ゲルギエフ指揮 ロンドン交響楽団 | |
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2008年11月29日(土) 18:00 いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール | |
指揮:ワレリー・ゲルギエフ ピアノ:アレクセイ・ヴォロディン |
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ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 op.30 (休憩20分) プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」ハイライト |
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今週末は土曜・日曜と東京で所用がありました。日帰りでこなすこともできなくはありませんでしたが、土曜は宿泊することにしました。泊まるとなるとコンサートですが、東京でのコンサートを検索しましたが、なかなか興味を引くものがありません。範囲を東京から拡大すると、つくばでファジル・サイのコンサートがあります。これは興味深く感じましたが、さらに調べたら、いわきでゲルギエフ指揮のロンドン交響楽団の公演があることが判明しました。ゲルギエフ・ファンを自認する私ですので、思い切って遠征することにしました。最近オープンしたホールにも興味がありました。日曜の用事は午後ですので、土曜の所用を早めに切り上げれば、時間的に不可能ではなく、日曜の朝にいわきを発てば午後の所用にも悠々間に合うことがわかりました。ネットでチケットと大浴場付きの安宿を手配し、計画は実行に移されました。 上野より常磐線のスーパーひたちに乗って2時間15分。いわきに快適に到着しました。いわき駅より徒歩10分程度でホールに着きました。ホールは「いわき芸術文化交流館・アリオス」といい、最近オープンしただけあって大変きれいであり、豪華な印象です。多目的ホールですが、4層構造の客席で、両サイドにはバルコニー席があります。各階を回ってみましたが、4階席から見下ろすとステージは奈落の底のように感じます。高所恐怖症の方は怖いかもしれません。客席は全部で1705席ですが、客席の天井は高く、ホールの容積としては大きいように感じます。ステージの天井もやたらに高く、オーチャードホールに似た感じです。ホワイエは狭く、飲食コーナーも狭いのが難点に感じました。レセプショニストがいますが、サントリーやりゅーとぴあのようなエレガントさがなく、学生アルバイトのようで、垢抜けません。 パラパラの拍手の中楽員が入場し、チューニングの後にコンマスが登場しました。オケの配置は最近ゲルギエフが好む対向配置です。第1、第2ヴァイオリンが左右に分かれ、チェロが左、ヴィオラが右、コントラバスは第1ヴァイオリンのすぐ外側に1列に並んでいました。 ということで、相変わらずゲルギエフの熱気あふれる指揮ぶり、わかりやすい演奏で楽しめました。はるばるいわきまで遠征した甲斐は十分にあったと思います。これでゲルギエフを聴くのは何回目か分からなくなってしまいましたが、毎回期待を裏切ることなく感謝しています。 (客席:1階14-40、S席:17000円) |