場所:咲花温泉街の中程で右折し、磐越西線の非常に狭い踏切を渡った先にこの旅館がある。左手の赤い欄干の橋を渡ったところが玄関である。 料金:入浴は、大人600円、小人400円、タオルなし。(3軒回って1500円の湯巡り手形も使用可能。回数券もあるようだ。) 浴室:玄関ロビーの奥の左手に浴室がある。浴室は広々としており、浴槽も他の旅館に比してかなり大きい。浴槽を満たすエメラルドグリーンの湯が目に鮮やかであり、浴室内に充満する硫化水素臭が心地よい。浴槽の縁は古代檜が使用されている。もちろん掛け流しであり、浴槽隅に流出溝が切られている。川に面していないので景色は楽しめないが、大きなガラス窓から手入れの良い庭園が見えて、しっとりとした落ち着きを感じる。また、すぐ横を磐越西線が通っており、左手の窓からは時折列車が通り過ぎるのが見える。休日はSLも運行されるので、時間帯によってはSLを窓外に見ることもできよう。洗い場は9カ所。湯温調整はマニュアル式。ボディソープ、シャンプーが置いてあった。脱衣場の洗面台にはドライヤーが1台置いてあり、ブラシや綿棒等も置いてある。 泉質:掲示によると、源泉名は咲花温泉7号井。泉質は単純硫黄泉。源泉温度は51.5℃、使用位置51.0℃。成分はイオンの種類の記載はあるが、量の記載がない。他の旅館同様に、硫黄味、硫化水素臭のする淡緑色透明なお湯が、掛け流されている。浴槽は大きいが、注がれる源泉もかなり多めなので、湯の新鮮度は高い。 コメント:平日の夜に訪問したら全くの貸し切り状態。大きな掛け流しの浴槽を独り占めして幸せ気分であった。他の旅館に比して浴槽は大きく、景色は楽しめないが開放感がある。新鮮な源泉を堪能でき、温泉好きの方々にお勧めできる施設である。 (No.324 2004/6/2、2005/5/20、2013/2/24、2014/4/22訂正、2017/7/1追記) |
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