月岡温泉 白玉の湯 泉慶 (新発田市) B (泉質A、浴室A、設備B、眺めC)
新発田市月岡453 TEL:0254-32-3339 営業時間:日帰りパック10:30-15:00 定休日:なし
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、43.8℃、循環、内湯は白湯
タオル:あり サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:なし
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場所:月岡温泉を代表する大型高級温泉旅館であり、姉妹館としてさらに豪華なホテル華鳳が隣接している。立ち寄り入浴はできないが、各種日帰りプランがあるので利用されたい。私は宿泊利用し、これまで番外で紹介していたが、通常ページに移行させた。
料金:入浴のみの利用は不可。食事付きの各種日帰りプランがあるので利用されると良い。
浴室:本館は松泉閣といい、その1階と2階に大浴場があり、それぞれ月鏡、花鏡と称し、男女に分かれ、時間帯による入れ替えが行われる。このうち月鏡がメインである。浴室は豪華で広く、入り口から圧倒される。内風呂と露天風呂があるが、温泉利用は露天風呂のみで、内風呂は白湯である。ほかにサウナと木製の小さな水風呂がある。内湯の浴槽は大小2つあるが、ともに巨大である。露天風呂も十分な大きさがあり、菅笠と唐傘が置いてある。2階の花鏡は月鏡に比して小さいが、一般の大型温泉旅館並み広さはある。露天風呂も広い。洗い場は十分な数があり、ボディソープ、シャンプー、リンス類あり。脱衣場洗面台にはドライヤー、整髪料など十分に揃っている。
泉質:独自の源泉を持ち、白玉の湯と称している。源泉名:株式会社ホテル泉慶、泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉、源泉温度:43.8℃、湧出量:234L/分(動力)。主な成分(イオン濃度:mg/kg、平成18年11月21日分析)は、Li
0.5、Na 1061、K 26.3、NH4 0.3、Mg 23.6、Ca 69.2、Sr 2.6、Ba 0.0、Al 0.0、Fe
0.3、F 2.8、Cl 1167、Br 5.4、I 0.0、HS 132.6、S2O3 0.8、SO4 558.0、HCO3 274.1、CO3 0.0、メタ珪酸 17.6、メタ硼酸
12.1、遊離CO2 11.0、遊離H2S
37.6で、ガス性除く成分総計は3354mg/kg。硫黄分の多さは日本屈指である。硫化水素臭、苦味・塩味があり、肌のツルスベ感がある。わずかに油膜があるが、加熱循環されているので、源泉のインパクトは減少している。内湯は温泉ではなく、カルキ臭が漂うが、巨大な浴槽はくつろげる。
2017年7月に利用したとき、平成28年10月27日付けの新しい分析表が掲示されていた。源泉名は株式会社ホテル泉慶。泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、源泉温度43.6℃、pH
7.6、湧出量288.2L/分。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 0.7、Na 1153、K 23.9、NH4
1.9、Mg 19.6、Ca 45.3、Sr 2.0、F 3.8、Cl 1041、Br 5.0、I 1.0、HS 105.1、S2O3
1.3、SO4 654.5、HPO4 137.3、HCO3 319.3、CO3 1.0、メタケイ酸 34.8、メタホウ酸
14.0、遊離CO2 14.6、遊離H2S 28.9 など、ガス性除く成分総計は3545mg/kg。浴槽清掃後のみ加水、入浴に適した温度に保つために加温、衛生管理のため循環ろ過装置を使用、浴槽清掃時衛生管理のため塩素系薬剤で消毒(通常は消毒なし)とのこと。(→ブログ)
コメント:館内、浴室とも豪華。昔は内風呂も源泉で、きれいなエメラルドグリーンだったように記憶しているが、今は白湯なのが残念。高級旅館で気軽に立ち寄り湯できないのが残念であるが、華鳳の項にも書いた通り、白玉の湯源泉は泉質的にはすばらしい。格安プランや空室バーゲンをやっていたりするので、ホームページをご覧になって、利用されると良い。お金のある方には露天風呂付き客室プランもある。松泉閣という本館と弥生亭という別館が渡り廊下でつながれているが、古い弥生亭は比較的安く利用できるようだ。錦鯉が泳ぐロビー、美術品が飾られた館内は高級感が漂い、たまには贅沢気分も味わいたい。
→ブログ
(No.334 2004/10/17、2008/12/14、2017/7/16追記) |