今日は、昨年12月22日の第九コンサート以来2週間ぶりの、2025年になって最初のコンサートです。新年といえばニューイヤーコンサートですので、新潟市で開催される新年最初のコンサートを楽しませていただこうと楽しみにしていました。
昨年は、富士山静岡交響楽団(指揮:高関 健)のニューイヤーコンサートが開催されましたが、今年は神奈川フィルハーモニー管弦楽団です。
コンサ―トマスターは、もちろん石田泰尚さんで、独奏も務められます。そして、新潟出身のハープ奏者の山宮るり子さん、チェロ奏者の横坂源さんが協奏曲のソリストとして共演し、指揮者は、長岡市出身で神奈川フィルの副指揮者を務める小林雄太さんということで、新潟出身の音楽家が集う魅力あふれる演奏会です。
ちなみに、山宮さんは、活発な活動をされていますので、様々な機会で演奏を聴かせていただいていますが、直近では、2024年8月の奥村愛さんとのデュオリサイタル以来になります。
横坂さんの演奏も何度か聴かせていただいていますが、2023年1月のリサイタル以来ですので、2年ぶりになります。
石田さんは、神奈川フィル以外でしばしば新潟に来演されており、2024年11月に三浦一馬五重奏団の一員として来演し、異彩を放っておられました。
そして、神奈川フィルを生で聴くのは今回が初めてになります。石田さんが率いる神奈川フィルが、どのような演奏を聴かせてくれるのか期待が高まります。
会場は、本来ならりゅーとぴあ・コンサートホールで開催されるべきなのですが、りゅーとぴあではオルガンのイベントが開催されるため、新潟県民会館になったものと思います。
ニューイヤーコンサートということで、曲目も肩の凝らない楽しめるものであり、正月気分で楽しませていただきましょう。
ということで、チケットを発売早々にネット購入して楽しみにしていましたが、チケットは完売になったとのことでした。
例年のように、大晦日は、紅白が終わって東急ジルベスターコンサートで新年のカウントダウンをし、元日はウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを芸能人格付けチェックと交互に楽しみました。
そして、3日の夜のニューイヤー・オペラコンサートを楽しみ・・・。となるはずだったのですが、新年早々に思わぬ不幸が訪れて、予定は大きく崩れ、ニューイヤーコンサートには行けなくなりました。これは如何ともしがたく、このような試練を与えてくれた神を恨みました。
行った方々から伝え聞きますと、満席のホールは大きく盛り上がったようですね。若い人や家族連れも多かったようで何よりでした。
定番の「こうもり序曲」で開演し、指揮の小林さんの進行で演奏が進められたそうです。オケは12型で、華々しいオーケストラサウンドで、新年の開幕が告げられたものと思います。
オケの編成が小さくなって、山宮さんとのヘンデルのハープ協奏曲。軽やかで、明るく華やかな曲は、新年にぴったりですね。
そして、編成がサロンオーケストラ編成に小さくなって、石田さんのソロとともに演奏された名曲の数々。クラシック初心者の方々も楽しまれたことでしょう。
休憩後の後半は、オケの編成が大きくなって、横坂さんとのエルガーのチェロ協奏曲。ホールいっぱいに響く重厚なチェロ。胸をえぐるような、心を揺さぶる演奏が聴けたのではないでしょうか。
そして、プログラム最後は「ボレロ」。新年を盛り上げるには最適な曲ですね。サクソフォンには住谷美帆さんが客演されていたとのことで、盛り上がったことでしょう。会場を埋めた全ての人に、オーケストラを聴く喜びを感じさせてくれたものと思います。
そして、アンコールは、もちろん「ラデツキー行進曲」。ホールというひとつの空間の中で、手拍子とともに、見ず知らずの観客が、奏者とともに一体となって、新年を祝うことができたものと思います。
私は参加できませんでしたが、盛り上がったホールの光景が目に浮かぶようです。私には悲しい新年の始まりとなりましたが、しばらく心を休め、落ち着いたらコンサート活動を再開したいと思います。
この記事が、2025年最初になります。本年も、細々とながら、素人の感想を書き続けていきたいと思いますので、これまでに変わらぬご支援・励まし・叱咤をお願い申し上げます。
皆様方にとりまして、2025年が素晴らしい年となりますことを、心よりお祈り申し上げます。
(客席2階4-17、A席:\3000) |