フィリピンで出会った珍味（ていうかゲテモノ）を紹介します。写真もしっかり掲載しているので、見たくない方はご注意ください。

※ これらの料理を食べる際は、各自自己責任にて食べてください。何か問題が起こっても、当方では責任を負いかねます。

バロット:ふ化しかけのアヒルのゆで卵。

フィリピンの代表的な食べ物、それが「バロット」。
ふ化しかけのアヒルの卵をゆでたものです。味はおでんの卵に近いです。
時々、育ちすぎてほとんどヒヨコ状態のものがあり、さすがの現地人でも食べられない人がいるようです。

犬の足のスープ:犬肉は脂っこい。そのためスープはこってり。

犬の足を長時間かけて煮込んだスープ。こってりしていてとんこつスープに近い味わい。肉はとろとろになっており、皮ごとおいしくいただけます。犬だと知らなければおいしくいただける料理。
カガヤン・バレー地方ではクリスマスシーズンになるとあちこちからキャイ〜ン、キャイ〜ンと犬の悲痛な鳴き声が聞こえてきます。。。（犬はご馳走なのです。）

※ 犬の脳みそのキニラウ（生、酢漬け）がおいしいという話を聞きますが、最近は狂犬病を気にして食べられていないそうです。残念！？

※ 本当は、犬を食べることは法律で禁止されているそうです。この記事はあくまで食文化の紹介です。

うなぎのから揚げ:

うなぎはそのままだと硬いので、マリネにして柔らかくしてから調理します。
日本と違ってきれいにさばかず、ぶつ切りにします。そのため、臭いがやや強いです。そんなにおいしくない。

ジャンピングサラダ:危険なのでお腹に自信があっても食べないように。

川からとれた新鮮なエビを生きたままいただきます。好みでカラマンシーを絞ったり、酢醤油につけていただきます。エビが口の中で踊ります。新鮮な歯ごたえがたまらない？

ちなみに、某隊員がこれを食べて腹の中に虫を飼ったという話はあまりにも有名。川エビは危険です。

PAPAITAN:写真右は肝汁。

PAPAITANと呼ばれる、牛または山羊の臓物を煮込んだ料理。胆汁が入っているため苦い味わい。好みで胆汁（写真右）を追加していただきます。
はっきりいって初心者には厳しい味ですが、慣れると病み付きになります。
臓物のいろんな部位が楽しめる上、特に内臓についた脂肪は甘くて舌の上でとろけます。胆汁の苦味が複雑に絡み合い、絶品。
Half-Cookの状態がうまいらしい。酒を飲んだ後のシメにも最適。

煮カエル:見た目かなりグロテスクだが結構いける。

カエルを煮たもの。両生類だけに、鶏肉と魚の中間のような味わい。結構いける味。食べたらひっくりカエル!!
しかしながら、骨が多く、皮をむくのが大変なので食べづらい。
ていうか、見た目が生きたカエルと大差ないんですけど。。。

カブトムシの幼虫の油揚げ:ジューシー。

カブトムシの幼虫を油で煮込むようにしてあげたもの。酒の肴やミリエンダに最適。
殻の部分は硬いが、身の部分はジューシー。
プチッという歯ごたえとともに、口の中でジュワっとまろやかな味が広がります。

調理前:カブトムシの幼虫は市場で購入できます。