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ヘルメットの正しい選び方と着け方

ヘルメットの選び方と着け方

自転車用ヘルメット(子供用)の正しい選び方と着け方

自転車に乗るときの最大の安全対策は、ヘルメットを着用することです。

近所のサイクルショップに出かければ、適切なアドバイスが得られると思いますが、参考のため、選び方と着け方についてまとめてみました。

主に参考にした資料は「Fitting Your Bike Helmet - NHTSA」です。(PDFファイルへ直接リンクしています。)

(2014年7月 金森国臣)


ヘルメットの選び方

PSCマークのあるヘルメットを購入してください。

「PSCマーク」の表示があるヘルメットを購入してください。

選択肢として、欧米製も考えられますが、日本人とは頭の形状が違うので、注意が必要です。

サイズを合わせる

メジャーで頭のサイズを測る(額から後頭部の一番突出している部分を通る周径)

メジャーで頭のサイズを測る(額から後頭部の一番突出している部分を通る周径)。 測定日と測定値は記録する。

測ったら、そのサイズを目安にして、いくつかヘルメットを試着する。しっくりするヘルメットを選ぶ。

こめかみの部分が痛くなるようであれば、サイズが合っていない。

パッドやアジャスター(頭囲調整つまみ)で調整してみる。

ヘルメットが、前後、左右にガタガタしないか確認する。

下記の手順「ヘルメットの着け方」を参考に、着用してみる。

現在の頭のサイズに合わせてヘルメットを購入し、調整すること。成長を見込んで大きめのサイズを買い求めないようにする。

心地よいヘルメットを選ぶ

快適で魅力的なヘルメットを選ぶことで、着用する可能性は高くなる。

なるべく軽いヘルメットにする。重いと幼児はとくに嫌がる。

運転手から見えやすいように、明るく目立つ色のヘルメットにする。


ヘルメットの着け方

自転車用ヘルメットの各部の名称

ヘルメットの各部の名称(メーカーによっては異なるかも知れません)

  1. 前ストラップ(耳の前のストラップ)
  2. 後ろストラップ(耳の後ろのストラップ)
  3. スライダー(バックルの場合は、「横バックル」)
  4. あごストラップ
  5. あごバックル

ヘルメットの位置を決める

ヘルメットを水平にかぶる。ヘルメットと眉の間は、指が二本入る幅にする。

ヘルメットを水平にかぶる。ヘルメットと眉の間に指が二本入る幅にする。(最初の画像も参照)

スライダーを調整する

ヘルメットの前ストラップと後ろストラップが「Y」字形になるように調整する

前ストラップと後ろストラップが「Y」字形になるように調整する。

ヘルメットが後ろに傾いている場合は、スライダーを緩め、前ストラップを短くし、後ろストラップを長くする。

手のひらでヘルメットの前端や後端を押し上げ、2センチ以上動くときは、ストラップを調整する。

あごバックルの位置を調整する

ヘルメットのあごバックルが、あごの下の中央になるようにする。

あごストラップの長さを調整し、あごバックルが、あごの下の中央になるようにする。

着用した状態での調整が難しければ、ヘルメットを外して行う。

あごストラップを調整する

あごとストラップの間に指が1本入るぐらいがちょうどよい。

あごバックルを留める。

きつく締めすぎないように注意する。あごとストラップの間に指が1本入るぐらいがちょうどよい。

口を大きく開けたとき(あくびをしたとき)、ヘルメットが下に引っ張られない場合、あごストラップが緩んでいる。


その他のヒント

シールを貼った自転車用ヘルメット

シールを貼って、可愛くデコレーションしたヘルメットの例

ヘルメットの着用を習慣づける

自転車デビューと同時にヘルメット・デビューもする。 ヘルメットを着用したら、ほめる。

ヘルメットを買い換える

子供が成長し、サイズが合わなくなったら買い換える。(2年ごとが目処)

事故などでヘルメットに衝撃を受けたときは、ヘルメットを買い換える。見た目は大丈夫でも、内部にヒビが入っていたりすることがある。

バックルなどに損傷がないか、ときどき確認する。子供は乱暴に扱うことがあるので、コンクリートに落としたりすることがある。

盗難を防ぐために

名前を書いたり、シールを貼ったりする(上記の画像を参照)。

名前が特定されないように表面はイニシャルにし、裏側に名前を書く。

シール貼りは子供にまかせる。まかせることで愛着がわき、着用率が高まる。

用途外には使用しない

自転車用ヘルメットは、自転車に乗車するときの安全確保を目的に開発されている。その他の安全用途には適していないので、絶対に使用しないこと。

他のママとの調整

日本では、「安全対策」と言った正論は通じにくい。

ヘルメットの着用について聞かれたら、「ジージやバーバがうるさくて」とサラッと受け流しておく。念のため、頭部外傷による重傷事故が多いことを伝えておく。

購入を検討しているママがいたら、勇気づけるとともに、相談に乗る。

学校の自転車安全教室について

驚くことに、ヘルメットを着用しないで自転車安全教室を実施している学校が多くあります。

見かけたら、教育委員会に連絡し、クレームではなく、改善を求めます。すぐに対応してくれるはずです。こうすることで、ヘルメット仲間が徐々にでも増えることになります。


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