場所:中里村市街から国道353号線を塩沢方面に進む。民家がとぎれしばらくするとガソリンスタンドがあり、そこを右折し広域農道を進む。坂道を下り、清津川の橋を渡るとすぐ左手に郊外のそば屋という雰囲気の小さな建物がある。大きな看板があるのでここだと分かる。正式には中里村地域農産物等活用型総合交流促進施設という長ったらしい名前。入って左に受け付けと売店。左奥は食堂、正面に女湯、右に男湯、2階は有料・無料の休憩室という構成である。
料金:大人500円、子供300円、タオルなし。平成13年、露天風呂ができたのはいいが、料金がこれまで大人400円、子供200円だったのに、それぞれ500円、300円に値上げされてしまったのは残念。
浴室:狭いが打たせ湯あり。洗い場にはボディソープ、シャンプー類完備。上記のように、2001年8月、露天風呂が開設された。
泉質:源泉名は原町温泉といい、泉温56.6℃、泉質はナトリウム-塩化物温泉で、毎分536Lと豊富に湧出。主な成分は、Naイオン2209mg/kg、Caイオン479.7mg/kg、塩素イオン4258mg/kg、炭酸水素イオン60.3mg/kg、臭素イオン25.2mg/kg、ヨウ素イオン12.2mg/kgなどと成分豊富。ほぼ無色無臭であるが塩味が強い。非加熱・掛け流しはありがたい。
コメント:館内はきれいだが狭い。娯楽的要素はないが、良質な源泉が掛け流しされているのは魅力であり、入浴目的に割り切って利用されると良い。この地域では、ソフトな印象のミオン中里の泉質が物足りない人はこちらがお勧めかもしれない。野菜の直売があるのでお土産に野菜をどうぞ。
(No.65 1998/7/19、2001/8改訂)
附記:2004年9月7日、火災で全焼しました。
→2005年4月29日、若干規模を拡大して新築、営業再開しました。 |