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向島(尾道市)でビーチコーミングを楽しむ

向島でビーチコーミングを楽しむ

向島でビーチコーミングを楽しむ

ビーチコーミング(beachcombing)とは、簡単に言えば「貝殻拾い」のことです。

ビーチコーミングには、楽しみが2つあります。

  • 海に親しむ
  • 海で収集したもので工作する

向島には立花という格好の海岸があります。この遊びを楽しんでいただきたいと思います。

(2013年1月 金森国臣)(2013年2月 「教育的な側面について」を追加)(2013年6月 「しまなみ海道 因島大橋」の動画を追加)


ビーチコーミングを楽しむ

向島でビーチコーミングを楽しむためのスポットやエチケットなど、基本的なことについて述べています。

  • 用意するもの
  • スポット
  • トイレ情報
  • エチケット
  • 何を収集するのか
  • 危険な生き物
  • 危険を避けるために
  • ビーチコーミングに適した季節

用意するもの

特別に用意するものはありません。思いつくものは以下の3点です。

  • 軍手(安全のため)
  • レジ袋(収集したものを入れる)
  • デジカメ(気づいたことを記録する)

スポット

尾道市向島町立花にある「老人ホーム橘花苑」の前あるいは因島大橋の下あたりがベスト。ここであれば、道路脇に駐車しても迷惑になる場所ではないので便利です。(地図情報

向島でビーチコーミングを楽しむ場所(尾道市向島町立花)

位置関係がわかる動画があったので、掲載しておきます。

トイレ情報

立花の近くで一般的に利用可能なトイレは2か所です。

立花臨海公園(因島大橋の歩行者道の近く)が至近で便利ですが、気に入らなければマリン・ユース・センターを利用します。

エチケット

貝殻を拾う程度にとどめておきます。潮干狩りなどは漁業権の絡みがあるので厄介です。

「何してるんですか?」と聞かれたら「サクラ貝を拾ってます」と答えてください。「フンッ」と無視してもよいのですが、後々のことも考えておきます。

砂浜に生えている植物は「塩生植物」と言い、非常に貴重な植物です。姿や形はみすぼらしく、雑草のように見えますが、絶対に採取しないようにしてください。

何を収集するのか

あまり欲張らず、気に入ったものだけを集めるようにします。そうしないと、ゴミだけが増えることになります。

  • 貝殻(サクラ貝がある)
  • ビーチグラス(角が取れたガラスの破片。これは価値がある)
  • 小石や木片など

貝殻は満潮線(満潮のときの水際線)に多く集まっているとの説明を見かけます。しかし、穏やかな瀬戸内海で実際にそうなのかは分かりません。

危険を避けるため、あまり変なものは拾わないようにします。プラスチックのボトルなどは、中に危険なものが入っている可能性があります。

海で収集したものは3日間ぐらい水につけて塩抜きをします。歯ブラシで汚れを落とし、乾燥させて保存します。保存には、スーパーで袋詰めするところにある薄いポリ袋が便利です。

危険な生き物

瀬戸内海で危険な生き物といえば次のとおり。

オコゼ、ハオコゼ、オニダルマオコゼ、ゴンズイ、クサフグ、アカエイ、クラゲ、ヒトデ

オコゼ類は深いところに入らなければ大丈夫ですし、クラゲやヒトデはすぐに見分けが付きます。

この中で厄介なのは「ゴンズイ」です。もともとは南の海に棲んでいた毒魚なので、地元の人にとっても馴染みが薄く、私も見たことがありません。(下図がゴンズイ)

毒魚のゴンズイ

見分けが付くようになるまでは、小魚でも触らないようにします。

広島大学臨海実験所の「向島近海の危険海洋生物」に詳しい情報があります。こちらもチェックしてください。

毒魚に刺されたら、我慢しないですぐに病院へ(尾道市立市民病院またはJA尾道総合病院

危険を避けるために

繰り返しになりますが、危険を避けるため、次の点に留意してください。

  • プラスチックの容器など、変なものは拾わない。
  • 見慣れない生き物には触らない。
    • 毒魚は、死んでいても毒は有効なので、死体でも触らない。
  • 岩場などの危険な場所には行かない。
  • 海に入る場合、お子さんであれば、くるぶしの深さまで。
  • 裸足にならない
    • 割れたビン、釣り針などがある。田舎の人間は本当に海を大切にしない。

子供連れの場合は、そばにいても絶対に目を離さないようにしてください。グループの場合は、できれば全体を見渡し、監視する人を配置してください。

広島大学臨海実験所の「磯歩きの心得」に詳しい情報があります。こちらもチェックしてください。

ビーチコーミングに適した季節

瀬戸内は温暖なので、通年でビーチコーミングが可能であると言えますが、やはり春と秋が適していると思います。

冬は寒いし、夏は悪ガキがウロウロしているので気分が害されることがあります。何より、他人がいると海を独占している気分が味わえません。

服装などについて注意事項があるとすれば、どの季節であれ、帽子と飲料の携帯は忘れないようにします。

太陽の光に加え、砂や海からの反射があるので思った以上に暑くなります。

子供には出来れば明るい色の服を着せます。ただし水色や白色は風景に紛れてしまうので、避けたほうがよいでしょう。

サングラスもつけるようにしたいものです。(別ページの「子供を紫外線から守る:帽子とサングラス」を参照。)


教育的な側面について

『小学校のコア・カリキユラム : 明石附小プラン』(兵庫師範女子部附属小学校編・昭和24年)

とりあえずは楽しく遊んでいただきたいのですが、親心としては、どのような状況であれ、教育的な効果を期待したい気持ちが湧いてきます。

古い資料ですが、小学一年生を対象にした『小学校のコア・カリキユラム : 明石附小プラン』(兵庫師範女子部附属小学校編・昭和24年)が参考になると思いますので、 PDFファイルを置いておきます。

海の生物について科学的に知りたい場合は、「広島大学臨海実験所」や「福山大学生命工学部」の学生に教えてもらうのがよいと思います。引き受けてもらえるかどうかは不明ですが、グループ学習であれば、検討する価値はあります。もちろん、相応の謝礼は用意するべきでしょう。

なんであれ、趣味的によく知っている人ではなく、体系的に学んだ人に教えてもらうようにします。

収集と分類

博物学の基本は「収集」と「分類」です。

単に「拾う」だけでなく、「分ける」ことが加わると教育的な意味合いが生まれてきます。二枚貝と巻き貝に分けるといったような定番のパターンではなく、模様などにも注目すると面白いと思います。

分類方法は、子供に任せるのが一番であり、そうすることで、いろいろな発見につながることになります。

数を数える

小学一年生では、算数の復習として、貝殻を数えることもあると思います。

唱歌を歌う

資料では、情操教育のひとつとして、海に関係する唱歌を歌うことが課題としてあげられています。家族で歌を口ずさむのもよい思い出になるでしょう(例:倍賞千恵子/砂山)。

町中で、うち揃って大声をあげていると通報されかねませんが、海であれば、かえって微笑ましい光景になります。海が持つ包容力と言えるのかも知れません。

少し大きな貝殻があれば、耳に当ててみてください。不思議な音がします。巻き貝がベストです。


収集したもので工作する

自分で実際に作ったものはないので、アイデアを出すためのとっかかりとして参考にしてください。

  • フレーム(額縁)
  • ネームボード、メニューボード、ウェルカムボード
  • ウインドチャーム(ウインドチャイム)
  • モビール
  • ペン立て(アメリカでは一番人気のクラフトらしい)
  • ランプ
  • ネックレス
  • リース
  • カードホルダー
  • その他

近くの図書館に『海の工作図鑑』があれば、借りると参考になります。この本は版を重ねていて、人気があるようです。

超簡単なのが「貝メール」。内側にフェルトペンでメッセージを書いて渡します。

工作するときは、安全のため、できれば軍手、保護メガネ、マスク、ポリ手袋を用意してください。

海の工作図鑑--貝・石・砂・海草・草花でつくる
海の工作図鑑--貝・石・砂・海草・草花でつくる

フレーム(額縁)

貝殻でフレーム(額縁)を作る

一番簡単なのがフレーム(額縁)。縁に貝殻を貼り付けます。画像の例では、白いペンキを塗っています。

ネームボード

貝殻でメニューボードを作る

自分の部屋のドアノブにかけるボード。ネームボードの画像が見つからなかったので、メニューボードを掲載します。ウェルカムボードを作成している例もあります。

ウインドチャーム

貝殻でウインドチャームを作る

ウインドチャーム(ウインドチャイム)も比較的簡単に作ることができると思います。しかし、本格的なものとなると穴開け作業が必要なので、難易度は高くなります。(バイスとドリル刃が必要になる。)

貝殻の向きは、あえてそろえないのがポイントです。風をとらえやすくなります。

モビール

貝殻でモビールを作る

貝殻の工作物ですぐに思いつくのはモビールです。しかしこれも意外に難易度が高い。

モビールの作成にトライする人は多いようです。図書館には必ずモビール関係の書籍があるので、それを参考にするとよいと思います。

ペン立て

貝殻でペン立てを作る

  1. 空き缶を用意し、よく洗って乾燥させる。
  2. 空き缶の縁で手を切らないようにするため、マスキングテープを貼る。
  3. 空き缶全体に粘土を付ける(約1センチの厚さ)。
  4. 貝殻を貼り付ける。サイズの大きな貝殻を貼り、スキマを小さい貝殻で埋める。

紙粘土で十分だと思います。

ランプ

貝殻でランプを作る

実用になるランプの作成となると、相当に難しいだろうと思いますが、簡単な方法としては:

  • ガラスのコップを芯にし、それに貝殻などを貼り付ける。 貝殻と貝殻のスキマには石粉粘土を詰める。
  • 紙コップを芯にし、小石や貝殻を周囲に積み上げる。小石を先に積み、その上に貝殻を積む。後で紙コップを取り除く。
  • 牛乳パックを芯にする。

貝殻での作成事例を見つけようとしましたが、いまだに見つかりません。(作成方法だけで実際には作っていないのかも知れない。)

画像はシーグラスで作ったランプです。

キャンドル立ては、火事の元になる可能性があるのでお勧めできません。

ネックレス

貝殻でネックレスを作る

女の子であれば、ネックレスを作ってみたいと思うかもしれません。しかし、穴開け加工が必要になります。

リース

貝殻でリースを作る

貝殻を貼り付けて、リースを作ることができます。小石や木片で作成したリースも見かけました。

カードホルダー

貝殻でカードホルダーを作る

カードホルダーの場合、貝殻に切れ込みを入れる必要があるので、趣味的な工作というよりも、商品の製作に近い感じになります。

ポストカードなどを貝殻に挟んで飾るのはオシャレなことだと思うので、何か良い方法がないか探しているところです。

その他

そのほかに思いつくものとしては:

ペーパーウエイト…紙粘土で固めるのが一番簡単です。石膏やレジンになると本格的になります。

ストラップ…定番なので検索すると様々なストラップのアイデアが見つかると思います。


工作するときの注意事項など

貝殻を工作するときの注意点や必要な工具類について簡単に説明します。詳しくは、「アサリの磨き方(補足説明編)」をご覧ください。

作業の安全のために、次のものを用意してください。

  • 保護メガネ(目に異物が入らないようにするため)
  • 軍手(指を傷つけないため)
  • 花粉症用のマスク(貝殻の粉を吸い込まないため)
  • ゴム手袋またはあるポリ手袋(接着剤が指につかないようにするため)

貝殻を洗う

収集した貝殻は、よく洗って乾燥させ、保存します。

  1. 貝殻をざっと洗い、水に三日間つけて塩抜きをする(これは必須)
  2. 歯ブラシで汚れを落とす
  3. ざっと洗い、カラカラに乾燥させる

海藻などによる黒い汚れが気になる場合は、漂白剤(塩素系)を薄めた液に2時間ぐらいつけておきます。私はハイターを使いました。濃度は洗濯のつけ洗い程度(500ミリリットルの水に対し、ハイターをキャップ半分)。つけ洗いの後は、よく水洗いする。安全のためにゴム手袋を使ってください。ただし、完全に汚れを取り去るのは難しい感じがします。

ハイターで漬け洗いするときは、プラスチックの容器ではなく、ガラスまたは陶磁器の容器で行うこと。プラスチックは、容器がパリッと割れ、液が体にかかる恐れがある。

表面の石灰質を溶かすために、サンポールに漬けるという荒技を紹介しているサイトもありますが、危険なのでやめてください。塩酸も絶対に使わないでください。

接着剤

貝殻の接着については、ゴム系あるいはエポキシ系の接着剤を推奨しているサイトが多いようです。

試用であれば、百円均一で販売しているボンドでよいと思います。本格的に工作するのであれば、DIY店で販売しているボンドをお勧めします。

エポキシ系の接着剤は、2種類の接着液を混ぜ、その化学反応によって固める仕組みになっています。強度は、こちらのほうが高いはずですが、確認はしていません。

セメダインという選択肢もありますが、これは試していないので何とも言えません。

百円均一で販売しているボンドは、コーティングに使うという方法もあります。生乾きした紙粘土に塗りたくると、表面がコーティングされたようになります。好みの問題もあるので、試してから適用してください。

接着剤を使うときは、よく換気すること。

ピンバイスとドリル刃

貝殻に穴を開けるためには、ピンバイスとドリル刃(ドリルビット)が必要です。

たとえば、「クラフトツール 精密ピンバイスD 74050」および「プロクソン ドリル10種セット NO.28913」。

3mmのヒモを通すのであれば、3.0mmのドリル刃が必要ですが、3mmの穴をいきなり開けるのは難しいので、径の小さいドリル刃から始め、あす。そうすると、いくらか作業が楽になります。

大量の穴開け作業が必要な場合は、ピンバイスでは無理で、腱鞘炎になってしまいます。(実際にそうなってしまった。)

穴を開ける手順;

  1. 穴を開ける位置が決まったら、マジックで小さく印を付けておく。
  2. 手持ちのなかで径の一番細いドリル刃(これが重要)を使って穴を開ける。
  3. 軽く押しつけながら開ける。強く押しつけると、腕を痛めたり、ドリル刃が折れたりするので注意する。
  4. 潤滑の意味で、ほんの少し水をかけながら開ける。
  5. 貫通したら、次に少し径の太いドリル刃で穴を広げる。
  6. これを繰り返して、目的の大きさの穴をあける。

メモ的なことなど


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