第18回新潟第九コンサート2017 
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2017年12月17日(日) 14:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
指揮:新通英洋
ソプラノ:高嶋優羽、アルト:小川明子、テノール:佐々木洋平、バリトン:浦野裕毅
管弦楽:新潟交響楽団
合唱:新潟第九合唱団(合唱指揮:箕輪久夫)
 


コープランド:市民のためのファンファーレ

J.S.バッハ/ストコフスキー編:アリア

ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 合唱付

 毎年年末恒例の「第九」です。毎年聴いていますので、今年も勢いでチケットを買ってしまいました。SS席まで発売される主催者も強気の人気公演で、いつもは3階のS席隣接のA席を買うのですが、何を間違えたか自分でも良くわからないまま、SS席を買ってしまいました。お金を払う段になって気付いたのですが、間違えたと言うのも恥ずかしく、カッコつけてそのまま買ってしまったのでした。たまにはいい席で聴くことにしましょう。

 松沼俊彦さん、諸遊耕史さん、伊藤翔さんに続いて、今年の指揮者は新通英洋さんです。新通さんは新潟(佐渡)出身の指揮者ですが、なかなか新潟で聴く機会はなく、私が聴くのは、2000年10月の東京交響楽団との共演以来17年振りになります。当時は新進気鋭の音楽家としての東響との共演でしたが、あれから17年の年月が経ち、どんな指揮で、どんな第九を聴かせてくれるのか楽しみにしていました。

 昨日来天候は大荒れで、夜中も強風が吹き荒れ、どうなるかと思ったのですが、風も止み、空気は冷たいものの出かけるに支障ないくらいに回復しました。
 今日はイベントが重なって駐車場は混み合っていましたが、何とか陸上競技場の駐車場に車を止めてホールへと向かいました。

入場しますと、早くも合唱団が席に着き、開演を待っていました。例年のように、左のEブロックにソプラノ、右のAブロックにアルト、Pブロックにテノール、バスです。客席は満席で熱気に包まれていました。

 開演時間となりオケが入場。新通さんが登場してコープランドのファンファーレで開演しました。これまでの第九コンサートはベートーヴェンかモーツァルトの序曲で開演でしたので、新鮮な印象を受けました。オープニングを飾るに相応しい華やかな曲でした。
 続いて休みなくバッハのアリアを弦楽でしっとりと演奏。しばしの静寂の後、指揮者が手を下ろすとともに拍手が贈られました。
 「鎮魂に寄せる二題」と題されて2曲が続けて演奏されたのですが、どういう目的で演奏したのかアナウンスはなく、プログラムに記載はありません。まあ、良い演奏でしたので良しとしましょう。

 追加の団員が入場し、休憩なしで第九が開演しました。第1楽章、第2楽章と緊張感溢れる演奏でした。ティンパニが頑張って、演奏を引き締めていました。
 チューニングの後ソリストが入場し、第3楽章をゆったりと演奏し、第4楽章へと突入しました。バリトンが入る寸前で合唱団席の照明が明るくなり、合唱団が一斉に立ち上がるところは視覚的に毎年感動させられます。
 独唱者はまずまず。合唱団は頑張ってくれました。ソプラノとアルトが左右に分かれてステレオ効果を生み、天から降り注ぐような音の洪水に身をゆだねるうちに、オケはスピードアップして興奮のフィナーレを迎えました。

 どんな演奏でもそれなりの感動が得られるのが第九マジック。指揮者が代わったせいか、これまでに比して、オケのまとまりがイマイチかと思いましたが、ホルンやオーボエなど、管は良かったです。ティンパニは熱演であり、大太鼓の音が通常よりも低く響いて良かったです。

 例年ですとアンコールがあるのですが、今年はなく、あっけなく終演となりました。指揮者の意向なのかどうか知りませんが、何か肩透かしという感じを受けました。

 これまでの第九の演奏に比して、最良とは言い難いように思いますが、1年を締めくくるに相応しい演奏にまとめてくれたと思います。

 コンサートの模様はBSNが収録しており、12月23日(土)10:30から放送されますので、是非ご覧ください。
 

(客席:2階C3-11、SS席:¥4000)