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新撰いろはかるた(岡本一平)
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「新撰いろはかるた」(岡本一平)をテキストにしました。『一平全集. 第15巻』に収録されているものです。
表記は新字旧仮名にしています。
(2013年3月 金森国臣)
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(い) 糸は針に従ふ
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(ろ) ろくでなしの理屈言ひ
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(は) 葉書に親展
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(に) にら、にんにく、ねぎ、らつきよう
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(ほ) 星も落ちれば石となる
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(へ) 舳は波に叩かれる
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(と) 特価で賑ふ百貨店
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(ち) 近道するな蛇がゐる
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(り) 力士も蚤になやまさる
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(ぬ) ぬかるみへ来て威張る長靴
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(る) 留守の奢に不意のお帰り
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(を) 女には女の仕事あり
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(わ) わからぬくせに知つた顔
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(か) 火事は弥次馬
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(よ) 装ひこらして路次を出る
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(た) 奉られて損ばかり
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、
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(れ) 礼にもらつた大つゞら
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(そ) そつとつねつて知らん顔
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(つ) 鶴も崔も鳥仲間
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(ね) 寝てから食べる悪いくせ
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(な) 何はなくとも親二人
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(ら) ラヂオで習ふ料理法
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(む) 向う見ずのコブだらけ
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(う) 牛も鍋で煮られる
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(ゐ) 威張つてみせる妻の前
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(の) 望み高くて売れ残る
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(お) お供の方が美人です
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(く) 国に帰れば国言葉
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(や) 山のかげでも花は咲く
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(ま) まんじう一ツで仲直り
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(け) 蹴つてから拾ひ物
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(ふ) 富士山より高い鼻
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(こ) こんにやくの裏表
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(え) 閻魔様のお腹痛
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(て) テニスで鍛えた花嫁さん
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(あ) 朝寝ごつこの日曜日
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(さ) 盃煙草が嫌はれる
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(き) 綺麗な花に毒がある
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(ゆ) 夢で当つた三千円
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(め)
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(intentionally left blank)
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(み) 三日目うれしい里帰り
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(し) 白酒に酔うたお姫様
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(ゑ) 遠慮が過ぎて食べそこね
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(ひ) 暇さへあればコンパクト
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(も) もらつて見たが一思案
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(せ) 先生のかくし芸
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(す) すゝきだんごで月を見る
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(京) 京人形も土そだち
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「新撰いろはかるた」の書誌情報
- タイトル:一平全集. 第15巻
- 著者:岡本一平 著
- 出版者:先進社
- 出版年月日:昭和4-5
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