稼ぐホームページを作る | カネモリ流ホームページ作成術

	稼ぐホームページを作る

個人でも企業でもホームページを持つことが「あたり前」の時代になりました。とくに、ビジネスを展開するうえでは必須とも言える状況です。サイバー空間におけるビジネス・チャンスは、無限に拡大しつづけています。その入り口のひとつがホームページです。稼げるホームページを低コストでつくる。この基本コンセプトについて、ここでは説明しています。「カネモリ流ホームページ作成術」は、次の三部で構成されています。稼ぐホームページを作る情報を引き出そう！情報を引き出そう！―補足説明情報を整理する（2010年4月　金森国臣）

	ホームページの作成で陥りやすい点

すぐれたデザイン、見映えのよいホームページ、誰しもが目指すゴールです。

そのため、動画やフラッシュを多用するホームページが増えています。それにともない、作成の労力や経費の負担も増えています。

しかし、効果のほどはどうでしょうか。たんに重いホームページができあがっただけ、という結果になっていることが多いのではないでしょうか。

	「稼ぐ」ためには

アクセス数の多いホームページを作成する。これが基本です。

デザインに魅せられて入ってはみたが、すぐに出口だったという、中身のないものではビジネスにつながりません。

ユーザーや顧客は、会社概要であれ、採用情報であれ、地図情報であれ、何らかの情報を求めてアクセスしています。

これに応えるには、情報を的確かつ豊富に提供することです。たとえて言えば、「情報をシャワーのように浴びせる」必要があります。

	コストを抑えながら一定品質のデザインを確保するには

とはいえ、あまりにも稚拙なデザインのホームページでは、展開するビジネスへの信頼感を損ないかねません。

経済的に、すぐれたデザインのホームページを作成する。この解決策のひとつは、市販のテンプレート（ひな形）を利用することです。

数々のテンプレートが販売されていますが、現時点では、株式会社ディーディーエヌのテンプレート集をおすすめしています。

テンプレートには：

というメリットがあります。

しかし一方では、情報提供の枠組み（型枠）が決まっている、というデメリットもあります。

これは見方を変えれば、型に合わせさえすれば、構造化された情報を限りなく提供できるというメリットへと逆に転換することができます。

また、必要に応じてテンプレートをカスタマイズすれば、自在な情報提供を実現することができます。

自営レベルであれば、ホームページビルダーに付属のテンプレートでも十分だろうと思います。

	情報とは、コンテンツとは

ホームページの開設を決めたとしても、何を「情報」として提供すればよいのか、何が「コンテンツ」になり得るのか、とまどうことばかりです。

ホームページ作成講座（向島町教育委員会主催）の講師を務めたとき、受講者から寄せられた質問の多くがこれに類するものでした。

そこには、「自分のやっていることは大したことではないのでは」との間違った基本認識があるように感ぜられました。

しかし、これは「考え違いである」と断言することができます。

質の高い、役立つ情報は、まじめに生きている人々、まともな経営を行っている人々からこそ得られるものです。

地域に根ざし、そこで生命をつなぎ続けている人々の思考や行動、成果物、そのすべてが情報であり、コンテンツになり得ます。

政治家や学者、官僚ましてや宗教家などから得られるものではありません。。

	情報を引き出し、コンテンツにするには

見えないものを見えるように可視化する、形のないものに形を与える、それには若干のテクニックが必要です。長年にわたり、ドキュメンテーションやターミノロジー、インターネットの世界に関わってきた経験から言えば、ちょっとした視点の転換で、情報をコンテンツ化することができます。たとえば、会社案内やパンフレットなどの資料をもとに、模造紙を使い、その紙面上にホームページのイメージを展開すれば、全体像の把握、リンク・階層などの複雑な構造の可視化、書き込みなどによる情報共有が可能になります。具体的な情報の引き出し方については「情報を引き出そう！」および「情報を引き出そう！（補足）」をお読みください。情報の整理の仕方については「情報を整理する」をお読みください。