場所:新発田市の旧豊栄市側のはずれ、旧国道7号線(県道3号線)沿いにある。新潟市からなら、国道7号線新新バイパス・東港ICを降りて右折。旧国道7号線に出たら左折ししばらく進むと右手にある。施設の割に駐車場は広い。平成16年11月23日にオープンした日帰り温泉施設である。 料金:大人600円、小人300円、タオルなし。(タオルは100円で販売あり。) 10回分5000円(子供2500円)の回数券もある。玄関左手に券売機があるので入浴券を買って受付する。 浴室:浴室は広くなく、内風呂は大浴槽のみ。露天風呂は屋根付きで、6畳ほどの広さ。ともに循環式ではあるが、オーバーフローは多いので掛け流し気分である。場所柄、景色は楽しめない。洗い場は左右に4ヶ所ずつで計8ヶ所。ボディソープ、リンスインシャンプーあり。脱衣場は鍵付きロッカーと鍵なしの棚がある。洗面台には無料のドライヤーがある。 泉質:源泉名は天神の湯。施設自身は新発田市にあるが、源泉井戸は1.7kmほど離れた聖籠町にある。聖籠町というと「ざぶーん」が思い浮かぶが、泉質は「ざぶーん」とよく似ている。泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉、源泉温度42.5℃、湧出量は310L/分(動力)。湯は茶褐色・混濁、強い塩味に鉄味があり、独特な臭気(「ざぶーん」と同じ臭い、分析表では植物性臭気と表現)がする。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 2、Na 10220、K 605、Mg 192、Ca 274、Sr 4、Ba 2、Al 2、Fe(II) 5、F 1、Cl 17240、Br 126、I 67、HCO3 1436、メタ珪酸 52.7、メタ硼酸 18.5、遊離CO2 270.3 などで、ガス性除く成分総計は30251.2mg/kgと濃厚である。加水はないが、冬期間は加熱、衛生管理のため循環濾過、塩素系殺菌剤使用との掲示があった。塩素臭さは全くなく、オーバーフローが多いので気持ちよく入浴できる。ツルスベ感があり、強塩泉の割にはべたつかないで心地よい。 コメント:休憩用広間はあるが広くはない。以前は食堂がなくて不便であったが、最近休憩用広間前に食堂設備が作られた。設備的には十分ではないが、良質な食塩泉を堪能できるので、入浴利用のみならお勧めできる施設である。 (No.336 2004/11/23、2006/2/11改訂、2006/8/26写真追加) |
|
|
|