第19回新潟第九コンサート2018
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2018年12月9日(日) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
指揮:伊藤 翔
管弦楽:新潟交響楽団
合唱:新潟第九合唱団(合唱指揮:箕輪久夫)
ソプラノ:澤江衣里、アルト:背戸裕子、テノール:冨田裕貴、バリトン:小林大祐
 



ニコライ:歌劇「ウインザーの陽気な女房たち」序曲

ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 合唱付

(アンコール)
 ヘンデル:オラトリオ「メサイヤ」より ハレルヤコーラス

 昨日降った雪は消えましたが、寒風が吹き、肌寒さを感じます。大雪にならないだけよしとしましょう。今日は、隣の県民会館では中央高校の演奏会が、新潟テルサでは新潟ウインドオーケストラの演奏会があり、どちらも行きたかったのですが、見事に重なってしまいました。まあ、年末ですので、ここは恒例の第九ということにしましょう。

 第九は毎年聴き続けていますので、今年も聴かないわけにはいきません。例年は12月下旬の開催で、年末を飾るコンサートとして感慨深いのですが、今年はこれまでで最も早い開催になりました。12月17日から3月28日まで、りゅーとぴあのコンサートホールは改修工事のため使えませんので、例年より早い開催になったものと思われます。
 また、指揮者は昨年は新通英洋さんでしたが、今年は定期演奏会に引き続いて伊藤翔さんです。新潟第九コンサートの指揮は、2016年以来2年振り4回目になります。

 ゆっくり昼食を食べ、りゅーとぴあに到着。今日は公演が重なっていて、白山公園の駐車場は混み合っていました。既に開場されており、入場して席に着きました。満席の大盛況で、立見席にも多数の客がおられました。開演10分前には合唱団も席に着き開演を待ちました。

 拍手の中に潟響の皆さんが入場し、コンミスの松村さんが入場して一段と大きな拍手が贈られました。指揮の伊藤さんが登場して、まずは序曲を1曲。前菜としての演奏を楽しみました。

 そして休憩なしで「第九」の開演です。スピードはかなり速めに進みました。さすが伊藤さんですね。第1楽章、第2楽章と軽快に駆け抜けたところでひと休み。オケのチューニングの後に独唱者が入場し、オケの後方に着席しました。
 第3楽章もメロディを歌わせることなく、あっさりと駆け足で走り去り、アタッカで第4楽章へと突入しました。低弦が奏でる歓喜の歌のメロディに誘われて、オケの全員で束の間の歓喜の宴。
 安らぎをかき消す嵐の後に、バリトンが歌い、喜びの頂点へと山を登り始めました。合唱が入ってホールは歓喜の渦へ。ソプラノとアルトのステレオ効果も美しく、長期に渡って練習を積んだ合唱団は見事な歌声を聴かせてくれました。スピードアップして興奮と感動の中にフィナーレを迎えました。

 昨年はアンコールなしでがっかりでしたが、今年はちゃんとやってくれました。それも何と「ハレルヤコーラス」でした。アンコールでの「ハレルヤ」は、2013年以来5年ぶりです。最後を〆るには最適な曲ですね。

 伊藤翔さんと新潟交響楽団は、12月16日に、燕市文化会館でも第九を演奏します。地元の合唱団と熱い演奏を聴かせてくれるものと思います。燕市の皆さんはお楽しみに・・。

 さて、第九が終わって、これで今年も終わりといきたいところですが、まだ3週間もあります。客観的状況を考えれば第九どころでなく、来週も忙しくてうんざりですが、何とか年末を乗り切らねば・・。

 

(客席:3階 I 7-27、A席:¥2000)