尾道市内で活動する若手芸術家十四人の作品やプロフィルなどをまとめた冊子「しまなみアーティストカタログ」を、同市向島町の翻訳業金森国臣さん(55)が制作した。プロを目指す「芸術家の卵」たちのプロモーションにつなげる。(榎本直樹)
カタログはB5判カラーで十八ページ。二十―三十歳代の十四人が手掛けた写真、イラスト、漫画、絵画、陶芸などの作品のほか、それぞれの経歴やホームページ、連絡先も載せてある。
金森さんは昨年八月、瀬戸内しまなみ海道沿線の活性化を図る「第二回しまなみコンペ」(瀬戸内しまなみ海道周辺地域振興協議会主催)で、カタログの制作を提案。奨励賞(助成金五万円)を受賞し、若手アーティストの発掘を進めてきた。
市内で開催されるアートイベントを紹介するブログも運営している金森さん。「若手アーティストの才能を発揮する機会が増え、まちのにぎわいづくりにつながれば」と期待を込める。
カタログは五十部を制作し、一部千二百円で販売している。問い合わせは、同市東御所町の喫茶店「Wengen」Tel0848(24)1433。
【写真説明】尾道市内の若手芸術家たちの作品や経歴を記した「しまなみアーティストカタログ」
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