バリ島2日目の朝も晴天、歩きまくった昨日の疲れも何のその、今日も6時に起床です。今日はオプショナルツアーで観光の予定。その前にやっぱり腹ごしらえ、ホテルのダイニングで朝食です。もう、昨日の失敗は繰り返しません!値段を気にせず好きなものを、思う存分注文しました。
「コーヒーとオレンジジュース、ヨーロピアン・ブレックファーストとナッツの入ったフレンチトースト、それにフルーツ・・・」
ボーイさんは目を丸くしていましたが、運ばれてきた朝食を見て私たちも目を丸くしてしまいました。とても2人では食べきれる量ではありません。ヨーロピアン・ブレックファーストにはパンが付いており、フレンチトーストはそれだけで朝食になる量です。その上、フルーツまで・・・。もったいないので、こっそり残ったフレンチトーストを、ナプキンに包んで部屋に持って帰りました。(これで、おやつができた!)
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私たちの選んだオプショナルツアーは、「バロンダンス」を観賞後、ウブド周辺の村を訪れ、キンタマーニで昼食をとり、「聖なる泉」、「象の洞窟」などを訪れるというものです。
8時30分、ホテルに迎えに来たのは初日と同じ、日本語の不安なガイドさんです。
まずは、バロンダンスが行われる、バトゥブランの村に直行です。ダンスは毎日10時30分から1日1回上演され、会場の回りには、たくさんの観光バスや、車が集まってきます。
観客は、日本人以外に欧米人もたくさん来ている様です。はじめにガムランにあわせて女性2人の踊りがあり、その後物語が始まります。悪、死、邪の象徴である魔女ランダと、善、生、聖の聖獣バロンの決着のつかない戦いを描いたダンスとの事なのですが、おもしろいことに、バロンの踊りが日本の伝統芸能とそっくりなのです。
(写真参照)
「獅子舞やんか、これ・・・」
「ほんま・・日本で本物の獅子舞は見たことないけど・・・」
そう、日本でも生では見たことがないお正月の風物詩、獅子舞をこんな南の島でみれるなんて・・・。
冗談はさておき、同じアジアの国同士、何か共通するものがあるのかなぁと、感心してしまいました 。
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ダンス観賞後は、民芸品を作る職人の村々を観光しながら、キンタマーニへと向かいます。銀細工の村チュルク、木彫の村マス、絵画の村ウブド、といった具合に各村を訪れるのですが、車から降りると各工房で説明を聞き、そのままその店で作品(商品)を見せられ気に入ったら購入するというシステムになっています。各村で木彫の像や銀細工のアクセサリーなどを見てまわり、確かに素晴らしい作品もあり(特に木彫、絵画)楽しめたのですが、私たちの傍らにはいつも店の人がついてまわります。また、同じ村の他の店には行くことはなく、芸術の村観光と言うより、旅行会社の契約している店を見てまわるお買い物ツアーとなっていました。(以前訪れた香港の観光も、こんな感じでした。)私たちは、「こんなツアーで入った店なんかで物を買ったら、絶対高いに決まってる!」と、何一つ買い物はしませんでした。(うーん、やっぱり空港での一件が後を引いているのか・・・?ガイドさんは、「泊まっているホテルのわりに、なんてケチな客だろう」と思っていたことでしょう。少し寂しそうな目をしていました。)
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キンタマーニは、バトゥール山、バトゥール湖、アバン山を見渡す高原地帯です。ちょうどお昼時になりキンタマーニの展望台に到着、展望レストランに入り昼食を取りました(昼食付きツアー)。
食事のメニューはインドネシア料理のバイキングで、ナシゴレン、ミーゴレン、サテ(インドネシア風焼き鳥)、その他(インドネシア料理の名前は前述の3種類しか知らない・・・)いろいろありました。飲み物は別料金で、バリハイビールを飲みました。(ビンタンビールもバリハイビールも、インドネシアのビールはあまり癖がなく、おいしかった!)
レストランのの庭からは、晴れわたった空の下、バトゥール湖を見おろせ、正面にはバトゥール山、右手にアバン山が見渡せます(・・・だと思う・・ガイドさんの日本語が少し・・かなり良くわからない・・・)。高原の美しい景色に、「南の島バリ島、海のリゾート地」というイメージとは違う一面を見ることができました。
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昼食の後は、「聖なる泉」に向かいます。車の中で説明を聞くのですが、いったい「聖なる泉」とは何なのか、どこにつれて行かれるのか良くわかりません。そこはタンパクシリンという村にある、ティエタ・エンプルという寺院で、その中に「聖なる泉」という泉があるとわかるまで、かなりの苦労がありました。ガイドさんの日本語は、習いはじめてたった6カ月にしてはかなりのものなのですが、残念ながら観光ガイドをする域までには達していない様です。決まった説明はしてくれるのですが、応用が利きません。発音が良くわからず聞き返すと、何でも「そう。」とうなずくので、訳が分からなくなります。
「ココハ、ショーユコージョデス。」「えっ、醤油工場?」「そう、ショーユコージョ。」「へぇー、こんな所で醤油作ってるんか・・・」「そう、ミンナミズヲアビマス。」「ええっ、ちょっと違うんちゃうん?」(皆さん、大阪弁わかってくれますか?)「小便所?」「そう、ショーヨクジョ。」「ええっ、トイレですか?」「トイレ、チガイマス。ショウヨクジョウ。」「はあ?しょうよくじょう?・・・小浴場?・・水浴びするところですか?・・小さい・・」「そう。ショウヨクジョウ。」「わかりました。水浴場やね。」・・・わかっていませんでした。だいたい意味は合ってるけど・・・。正しくは、「沐浴場」でした。(沐浴と水浴、漢字はよく似てるけど、このガイドさんが漢字を読んだとは思えないので、単に発音が悪いだけか・・・)なんせ、ずっとこの調子です。(ガイドさんの悪口を言ってるのではありません。一生懸命でとても良い人です。ただ、日本語のツアーガイドとしては?いっそ英語で話してくれ・・・よけわからんって!)
話は変わりますが、バリの寺院に入る時には、ショートパンツやミニスカートでは入れません。腰に布を巻く必要があります。入り口で貸してくれますが、有料の場合もあります。私は、ショートパンツをはいていたので、入り口で借りて入りましたが、なかにはおみやげに買った更紗をずっと巻いて観光している人もいる様です。
次に訪れた場所は、「象の洞窟」という場所です。例によって、わかりにくい説明を解読すると、ゴア・ガシャという11世紀頃の寺院の遺跡で、ヒンズー教のお寺らしいのですが、詳しいことは良く分かりません。
(実際、ガイドブックを見ても良く分かっていない場所の様です。)この寺院の中に、洞窟があるのですが、その入口に巨大な象のレリーフがあるのです。(象といっても、かなりイメージが違う。)薄暗く狭い洞窟の中にはいると、つきあたりからT字に左右に道が分かれており、左奥にはガネーシャ像、右奥にはリンガが祀られています。
(何度聞いても、その由来や、意味は解読できませんでした。最後には英語でたずねましたが、よけい混乱してしまいました。)
これで、もう一つ良く分からないまま、バリ島観光オプショナルツアーは終了したのでした。
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ホテルに戻ったのは5時半頃、夕陽を見ようとホテルのビーチに出ました。すでに夕日はほとんど沈みかけており、あいにく水平線近くに雲がかかっていて、沈んでいく夕日は見ることが出来ませんでした。
昨日に引き続き、有名なバリの夕日を見逃してしまいました。残るチャンスは明日のみです。(ああ、楽しい時間はすぐに過ぎてゆく・・・)
今日の夕食は、昨日のケチケチディナーに比べてリッチに行こうという事になりました。ホテル内のシーフードレストランで、PJ'sという店です。ビーチサイドにあるレストランは、やはり壁のないオープンな空間で、ピザとパスタがとてもおいしかったです。(リッチにと言うわりに、ピザとパスタか・・・)
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