オフィスの安全対策
この資料は『米国ノースカロライナ州職員安全健康行ハンドブック(North Carolina State Employee Safety &
Health Handbook)』のなかから、オフィスに関連する以下の部分を抜粋して訳出した資料です。
- 全般
- コンピュータ・ワークステーション
- ファイル・キャビネット
- 荷物の移動方法
- 事務機器
記載されている内容は常識的なことですが、なるほどと思わせる項目もあります。オフィスは比較的安全な場所であるとはいえ、事故とは無縁ではありません。ざっとご覧いただき、適用できるところがあれば適用していただければと思います。
このハンドブックには、安全対策にとって他にも有用な内容が含まれていますので、原典にもあたっていただければ幸いです。
出典:North Carolina State Employee Safety & Health Handbook
http://www.osp.state.nc.us/wprpsh/safetybk.htm
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■オフィスの安全対策(全般) |
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■オフィス全般の安全対策
オフィス内では安全作業手順に従うことで多くの事故を防ぐことができます。
- オフィス内では走ってはいけない。
- 廊下を歩くときは、右側を歩く。
- ドアの前に立っていると事故が起こることがあるので、ドアの動線から離れて立つ。
- 階段、通路、歩行エリアに箱、容器に入れていない資材、線材、小さな物体を置かないようにし、転倒したり、つまづいたりする危険を防ぐ。
- こぼされた液体はすぐにきれいにする。
- 視界をさえぎるほど高く積み上げた荷物を運ぼうとしない。
- 階段を使うときは、つねに手すりを使う。
- 階段の上り下りについては、適切な注意を表示しておくことが望ましい。
- 階段からの転倒は、降りているときに、会話で気が散っていたり、あるいは他の人のほうを向いたりしたときに起こる。
- イスに座ったまま床から物を拾い上げない。
- イスに座ったまま床を移動しない。
- 注意深く腰掛ける。イスの端ではなく中心に腰掛ける。キャスター付きのイスについては、腰掛けようとするときに、うっかり押してしまうことがあるので注意する。腰掛ける前は、イスがあることを確認するために手を後ろに回す。
- 物にさわるために、イス、スツールあるいは他の不安定な面のうえに立たない。はしごを使う。
- 机、テーブル、箱あるいは背の低いファイルキャビネットの端に腰を掛けない。
- くずかご、ブリーフケース、傘立てあるいはそれに類する物件は、つまずく危険のない場所に置く。
- 滑ったり、転倒したりするのを防ぐには、作業環境に適している快適で安全な靴を選ぶ。
- 廃棄物を処理するときは、他人が傷を負わないように、割れたガラスはきちんと処分する。とがったガラスが突き抜けないようにするため、また中身が分かるようにするため、分厚い紙の袋に入れて包む。かみそりの刃のような鋭利な物件は、完全な密閉容器で処分すべきである。鋭利な医療廃棄物は、医療用鋭利物容器へすぐに処分し、危険物処分規制を受ける必要がある。
- 鋭利な刃物、ナイフ、はさみ、角や先端がとがっている物件は注意して使う。鋭利な刃物は保護容器にしまう。容器に入れていない鋭利な刃物を机の引き出しに入れてはいけない。
- 封筒をピンあるいはホチキスで留めてはいけない。紙による切り傷を避けるために用心する。
- バラバラの用紙はクリップあるいはホチキスで留める。ピンは使わない。ホチキスを使うときは用心する。ホチキスの針をとるときは、ホチキス針取り器を使う。壊れたホチキス針取り器はきちんと処分する。
- 指は紙断裁機の刃から離しておく。刃を引き上げた状態のままにしない。すべてのギロチン型の紙断裁機には指を保護する機構が付いていなければならない。他のタイプの紙断裁機には指を保護する機構が付いていなければならない。
- クリップや輪ゴムを飛ばしたり、どんな形のばか騒ぎも放任しない。ばか騒ぎは厳に禁止する。
- つねに靴をはく。
- 事務用品はきちんとしまっておく。
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■オフィスの安全対策(コンピュータ) |
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■オフィスに設置するコンピュータ関連の安全対策
お使いのコンピュータの正しい設置について、ここにいくつか提案を行います。
- 大腿部が床と平行になるように、また足の裏が床あるいは足載せ台にぴったり付くように腰掛ける。
- ひじが直角になるように、また前腕が床とほぼ平行になるように、机とイスを調節する。
- キーボードと同じ高さのリスト・レストを使うことによって、手首をまっすぐの位置に保つ。
- マウス(あるいは他のポインティング・デバイス)は、キーボードと同じ高さの平面でかつキーボードに近い位置に置く。
- モニターは真正面に置き、だいたい前腕の長さだけ離し、画面の一番上が目の高さより少し下になるようにする。本を読むときと同じように、モニターは斜め後ろに傾ける。
- 書類を目の高さに置き、また画面と近づけるために原稿台を使う。
- 反射を防ぐには照明とモニターを調節するか、あるいは反射防止フィルタを使う。
- 反復的な動作の伴う作業あるいは不自然な姿勢を伴う作業を行なうときは、ストレッチのために定期的に休憩をとるか、あるいは他の作業と交替する。
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■オフィスの安全対策(ファイル・キャビネット) |
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■オフィスに設置するファイル・キャビネット関連の安全対策
ファイル・キャビネットは事故の主要原因であり、注意して使用しなければなりません。
- 警告を無視すると、ファイル・キャビネットによって、挟まれたり、切り傷を負ったり、押しつぶされたり、つまずいたりすることがある。背が高く重いファイル・キャビネットには常に注意を払う。引き出しが開いていたら、倒れることがある。重いファイル・キャビネットは、倒れるのを防ぐため、しっかり固定すべきである。
- ファイル用引き出しを開けたり、閉めたりする際には用心する。1つのファイル用引き出しだけを開ける。そして取っ手を使って閉めることで指が挟まれないようにする。ひざやひじを使って、つまり手以外の部分を使って引き出しを閉めてはいけない。すぐにまた開くことになっていたとしても、使ったら引き出しをすぐに閉める。
- 開いているファイル用引き出しの上に乗ってはいけない。
- 滑り止めの付いた小型のステップ・スツール(上部のファイル・キャビネットを利用するために使う)を廊下から離れた場所にきちんとしまっておく。
- 紙による切り傷を避けるために指サックを付ける。
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■オフィスの安全対策(荷物の移動) |
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■荷物の持ち上げ方および移動の仕方
- 深刻な痛みの多くは、箱や荷物の束、事務用品、台帳、事務機器などを正しくない方法で持ち上げたり、運搬したりした結果生じる。このような物件は、手押し車で移動するか、あるいは荷をほどいて小さい荷物にして運搬すべきである。
- 大きな荷物は、前方をさえぎらない方法、あるいは階段の手すりの使用を邪魔しないような方法で運搬すべきである。
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■オフィスの安全対策(事務機器) |
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■オフィスに設置する事務機器関連の安全対策
- コンピュータあるいは他の事務機器を机の端あるいは他の平面の端の近くに置かない。
- 操作している間に位置がずれがちな機器は、釘付けするか、あるいはゴム脚やゴムマットを取り付けるべきである。
- 電気事務機器は、感電事故を防ぐために、正しく接地するか、あるいは二重絶縁をすべきである。
- 正しい接地手順について詳しくない場合は、管理者に問い合わせる。コンセントがアース付の3穴コンセントでなかったり、破損していたりしたら管理者に知らせる。
- つまずいたりする事故を防ぐために、事務機器や電話機の電気コードについては用心する。机の間あるいは通路を横切ってコードを張るのは避ける。もしこのやり方が一時的に避けられない場合は、コードに注意を引くなんらかの手段をほどこすか、および/またはコードをテープで床に留めるかワイヤーカバーにのなかに入れる。
- 延長コードは使用しないことが望ましい。追加のコンセントが必要な場合は、管理者に知らせる。
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■関連情報
なし
(2007年7月 金森国臣)
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