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フィリピン活動記:

交通機関

フィリピンの主な交通機関を紹介します。


  • ジープニー
  • トライシクル
  • カレッサ
  • 耕運機?
  • タクシー
  • メガタクシー
  • バス
  • 飛行機
  • 電車
  • フィリピン国鉄

  • ジープニー JEEPNY

    ジープニー ジープニー:フィリピンの風物詩。

    ジープニーはフィリピンを代表する乗り物です。米軍が残したジープを改造して乗り合いバスにしたもので、近年ではジープだけでなく、パジェロや軽トラを改造したものまであります。派手な装飾を施し大音量の音楽を流しているジープニーもあります。

    ジープニーは走っている路線が決まっていますが、停留所はありません。乗りたいときは行き先(運転台近くに表示されている)を確認し、手を挙げて止めます。降りるときは「Para!(パラ)」と言います。

    車内は大変狭く、定員は14人程度です。車内に入りきれないときは屋根の上にのります(本当は違法らしいですが)。

    初乗りはマニラ首都圏の場合4〜5ペソ、以後距離に応じて料金が変わります。料金の支払いは車内で「Bayad!(バヤッド)」といって運転手に手渡します。運転手から遠い位置に座っている場合は「Bayad po(バヤッド ポ)」と言って、隣の客に運賃を渡します。運賃を受け取った客はバケツリレー方式で運転手に運賃を渡します。

    ジープニーには路線図というものが存在しません。そのため、路線を知らないと使いこなすのが難しいです。しかし、路線を覚えてしまえばこれ以上に便利な乗り物はありません。


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    トライシクル TRICYCLE

    トライシクル トライシクル:サイドカーに3人、ドライバーの後ろに2人乗ることができます。

    オートバイにサイドカーをつけた乗り物です。

    乗り方は2通りあります(地方によって多少異なります)。
    1つは相乗りをする方法です。トライシクルターミナル付近で行き先別にトライシクルが待機しています。定員3〜5人がそろうと発車する仕組みです。運賃は安く、初乗りは5ペソです。
    もう1つの乗り方はスペシャルと呼ばれるものです。これは特別料金を払って一人で乗るものです。料金は定員分、すなわち2〜5倍の料金を払うことになります。料金は決められた区間は一定ですが、それ以外の場合は交渉することになります。だいたいの相場を把握していないとぼったくられます(5〜10ペソ程度余分に)。スペシャルの料金は決して安くはありません。


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    カレッサ CALESA

    カレッサ カレッサ:トゥゲガラオ市内で営業している馬車。

    馬車です。基本的には観光地を走っていますが、私の任地トゥゲガラオのような田舎では、今でも現役で走っています。

    乗り方はトライシクルと同じ。遅いし、決して安い乗り物ではありません。
    とはいえ、思い出作りに乗ってみるのも面白いかもしれません。


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    耕運機? TRACTOR?

    地方に行くと、耕運機を改造した乗り合いバス?があります。
    初めて見たときはびっくりしました!
    写真が入手でき次第公開します。


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    タクシー TAXI

    タクシーはマニラ首都圏など大都市だけで見かけます。安い乗り物ではありません。(日本人観光客にとっては安いですが。)

    タクシーには大別して次の3つがあります。

    • メータータクシー
      メーター制のタクシーです。初乗りは25ペソで距離と時間に応じて値段が変わります。
      乗り方は日本のタクシーと同じですが、気をつけなければならない点があります。
      まず、発車する前にメーターが存在し、そして動作しているか確認すること(動作している場合は初乗りを示す「25.00」が表示されています)。動作していない場合は「Please use the meter!」または「Paki baba ang meter!」(タガログ語)などと言ってメーターを下ろさせます。それでもメーターを使ってくれない場合は、それは「ぼったくりタクシー」なので、降りて別のタクシーを探しましょう。日本人だとバレると大概のドライバーはメーターを使わないで発車しようとします。気をつけなければいけません。
      乗ったらドアをロックしておくと安全です。襲われないために。。。
      なんかあったときのために、ナンバーを控えておくのもよいでしょう。空港のタクシー乗り場ではガードマンがナンバーを控えたメモを渡してくれます。
      ちなみに、チップは20ペソが相場です。おつりをそのまま渡すのもよいでしょう。
    • エアポートタクシー、ホテルタクシー
      空港には「エアポートタクシー」と呼ばれる前払い制のタクシーがあります。空港の到着ゲート付近にカウンターが出ているのでわかりやすいです。値段はかなり高め(3〜5倍程度)ですが、安心して利用することができます。
      ホテルタクシーも同じような感じで利用できます。
      タクシーに乗るのが不安な方はエアポートタクシーやホテルタクシーを利用するのが無難でしょう。
      なお、日本の主要旅行ガイドブックではエアポートタクシーのことを「クーポンタクシー」などと解説しています。
    • ぼったくりタクシー
      空港のゲート付近にたむろし、「Hey! Taxi?」などと話しかけてくるドライバーがいます。彼らは100パーセントぼったくりで、外国人旅行者をターゲットにしています。
      彼らはタクシーのメーターを隠し、法外な料金(5〜15倍)を請求してきます。犯罪に巻き込まれる危険もあります。こういったドライバーのタクシーは乗らないように気をつけましょう。

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    メガタクシー MEGA TAXI

    乗り合いのタクシーです。車内は外から見えないような造りになっているため、銃を突きつけられるなどの犯罪が多発しています。乗らないほうが無難でしょう。


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    バス BUS

    バス バス:写真はトゥゲガラオ発クバオ経由パサイ行Victory Liner社のエアコンバス。トゥゲガラオ〜マニラ間を所要11〜13時間で結ぶ。

    フィリピンには都市間を走るバスが存在します。料金は比較的安いので利用しやすいです。

    オーディナリー便は各ターミナルに停車するバスでエアコンが付いていないのが普通です。エクスプレス便は決まったターミナルだけに停車するバスでエアコン付です。

    乗り方は、バスに乗車すると車掌が回ってくるので、行き先を告げて運賃を支払います。降りるときは自分の降りたい場所を乗務員に指示します。ふつうはどこでも乗り降りできますが、エクスプレス便は予約が必要な場合があります。予約がなくても乗れますが、席がないと乗車できないことがありますので注意。

    夜行バスは避けたほうが無難です。路線によっては深夜ゲリラに襲われる危険があります。


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    飛行機 AIRPLANE

    飛行機 飛行機:写真はエア・フィリピンズ。

    遠距離移動をする場合は飛行機を利用します。
    国内線はフィリピン航空(PAL)、セブ・パシフィック、エア・フィリピンズあたりが大手です。

    料金は他の乗り物に比べると高めです(当たり前ですが。。。)。
    マニラ〜トゥゲガラオの場合、バスだと300〜600ペソですが、飛行機だと2600ペソもかかります。そのため現地の人はお金持ちで無い限りバスを好んで利用しているようです。


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    SHIP

    乗ったことが無いのでわかりません。。。利用したらレポートします。


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    電車 LRT/MRT

    LRT LRT:マニラ首都圏を走る高架電車。

    LRT(Light Rail Transit)は、マニラ首都圏中心部を南北に走っている電車です。
    MRT(Mass Raill Transit)は、マニラ首都圏の環状道路エドゥサ通りを走っている電車です。
    LRTもMRTも全区間高架を走っている立派な電車です。

    料金はLRTの場合は全区間12ペソ。改札でカードを買い、自動改札に通す仕組み。非常に簡単で利用しやすいです。

    気をつけなければならない点は次のとおりです。1) 電車接近の案内がありません。電車が来たことに気づかずに轢かれないように気をつけましょう(電車は日本と逆の方向を走っていますから)。 2) 乗り降りはテキパキと。発車ベルが鳴ると容赦なくドアがしまります。はさまれると痛いし恥ずかしいです(笑)。


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    フィリピン国鉄 PNR

    フィリピン国鉄 フィリピン国鉄の線路:線路右に見えるのは駅。駅より奥には不法占拠者の住居が見えます(見づらいですが)。

    マニラ〜レガスピまで国有鉄道が走っています。
    もともとはこの路線以外にもルソン島北部に向かう路線やイロイロを走る路線もあったそうです。しかし、利用客の減少と線路内に不法占拠者が住み着いたことで運行休止となり、現在はルソン島南部レガスピへ向かう路線だけが営業しています。

    さて、このフィリピン国鉄ですが、ヤバイ乗り物です。沿線には不法占拠者が住み着いており、また、踏み切りには遮断機もありません。したがって列車は警笛を鳴らしながら超低速で走っています。レールはゆがんでおり、草がぼうぼうに生えていてきちんとメンテナンスしていない様子。
    フィリピン人は国鉄を「Not Safe」と言います。列車の運行が安全でないのか、乗客が安全でないのかはわかりません。とにかく、現地人ですら利用しないので乗らないほうが無難です。

    ちなみに、列車はJRの中古客車を使っています。


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