湯沢温泉 湯沢ニューオータニホテル (湯沢町) C  (泉質C、浴室B、設備C、眺めC)

南魚沼郡湯沢町湯沢330 TEL:025-784-2191 営業時間:11:00-20:00 (12:00-12:30は清掃時間) 定休日:なし
泉質:ナトリウム・カルシウム−塩化物泉、57.3℃、掛け流し・循環
タオル:なし サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:ロビー 食堂:食事可
https://www.yuzawa-newotani.jp/

場所:越後湯沢駅西口を出て右手に歩き、温泉街をしばらく進む。民俗資料館手前の路地を左折し坂道を登ると左手にあるが、案内板をよく見ていないと分かりづらいかもしれない。今回は宿泊利用したが、日帰り入浴も受け付けているので紹介する。

料金:大人1000円、子供500円、タオルなし。このほか、ランチ(11:00-13:00)とタオルがついて1600円(子供1300円)というセットがある。

浴室:ロビー階は2階であり、ひとつ下がった1階の奥に浴室がある。左右で男女が分かれ、朝は入れ替えが行われ、宿泊利用では両方の浴室を楽しめるが、立ち寄り湯では片方の利用のみとなろう。向かって左は、大浴槽の他に翡翠スーパージャグジー風呂、サウナ、水風呂がある。翡翠スーパージャグジー風呂とは翡翠を使用した「神秘的でリラクゼーション効果の高い風呂」とのことであるが、ジャグジー効果以外の効能は実感できなかった。窓がなく景色が見えないのが残念。次に右側の浴室は大浴槽の他に屋根付きの和風露天風呂がある。ただし温泉街の中にあり、目張りされて景色は見えない。洗い場にはボディソープ、シャンプー、固形石鹸等が完備。脱衣場洗面台には整髪料、櫛、綿棒等が備えられ、ドライヤーも完備している。また、そのほかに貸し切りの翡翠風呂(50分5000円)、檜風呂(50分4000円)もある。

泉質:源泉名は湯沢温泉管理事業第1配湯所。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、源泉温度57.3度。主な成分(mg/kg)は、Li 0.6、Na 280.3、K 6.5、Mg 0.1、Ca 99.2、Sr 0.6、F 1.1、Cl 435.5、Br 1.9、I 0.9、SO4 130.0、HCO3 79.0、メタ珪酸20.2、メタ硼酸13.4、メタ亜ヒ酸1.6、遊離CO2 1.5 等で、ガス性除く成分総計は1073mg/kgである。これは平成15年7月の分析結果である。これまでの第1配湯所の泉質は成分総計が834.1mg/kgで単純泉に分類されていたが、今回めでたく(?)1000mg/kgの基準を超え、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉に分類された。とは言ってもぎりぎり超えただけで、成分はほぼ同様であり実質的には泉質が変わったわけではない。実際の湯は、無色透明無臭であるが、ごくわずかに塩味を感じる。あまり特徴のない湯であるが、肌に優しい。浴槽は掛け流されてはいるが、流出量に比して投入量が明らかに多く、底面吸引あり、循環も併用されている。脱衣場には源泉掛け流し循環ろ過方式と掲示してあった。

コメント:共同配湯の湯なのでここだけの個性はないが、温まりの良い柔らかな湯は心地よい。景色が見えないという点、露天風呂の開放感が乏しい点は残念である。他の旅館も同様だが、立ち寄り湯1000円というのは高く感じる。これでは気軽に温泉巡りとはいかない。他の温泉地にあるような割引の手形などがあるといいと思う。なお昼時ならお得なランチ&入浴セットがお勧めである。

(No.331 2004/9/4、2020/4/25URL訂正)

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