聖籠観音の湯 ざぶーん (聖籠町) A (泉質A、浴室A、設備A、眺めC)
北蒲原郡聖籠町大字諏訪山652-3 TEL:0254-27-1126 営業時間:10:00-21:00(最終受付20:30) 定休日:第1、第3火曜日(祝日の場合は翌日)
泉質:含よう素-ナトリウム-塩化物強塩泉、49.4℃、循環
タオル:あり サウナ:あり 露天:あり 石鹸:あり シャンプー:あり 休憩所:あり 食堂:あり
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場所:平成10年4月5日にオープンした日帰り温泉施設。国道7号線新新バイパスを新潟から新発田方面に進み、聖籠インターを降り、左手の紫雲寺方面に2-3分進む。案内板に従って2つ目の信号(角にローソンあり)を右折し、少し行って右折するとある。隣には聖籠町の保健福祉センターがある。案内板が充実しているので、迷わず行けるだろう。
料金:大人850円、小人450円、タオルセット付き。(2024年4月1日料金改定) 回数券(4枚3000円)も発売している。浴衣は150円で別料金だが、借りてゆっくりしたい。入館料が割引になる会員制度もある。
浴室:浴室は広く、男女別で内容が異なる。左が「聖の湯」で、大浴槽、気泡浴、寝湯、打たせ湯、サウナ、水風呂、露天風呂がある。右は「観音の湯」で、大浴槽、歩行浴、圧注浴、サウナ、水風呂、露天風呂がある。入浴設備は充実している。洗い場は仕切付きで、ボディソープ、シャンプー類完備。ほかにシャワーが2ヶ所ある。脱衣場洗面台にはドライヤー、ヘアブラシ完備。ほかに壁に設置されたドライヤーもある。
泉質:源泉名は聖籠観音の湯。泉質は、ナトリウム-塩化物強塩泉で、源泉温度52.2℃、湧出量326L/分。主な成分(イオン濃度mg/kg、平成8年2月20日分析)は、Li
4.6、Na 10900、K 161.1、NH4 8.0、Mg 102.5、Ca
424.2、Sr 7.8、Ba 3.2、Al 0.9、Mn 0.2、Fe(II) 7.1、F 0.4、Cl 17430、I
74.0、SO4 4.8、HPO3 0.2、HCO3 1023 など、溶存成分合計は30630mg/kgという強烈な塩分濃度である。黄褐色を呈し、臭素・ヨウ素を含むため、独特の臭気が漂う。なめれば塩辛く、肌のツルスベ感が心地よい。源泉は1km先の聖籠観音付近から汲み出し、ここまで引いている。地下1000mから汲み上げた400万年前の古代海水とのこと。とにかく塩分濃度が高いので、湯上がりはシャワーで洗い流さないと肌はベタベタする。しょっぱすぎて飲む人もなかろうが飲用はできない。源泉供給分はオーバーフローされるが循環式である。
平成30年6月4日付の新しい分析表では、泉質はナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)。源泉温度49.4℃。湧出量72L/分(動力)。PH
7.1。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li 3.3、Na 11530、K 183.8、NH4 253.8、Mg 79.9、Ca
354.9、Sr 7.0、Ba 2.7、Al 0.0、Mn 0.0、Fe(II) 2.7、Cu 0.0、Zn 0.0、F
0.2、Cl 17300、Br 140.3、I 76.6、,NO2 0.0、NO3 0.2、HS 0.0、HSO4 0.0、S2O3
0.5、SO4 7.8、HPO4 0.0、HCO3 1416、CO3 0.0、メタケイ酸93.1、メタホウ酸280.0、遊離CO2
299.0、遊離H2S 0.0、など、ガス性除く成分総計は31733mg/kg。(→ブログ)
コメント:館内は休憩用の広間の他、リラックスルーム、貸部屋、売店、食堂などが完備されている。マッサージコーナーもある。ロビーにもソファが多数あってくつろげる。泉質、館内設備などハード面は優れており、強塩泉の魅力を楽しめる。
2002年4月、宿泊施設もオープンした。宿泊棟に浴室があるが、宿泊客は日帰り棟の浴室も利用できる。
ときどき源泉が不調となり、沸かし湯営業となることが度々生じている。(→ブログ、 ブログ、 ブログ)
源泉不調のため、2018年春から新源泉掘削工事が行われ、12月22日より新源泉での営業開始が予定されたが、直前になってレジオネラが検出されたため、長期休館となり、2019年2月1日に漸く新源泉による営業が開始された。
新源泉(平成31年1月24日付)は、源泉名は聖籠観音の湯(新源泉)。泉質は含よう素-ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)。泉温45.5℃、使用位置42℃。主な成分(イオン濃度:mg/kg)は、Li
4.1、Na 10510、K 128.5、NH4 125.3、Mg 78.0、Ca
329.2、Sr 7.2、Ba 3.5、Al 0.1未満、Mn 0.2、Fe(II) 1.4、Fe(III) 0.1未満、Cu
0.1未満、F 0.4、Cl 17330、Br 121.5、I 71.4、HS 0.1未満、S 0.1未満、S2O3 0.2、HSO4
5.0未満、SO4 5.0未満、HCO3
1058、CO3 1.0、メタケイ酸 88.1、メタホウ酸 335.1、メタ亜ヒ酸
0.1未満、遊離CO2 141.0、遊離H2S
0.1未満 など、ガス性除く成分総計は30190mg/kg。
季節により温度調整のため加水・加温、入浴に適した温度を保つため加温、衛生管理と浴槽内の温度を維持するため、循環ろ過装置を使用、衛生管理のため塩素系薬剤による消毒を行っているとの掲示がある。湯は淡黄褐色透明。独特の臭気があり、肌のツルスベ感がある。露天風呂では泡付きもあり浴感は良好。(→ブログ)
(No.51 1998/4/5、2002/4改訂、2011/10/15写真変更、2015/7/1料金改定、2018/7/29、2019/2/3改定、2019/4/21営業時間・定休日変更、2024/4/1料金改定) |