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画像のSEO対策

写真愛好家の友人から、画像に対するSEO対策があるのか質問された。

写真愛好家の友人から、画像に対するSEO対策があるのか質問された。

そのようなものはないだろうと思っていたが、検索して調べたら、かなりの項目が見つかった。不明を恥じるばかりだが、画像が中心のホームページだけでなく、一般的にも使えると思うので、ご紹介したい。

基本的な事項については、グーグルの「画像 - ウェブマスター ツール ヘルプ」に従って頂きたい。矛盾する内容があれば、無論のことグーグルを優先する。

自分で実践していない項目もあるので、効果のほどは不明だが、ご参考になればと思う。

  • 画像に対する直接的なSEO対策
  • 望ましい画像

(2012年12月 金森國臣)


画像に対する直接的なSEO対策

説明のために、「キーワード」という用語を頻繁に使っています。これは「検索語」と考えて頂いてよく、このキーワードで検索したときに、当該のページが上位に表示されるようにするためのヒントを記載しています。

alt属性、画像のファイル名、ページのタイトル、画像の近辺のそれぞれにキーワードを含めることがSEO対策の基本です。統一したキーワードを使うことで、検索エンジンは見つけやすくなります。

記載した手順は「ホームページビルダー」に従っています。

画像のファイル名

画像のファイル名にキーワードを含める(例:keyword1-keyword2.jpg)。人間が理解できる説明的なものがよいとされる。例えば、「BAS10513.jpg」などはよくない。

下記はCNNの事例。

例:121208014140-tsr-lawrence-north-
korea-possible-missile-launch-00003814
-c1-main.jpg

商品の画像であれば商品名や社名を含める。キーワードはハイフン「-」でつないでもよいし、下線「_」でつないでもよいが、ハイフンが好まれている。

これは英語を使った場合だが、日本語のファイル名については知識を持っていない。

キーワードを過剰に詰め込むと、検索エンジンに嫌われるとの説もあるので注意する。

img要素のalt属性とtitle属性

img要素のalt属性とtitle属性にキーワードを含める。SEOにとってalt属性は必須条件のひとつなので省略しない。

説明的なものがよいとされている。ただし、あまり長いものはよくないという説がある(英語では140文字まで)。

下記は朝日新聞の事例。alt属性とtitle属性が同じになっている。(ファイル名が事例としてはよくない。)

<img width="150" src="http://www.asahi.com/top/images/
OSK201212060183.jpg" title="写真:ルミナリエが開幕し、大勢の人が訪れた=6日夜、神戸市中央区、諫山卓弥撮影" alt="写真:ルミナリエが開幕し、大勢の人が訪れた=6日夜、神戸市中央区、諫山卓弥撮影" />

alt属性とtitle属性の設定手順:

  1. 画像を右クリックする。
  2. [属性の変更]を選ぶ。
  3. [画像]タブ→[代替テキスト]フィールドにalt属性を入力する。
  4. [タイトル]タブ→[タイトル]フィールドにtitle属性を入力する。
  5. [OK]をクリックする。

alt属性およびtitle属性とは:

  • alt属性:画像を表示しないブラウザーの場合に、画像の代わりにテキストが表示される。また、画像の読み込みが完了するまでの間、その部分にテキストが表示される。
  • title属性:画像の上にマウスカーソルを乗せた時、ポップアップで画像の説明が表示される。

意味を持たない画像のalt属性

装飾的に使う画像であって、コンテンツとしての意味を持たない画像のalt属性は、空文字列「""」にする。

alt=""

画像のサイズ

画像のサイズは、250 x 300ピクセル以上にする。

画像のサイズは、250 x 300ピクセル以上にする。

四角形の長辺が、最小320ピクセル、最大1280ピクセルとしている場合もある。この場合の長辺と短辺の比率は、4:3〜16:10。

ただし、大きな画像は読み込みに時間がかかるので、その点では推奨されない。

大きな画像をブラウザー側で縮小しないようにする。ページの所定の位置にキッチリおさまるサイズの画像を最初から用意し、その画像を使う。

画像の形式

画像の形式は、png, jpg, gifの順でよいという説もあるし、jpg形式がよいという説もあり明確ではない。(ただgif形式が好まれていないという感じはある。)

画像の近くにキーワードを含んだテキストを入れる

画像の近く(前または後)のテキストにキーワードを含める。これが意外にSEO対策になるらしい。

ここまでのまとめとして、以下に「完璧」なソースコードの事例を示す。(出典:Optimizing images for Google

...
<title>... keyword ...</title>
...
<h2>... keyword ...</h2>
<p>
  <img
    src=".../xxx-keyword-xxx.jpg"
    alt="... keyword ..."
    title="... keyword ... - Copyright xyz"
    width="600" height="450" />
  <br />
  Image: <strong>... keyword ...</strong>
</p>
<p>Text bla bla bla keyword. Bla bla bla keywords
bla bla bla... keywording ... bla</p>

画像は一つのフォルダーにまとめる

画像は一つのフォルダーにまとめる。グーグルが推奨しているらしい。フォルダー名は「images」にする。(「image」としているところもある。)

画像に対してリンクを張る

フルサイズの画像の場合、画像を単独で掲載することもあるかと思う。その場合は、サイト内のどこかから、その画像にリンクを張るとSEO対策になる。

別ページのテキストからリンクを張る場合は、画像の内容(alt属性)とマッチしたテキストにする。

また、必要に応じて、画像から別ページにリンクを張ると、リンクが張られたページのSEO対策になる。

サイトマップに画像情報を追加する

グーグルに「サイトマップに画像情報を追加する」があるので、これを参考にしていただければと思う。(難しそうで理解していません。)

画像のサイトマップ(例:image-sitemaps.html)を作成するとよいとの記述をみかけるが、グーグルが機能を提供しているのであれば、それを利用するのが一番よいと思う。

画像をリフレッシュする

検索エンジンは、新しい画像を好む傾向にあるとのことであり、画像をリフレッシュするとSEOに対して効果があるらしい。

同じ画像でも、再アップロードすればよいわけだが、どの程度の効果があるのか定かではない。しかし画像が中心のホームページであれば、試してみる価値はあるように思う。

画像を詰め込みすぎない

ひとつのページに多くの画像を詰め込みすぎないようにする。ただし、数については、まだ不明。

画像のメタデータについて

デジカメで撮影した画像には撮影年月日などのメタデータが埋め込まれている。このメタデータがSEOにとって有効であるかどうかは、まだ分かっていない。(SEOとは無関係なのかも知れない。)

「Googleウェブマスターツール」の「イメージ検索の機能強化」機能を有効にする

「Googleウェブマスターツール」に「イメージ検索の機能強化」という機能があり、これを有効にするとSEOにとって効果があるとの記述をあちこちでみかける。ログインしてみて調べたが、よくわからない。


望ましい画像

直接のSEO対策ではありませんが、読者を惹きつける画像は訪問者を増やすことにもつながります。その観点からの留意事項を何点かご紹介します。

コンテンツとマッチしている画像を使用することは言うまでもありません。

高品質の画像を使う

読者が細部を見ることができるようにするため、高品質で明瞭な画像を使用する。

抽象的な画像は使わない

抽象的な画像はなるべく使わないようにする。読者を惹きつけるのは、一般的には人間の顔なので、人間の顔が写った画像を使うのがよい。

とくに女性は顔の表情に敏感であり、また集合写真を好む傾向にあるとされている。

著作権を表示する

著作権の表示はSEOとは無関係であるが、著作権の所有を明確に示しておきたい場合は、画像内に著作権を表示する。

自分で作成した画像を何らかのビジネスにしている場合は、これを強くお勧めします。

画像をインターネットで見つける

企業の場合、著作権の問題があるので自前の画像を用意すべきだと思うが、必要な画像をインターネットで見つけるという方法もある。

代表的と思われるサイトを以下に示したが、人気のサイトは日々変化しているので、ライセンス料が無料であるとか、営利目的での二次利用が許可されているとか、ご自分の必要に適したサイトを見つけていただくのがよいと思う。

オリジナリティの高い画像を使う

どのような仕組みでそうなっているのか不明であるが、オリジナリティの高い画像をグーグルは好む傾向にあるとされている。

とにかく、読者を惹きつける画像は、訪問者が増える要因であることに間違いはない。


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