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フィリピン活動記:

フィリピン料理 その2

フィリピンでは一般的に右手にスプーン、左手にフォークを持ちます。
肉や魚をフォークで押さえ、スプーンで切ったりそぎ落としたりします。おかずやライスは、スプーンとフォークをうまく使って、スプーンの上に料理をのせていただきます。

フィリピン料理では、おかずをライスにぶっかける食べ方が一般的です。おかずを汁ごとライスにかけて、よく混ぜ合わせていただきます。
このような食べ方は我々日本人には抵抗があります。しかし、フィリピン料理はフィリピン人と同様の食べ方で食べるのがおいしいです。実際、ライスは長粒米で独特の臭いがあります。しかしおかずと混ぜ合わせてしまうとその臭いは消え、逆に素材の味を引き立てる香りとなります。


  • ロンガニーサ
  • ビーフ・タパ
  • ピナクベット
  • チョプスイ
  • ディヌグアン
  • ポークチョップ
  • レリエノン・バグス
  • ダイン・ナ・バグス
  • モンゴスープ
  • ギサドン・アンパラヤ

  • ロンガニーサ(フィリピン風ソーセージ) LONGGANISA

    ロンガニーサ ロンガニーサ:朝食で食べることが多いです。

    フィリピン風ソーセージと書きましたが、実際には腸詰と言ったほうがよいかもしれません。見た目も味も腸詰に近いです。
    ロンガニーサは豚の内臓を腸に詰めたもの。これをたっぷりの油で揚げるようにして焼きます。
    甘めの味付けで、乾燥していないサラミのような感じです。そのままでも十分おいしいですが、好みでバナナケチャップや酢をディップソースとしていただきます。


    LONGSILOG LONGSILOG:ロンガニーサ、ガーリックライス、目玉焼きのセット。
  • セットメニュー LONGSILOG
  • フィリピンでは朝食に「LONGSILOG(ロングシログ)」というメニューをよく見かけます。これはLONGganisa(ロンガニーサ)+SInangag(シナガッグ=ガーリックライス)+itLOG(イトログ=卵、ここでは目玉焼き)のことで、フィリピンでは代表的な朝食セットメニューです。

    他にもTAPASILOG(タパシログ=ビーフ・タパのセット)、TOSILOG(トシログ=トシーノのセット)、HAMSILOG(ハムシログ=ハムのセット)、HOTSILOG(ホットシログ=ホットドッグのセット)などがあります。

    ※ ちなみに、KAPE(カペ=コーヒー)までつくと、LONGISIKAPELOGとなります(笑)。


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    ビーフ・タパ(牛肉の漬け焼き) BEEF TAPA

    ビーフ・タパ ビーフ・タパ:

    牛肉を甘めのタレに漬け込み、たっぷりの油で揚げるようにして焼いたもの。

    フィリピンで手に入る牛肉は、(マニラなどの都市部を除いて)一般的に年をとった牛の肉で非常に硬いものです。ビーフ・タパはこのような硬い牛肉を漬け込むことで柔らかく食べようという工夫の現れでしょう。


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    ピナクベット(野菜の炒め煮) PINAKBET

    ピナクベット ピナクベット:

    ルソン島北部イロカノ地方の料理。この地方は野菜の産地であり、野菜料理が多いです。

    ピナクベットは、野菜を炒め煮して魚のバゴオン(塩辛)で味を調えたもの。
    野菜とバゴオンの風味がマッチして美味です。


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    チョプスイ(八宝菜) CHOPSUEY

    チョプスイ チョプスイ:鶏レバー入りのもの。

    野菜を炒めてとろみをつけた、いわゆる八宝菜です。野菜のほかに、鶏のレバーや豚の脂身を加えたりします。

    フィリピンでは中国の影響が大きく、このような中華料理をよく見かけます。フィリピン風の中華料理はフィリピノ・チャイニーズ(Filipino-Chinese)と呼ばれます。


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    ディヌグアン DINUGUAN

    写真準備中 ディヌグアン:

    豚、鶏などの肉や内臓を、その血で煮込んだ料理。別名、チョコレートミート。
    においも味も非常に強いです。

    私は未だにこの料理には慣れません。。。


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    ポークチョップ PORK CHOP

    ポークチョップ ポークチョップ:

    豚のから揚げです。バナナケチャップをつけていただきます。


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    レリエノン・バグス(バグスの詰め物) RELLENONG BANGUS

    レリエノン・バグス レリエノン・バグス:

    バグスは別名ミルクフィッシュとも呼ばれる淡水魚で、フィリピン人がよく食べる魚の1つです。

    バグスの内臓を取り除き、そこに具を詰め込んで焼き上げます。
    内臓だけではなく身をすべて取り除き、その身を調理して詰め込んだものもあります。


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    ダイン・ナ・バグス DYING NA BANGUS

    ダイン・ナ・バグス ダイン・ナ・バグス:

    魚の干物?油で揚げていただきます。
    朝食でよく食べられています。


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    モンゴスープ(緑豆のスープ) MONGGO SOUP

    モンゴスープ モンゴスープ:

    緑豆を煮込んだスープで、深いコクがあります。
    緑豆とはモヤシの豆で、春雨の材料としても使われる豆です。
    スープは、干した魚や海老を使ってダシをとったりします。このダシは日本の煮干の感覚に近いです。


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    ギサドン・アンパラヤ(苦瓜の炒め物) GISADONG AMPALAYA

    ギサドン・アンパラヤ ギサドン・アンパラヤ:ゴーヤ・チャンプルそっくりです。

    苦瓜を炒めたもの。
    味付けはさまざまですが、中でもお気に入りが卵を入れていためたもの。見た目は沖縄料理のゴーヤ・チャンプルそっくりですが、味もゴーヤ・チャンプルそのものです。
    同じ暑いところなので、似たような料理になるのでしょう。


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