ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 ニューイヤー・プレミアム・コンサート
  ←前  次→
2018年1月12日(金) 19:00  新潟県民会館 大ホール
 
指揮:ヤツェク・カスプシック
ヴァイオリン:千住真理子
ピアノ:牛田智大
 

パデレフスキ:序曲 変ホ長調

ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11

(ソリストアンコール)
  プーランク:即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて 」

(休憩)

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調

(ソリストアンコール)
  アメイジング・グレイス

 ニューイヤー・プレミアム・コンサートと題して、ワルシャワ国立フィルとヴァイオリンの千住真理子さん、ピアノの牛田智大さんが共演する豪華なコンサートです。

 千住さんの演奏はこれまで何度も聴いていますが、2016年1月のプラハ交響楽団とのニューイヤーコンサート以来2年ぶりになります。前回の演目もメンコンでしたので、ちょっと新鮮味に欠けるのが残念です。ちなみに、チラシの千住さんの写真も前回と全く同じです。

 一方、牛田さんを聴くのは、2015年10月のリサイタル以来4回目になります。そのうちコンチェルトは、2014年6月のウィーン・カンマー・オーケストラとの共演以来以来2回目です。前回はショパンのピアノ協奏曲第2番でしたが、今回は第1番です。またショパンかという思いもありますが、彼のイメージには合っているような気もします。

 そしてワルシャワ国立フィルを聴くのは、2016年1月のショパンコンクールの入賞者ガラコンサート以来2年ぶりになります。前回の指揮者も今日と同じヤツェク・カスプシックさんでした。ショパンの協奏曲を聴くには最良のオケと指揮者かも知れず、牛田さんとの共演に期待が高まりました。

 ちなみに、今回のワルシャワ国立フィルの全国ツアーでは様々なソリストとコンチェルトが演奏されますが、この千住さん、牛田さんの二人が揃うのは新潟だけなんだそうです。他の公演ではコンチェルトのほかは「新世界より」がプログラミングされており、またかという感じですので、コンチェルト2曲で良かったかなとも思います。

 さて、平日開催のコンサートは仕事上行きにくく、昨年も何枚ものチケットを無駄にしています。今回もどうなるか不安があったのですが、何とかスケジュール調整してこの日を待ちました。

 が、しかし・・・。昨日来の大雪で、昨日朝は0だった新潟市の積雪は今朝には80cmとなり、市内の除雪は全く追いつかず、車も自宅前の道路も雪で埋まって身動きとれず、職場に着いたのは昼になっていました。当然帰宅もままならず、県民会館に向かうことは物理的に困難となったため断念せざるを得ませんでした。

 コンサートは予定通り行われて何よりと思います。牛田さん、千住さんがワルシャワ国立フィルをバックに、新春を飾るに相応しい素晴らしい演奏を聴かせてくれたものと思います。

 新年早々チケットを無駄にしてしまいましたが、この状況下では仕方ないですね。次に期待しましょう。

 

(客席:2階2-29、会員割引:A席¥9900)