場所:咲花温泉街の一番奥の川べりにある旅館である。旅館の下には川下りの遊覧船の船着き場がある。玄関のある建物は比較的新しく、他の旅館を見た後では斬新で高級そうに見える。階段がありバリアフリーじゃないのが難であるが、エントランスは風情豊かでしゃれている。玄関、ロビーも他の旅館に比してきれいである。 料金:入浴は、大人500円、小人300円、タオルなし。(3軒回って1500円の湯巡り手形も使用可能。) 浴室:きれいなロビーから階段を上り浴室に向かうとそこは一変して古い温泉旅館そのもの。アップダウンのある長い渡り廊下を渡り、階段を下りると浴室がある。浴室前にはソファーのある休憩スペースが設けられている。浴室は3畳程度の浴槽があるのみだが、エメラルドグリーンのお湯が掛け流され、浴室内に充満する硫化水素臭が心地よい。窓からは雄大な阿賀野川、そして対岸の国道が見える。絶景とはいえないが、川の流れを見ながらの入浴は心を癒す。洗い場は4カ所。窓寄りの洗い場は浴槽に近接しているので、泡が浴槽内に飛ぶ危険がある。カラン、シャワーの温度調整はマニュアル式で、なかなか適温にならない。ボディソープ、シャンプーあり。脱衣場の洗面台にはドライヤー、整髪料、綿棒が置いてあった。 泉質:掲示によると、源泉名は咲花温泉7号井。泉質は単純硫黄泉。源泉温度は51.5℃、使用位置51.0℃。成分はイオンの種類の記載はあるが、量の記載がない。他の旅館同様に、硫黄味、硫化水素臭のする淡緑色透明なお湯が、掛け流されている。 コメント:平日の夜に訪問したら全くの貸し切り状態。掛け流しの浴槽を独り占めして幸せ気分であった。正面の建物以外は古ぼけてはいるが、きれいに管理されている。新鮮な源泉を堪能でき、眺めも良いので、温泉好きの方々にお勧めできる施設である。 (No.323 2004/5/26、2013/2/24 URL・料金訂正、2014/4/22湯巡り手形料金訂正、2017/7/1追記) |
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