りゅーとぴあ・カジュアル・コンサート・シリーズ Vol.3 サクソフォン四重奏
カルテット・スピリタス
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2008年11月3日(月・祝) 16:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
 
モーツァルト/内田祥子・編:歌劇「フィガロの結婚」序曲
フランセ:小四重奏曲
  T.からかい、冷やかし  U.俗歌  V.滑稽なセレナーデ
リュエフ:四重奏のためのコンサール
  T.アントレ  U.フーガ  V.メヌエット  W.パスピエ
  X.エール  X.ロンド形式によるフィナーレ

(休憩20分)

清水大輔:SOON
シフリン/三浦秀秋・編:ミッション・インポッシブル(スパイ大作戦のテーマ)
モリコーネ/内田祥子・編:「海の上のピアニスト」より「愛を奏でて」
ピアソラ/啼鵬・編:カランブレ
バッハ/冨岡和男・編:G線上のアリア
ガーシュイン/内田祥子・編:ラプソディ・イン・ブルー

(アンコール)
燃えよドラゴン
ラテン・メドレー
 

 
 

 先回の東響新潟定期以来ですからずいぶんと久しぶりのコンサートとなります。昨日はアイスランド交響楽団のコンサートに小出郷文化会館まで遠征する予定だったのですが、アイスランドの金融危機のため来日できなくなりコンサートは中止されました。代替コンサートが用意されましたが、残念ながらキャンセルさせてもらいました。せっかく楽しみにしていたのですけれど・・。

 秋も深まり、随分と肌寒くなりました。天候も優れず、雨が降ったり止んだりと落ち着きません。今日は午前中は職場で雑用をこなし、その後は某温泉で骨休みをしてコンサートに向かいました。催し物が多いためか駐車場は混み合っていましたが、タイミング良く出庫する車と入れ違いに駐車することができました。今日のコンサートは3階席は開放されませんでしたが、発売された席の8割以上は埋まっており、大盛況といっても良いでしょう。カルテット・スピリタスは昨年11月に当所でコンサートを行い好評を博し、1年振りに再登場となりました。

 軽快な「フィガロの結婚」序曲で開演し、トークを交えながらコンサートが進められました。前半は本格的なサクソフォンの四重奏で、じっくりと聴かせました。後半は1階席左後ろのドアから登場してコミカルな演奏で会場を湧かせました。その後も照明による演出も伴って娯楽的要素を高めた演奏が続きました。娯楽的とは言っても節度があり、編曲のすばらしさ、演奏のすばらしさが相まって、聴き応えある内容でした。トークもうまく、全く飽きさせませんでした。ソプラノ、アルト、テナー、バリトンと4本のサクソフォンですばらしいハーモニーを作り出し、驚嘆しました。アンコールの2曲も楽しませてくれました。

 芸術性と娯楽性を兼ね備えたすばらしい演奏に大満足でした。演奏そのものがすばらしいので、コミカルな演出が嫌みに感じられません。是非ともまたの来演を期待したいと思います。
 

(客席:2階 C7-31、会員割引¥1800)