新潟大学管弦楽団 第45回定期演奏会
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2008年12月20日(土) 18:30  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
指揮:河地良智
ヴァイオリン:ルカ・クストリッヒ
 

 
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲

グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調

    (アンコール) クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース

(休憩15分)

ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 Op.27

(アンコール)
グラズノフ:バレエ音楽「四季」より 第4場「秋」アレグロ

 
 

 本日は新潟の冬とは思えない好天。朝からの快晴の青空に気分も軽やかです。このまま春になってくれたらいいなあと感じましたが、これからが冬。つかのまの日光浴を楽しみました。
 今日は年末恒例の新潟大学管弦楽団の定期演奏会です。潟響とならんで、新潟ではオケラと呼ばれて親しまれています。毎年団員が入れ替わるのが宿命の学生オケですから、その年によりできは異なりますが、学生ならではの新鮮さが魅力です。
 早めにりゅーとぴあに行き、開場待ちの行列に並んで、Cブロック前方に席を取りました。客の入りはなかなか良く、東響定期並みでしょうか。

 1曲目はワーグナーの「さまよえるオランダ人」です。オーボエの音がチャルメラみたいで、管楽器全体が弱かったように感じましたが、全体としては良い演奏だったと思います。ブラスがバシッと決めてくれたらもっと聴き映えしたように思います。

 2曲目はグラズノフのヴァイオリン協奏曲です。独奏のクストリッヒはウィーンの高校生で、長髪のイケメンです。でも、新潟とはどういうつながりなんでしょうね。演奏はなかなか良かったのですが、よく聴けば指が回らず、ぎこちない演奏ではありました。オケの演奏は良く、協奏曲として十二分に楽しませてくれました。独奏者のアンコールがありましたが、これは協奏曲の演奏以上に良かったように感じました。

 後半は大曲のラフマニノフの2番です。これまでも定期演奏会で取り上げられており、2001年の東京公演でも演奏されていますが、現在のメンバーでは初めてです。とりとめもなく甘い旋律が続くこの曲は、冗長になりやすく、演奏をまとめ上げるのが大変だと思います。学生オケですから乱れは当然ありますが、飽きさせずに聴かせてくれて、聴かせ所も決めてくれてました。河地先生は暗譜で指揮されていました。今日が最後というコンミスの小戸田さんの独奏も良かったですし、第3楽章のクラリネットの長いソロも良かったと思います。
 アンコールに珍しいグラズノフの曲を演奏して終演となりました。総じてアマチュアとしては高水準な演奏だったと思います。半年前のサマーコンサートより成熟していることが実感されました。来年はまた新しいコンマスを迎えてどのような演奏を聴かせてくれるかが楽しみです。次のサマーコンサートはドボルザークの8番ほかが演奏されます。楽しみにしましょう。
 

(客席:2階C3−7、全席自由:700円)