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青年海外協力隊:

技術補完研修 研修記

  • プレゼンテーション
  • パソコン・ハードウェア(講習)
  • インストラクション技法(講習)
  • Linux・ネットワーク(講習)
  • HTML・XML(講習)
  • データベース(講習)
  • 教材作成実習プレゼン発表会
  • 日曜日のすごしかた
  • 出会った人々
  • 技術補完研修を終えて

  • ※ プライバシーを考慮して、掲載している画像には軽くぼかしをいれています。ご了承ください。


    プレゼンテーション

    開校式終了後、事前課題のプレゼンテーションがありました。自分の要請内容にどのように対応するか意気込みを発表するものです。

    私のプレゼンの目標は「自己アピール」。現地の要請に応えるためにはまず「酒」が必要である、と力説。みごと酒のイメージを植えつけることに成功しました(笑)。

    結局、このプレゼンテーションはみんなの自己紹介&顔合わせみたいなものでした。
    いろんな人たちが参加しています;特化した技術を持っている人、ぜんぜん違う業界の人、インストラクターの方、学校の先生、etc...。自分が知らない技術や知識、教養を持っている人たちの話を聞くのは楽しいですね!!勉強になります。


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    パソコン・ハードウェア(講習)

    技術補完研修画像01 パソコンの解体と組立:講師がマザーボードの各部品について説明しています。

    講習内容は次のとおり。パソコンの仕組みとハードウェアの概要、OS(DOS/Windows, Linux)の概要、パソコンの解体と組立、ハードウェアのトラブルシューティング、LANケーブルの作成、Open Office。

    仕事でトラブルシューティングやっていたこともあり、ちょうどよい復習になりました。各パーツの動作概要や細かい部分、知らなかった用語なども講義中に理解することができました。
    研修生同士でお互いに教えあったりすることもありました。わからない人に教えたり、知識豊富な人から教えてもらったり。

    ハードウェア修理は現地でも要望が多いみたいですね。この講習は非常に有意義でした。


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    インストラクション技法(講習)

    講師としてマラウイOBの方がいらっしゃいました。ご自身の体験談を交えて、現地でどのように活動していけばよいかをお話いただきました。

    協力隊の活動はどうあるべきか学んだことは、次のとおりです。1) 事故と病気に気をつけること;現地は日本と違う環境です。日本と同じような生活をしていてはキケンです! 2) ケンカはしないこと;まずは現地人と信頼関係を築くことが大切です。 3) 自分の意思を主張すること。 4) 時間を守ること;時間を守ることで信頼を得ることができます。
    ここで得た体験談を活動にいかすように頑張ります。

    あれ?「インストラクション技法」講習のはずが、「協力隊のあるべき姿」講習になっている・・・。(笑)


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    Linux・ネットワーク(講習)

    講習内容は次のとおり。Linuxの基本コマンド、rpmパッケージの扱い方、各種サーバの構築と設定(SSHサーバ、DHCPサーバ、Sambaサーバ、プリントサーバ、DNSサーバ、メールサーバ、Webサーバ、FTPサーバ、IPマスカレード、ファイアウォール)、Windowsネットワーク、ネットワーク&サーバ構築(グループ演習)。

    仕事でやっていた分野なので、復習ができました。
    ネットワーク&サーバ構築(グループ演習)は、グループごとにネットワークとサーバ設置を計画して実際に構築する演習です。私は某氏(ブータン)と2人だけで基幹ネットワークの担当。せっかくだから、各グループの端末に定期的にポートスキャンを行ってその結果をWebで公開するシステムを構築(って何やっとるんじゃ!)。
    この講習を通して、セキュリティの重要性を再認識しました。なぜならば、某氏(ブータン)がハッキング/クラッキングをしまくったからです(私もやりましたが(汗)。おかげでみんなセキュリティに気を使うようになりました。

    Linuxはオープンソースです。現地では手軽にネットワーク構築とサーバ構築が行えるため、需要が高いです。ここでの講習は必ず役に立つでしょう。


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    HTML・XML(講習)

    講習内容は次のとおり。HTMLの基礎、スタイルシートの基礎、XML・XSLの基礎、JavaScript。

    HTMLは何をいまさら・・・。という内容でした。
    XMLは今までに使ったことがなかったため、新鮮な気持ちで勉強できました。XMLの応用例としてSVGのデモを見たときは感動しました!


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    データベース(講習)

    カリキュラムによると講習内容は次のとおり。データベース設計、SQLの基礎、Access、PostgreSQL、PHP。しかし、実際の講習ではSQLの基礎、Accessしか行わなかったようです。

    この講習に、研修生の一部から不満の声があがりました。その不満は、1) いまさらSQLの基礎をやってもしょうがないこと;実務経験者が多いから。 2) 講師の教え方が悪いこと;重要であるはずのデータベース設計についても軽く読み飛ばすだけだったり、質問に適切な返答がなかったりとか(私はこの時点で講師の話を聞かず自習をしていました)。
    そして、反乱が起こりました(笑)。

    講習に不満を持つ7人(私も含む)は、別教室で自分たちで勉強することにしました。この7人は後に「反乱軍」と呼ばれます。
    反乱軍は、自分たち持ち回りで講師をつとめて勉強会を行いました。
    自分が講義を行うことと他人の講義を見ることで、インストラクションの勉強になりました。
    反乱軍では次の勉強を行いました。データベース設計、PostgreSQL、PHP。
    講師から教わらずに反乱軍で勉強して良かったようです。

    他人に教える機会を持てたことで、インストラクション技法に興味を持ちました。今後の勉強課題です。
    PostgreSQLははじめて使いましたが、意外と便利でした。オープンソースなので気軽にシステム構築ができます。PHPは手軽に利用できるのが良いです。これも現地で使えそうですね。


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    教材作成実習プレゼン発表会

    技術補完研修画像02 発表会の様子:一人ひとりが自分の作った教材を発表します。

    隣のBグループの発表会を見学しました。
    任国の要請を考慮して作成した教材を、一人ひとりが発表するものです。

    インストラクション講習がメインのグループだけあって、みんな発表が上手でした。このグループには、主に要請が教育関係の人たちが集まっています。

    発表を見学して次のことを学びました。ゆっくりと、聴衆に語りかけるように話すこと。教材作成の下準備を念入りに行うこと。
    勉強させていただきました。


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    日曜日のすごしかた

    日曜日は丸一日自由時間です。みんなそれぞれ自分の時間を楽しんでいました。勉強したり、資料館いったり、旅行したり、酒飲んだり、寝てたり。。。一人で個別行動している人が多かったかな。

    ここでは、私の日曜日の行動を紹介します。

  • 2003/03/09 松島一人旅
  • 一人で松島に小旅行してきました(本当は誰か誘いたかったんだけど、みんな昼まで寝てるんだよねー)。
    伊達政宗歴史館、瑞厳寺を見て、寿司食って酒飲んで帰ってきました。ちょうどよいリフレッシュです。

    技術補完研修画像03 オヤジたちの休日:日曜日の午前中から宴会。これぞオヤジ!!
  • 2003/03/16 オヤジたちの休日
  • SEオヤジ隊を結成し、朝から寿司食って飲んできました。ちなみにメンバーは、ブータン、ボツワナ、パプア・ニューギニア、セント・ルシア、そして私の5人。
    工程は次のとおり。JRあおば通駅より仙石線→東塩釜駅→塩釜水産中卸市場見学→サービスのカニ汁をいただく→寿司屋で酒を飲む→松島海岸駅→遊覧船に乗ってカモメと戯れる→松島かまぼこ本舗でかまぼこをいただく→出店で焼き牡蠣をいただく→笹かまを食いながら酒を飲む→まぐろ茶屋で寿司食いながら酒を飲む→あおば通駅へ戻る
    楽しい小旅行でした。ずーーーっと飲んでたけどね。これぞオヤジ隊!!

  • 2003/03/23 温泉を満喫
  • 作並温泉へ行ってきました。メンバーはカンボジア、ボツワナ、そして私の3人。
    JR仙台駅より仙山線に乗車、作並駅下車。温泉地まではホテルの送迎バスを利用します。
    私たちが行ったのは若松旅館。ここの岩風呂は最高です。渓流を見ながら露天風呂へ。もちろん源泉です。また、ここは混浴でもあります(もっとも、女性は入ってきませんが。。。)。温泉の次はニッカウヰスキー工場へ。
    ニッカウヰスキー工場では、工場見学と試飲をしました。昼飯は敷地内にあるレストランでジンギスカン。ここでも飲みました。工場見学したあとの酒はなぜかうまい!!
    ところで、作並も青葉区なんですよね。都心から山の中の温泉地まで同じ区内とは、仙台市って一体!?

    仙台を楽しもう!!

    • 太助分店いまい
      有名な牛タン専門店の分店。太助は市内に数店舗ありますが、ここの店が一番おいしいかったです。店は小さいのですが、アットホームな雰囲気でもてなしてくれます。研修所から近いので、ランチタイムによく利用しました。
      太助のお土産用牛タンが、仙台市内のデパート藤崎の地下で購入できます。こちらも要チェック
    • 技術補完研修画像04 まぐろ茶屋の寿司:左が桶ちらし、右がおまかせ握り。
    • まぐろ茶屋
      ここのお寿司は最高です!!地元でも有名な店で、昼に行くと行列ができています。おすすめは桶ちらし(画像参照)。大満足です!!
      JR仙石線松島海岸駅下車。駅を出て正面の国道を左に歩いてすぐです。
    • 若松旅館(作並温泉)
      JR仙山線作並駅下車。送迎バスがあります。
    • ニッカウヰスキー工場
      JR仙山線作並駅下車。徒歩20分ほど。市営バスなら作並温泉ゆきニッカ橋バス停下車。

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    出会った人々

    技術補完研修画像05 閉校式後の集合写真:やや右の、グリーンのシャツが私です。

    研修で出会った人たちは面白い経歴の持ち主が多いです;ぜんぜん違う業界から来た人、インストラクター、学校の先生、UNIXバリバリの人、会社を経営していた人、世界を旅していた人、サルサを踊れる人。
    いろいろな人たちと交流を持ったことで、自分にとってプラスになりました。

    これから先、訓練所、派遣国とバラバラになりますが、みんな無事で帰ってきてね!!

    研修生データ

    • 参加人数
      24人
      グループ別:Aグループ13人、Bグループ11人
      男女別:男性16人 女性8人
      ※ 途中、シニアの方がAグループに参加されました。
      ※ Aグループはもう1人参加する予定でしたが、延期で来られなくなったようです。
    • 年齢層
      21歳から34歳まで。20代後半が多いです。
    • 出身地
      岩手1、宮城1、福島1、埼玉3、千葉1、東京3、神奈川5、新潟1、長野1、愛知2、京都1、大阪2、岡山1、宮崎1
    • 派遣国
      ジャマイカ3、ブルガリア2、ニカラグア2、カンボジア2、フィリピン1、ブータン1、ボリビア1、パナマ1、ボツワナ1、モザンビーク1、パプア・ニューギニア1、エチオピア1、タンザニア1、タイ1、セント・ルシア1、ベリーズ1、ジョルダン1、マラウイ1
    • その他
      ほぼ全員が実務経験者。学卒すぐの人はいませんでした。
      現職参加は4分の1くらいかな?

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    技術補完研修を終えて

    私はホテルに一泊して帰ります。
    仙台駅で、みんなを見送ってホテルに戻りました。
    あれだけ騒がしかったホテル内も今日は静か。IPメッセンジャーは4名だけです。寂しくなりました。楽しかった3週間も今日で終わりです。
    二本松の人はまた会いますが、駒ヶ根、広尾の人は会う機会がほとんどなくなります。みんな頑張ってきましょうね!!

    さて、技術補完研修での私なりの成果を報告します。

    • 自分の知識の総確認ができました。
      研修内容は、今までに身につけていた知識がほとんどでした。そのため、広範囲にわたって自分の知識を確認することができました。
    • 新しい知識を身につけることができました。
      自分の持っていない知識と技術を身につけることができました。
    • 「他人に教えること」について学ぶことができました。
      研修生同士で教えあう機会がありました。このことはインストラクション技法を学ぶきっかけとなりました。

    また、今後の研修に対する要望は次のとおりです。

    • 研修生が自主的に参加できるカリキュラムが欲しい。
      研修のほとんどが講義形式で、研修生が受身になっていました。今後の研修では、研修生が自主的に活動し積極的に参加できるカリキュラムがあればと考えます。

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