっかけにクラシック音楽の愛好家が増えてくれるといいですね。
先週も書きましたが、新潟市は近くナント市と姉妹都市提携をするそうです。ナント市といえば「ラ・フォル・ジュルネ」の本家本元。両市の関係が深まれば、もしかして新潟でも「ラ・フォル・ジュルネ」を開催、なんてことは・・ないでしょうね。でも、金沢でやるくらいだから新潟でも・・・。妄想ばかり広がります。
2008年2月24日
好天で過ごしやすいと思ったらすぐに大荒れ。強風が吹き荒れて大変な週末でした。今日は吹雪の中自衛隊新潟音楽まつりに行ってきました。別に自衛隊が好きだからということではなくて、あくまで音楽を聴くためです。自衛隊の音楽隊はオーディションで選ばれた音大の卒業生からなるプロの音楽団体であり、その実力はあなどれません。これまで聴く機会がありませんでしたが、今年は2.15倍の競争率を勝ち抜いてチケットを手に入れることができました。
実は、同じ時間、音楽文化会館で行われた「アンサンブル・フィーデル」の演奏会にも行きたかったのですが、自衛隊に行かせてもらいました。私の知人が出演することを先日知ったのですが、せっかく当選したチケットを無駄にしたくなくって・・。K先生ご免なさいね。
さて、りゅーとぴあには新しいチラシがいろいろ出てました。中でも気になったのは「のだめカンタービレの音楽会」(茂木大輔さん、群馬交響楽団ほか出演)のチラシ。「のだめ」ファンで、コミックにアニメにドラマと、すべて見ている私としましては興味津々。まあ、私のようなオジサンは対象にしてないでしょうから遠慮しておきましょう。
また、先日の新潟日報記事によりますと、交流都市協定を結んでいる新潟市とフランスのナント市が今夏にも、姉妹都市協定を締結する見通しとなったそうです。これに関連して、新潟市は、5月にはナント市のロワール管弦楽団を招待、新潟市からも文化交流団の派遣を計画しているとのことです。ロワール管弦楽団といえば、新潟でもおなじみの東響音楽監督のスダーンが長く主席指揮者を務めていたフランス国立の名門オーケストラです。東京国際フォーラムで毎年開催されるゴールデンウィーク恒例の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭」に参加するために来日しますが、そのついでに新潟市に招待ということでしょうか。きっとコンサートをしてくれるものと思いますが、まだ何のアナウンスもありませんね。ちょっと気になるニュースでした。
最後に、先日発売のモーストリークラシック4月号に新潟市出身のフルート奏者、丸田悠太さん(東京ニューシティ管弦楽団所属)が紹介されていました。昨年9月の「りゅーとぴあ1コインコンサート」にも出演されていましたね。2006年9月のコンサートでニューシティ管が新潟に来たとき、新潟出身ということで指揮者から紹介されたことも思い出しました。新潟出身の音楽家の活躍を目にし、耳にするとうれしいですね。こらからの活躍を応援したいと思います。
2008年2月17日
寒い日々が続いていましたが、今日は太陽が顔を出してくれました。今日は久しぶりの東響新潟定期。東響としては先日の新国立劇場で聴いていますが、新潟は12月以来です。今日の公演は飯森さんと庄司さんの共演、さらには新コンサートマスターの高木さんの新潟初登場と話題豊富です。渋めのプログラムですが、チケットは完売となりました。さて、演奏はどうなりますかと期待しましたが、期待以上の名演奏に驚きました。ベーレンライター版で颯爽と爽やかに演奏されたベートーヴェンのすばらしさ。庄司さんの渾身のストラヴィンスキー。落ち込んでいた気分を見事に高揚させてくれて感謝です。
ところで、最近UX(新潟テレビ21)で思わせぶりなスポットCMが流れているのを見た方も多いと思います。「エディタ・グルベローヴァ この秋 新潟初登場」というようなCMです。私も何のことか気になっていましたが、昨日UXのホームページで全貌が明らかにされ、本日りゅーとぴあでもチラシが置かれていました。新潟テレビ21開局25周年とりゅーとぴあ開館10周年記念事業で、ウィーン国立歌劇場来日記念特別演奏会として、11月18日(火)19:00、りゅーとぴあコンサートホールで「エディタ・グルベローヴァ ソプラノ・リサイタル」が行われます。グルベローヴァはウィーン国立歌劇場とともに来日しますが、4回だけリサイタルを開催し、そのうちの1回が新潟で行われます。共演は何と東京交響楽団。贅沢なリサイタルになりそうです。ただし、値段も高額であり、SS:25000円、S:17000、A:15000円、B:9000円というのはため息が出ます。
さて、金曜日の夜のNHK教育で、昨年末公演された新国立劇場のカルメンをやっていました。カルメンの声質に若干の違和感を感じましたが、なかなか良かったと思います。思わず最後まで見入ってしまいました。主要キャストは外人さんで固め、いずれの方々も好演でした。ただし、その他は当然ながら日本人。歌声はすばらしく、歌だけ聴くとカルメンより日本人の演じたミカエラの方が良かったようにすら感じましたが、日本人がゾロゾロではオペラのイメージが狂ってしまうというのも事実。国産オペラの難しさですね。
2008年2月10日
先週行ったマリインスキーオペラ「ランスへの旅」、「イーゴリ公」、新国立劇場「サロメ」の記事を掲載しました。また、東京遠征について「東京オペラ三昧」としてまとめました。
2008年2月3日
昨日今日と思い切って東京に遠征してきました。昨日は昼の12時から東京文化会館でのマリインスキーオペラ「ランスへの旅」。そして夕方6時からは、NHKホールでまたまたマリインスキーオペラの「イーゴリ公」。さすがに連チャンは疲れましたが、オケの皆さんやゲルギエフだって連チャンな訳ですから、負けてはいられません。こんな贅沢はもうないかも知れませんので、楽しませていただきました。軽妙でおしゃれな「ランスへの旅」。重厚でダイナミックな「イーゴリ公」。性格の全く違う演目でしたが、それぞれが魅力的な舞台であり、マリインスキー劇場の奥の深さを感じました。そして本日は止めに、新国立劇場の「サロメ」の初日に行ってきました。私にとっては新国立劇場へのデビューです。日本を代表するオペラ劇場だけあって雰囲気も最高。贅沢気分を味わうことができました。それぞれの公演の詳細は後日アップしたいと思いますが、とりあえずの感想はブログの方に載せておきましたのでご覧下さい。オペラのすばらしさを再認識した週末でしたが、思わぬ大雪にはビックリしました。新潟に帰ったら雪なし。こんなこともあるんですね。
2008年1月27日
1月23日にプラハ交響楽団ニューイヤーコンサートに行ってきましたので記事を追加しました。このとき配られたチラシの中に、5月に開催される小澤征爾指揮新日本フィルの案内がありました。モーツァルトのディベルティメント、オーボエ協奏曲、そしてチャイコフスキーの悲愴が演奏されますが、SS席18000円、S席15000円、A席12000円、B席8000円、C席4000円で、殆どがS席の設定。さすがに小澤先生。1万円は小澤先生分ということなのでしょうね。是非行きたいとは思いますが、高いなあ・・・。一般発売は3月8日。席は少ないですが安い席を狙いましょう。
りゅーとぴあ開館10周年とはいうものの、記念公演はウィーンフィル、東響50回定期にジルベスターコンサート。え?これだけ? なんともはや。予算がないんでしょうね。政令市になったとは言っても、農村を寄せ集めて人口を増やしただけで都市として発展したわけではありません。日本海側の都市として新潟とライバル視される金沢ではオーケストラアンサンブル金沢(OEK)という素晴らしいプロオーケストラがありますし、今年のGWには何と、ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2008が開催されます。文化的には大変な差がついています。加賀百万石の歴史のある城下町と、文化の育たなかった港町。勝ち目はありません。さびしいなあ・・・。
2008年1月20日
今週は「新潟のコンサート情報」に若干追加があるのみです。
2008年1月13日
今日は新年最初のコンサートに行ってきました。大ファンの山本真希さんらによるニューイヤー・オルガンコンサートと新潟出身の音楽家3人による
Super Classic Joint Recital です。ともに堅苦しくなく楽しいコンサートでした。
実は毎回ハイレベルな演奏を聴かせてくれる新潟ウィンドオーケストラの演奏会が13時半から新潟県民会館であったのですが、見事に重なってしまい、行くことができませんでした。少し時間をずらしてくれたら良かったのになあ・・。
本当は金曜日のウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団のニューイヤーコンサートにも行きたかったのですが、チケットを買いそびれました。もっとも当日は仕事が忙しくって開演時間には行けませんでしたけど。コンサートに行った職場の同僚の話では、3階まで満席で、会場は大盛り上がりだったとのこと。行けば良かったなあ・・。残念。
2008年1月6日
さて、新年を迎えてまだコンサートはありませんが、TVではいろいろ楽しみました。1日の恒例のニューイヤーコンサートは一部のみ見ました。高齢なプレートル氏の指揮でしたが、途中で飽きてしまいました。3日夜のNHKのニューイヤー・オペラコンサートは良かったです。特にダッタン人の踊りは迫力満点。新潟でおなじみの飯森さんが頑張ってくれました。
そして今年の正月休みは何と言っても「のだめカンタービレ」。一昨年の放送分を2日、3日の2日間で全部再放送されましたが、全部見ちゃいました。実はDVD持っているんですけどね。何度見ても楽しいです。音楽の使い方が実にいいです。私の大好きなラプソディ・イン・ブルーが効果的に使われていました。最終話の大川市の堤防でのハグのシーンは名場面と言っていいでしょう。玉木宏の「千秋」、上野樹里の「のだめ」はこれ以上ない適役ですね。
さらに4日、5日の夜は新作のヨーロッパ編が2夜に渡って放送されました。ビデオにとって見たのですが、予想以上のいいできだったと思います。原作は長大ですが、コンパクトにまとめてそれなりに楽しめました。指揮者コンクールのシーン、壁にぶち当たるのだめの苦悩。よく描けていたと思います。指揮については飯森さんが指導しただけあって情熱的でダイナミックでした。こういうコメディドラマはクラシック通の人は目を背けるのかも知れませんが、こういうのを楽しむ精神的余裕も大事かと思います。原作は大人買いで全部持っているのですが、娘に持って行かれちゃいました。
2008年1月1日
皆様、明けましておめでとうございます。本年がすばらしき年となりますことをお祈り申し上げます。
さて、これまで記事を散発的に載せていただけですが、このページを新たに始めたいと思います。更新内容の紹介のほか、日々の出来事なども記していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
新年のカウントダウンはBSで生中継していた東急ジルベスターコンサート。尾高忠明氏の指揮でレスピーギの「アッピア街道の松」でカウントダウンされましたが、見事にピッタリ。すばらしい。 |