月岡温泉 白玉の湯 華鳳 (新発田市) B (泉質A、浴室A、設備A、眺めB)
新発田市月岡134 TEL:0254-32-1511 営業時間:日帰りパック10:30-15:00 定休日:なし
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、43.8℃、内湯は白湯
タオル:あり サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:なし
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場所:ホテル泉慶の姉妹館であり、月岡温泉のはずれにひときわ高くそびえる高級温泉旅館である。月岡一、いや県内一の豪華さとスケールを誇る。ただし値段もそれ相応。立ち寄り湯はできないが、宴会利用や宿泊利用したので紹介したい。大きな門をくぐり坂道を上った先に玄関がある。玄関は2階に当たり、浴室は1階にある。
料金:入浴のみの利用は不可。食事付きの各種日帰りプランがあるので利用されると良い。
浴室:大浴槽、ジャグジー風呂、サウナのほか、露天風呂として能舞台風の檜風呂と庭園露天風呂がある。このうち温泉利用は露天風呂のみである。露天風呂からは田園風景が見渡せるが、絶景とは言えない。洗い場は仕切り付きで、当然ながらボディソープ、シャンプー類あり。脱衣場にバスタオルが用意されており、自由に利用できる。
泉質:独自の源泉を持ち、白玉の湯と称している。泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉。源泉温度44.7℃、湧出量は550L/分(動力)。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li
0.6、Na 1376、K 19.7、NH4 0.2、Mg 24.2、Ca 63.4、Sr
2.9、Ba 1.5、Al 0.2、Fe 0.6、F 2.1、Cl 1630、Br 5.7、I 1.7、HS 139.6、S2O3 2.8、SO4
504.2、HCO3 348.7、CO3
1.3、メタ珪酸 42.6、メタ硼酸 9.9、遊離CO2 11.7、遊離H2S 31.5で、ガス性除く成分総計は4178mg/kg。総硫黄の量は他の月岡温泉の源泉より濃く、日本屈指であろう。実際の湯も硫化水素臭たっぷりで、塩味と苦みの月岡の味。肌のツルスベ感がかなりある。檜風呂は大きさもちょうど良く、掛け流されて鮮度が高いが、庭園露天風呂は大きな分だけ鮮度が落ちる。
コメント:建物の内外とも豪華絢爛。華鳳門から玄関へ向かう坂道は庶民を寄せ付けない雰囲気がある。泉質的にはすばらしく、気軽に立ち寄り利用できないのが誠に残念である。料金は高いが値段分だけの満足感は得られると思う。
追記:2007年12月8日、宿泊利用したが、露天風呂に寝湯、腰掛け湯が増設されていた。また、平成18年11月21日の新しい分析表が掲示してあった。源泉名:株式会社ホテル泉慶、泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉、源泉温度:43.8℃。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li
0.5、Na 1061、K 26.3、NH4 0.3、Mg 23.6、Ca 69.2、Sr
2.6、Ba 0.0、Al 0.0、Fe 0.3、F 2.8、Cl 1167、Br 5.4、I 0.0、HS 132.6、S2O3 0.8、SO4
558.0、HCO3 274.1、CO3
0.0、メタ珪酸 17.6、メタ硼酸 12.1、遊離CO2 11.0、遊離H2S 37.6で、ガス性除く成分総計は3354mg/kg。前回の分析値に比して若干薄くなっているのが気になるが、日本屈指の硫黄分の多さは維持されている。
2016年12月に利用したとき、平成28年10月27日分析の最新の成分表が掲示されていた。源泉名は株式会社ホテル泉慶。泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、源泉温度43.6℃、pH
7.6。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.7、Na 1153、K 23.9、NH4 1.9、Mg 19.6、Ca
45.3、Sr 2.0、F 3.8、Cl 1041、Br 5.0、I 1.0、HS 105.1、S2O3 1.3、SO4
654.5、HPO4 137.3、HCO3 319.3、CO3 1.0、メタケイ酸 34.8、メタホウ酸 14.0、遊離CO2
14.6、遊離H2S 28.9 など、ガス性除く成分総計は3545mg/kg。源泉は、浴槽清掃後のみ加水、入浴に適した温度を保つために加温、衛生管理のため循環ろ過装置を使用、浴槽清掃時塩素系薬剤で消毒(通常時は消毒なし)との掲示。(→ブログ)
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(No.333、2004/10/11、2007/12/9追記)
広大な庭園を誇る華鳳であるが、かつてこの場所に月岡動物園があったことをご存じだろうか。新潟県唯一の動物園として幼少時から親しんできた施設であったが、廃園となり、動物は金沢など全国の動物園に引き取られていった。以来、新潟県にはまともな動物園はない。何とも残念であり、情けない話である。 |