更新日記

2004年


2004年12月26日

 なかなか私生活が落ち着かず、新規施設の更新はありませんが、先日オープンした「金城の里」の情報を読者の皆様からいただいておりますので、口コミ情報に追加しておきました。
 今年は大晦日まで仕事が入っているので、更新はこれが最後となりそうです。今年は亀田町の「田舟の里」に始まり三島町の「花みずき温泉・喜芳」で終わりました。まだ「金城の里」に行っていないのが心残りですが、来年の楽しみにしましょう。また、今年は東京出張の折、一般のホテルに泊まるのをやめて、温泉施設に泊まってみました。この欄で報告させていただきましたが、けっこう満足できましたので皆様にもお勧めします。
 さて、今年の新規紹介施設は25施設でした。また、今年の新潟県内での新規オープン施設は8ヶ所、うち天然温泉は5ヶ所でした。閉館施設も「やひこ乃ゆ」や「めぐみのゆ」などがあり、さらに火災で全焼した「ゆくら妻有」や震災に被災した数多くの旅館があり、成願寺温泉のように廃業したり蓬平温泉のように休業を余儀なくされた施設が数多くあるのが残念です。来年の新しい温泉のオープン情報は今のところないですが、読者の皆様で情報をお持ちの方がおられましたら、是非教えてください。
 今年から始まった市町村の大合併は来年ピークを迎えます。私の住む新潟市も政令指定都市を目指して合併が行われます。中越大震災による温泉被害もあり、ホームページの記載も大々的に修正しなければならないのですが、手が回りません。当分震災前、合併前の情報だということをご承知置き下さい。
 

2004年12月19日

 引っ越しやらで多忙でして、更新が滞っていて申し訳ありません。皆様からの情報によりますと、新津市の「めぐみのゆ」は8月いっぱいで休業しているそうです。ローリー温泉ではありましたが、結構いいお湯だったように記憶しています。第三セクターじゃない民間の温泉でしたから、経営が大変だったのでしょうね。でも、あの源泉はどうするんでしょうね。また、先回新発田市の「天神の湯」が設備故障で休業との情報をお伝えしましたが、営業しているそうです。
 また、本年1月に掘削に成功し、施設のオープンが待たれていた塩沢町の島新田温泉「金城の里」が昨日(18日)オープンしました。ゴミ処理場(南魚環境衛生センター)の敷地内で掘削(1200m掘削、39℃、毎分354L自噴、アルカリ性単純泉)されたもので、ゴミ処理の廃熱を加熱、暖房に利用するそうです。入館料は大人300円、小人150円、開館時間は10:00〜21:00、定休日は毎週月曜日。高深度掘削の「アル単」温泉で、ゴミ処理場の附属施設ですから、どんな施設かは何となく想像できます。私は当分行けそうにありませんが、行かれた方のレポートをお待ちしています。

 このホームページにアクセスカウンターを付けてからもうすぐ3年(2年11ヶ月)になりますが、いつの間にかアクセス数が50万件をはるかに超えていました。個人の道楽でやっているページでして、内容は不親切、不十分ですが、このように多数の皆様からご覧いただきまして、誠にうれしく思います。これからもよろしくお願いいたします。
 さてさて、引っ越ししたという話をしましたが、越した先は「槇尾湯ったり苑」のすぐ近くで、歩いていける距離です。このところ生活の慌ただしさから遠くの温泉に出向く気力が萎えてしまい、遠くの温泉より近くのスーパー銭湯ということで、これまでも週1回以上利用していましたが、ますます利用頻度が増えそうです。
 

2004年12月5日

 先日柏崎への出張の帰りに、三島町にオープンした「花みずき温泉・喜芳」に寄ってきましたので紹介します。平日夜間ということもあって、オープン早々ながら貸し切り状態でゆったりできました。噂通りの豪華施設に感動しました。夜間割引で750円はまだ高いなあと感じましたが、設備の豪華さからは納得できないこともありません。掛け流し浴槽は檜露天風呂だけですが、単純泉ながらも味わい深い源泉であり、十分な浴感があります。この時代にこれだけの施設を造って、元を取るのは大変だろうなあ、と余計な心配をしてしまいました。
 さて、先週紹介した新発田市の「天神の湯」が早くも設備故障(?)で休業との情報もあります。行かれる方は確認された方がいいかもしれませんね。
 

2004年11月28日

 震災からの復興も少しずつ進んでいますが、今なお多数の方々が避難生活をされています。暗いニュースばかりですが、明るい話題として温泉施設の新規オープンがありましたので紹介します。
 11月23日、新発田市に「天神の湯」がオープンしました。直前まで事前情報がなくて面食らいましたが、オープンの1番風呂に入ってきました。場所は新発田市ですが、源泉井戸は聖籠町にあります。聖籠町と言えば「ざぶーん」ですが、「ざぶーん」のお湯とよく似た強塩泉で、掛け流しで使用されています。内風呂の他に屋根付きの露天風呂があります。休憩用広間はあるものの、食堂がないのが残念です。タオルなしで600円は高めかと思いますが、泉質はいいので、お勧めできます。
 また、11月27日には三島町に「花みずき温泉・喜芳」がオープンしました。23日には無料のプレオープンがあり、早速行かれた方々から情報をいただきましたので、口コミ情報に掲載しました。かなりの豪華施設のようですね。

 さて、先日は仕事で東京出張に行ってきました。春の出張時は「大江戸温泉物語」や「ラクーア」を宿泊場所として利用し、ここで報告させていただきましたが、今回は蒲田黒湯温泉・ホテル末広です。
 JR蒲田駅西口を降りて左側へ、東急池上線の下をくぐると右手にすぐにあります。改札を出て1〜2分と交通至便です。東京の温泉銭湯として「黒湯」が有名ですが、このホテルでその「黒湯」に入ることができます。1階のフロント横に男女浴室があります。
 源泉名は、蒲田黒湯温泉。源泉温度:17.6℃。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉。湧出量は98L/分(動力)、PH:8.28。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Na 626.0、K 26.0、Mg 10.4、Ca 8.4、Al 0.6、Fe 1.8、Mn 0.05以下、F 0.05以下、Cl 297.7、SO4 0.1、HCO3 1262.4、CO3 18.6、メタ珪酸 102.6、メタ硼酸 31.2、遊離CO2 11.4などガス性除く成分総計は2387mg/kgです。実際の湯は、濃い黒褐色(醤油色)で、透明度は4〜5cm程度、わずかな塩味を感じますが、ほとんど無味無臭です。湯は加熱循環されていますが、非加熱源泉の注入もあります。浴槽は3〜4人程度入れる小さな長方形の浴槽のみで、ジェット付き(ON/OFF可)。ほかに小さいながらもサウナとミストサウナがあります。洗い場にはボディソープ、シャンプーあり。脱衣場洗面台にはドライヤーと櫛あり。カミソリは無料で使えます。
 駅前の繁華街によくあるような古いビジネスホテルで、きれい好きな方にはお勧めできませんが、健康ランドに抵抗なく宿泊できる方なら問題ないでしょう。シングルは6825円からと格安であり、インターネット予約をすると1割引になります。さらにパン、コーヒー、サラダの朝食付きですので大変お得です。予約すれば朝はタダで羽田空港へ送ってくれます。決して新しくはなく、典型的なB級ビジネスホテルですが、温泉に浸かって格安で泊まれるというのはありがたいです。こんな古ぼけたホテルでありながら、各部屋にLANポートがあるというのはミスマッチです。宿泊以外でもタオル付き1050円で温泉利用が可能です。ここを目的に東京に行く人はないでしょうが、出張の宿として利用されると良いでしょう。

 東京まで行くのに、新幹線がつながっていないのはつらいですね。新潟−東京2時間ということで組んでいた予定が崩れてしまいます。行きは飛行機の予約が取れて良かったですが、帰りは新幹線。越後湯沢−長岡の代行バスが2時間近く。接続時間待ちも相当あります。長岡駅前に着いても降車場に入れず暫く順番待ち。結局東京から新潟まで私の利用した便では5時間もかかってしまいました。新幹線のありがたみを改めて感じました。実は本来なら今日も東京へ行く用事があったのですが、本日中に帰るのは無理なので行くのを中止しちゃいました。残念。
 さて、東京駅で新潟までの切符を買おうとしたら、自動券売機では買えなくなっていました。自動券売機での上越新幹線の切符は越後湯沢までで、それ以遠は画面から削除されていました。このことは券売機周辺に全く掲示はなく、新潟はどこへ行ったんだと右往左往。窓口で買うしかないのでご注意下さい。急ぐときは困りますね。
 

2004年11月14日

 想像を絶する新潟県中部地震の惨状を前に、温泉巡りでもありませんが、このホームページの掲示板が入浴施設の情報交換に役立ったらしいのはせめてもの慰めです。幸い私には直接的被害はありませんでしたが、かつて暮らした小千谷の街の大きな被害は心痛みます。「ちぢみの里」など休業していた温泉施設の営業再開のニュースはうれしく思いますが、長岡の成願寺温泉のように廃業した温泉や、蓬平温泉の某旅館のように再建まで従業員を全員解雇した施設もあり、中越地区の温泉事情は当分落ち着かないことでしょう。この間、市町村合併に伴う魚沼市、南魚沼市の誕生があり、このホームページの記載も大幅に改訂しなければならないのですが、こういう状況下ですので、当分以前の記載のままでご容赦下さい。
 新潟の地震と言っても、甚大な被害があったのは中越地区であり、上越、下越、佐渡地方は大きな被害はありませんでした。しかし、新潟県全体の被害が大きいと誤解され、また上越新幹線の不通など交通事情の悪化もあり、被害のない県内の観光地もキャンセルが続き、その損失は計り知れないものがあります。天災、風評被害と嘆いてばかりでなく、被害のない観光地は積極的に情報発信して集客の努力をすべきです。このままでは新潟県全体が沈み込んでしまいます。元気な新潟をアピールして復興を盛り上げなければ。(アルビレックスが頑張ってくれると盛り上がるんですけどね・・。)全国の皆さん、是非(被災地以外の)新潟の温泉地にいらしてください。

 さて、新潟市のウエルサンピア新潟(厚生年金スポーツセンター)のトロン温泉が11月1日より「薬石なごみ」に変更して営業しているとの情報を同センターの広報担当の方よりいただきました。新潟県糸魚川姫川薬石を使用。各種のミネラル成分を含有し、水の浄化によりお肌がまろやかになるそうです。季節に応じた変り湯もあるそうですので、これまで以上に楽しめそうです
 
 そして、あれほど話題になった温泉の入浴剤混入問題、水道水温泉偽装問題でしたが、たび重なる台風被害や中越地震騒ぎなどでマスコミに取り上げられる頻度がめっきり減ってしまいました。そんな折り、温泉教授・松田先生の新刊を本屋で見つけましたので紹介します。「ホンモノの温泉は、ここにある」(光文社新書、700円)です。またかと言う内容の本ではありますが、現時点での温泉の問題点を整理するにはいいでしょう。
 

2004年10月24日

 ついに上越市に割烹温泉・上越の湯がオープンしました。オープン翌日の19日、柏崎出張の帰り(?)に寄ってきました。北陸道上越IC南のウイングマーケットのカウボーイの一角を改装してできた温泉施設です。浴室、休憩設備、飲食設備とも充実。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、若干の薬味・臭気はありますがあまり特徴は感じません。しかし、ツルスベ感はあり、柔らかなお湯です。1680円(タオルセット・館内着付き)という値段は立ち寄り湯としての利用なら論外ですが、健康ランドとして考えれば良心的な値段です。帰りに割引券をもらえましたし、食事込みでゆっくり過ごすならお勧めできます。ここはスーパー銭湯じゃなく健康ランドです。目的を持って利用しましょう。なお、真っ黒な浴衣は異様ですね。

 掲示板にも書きましたが、先日久しぶりに「安田温泉・やすらぎ」に行ったら、内風呂、露天風呂の各お湯の投入口に、注いでいるお湯は循環湯ではなく、掛け流している旨の掲示がありました。露天風呂は確かにオーバーフローが多くて、掛け流しされていますが、内風呂は、湯はちょろちょろとしか注がれておらず、これを掛け流しと言うのは抵抗があります。浴槽内には足が吸い付くくらいの強力な吸引があり、浴槽内循環はしっかりなされています。掛け流しと言ってもいい露天風呂も、源泉をかなり希釈していると思われ、源泉100%ではありません。温泉好きにとっては生の源泉を味わいたいですが、源泉は濃すぎて一般向きではないかもしれませんね。「やひこ乃ゆ」は引き払って、あのおばあちゃんも「やすらぎ」の売店で頑張っています。すっかり「やひこ乃湯」の雰囲気になってしまいました。開業早々にこのB級の味は大いに魅力です。

 某スーパー銭湯で目撃された1回でシャンプーボトルを4本使い切る人の話題から、掲示板では入浴に関するマナーの話題で盛り上がりました。「かけ湯」は当然として、タオルを浴槽に入れない、排泄しない、走り回ったり飛び込んだりしない、飲食物を持ち込まない、石鹸類や備品を持ち帰らない、など社会人としての当然のマナーを問題にしなければならない現実は残念です。大人がちゃんとしなければ次代を担う子供たちもマナーを学ぶことができません。これは入浴に限った話ではないですが。この問題に関連して、浜風さんが掛け湯に関してすばらしい書き込みをしてくれました。口コミ情報コーナーに掲載しましたので是非ご覧下さい。

 この度1996年10月23日にホームページを開設してからまる8年が経ちました。当初は12ヶ所程度の施設紹介からスタートし、現在はちりも積もって350施設の紹介となりました。アクセス数も伸びて、最近では毎日600〜700アクセス、時には1000〜1300アクセスもあり、管理人自身驚いています。なにぶん個人の道楽でやっているページであり、進歩がなくて申し訳ありません。少しずつ内容の充実に努めて参りますので、変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。

 地震に被災された皆様にお見舞い申し上げます。一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
 私は昨夕の地震の時、松崎湯ったり苑で入浴中。浴槽のお湯が大きく波打ちました。幸い私には被害はありませんでしたが、私がかつて暮らしていた小千谷市が大被害。心配です。こう書いている今も余震の揺れを感じます。何ということか・・・
  

2004年10月17日

 先日宴会で月岡温泉のホテル華鳳に行ってきました。月岡随一の豪華さを誇る旅館ですから、貧乏人の私は訪問する機会がありませんでした。私のことですからタダで帰ってくるはずもありません。せっかくですから、宴会をそっと抜け出して、しっかりと入浴してきました。ここは姉妹館のホテル泉慶とともに「白玉の湯」という独自の源泉を持っています。一般の月岡温泉の源泉よりさらに硫黄分が多く、ツルスベ感もあっていい湯でした。内湯は温泉でなかったのは残念ですが、そのへんの掲示をしっかりしてあるのは模範的ですね。華鳳の紹介記事を作ったついでに、本家のホテル泉慶のページを番外から通常のページに移行しました。

 さて、上越市の「割烹温泉・上越の湯」がいよいよ10月18日にオープンします。すでにプレオープンしているらしいので、地元の人はすでに利用された方もあるかもしれません。皆様方の情報をお待ちしています。ところで、割烹温泉というのはどういう意味なんでしょうか。
 

2004年10月10日

 相変わらず公私ともに忙しく、温泉巡りをする時間的・精神的余裕がありません。更新も口コミ情報の若干の追加と皆様からの情報による記事内容の追加・訂正のみです。掲示板へのレスも滞りがちですが、皆様からの情報が楽しみですので、活発な書き込みをお願いします。
 忙しいときは、「遠くの温泉より近くのスーパー銭湯」ということで、「槇尾湯ったり苑」通い。相変わらずの女子十二楽坊のBGMに食傷気味ですが。

 先日柏崎への出張の帰り、久しぶりに「きんぱちの湯」に寄ってきました。海洋深層水の湯はぬるめなのですが、意外に温まり、翌日までポカポカ感が続いていました。秋も深まり、肌寒くなってきましたが、これからの寒い季節は食塩泉系の温泉がお勧め。
 さて、次の目標は「上越の湯」。いよいよオープンが近づいてきました。一番乗りは誰かな。三島町の「花みずき温泉・喜芳」も順調に建設が進んでいるようです。皆様からのレポートを楽しみにしています。
  

2004年9月19日

 新規情報がなくって申し訳ありません。今回は口コミ情報に若干の追加がある程度です。
 先日「安田温泉・やすらぎ」に行ったら、「やひこ乃ゆ」のばあちゃんが売店の手伝いをしていました。そう言えば同じ経営でしたね。「やすらぎ」が開業したら「やひこ乃ゆ」は閉館するとのことでしたが、ばあちゃんがここにいるということは、「やひこ乃ゆ」は閉じちゃったのかなあと心配になりました。案の定、掲示板での「魔法使い」さんからの情報では、「やひこ乃ゆ」はすでに閉館したそうです。なぜか憎めないB級温泉でしたが、閉館は寂しいですね。でも、「やすらぎ」にばあちゃん健在で何よりでした。「やすらぎ」は、オープンしたての県内最新の日帰り温泉なのに、なぜかあか抜けしていません。建物が工場を改装した中古品というだけでなく、ロッカー類やテーブル類など備品類が中古品ということもありましょう。所々に「やひこ乃ゆ」のにおいが漂い、B級温泉への道を着実に歩もうとしているようです。これはこの農村地帯にあっては健全なやり方かもしれません。思わず応援したくなる変な温泉ですね。

 さて、「ざぶーん」がレジオネラが検出されたとのことで営業自粛中とのこと。再検査で陰性なら営業再開するそうですが、早い復活を望みます。検出されたコロニー数は集団感染を起こすレベルにはほど遠いものですが、とにもかくにも検出された事実は残念です。私のお気に入りの施設であり、衛生管理の徹底に期待します。でも、管理しすぎて塩素漬けになるのも困りますが・・。
 
 また、新潟の日帰り温泉紹介のバイブル「新潟ぶらり日帰り立ち寄り湯」の第5版が発売になっています。新潟日報事業社発行、税別1800円。前版以降の新規施設の紹介が真新しいですが、ガイドブックですので、各施設のいいところばっかり書いてあります。実態とかけ離れた記載も目につきますが、そのつもりで参考にされると良いでしょう。10月オープン予定の上越市のカウボーイにできる「上越の湯」の記事も出ています。オープンが楽しみになりましたが、できてもいない施設の紹介を最もらしく書くライターの技量には感服します。
 

2004年9月12日

 先日越後湯沢に行く用事があり、湯沢ニューオータニホテルに宿泊してきましたので紹介します。ついでに足湯ポケットパークも紹介しておきます。本当なら他の温泉にも立ち寄り湯するのが私の常なのですが、今回はちょっと忙しくって新幹線でとんぼ返り。温泉巡りはまたの機会に取っておきましょう。
 さて、台風の強風下の9月7日夜、中里村の「ゆくら妻有」がボイラー室付近から出火し、全焼してしまいました。1998年にオープンしたばかりなのに、誠に残念です。小さい施設ながら、泉質、湯の使い方とも優れており、穴場的名湯であっただけに、一日も早い再建に期待したいと思います。その後の新聞記事によりますと、中里村議会は8日に臨時の全員協議会を開き、本年度中に再建することを全員一致で確認したとのことです。村長は前施設(建設費1億8千万円)と同規模以上にすると表明しており、楽しみにしましょう。

 新潟県は温泉実態調査の結果を発表しましたが、不当表示の疑いは計21件とのこと。水道水を温泉と偽っていたのが弥彦の1軒だけ。意外に少ないな、というのが実感です。不当表示の1軒は当ホームページでも紹介している某ホテル。本当にこの1軒だけなんでしょうかねえ。不当表示に当たらなくても、加水循環され、温泉の面影が乏しい施設は多数あります。多数の浴槽を誇りながら、源泉使用は一部だけという所もあります。不当表示しなくても、温泉地にありながら、温泉を使用していない施設の存在は利用者に誤解を与えます。うちは温泉じゃありませんと声高に宣伝するところなんかありませんから、行って初めて温泉じゃないことを知るわけです。人工温泉なのに、天然温泉と紛らわしい表示をしているところもあります。どことは言いませんが、天然じゃないのに「○○温泉」と自称している施設がありましたよね。こういう温泉の実態は昔から気になっていて、このホームページを立ち上げるきっかけになりました。旅館のパンフレットやガイドブックの記載は全く当てにならない、自分で確かめようというのがこのホームページのコンセプトです。県の調査がどこまで厳しくなされているのかちょっと疑問です。またどこまでマスコミ発表しているかも気になります。長野県のように実態は詳細に公表してほしいですね。浴槽毎の源泉の使い方の表示を早く義務づけてもらいたいものです。浴槽でなく湧出部位で採取された源泉で泉質や効能効果が規定される現行の温泉法の欠陥は早急に正さねばなりません。さらには、温泉の泉質ごとの効能効果が実際にどうなのかという科学的検証も必用です。もっとも私は、長期滞在の湯治以外は、温泉の効能は温泉地に行ったという転地効果と非特異的な温熱効果と静水圧、そして温泉に入ったんだという自己満足がほとんどじゃないかと思っています。源泉至上主義の皆様には不評でしょうけど、開き直って天然・非天然にこだわらず、ゆったりできればそれでいいというのが私の持論です。循環湯の温泉らしくない温泉より、設備の整ったスーパー銭湯の方がましと思うこともあります。一昨日は仕事帰りに某温泉に立ち寄ったのですが、「牧場の臭い」が漂っていて非常に不快でした。夕べ行った「湯ったり苑」の方が快適でリフレッシュできました。温泉の実態を知った上で目的に合わせて施設を選択することが重要であり、選択する目を養うことが大切です。
  

2004年8月29日

 高柳町の地域振興課より、昨年4月より休館していた「月湯女荘」が8月1日より営業再開したとの情報をいただきました。従来の温泉を廃止し、銭湯としての営業になったとのことです。また。名物だったマムシ料理は提供していないとのことです。詳細は「月湯女ふるさと村組合 0257-41-3322」までお問い合わせ下さいとのことでした。
 さて、阿賀野市の「やすらぎ」には何度か行きましたが、平日夕方5時以降の割引時間帯はタオルがつきませんのでご注意下さい。100円でレンタルできますが少し残念です。スタンプカードも押印してもらえないのでがっかりです。
 相変わらずいろいろありまして、遠出はしておりません。内容更新もさっぱりなくて申し訳ありません。
 

2004年8月22日

 遅くなりましたが、安田温泉保養センター「やすらぎ」の情報を掲載しました。
 

2004年8月15日

 やっぱりいろいろと忙しくって、新規情報がなく、口コミ情報に若干の追加がある程度で申し訳ありません。
 とは言うものの、最新情報をひとつ。詳しくは後日ホームページに掲載したいと思いますが、8月13日に阿賀野市に安田温泉保養センター「やすらぎ」がついにオープンし、早速行ってきました。この春から阿賀野市になった旧安田町にできた温泉です。安田というと安田瓦で有名。この温泉は瓦工場の敷地内を掘削して湧出したもので、建物は瓦工場を利用しており巨大です。食堂兼休憩用大広間も巨大。売店も充実。脱衣場も広く、脱衣ロッカーの数は500近くもあります。ただし小さいのが難点。中古品を買ったのか、すでに鍵穴は傷だらけでした。さて、浴室は、掛け湯、大浴槽、湯温が高めの小浴槽、ジャグジー、寝湯、サウナ、水風呂、そして広い露天風呂(三つに仕切られてました)があります。残念ながら内湯は地下水。露天のみ温泉ですが、強塩泉を希釈して使用しているので、浴感は乏しいです。洗い場は仕切付きで20ヶ所、ほかにボディシャワーなどあり、設備的には充分ですが、せっかくの温泉の使い方が疑問です。炭酸成分が多くて温まりが良いと言っていますが、希釈・加熱されていたのではその効果は期待できないでしょう。タオル付き800円はちょっと高いかな。なお、源泉の詳しい成分表の掲示はありませんでした。気に入ったのは床の材質。ソフトでたいへん心地よかったです。農村の集落の中で風光明媚ではなく、競合施設も多い中、どのように独自性を発揮してくれるか期待したいと思います。個人的には3つある露天風呂のひとつくらい源泉100%にしてほしいところです。昨年温泉掘削に成功したときはテレビニュースでも紹介されました。このときは地下500mから毎分200Lで湧出と発表され、源泉100%の掛け流しも可能かと期待していたので、加水・希釈された源泉にはがっかりです。経営者は「やひこ乃湯」と同じで、安田温泉のオープン後は「やひこ乃湯」は閉館との情報もいただいており、今後の展開が気にかかります。なお、皆様からの情報もいただいておりますので、そちらもご覧下さい。

 ここで、メールでいただいた未公開情報を紹介します。O様からの情報によりますと、三島町の「花みずきの湯・喜芳」」は11月20頃オープンとのことです。「喜芳」という名前は、社長の名前と長男の名前から一字ずつ取って付けたそうです。かけ流しの温泉とのことで楽しみですね。
 また、N様からの情報によりますと、新潟市秋葉町に「湯ったり苑」ではない新しいスーパー銭湯の建設計画があるそうです。その名も「ドゴール温泉」(トゴール?)。 全国にちらほらある「トゴール石」を利用した人工温泉のようです。浴槽は8つでトゴール温泉湯はそのうちの1ヵ所で使われる予定だとか。いつ着工かもわからないようですが楽しみですね。

 さて、白骨温泉の入浴剤騒ぎから今度は伊香保温泉や水上温泉の不当表示問題へと発展しました。白骨温泉は温泉に入浴剤を入れて着色はしたものの温泉には違いないのですが、伊香保温泉や水上温泉の問題は、水道水を沸かしたものを天然温泉と偽ったり、入湯税を徴収したりという点で問題は大きいと思います。しかし、このような事例は半ば暗黙の了解事項であり、何を今さらという感じがしないでもありません。水道水を天然と偽るのは言語道断ですが、温泉地にありながら源泉を使用していない旅館があることはよくあることであり、今さら騒ぎ立てることもありません。身近な新潟県内の温泉地にだってありますよね。不当表示はしていませんが。源泉を使用していたとしても加水・循環は当たり前、源泉掛け流しは実際はごく一部という実情は一般の方々にも知ってもらう必要があります。立派な分析表や効能書きを掲示しておきながら、浴槽のお湯は何の特徴もないカルキ臭漂う只のお湯という経験はこのホームページをご覧の皆さんなら一度ならず経験しておられることと思います。こういう問題は何年も前から指摘されていましたし、啓蒙書もいろいろ出ていたのですが、何ら改善されることなく今日に至ったわけです。限りある温泉資源の有効利用という点で、加水・循環も仕方ないと思いますが、天然・非天然、加水、循環、濾過、加温の有無という情報開示を早急に義務づけるべきでしょう。私は常々述べていますが、温泉の魅力は決して源泉の魅力だけではありません。泉質はもちろん重要ですが、周りの自然、景色、設備、サービス、これらすべてが関わると思います。「うちは天然温泉ではないけれど、景色の良さやサービスではどこにも負けません」と自信を持って売り出してもらいたいものです。
 この問題に関して、8月12日付け朝日新聞新潟版に私のコメントが紹介されていますので参考までにどうぞ。
 

2004年8月1日

 公私ともに忙しくって、温泉めぐりをする余裕がなく、新規情報もなくて申し訳ありません。毎年欠かさず見ていた柏崎の花火も行けず、涙をのんでいます。歴史に残りそうな尺玉100発同時打ちを見ることができなかったということは悔やまれます。まあ、世の中自分の都合通りにばかり行かないのも当然のこと。仕方ないですね。仕事以外にも私的な面での雑務も多く、しばらくは活動自粛というところでしょう。とは言え、コンサートに出かけたり、新規開拓はないものの、なじみの温泉には行ったりはしていますが。
 先日オープン2周年記念で600円で利用できた「花水」に行ったんですが、やっぱいいですね。泉質がどうこう言う以前にゆったりできました。温泉は泉質だけがすべてじゃない、施設の雰囲気、従業員の態度、これらすべてが重要なんだと言うことが実感されます。

 さて、遠くの温泉より近くのスーパー銭湯ということで、槇尾湯ったり苑をよく利用するんですが、露天の壺風呂で空を眺めていると、流れてくるBGMは必ず女子十二楽坊。さすがに飽きてしまいます。これってどうにかならないかなあ・・。
 

2004年7月18日

 いろいろと忙しく、温泉活動が滞っています。申し訳ありません。(新規情報はありませんという記事が更新内容というありさま。)
 13日からの新潟豪雨災害は目を覆うばかりです。幸い私には何の被害もありませんでしたが、被災された方々にお見舞い申し上げます。

 さて、新聞報道によりますと温泉掘削競争激しい上越市で、ついに「七福の湯」も温泉掘削をするそうですね。くびきの温泉、カウボーイの温泉と近接しているのによく掘削許可が出たものですね。こんな狭い場所(わずか2Kmの範囲)で3カ所もの天然温泉とは!温泉好きにはたまらないニュースです。でも、どうして上越市ばかりなんでしょう。長野資本が入りやすいからでしょうか。新潟市でも温泉開発してほしいなあ・・・。湯ったり苑のローリー温泉はむなしいです。
 

2004年7月4日

 ようやく新規情報の追加です。恒例(?)の仕事帰りの咲花シリーズ最終回です。先週この欄でご報告した咲花温泉の「ホテル丸松」、「旅館 末廣」の記事を遅ればせながら載せました。また、これまで番外に載せていた「佐取館」、「咲花グランドホテル」を通常のページに移動して内容を追加・更新しました。更新に当たり佐取館を久しぶりに利用しましたが、咲花の小規模旅館に慣れてしまうと、ひときわ豪華に感じますね。一方咲花グランドホテルは・・・。咲花温泉の源泉を使用していないのは誠に残念ですが、不気味なまでにひっそりとしており、ぬるい露天で静寂の中で瞑想の時を過ごすことはできました。
 これで咲花温泉は営業している旅館はすべて紹介したことになります。泉質で選ぶと、個人的には柳水園がベストかなと思いますが、湯元館も泉質もさることながら阿賀野川を最も間近に感じられて魅力的です。また、景色の良さ、豪華さでは佐取館もお勧めできます。もちろん湯めぐり手形を利用しての話ですが。
 さて、咲花温泉には現在6号井、7号井がありますが、各旅館に配湯されているのは6号井であり、7号井は緊急用だそうです。どこの旅館も同じ源泉のはずですが、浴槽・浴室の大きさ、源泉の使い方で微妙に源泉の味わいが違います。どこも掛け流しで楽しめるのはすばらしいですが、私がかねてより主張しておりますように、小さな旅館の小さなお風呂ほど源泉の味わいは深いという原則はここでも当てはまります。なお、咲花温泉にあって咲花温泉の源泉を使用していない施設もありますので注意しましょう。
 

2004年6月27日

 温泉活動が滞っており、新規情報が乏しく申し訳ありません。音楽やら花火やら、手広く活動しておりますので、温泉の新規開拓がおろそかになっているというのが実情です。とは言っても、仕事帰りの立ち寄り湯や夕食後の「湯ったり苑」はときどきやっておりますが。
 ということで、昨日の土曜日は、仕事帰りに咲花温泉に立ち寄りました。今回は「丸松」と「末廣」に行ってみました。ともに湯めぐり手形が使えない旅館です。まず、「丸松」は、入浴料700円。内風呂のほか露天風呂がありますが、露天があるのは男女の浴室のうち片方のみなので、場合によっては利用できないこともあります。私が行ったときは他に客がいなかったので、両方の浴室を利用しちゃいました。源泉100%非加熱掛け流しとうたっていますが、内湯は確かに掛け流しですが、露天風呂は白濁し、ぬるい湯が投入されており、湯の鮮度はかなり劣化しているので、循環と思われます。露天といっても、塀や屋根がありますから開放感は乏しいです。浴室は昼間でも薄暗く、川縁にありながら景色が見えないのは残念です。また「末廣」は、入浴料500円。浴室に入ってビックリ。硫黄臭がせず、湯はあのエメラルドグリーンではなく無色透明。ジェット付きで、しっかり循環されていました。ライオンの湯口があるのですが、湯の投入もされていません。咲花温泉にありながら、咲花の源泉ではないのはショックでした。当然温泉の掲示はどこにもありませんでした。咲花はどの旅館も新鮮な源泉を味わえるとばかり思っていたので、がっかりでした。今回の2軒は少し期待はずれというのが実感でした。詳しくは後日ホームページに掲載します。
 その他皆様からいただいた口コミ情報に若干の追加をしました。また、ジャンル別施設案内というページを加えました。さらに、私の個人的好みによる新潟温泉番付を掲載しました。西を中越・上越、東を下越・佐渡として思いつくままランク付けしてみると、西の横綱は松之山温泉、東は月岡温泉。皆様の考えはいかがでしょうか。
 

2004年6月13日

 いろいろと忙しく、新規情報が乏しくて申し訳ありません。本日職場関係の法事で村杉温泉の長生館に行ってきました。お察しの通り、私がただ帰ってくるわけがありません。しっかり温泉に入ってきました。村杉温泉はラジウム泉ですが、ラジウムを体で感じることはできませんから、無色透明無味無臭の特徴のない泉質に感じます。逆に癖のない柔らかいお湯とも言えます。浴室は2面ガラス張りで明るく開放的です。洗い場は8ヶ所+シャワー2ヶ所。露天風呂は内風呂から少し歩いてトンネルを抜けた先にあります。この辺の演出は秀逸であり、トンネルの先に大きな空間が広がってちょっとした感動を与えます。東屋があり、大きな浴槽中央に亀みたいな岩があり、お湯の流出口には鯉のモニュメントがあります。また少しユーモラスな道祖神みたいな像も立っています。手入れの良い庭木の緑が目に優しく、開放感たっぷりの大きな浴槽で心癒されました。日曜日の午後でありましたが浴槽は独り占め。共同浴場の混雑、喧噪を避けてゆったりとした一時を過ごすには便利であり、お勧めできます。温泉好きの私を察知して、女将が挨拶に来て下さいました。大変失礼しました。
 そのほか口コミ情報に若干の追加があります。

 さて、コンピュータ・ウイルスが社会問題になっていますが、私もここ数ヶ月大量のウイルス・メールで困り果てています。毎日50通以上届いている有様。最近はこれに加えて、登録した覚えのないメールマガジンが大量に届きます。私のインターネット環境はブロードバンドとはほど遠く、32KのPHS(AirH")での接続なもので、ダウンロードだけでも一苦労です。まったく困ったものです。
 

2004年6月6日

 このところ遠くに行くこともなく、新規温泉の開拓もなくて申し訳ありません。ということで、仕事帰りの咲花温泉シリーズです。今回は咲花温泉・一水荘を紹介します。温泉街中程の踏切を渡った先にある旅館です。(この踏切は恐ろしく狭く、坂道にもなっているのでご注意ください。) 一水橋という赤い欄干の橋を渡った先に玄関があります。この橋の下を流れる川に掛け流された温泉が放流されているらしく、硫化水素臭がうっすらと漂っています。さて、ここの浴室、浴槽は他の旅館に比して広く、ゆったりしています。もちろん掛け流し。川に面していないので景色は楽しめませんが、庭園の眺めは落ち着きます。すぐ横を磐越西線の列車が通るのも風流です。咲花温泉はどの旅館もすばらしく、甲乙付けがたいですね。この日温泉街を見ていると、他の旅館は灯りがついて客の気配がありましたが、望川閣だけ真っ暗でひっそりしていました。たまたま休業日だったのかなあ。ちょっと心配になりました。
 その他、口コミ情報を追加しておきました。

 さて、出張で東京に行ってきました.。先回の出張は「大江戸温泉物語」に行きましたが、今回は「ラクーア」です。東京ドームの隣り、JRだと水道橋駅から5分くらいです。エレベーターで6階に上がったところが受け付けです。下足箱に靴を入れ、鍵は自分で保管します。受付で館内の利用法について説明があり、リストバンドとタオルセット引き換え用の札をもらってロッカールームへ。料金は後払いなので、入館時は支払いがありません。ロッカールームの受付でタオルセットと館内着を受け取ります。ロッカーの扉はリストバンドをかざすと開く最新式。ロッカールームの奥に浴室があります。温泉利用の内風呂は、42℃と38℃の2種類あり、そのほか非温泉のジェットバスがあります。露天風呂も高温・低温の2種。露天風呂といっても天井も壁もあって景色は見えないのが残念です。そのほか60℃の低温サウナと高温サウナが2種あります。サウナ用のタオルが用意されているのは感心しました。水風呂も温度の違う2種、シャワーも通常のほかにミストシャワーがあり、浴室内には休憩用のベンチや椅子が整備され、浴室設備としては充分すぎるほど整っています。洗い場は仕切付き。ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、シェービングフォームがあり、カネボウと資生堂の2種ありますから好きな方を選べます。歯ブラシ、剃刀、アカスリも置いてあります。また、浴室内にアカスリコーナーがあります。脱衣場の洗面台にはドライヤー、整髪料、綿棒、ブラシ等が当然ながら完備されています。浴室設備としては申し分ありません。さて、泉質ですが、源泉名は小石川温泉。地下1700mから汲み上げた古代海水由来のナトリウム-塩化物強塩温泉で、源泉温度は41.3℃、湧出量は毎分400L。ガス性除く成分総計は30.81mg/kgと高濃度です。新潟の温泉で言えば「ざぶーん」からあの臭気を取った感じ、あるいは「ソルトスパ」をもっと塩辛くしたという感じでしょうか。ヘビーな温泉ですから循環利用されても充分な浴感があります。ただしその分ベタベタ感はありますが。館内はたいそうきれいで、田舎の健康ランドとは次元が違います。5階にある休憩設備も充分。大型液晶テレビ付きの電動リクライニングシートは快適であり、安眠できます。出前を頼める電話付きなのも感動もの。館内のレストランが、和食と焼き肉のみなのが少し残念。そのほかヒーリングバーデもありますが、これも良さそうでしたが夜間遅く行ったので利用できませんでした。以上、館内設備はきれいで豪華。幼児は入館できず、18時以降は18歳未満も利用できないので大人の世界です。私のような中年親父より若い女性をターゲットにした感じです。シティホテルあるいは新幹線で言えばグリーン車という感じでしょうか。さてさて帰りにいよいよ精算。入館料2565円、深夜割り増し1890円、これに飲食代等いろいろ加えても、へたなビジネスホテルに泊まるより安上がりです。リッチな気分でリラックスできますから、値段分はあるなと感じました。しかし、気軽に立ち寄り湯という訳には行きませんね。皆様も上京の折にどうぞ。
 

2004年5月30日

 またまた咲花温泉で申し訳ありませんが、仕事帰りに立ち寄った咲花温泉・碧水荘を紹介します。咲花温泉街の最奥で、エントランスはモダンですが、中はレトロな温泉旅館です。長い渡り廊下の奥に浴室があります。他の旅館同様に掛け流しの新鮮な源泉を堪能できます。

 さて、新潟日報の記事によると、上越市のウイングマーケットのカウボーイが駐車場内で4月末に温泉掘削に成功、現在の売り場を全面改装し、サウナを併設した温泉施設「上越の湯(仮称)」を10月15日にオープンさせるとのことです。地下1100mから湯温30℃のナトリウム塩化物泉を毎分300Lポンプアップするとのこと。レジャー施設も併設されるとのことでかなりの規模の施設になりそうです。2km北で先に掘削に成功した「くびきの温泉」がどう利用されるか気になりますし、「七福の湯」や「国民年金健康センター上越」もすぐ近く。上越の温泉戦争はますます激化ですが、温泉好きにはたまらない話題です。塩沢の「島新田温泉」や阿賀野市の「安田温泉」など、今年は後半が楽しみですね。
 

2004年5月23日

 新規情報がないと寂しいので、仕事帰りに立ち寄った咲花温泉・湯元館を紹介します。温泉街の一番奥から2軒目の阿賀野川河畔に建つ旅館です。浴室のすぐ外が阿賀野川で、浴室に入るとその眺めにびっくりしました。雨の後で、増水して水量豊かな川の流れは雄大でした。当然ながら良質な硫黄泉が湯量豊富に掛け流しされています。やっぱり咲花温泉はいいですねえ・・。
 その他、3月末で閉館していていた中子沢温泉・羽川荘がゴールデンウィークから営業再開したとの情報をいただきました。何はともあれ、再開はうれしいニュースです。
 また、泉質で選ぶおすすめ温泉何でもベスト3を一部変更しました。まだまだ改訂が必要なページがほかにもあるのですが、少しずつ直していきます。
 

2004年5月16日

 残念ながら、新規情報がなくて申し訳ありません。そこで、新潟以外の情報をひとつ。実は、今週東京へ出張に行ってきました。いつもは安いビジネスホテルに宿泊するのですが、今回は気になっていた「大江戸温泉物語」に泊まってきました。新橋から「ゆりかもめ」にゆられ「テレコムセンター」駅へ。370円。駅を降りるとすぐに「大江戸温泉物語」があります。夜9時半頃に入館。下足棚に靴を入れ(鍵は自分で保管)、ナイター料金1987円を払うと首に掛けるバーコード付きの鍵が渡されます。以後館内利用はキャッシュレスですが、浴室ロッカーは100円(返却式)必要です。好きな浴衣を選んで(小判の番号札と交換に浴衣セットが渡されます)更衣室で着替えます。浴衣姿で江戸情緒あふれる館内へ。浴衣に着替えることで入館前の世間と隔絶するようで、面倒くさいけどいいシステムに思いました。さて、浴室に行くとここでタオルセットが渡されます。好きなロッカーを選んで脱衣。浴室そのものは普通の健康ランド並みで、驚きはありません。天然温泉を使用しているのは中央にある浴槽のみで、千人風呂や露天風呂などその他の浴槽は水道水なのは残念ですが、仕方ないでしょう。泉質、成分についての詳しい掲示はありませんが、ナトリウム-塩化物強塩温泉で、しょっぱいほかに、モール泉様の芳香と薬味があります。新潟県内で同じ味のところがありましたが、どこだったかなあ・・。(花水に似ているかな?) ツルスベ感もあって、浴感は良かったです。加熱循環殺菌され新鮮さは失われているものの、源泉の味わいの一端は感じられます。洗い場は仕切付きで、ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、シェービングフォーム等が完備。脱衣場の洗面台には整髪料、ローション類、ドライヤー、ブラシ、綿棒など完備、歯磨きや剃刀も無料とアメニティは充実。浴室だけを考えるとただの健康ランドでがっかりですが、館内設備としては飽きるほどあって、テーマパークとしての楽しみが満載です。仮眠できる休憩室の椅子には、個々に液晶テレビがついていて、ゆったりと時間が過ごせました。深夜割増料金1575円と飲食代を払って後にしましたが、ホテルに泊まるよりくつろげますし、飲み食いしても安上がりです。カプセルホテル並みの料金で、温泉に浸かってゆっくりできるのはお得だと思います。朝風呂の温まりが抜けないで、新橋に着くまで汗が止まりませんでした。
 

2004年5月9日

 体調不良やらいろいろありまして、ゴールデンウィークは結局どこにも行かず、温泉巡りはできませんでした。なじみの健康ランドやスーパー銭湯でくつろぐことはできましたが。ということで、久しぶりの更新にもかかわらず、今回の新規紹介は、仕事帰りに立ち寄った咲花温泉の「平左エ門」のみです。内湯、露天風呂とも阿賀野川の流れを眺められ、硫化水素臭が漂う掛け流しのお湯は最高です。私はこれまで「だいろ」や月岡温泉ばかりかってましたが、最近咲花温泉は硫黄泉としては新潟で最高ではないかと感じています。そのほか口コミ情報も若干追加しておきました。

 さて、私がマスコミで初めて紹介したことがきっかけになって、一部マニアの間ではメジャー(?)になった小千谷の「えこじの湯」のご主人からホームページを作ったとのお知らせと、とれたての山菜をたくさんいただきました。残念ながらホームページは温泉の紹介ではなく、例の幻のキノコ「ミヤマホウキタケ」の宣伝でした。長年の研究の末商品化に成功して何よりです。私は最近ご無沙汰しておりますが、ご主人はお元気な様子で、今後のますますのご活躍をお祈りします。温泉は泉質的には特徴なく、浴室も質素ですが、あのアットホームな雰囲気はほかでは味わえません。温泉チャンピオンの郡司さんを始め、全国の温泉ファンも訪れる穴場となっています。(と、山菜をいただいた分宣伝させていただきました。)
 ついでに、日本テレビの「鉄腕Dash」のホームページのソーラーカーのコーナーで現在新潟県が紹介されています。そこで中条の「西方の湯」が紹介されているんですが、それについては当ホームページも協力させていただきましたので宣伝しておきます。
 

2004年4月25日

 久々に新規施設の紹介です。遅ればせながら「寺泊きんぱちの湯」に行ってきましたので紹介します。海洋深層水は当然ながら非常に塩辛かったですが、無臭でべたつかず、さらさらした感じでした。湯温が低めに設定されていたせいか、温まりは良くなくて、深層水ではない内湯の方が温まりました。日本海を眺めながらの入浴は爽快です。特に日没時がおすすめ。夕方6時以降は600円に割引になるので、その時間帯がねらい目でしょう。タオルセット付きなのですが、私に渡されたタオルは微妙に湿っていて、ちょっと不快でした。乾燥が間に合わなかったのかなあ・・。それとも・・・。あと、玄関右横に足湯があるのですが、これはタダで利用できます。これも海洋深層水を使用していると掲示してますが、なめてみたら塩辛くありませんでした。(足湯をなめるのは私ぐらいかな。) どうしたんでしょうね。
 そのほか新しい職場に近い咲花温泉の「柳水園」に行ってきましたので紹介しておきます。ここは、掲示板でも話題になっていましたので、今更という感じですが、良質な硫黄泉が掛け流しされ、温泉好きの皆様にお勧めできる施設です。
 

2004年4月18日

 ついに「きんぱちの湯」がオープンしましたね。海洋深層水の湯はなかなか評判がいいようですね。さっそく読者の皆様からレポートをいただきましたので、口コミ情報コーナーに追加しておきました。温泉として純粋に評価するなら話題の海洋深層水とはいえ「加熱・循環」ということで意見は分かれましょうが、どんな施設か楽しみです。ただし、混みすぎては困りますが。
 また、新潟の温泉情報のバイブル的存在の「新潟温泉大図鑑」の最新版(1600円)が発売になりましたので、書籍紹介のページを改訂しました。新版では紹介施設の入れ替えがあり、旧版では690施設が紹介されていましたが、今回は665施設に減っています。スーパー銭湯など非天然の入浴施設も紹介されているのは便利ですが、最近オープンした施設でも紹介されていないものもあり、県内の温泉・入浴施設が網羅されていないのは残念です。非天然温泉を温泉として紹介していたり不適切な記載も散見されますが、新潟の温泉巡りには必携の一冊でしょう。郡司さんのコラムは今回も健在で楽しく読めます。
 さて、つい先日もポンプ故障のため浴室利用を休止していた「新潟市山の家」が再び浴室利用を休止しているそうですのでご注意ください。ホームページには「4月8日午後から温泉の出が悪く、引継ぎポンプの故障も重なり、当分の間浴室の利用を休止します。」と書いてあります。レジオネラ騒ぎの次はポンプ故障。いい雰囲気、いいお湯の施設だったのに残念です。
 

2004年4月11日

 転勤のゴタゴタで活動が滞っております。さて、4月1日に、水原町、安田町、笹神村、京ヶ瀬村が合併して阿賀野市になりましたので、遅ればせながら関係の温泉施設の住所を変更しました。また、口コミ情報に追加があります。さらにリンクに姫ちゅさんのホームページを追加させていただきました。
 桜も満開。春本番ですね。今週はいよいよ寺泊の「きんぱちの湯」がオープンします。天然温泉ではないけれど、海洋深層水の湯がどんなものか期待しましょう。
 

2004年3月21日

 「野天風呂・七福の湯」に行ってきました。平日の夜8時頃行ったのですが、空いていてゆったりできました。オープン記念のタオルももらうことができました。ここの目玉は七福の湯という七福神にちなんだ7つの壺湯でしょう。「ゆったり苑」より少し大きめな壺湯に、7種類順にザブーンと入るのは気持ちいいですよ。再入浴可能で脱衣場のロッカーは自由に選べ、ドライヤーは無料、となかなか充実した施設でした。上越ジャスコのすぐ裏で、交通の便、立地条件も抜群。県内のスーパー銭湯では一番気に入りました。
 

2004年3月14日

 3月12日、ついに上越市に「野天風呂 七福の湯」がオープンしました。私はまだ行っていませんが、さっそくo(*^▽^*)o~♪さんからレポートをいただきました。なかなかいい施設のようで、上越地区にお住まいの方がうらやましいです。
 

2004年3月7日

 いろいろと多忙で温泉巡りはできませんが、通りすがりに弥彦の桜井郷温泉に立ち寄りましたので、新設された飲泉所と足湯をレポートしました。良質な硫黄泉が24時間流しっぱなしです。大量掛け流しの足湯は魅力的であり、入浴の衝動を抑えるのに必死(?)でした。その他、口コミ情報を追加しておきました。

 さて、市町村の大合併が進んでいますが、3月1日、佐渡島内の全市町村(両津、金井、佐和田、真野、新穂、畑野、相川、赤泊、羽茂、小木)が合併して佐渡市になりました。記事の住所も訂正しなければなりませんが、面倒くさいので旧住所のままでご容赦下さい。来月は水原町、京ヶ瀬村、安田町(宝珠温泉、新咲花温泉)、笹神村(出湯温泉、今板温泉、村杉温泉、真光寺温泉、笹神温泉)が合併して阿賀野市が誕生しますし、さらに来年は政令指定都市を目指す新潟市の大合併など、市町村の再編成がさらに進みますから、ホームページも大改訂しなければならなくなります。頭が痛いですねえ・・。
 

2004年2月22日

 このところゴミ処理場併設の入浴施設が続いていますが、今回も飽きもせずに紹介します。新発田市の旧豊浦地区にある「広域交流施設・虹の里交流館」です。新発田地域広域事務組合が運営する施設で、ちょっと狭いですが、200円で利用できます。地元の常連さん向けでしょう。
 その他、口コミ情報を追加しておきました。

 さて、上越市にできるスーパー銭湯「野天風呂 七福の湯」のオープンは3月12日(金)だそうですね。天然温泉も使用するとの話も聞きました。「ヒーリングサウナ」というのもあるそうです。新潟市の「湯ったり苑」をはじめ、全国の多数のスーパー銭湯を設計・施工した玉岡設計という会社の設計ですが、どんな施設になるか楽しみです。
 

2004年2月11日

 好天に誘われ、ちょっと気になっていた頸城村のユートピアくびき・希望館に行ってきました。天然温泉ではありませんが、独り占めの入浴は気持ちよかったです。快晴の空が夕方には早くも雨・雪に逆戻り。青空、そして日の光はありがたいですね。もう雪空は見たくないですが、まだまだ辛抱が必用。早く春が来ないかなあ・・。

 さて、いつの間にかアクセスカウンターは2年ちょっとで30万を超えました。毎日数百人の方にご覧いただいてありがたく思います。何せ個人の趣味でやっていることですので、内容不十分で申し訳ありません。今後ともご支援いただけましたら幸いです。
 

2004年2月1日

 新たな情報がないのも寂しいので、温泉本の紹介に「温泉・法則(石田理夫著)」、「誰も行けない温泉・前人未湯(大原利男著)」、「これは、温泉ではない(松田忠徳著)」を追加しておきました。特に松田教授の本は一読をお勧めします。レジオネラ対策という名の下で、源泉掛け流しの浴槽にまで塩素投入が義務づけられている県が出ています。もう源泉そのものを楽しむことは難しくなるのでしょうか。新潟県もかなり厳しい指導がなされているとの噂を聞きます。温泉を愛する者として、じっくり考えるべき問題です。
 

2004年1月18日

 本日オープンした新潟市の舞平処理場附属休憩所に行ってきました。オープン初日ではありましたが、それほどの混雑ではありませんでした。天然温泉ではありませんが、100円で利用できる格安施設です。
 そのほか口コミ情報を追加しておきました。
 

2004年1月11日

 亀田町の亀田焼却場附属休憩所・田舟の里に行ってきました。ゴミ焼却の余熱利用の施設で天然温泉ではありませんが、200円という低料金で利用できるのは便利です。新潟刑務所の隣、巨大な焼却場を目印に行って下さい。
 また、弥彦桜井郷温泉「高齢者総合生活支援センター」に無料の足湯と飲泉所が作られたそうです。毎分2900Lという豊富な湯量がありながら、多くは捨てられていましたが、少しは有効利用されるようです。足湯、飲泉所ともお湯は24時間流しっぱなしだそうです。単純硫黄泉の泉質もいいお湯なので、もっと利用してほしいものですね。

 さて新規オープン情報をひとつ。1月18日に新潟市に舞平処理場附属休憩所がオープンするそうです。施設の建て替えに伴い、屎尿処理・汚泥再生の過程で生じるメタンガスを給湯に利用した休憩所を作ったものです。以前は「老人憩いの家・湖南の家」がありましたが、一般人も利用できるように整備したそうです。多目的ホール、浴室、休憩室が設けられ、利用料金は中学生以上100円、小学生50円で、割安な回数券もあるそうですのでお得かも。開館は10:00-17:00。入浴は11:00-16:30。休館は月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、8月13日〜15日、12月29日〜1月6日、問い合わせ025-280-3131。です。
 最後に、2003年新規オープン施設を一覧表にまとめておきました。
 

2004年1月1日

 明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。
 昨年は、長岡の「ゆらいや」、「極楽湯」で始まり、新潟の「槙尾湯ったり苑」で終わりました。新規開業の温泉施設としては、清津峡小出温泉「湯処よーへり」、弥彦桜井郷温泉「高齢者総合生活支援センター」、新井の「幻の秘湯・大滝荘」、十日町のキナーレ「明石の湯」などがありましたが、後半は忙しくて温泉巡りがほとんどできなかったことが残念でした。しかし、念願の蓮華温泉に行ったり、源泉垂れ流しの隠れた温泉の探訪などもあり、実りもそれなりにありました。また、「にいがたがっこう」の講師になったりしてお騒がせしてしまいました。
 今年は新規開業情報は今のところ乏しいですが、寺泊の「きんぱちの湯」や安田町に開業予定の温泉がどうなるのかなど期待したいと思います。

 今年も温泉で心身のリフレッシュ。どこかの温泉でお会いしましょう。