軍事用語のサイト

サイトマップ
軍事用語サイトのトップページへ戻る 自己紹介 サービス内容 お問い合せ

日本擬人名辞書

目次

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行/わ行

追補

日本擬人名辞書(目次)

日本擬人名辞書

日本擬人名辞書(宮武外骨編)

日本擬人名辞書』(宮武外骨編)をテキストにして提供します。

このページには次の項目を掲載しています。本文を参照するには、目次あるいは左のカラムにある各リンクをクリックしてください。

(2011年1月 金森国臣)


安達太郎

あけ助

赤松太郎

あははの三太郎

悪太郎

あだ右衛門

甘太郎

石部金吉

市松

和泉小二郎

友禅

伊勢屋与惣治

芋助

市子

いけいけの三八

上江伝七

右衛門五郎

浮助

うそつき弥二郎

馬之助

うんつく太郎右衛門

梅之助 梅子

うん太郎

得手吉

江戸助

大馬鹿三太郎

お里

沖の太夫

お末

おッと由兵衛

お勝さま

お互長左衛門

おきつさん

お福 お亀

おきちさん

おいん おらん

おさん

お為 お益

おむら

お強

おどさ

お密

おでん

お釜

おいま

お鍋

おてつ

お初

おはね

お万

おゆみ

お染

河瀬喜内

幸兵衛

鴉勘左衛門

嘉平治

嬶左衛門

寒四郎

皮太 皮太郎

堅蔵

交野少将

勝山

角兵衛

勘八

河太郎

久三 久七 久助

義太夫

喜左衛門

金太郎

喜助

金ちゃ金十郎

喜十

京助

牛太郎

雲助

郡太兵衛

雲見山

熊谷

ぐづろ兵衛

宮内様

ぐうたら兵衛

玄田牛一

源助

見物左衛門

源蔵

下卑蔵 下卑助

慶庵

玄さま

毛太郎

玄能

権助

五郎四郎

権八

五郎助

権兵衛

小蔵

権太

小林大六

権蔵

こんきち様

権左衛門

ころ蔵

権兵衛太郎兵衛

蔵六

佐々良三八

薩摩守忠度

坂田一六

在郷兵衛

三助

在所住居の喜三次

才蔵

猿若

三太

猿松

三太郎夫

作蔵

三荘太夫

笹蟹姫

信天翁

新兵衛

知らぬ顔の半兵衛

鹿蔵

甚平

四国二郎

甚七

正直正兵衛

正覚坊

承知之助

腎助

下妻上五郎

信濃太郎

嗇太郎為持

新五左 新五左衛門

駿河太郎

助兵衛

徒手の孫左衛門

すね吉

贅六

千松

清左

総領の甚六

曽根太郎 曽根次郎

総右衛門

鯛の婿の源八

陀羅尼助

田中十内

道八

田吾作

竹光

只右衛門

大八

丹波太郎

大吉

沢庵

長右衛門

ちょか助

長松 長吉

忠助

長八

忠兵衛

茶羅助 茶利助

陣吉

竹斎

強蔵 弱蔵

鶴太夫

筑紫三郎

づぶ六

天一太郎

調市

天九郎

てこ鶴

鉄砲呆助 鉄砲矢八

でれ助

出歯亀

でこ助

土左衛門

十兵衛

土用三郎

鈍太郎

どろ作

鈍沢

豊助

東助 藤助

徳助

藤四郎

毒庵

藤九郎

十筋右衛門

鍋蓋山

奈良次郎

名無権兵衛

南無右衛門

女左衛門

仁太夫

仁清

沼太郎

ぬく太郎

脱作

猫八

延助

呑助 呑平

野呂松

呑太郎

阪東太郎

八左衛門

腹立源兵衛

馬鹿太郎

番太郎 番太

忘八

パン太郎

灰八

早川

呆助

八兵衛

半助

八専二郎

ばん蔵

八王寺の三太郎

鄙左衛門

比古太郎

彦八

膝吉

久松

平平平平

百助 百蔵

彼岸太郎

百兵衛 百左衛門

備後入道

福助

不倒翁

武左衛門

文七 文六

平気の平左衛門

弁慶

平三郎

へまの藤四郎

平凡助

へのへのもへ

平八

蛇之助

表六

可内

鳳五郎

堀川太郎 堀川次郎

本阿弥

ぼん太郎

骨川三内

万八

孟八郎

又六

正宗

孫作

豆蔵

孫次郎

松さん

孫六

光次

みしろ三白

三筋右衛門

夢中作左衛門

六筋右衛門

無太郎

目出太

元の木阿弥

茂助

元吉

茂左衛門

物臭太郎

毛六

モシモシ姫

もく蔵

藪井竹庵

山太郎

やけのやん八

山彦

弥助

山和郎

弥之助 弥次郎兵衛

山井養民

弥蔵

山さん

弥次

山立姫

揚名之助

奴の弥次郎

宿六

湯太夫

行平

夢助孫左衛門

湯左衛門

弓太郎

与市

与勘平

与次郎 与次郎兵衛

欲兵衛

与太 与太郎

横江伝丹

与七 与作

楽助

利休

りん子

龍頭太

露助

六蔵

佗助

わこ左衛門

委細承知之助

円助

海老茶式部

女之助

岡太夫

折助

追補

雲岳女史

浄瑠璃

金平

川柳

金時

都々一

権兵衛

文弥

作兵衛


古来我国民間に行はれ、又現に行はれつつある擬人名の称呼、これ意義ある一種の滑稽なり、滑稽を娯楽的滑稽、実用的滑稽の二に分類し得るものとすれば、擬人名の称呼は即ち実用的滑稽に属すとすべし、言語の節約、記臆の捷径、史的の教訓、風刺の痛切、比喩の簡潔、有繋にこれ言霊の佐吉播布国の産物なり、此実用的滑稽の擬人名辞書、実用的滑稽家の苦心と努力と経費によって世に現れざる可らざるものとす

往年経済雑誌社が卒先して泰西の例に倣へる『大日本人名辞書』といへるを刊行せり、爾来数種の模倣書籍出で、又言海語彙の類も充棟ただならず所謂「辞書流行」の時代もありしが、其中に此擬人名辞書のみは無かりし抑も何が故に此刊本無かりしかと云ふに、そは読者少かるべしと見しか又は此書の編纂に気附く者無かりしが為めなるべし、これを前者とすれば其観察は適当にして、予も又多数の読者あるべしとは思はざるなり又若しこれを後者とせんか、事物は何等かの必要によりて案出さるべきものとすれば、其必要なしとして案出されざりし此書の編纂は、実に無用の業たるを免れざるべし、然りと雖も、予は予一個の見識にて、これをこれ必要とし、これも亦なかる可らざる典籍、我国民性研究の一資料好古趣味、俗語趣味の存するものとして、其読者の多寡を眼中に措かず此刊行を敢てせし所以なり、されば予自らが「逃避的遊戯の著にして、現代思想及び実生活には何等の利益なき時代錯誤の愚著なり」と叫びしは、これ予本来特有の実用的滑稽なり、其実用的滑稽を実用的滑稽たる擬人名辞書の広告文とせしは、近頃奇抜の滑稽たるべしと信じて.これも亦予の私かに己惚れ居る所なり

大正十年五月

外骨


○本書は最初『日本非人名辞書』と題して材料を蒐集せしものなりしが、「非、人名」を非人、人名辞書と思ひて、車善七等の伝記ならんと解するもの多かるべしとの批難ありて、擬人名に改めたりしなり、非人名は論理学的の語にして、これに優る語なきに、擬人名と改めしが為めに、採録の予定たりし友禅、市松、慶安等の実在人名の語を省かざる可らざる事と成りしが、さりとて又長松、喜助、嘉平次等の類は実在人名なりしか否かの疑問ありて、其取捨に窮する語も多くあり、彼是煩悶の結果、終に友禅等を採る事として、擬人名を「擬、人名」と「擬人、名」との二つに分つものとすれば、語義に反する事もなかるべしと決定せし也

○本書は左記各項の語を採録せず

人名に似たるも、人名に擬せしものにあらざる語、例せば、臘日の嘉平、女の新造、豊年の満作、趺坐の丈六、年号の文治、正平、嘉吉、萬治、遊女の三八、五八.役者評判記の黒吉、酒量の船六、草の河原撫子等の類

禅寺の政春大吉、田畑の豊作、人三の化七等の如き読音も異り擬人名にもあらざる語

よたん坊、木葉坊、自紅坊、とりん坊、ずんべら坊等、嘲罵の義たる坊にして擬人名にあらざる語

伯楽、孟宗、韋駄天、泰山府君、杜氏、庖丁、外郎.尤潔郎等、異国人名より出でし語、又は外来語にして日本人名化せざる語

桂女、油女、山女、雪女、伊賀専女等、人類に擬せし語にて人名に擬せしものにあらざる語

飯依彦、愛媛等の如き上古の擬人名、又は今小町、今業平、蔭弁慶、内弁慶等、古人名に比較せし語

○本書は昨年十月十七日、予が病臥中の発意にて編纂に着手せしものなり、爾来数十種の古典新書に拠りて材料を蒐集せしものなれども、僅々五六ヶ月間の渉猟、加之、外出又は他用中の事業なれば、これを完全のものとは信ぜざるなり、故に多かるべき誤脱は巻末に記入せらるべし、又今後予が発見せし語は別に追補として報告せん、因つて其用として篇末に余白紙一二葉を附綴し置けり


日本擬人名辞書の書誌情報

  • タイトル:日本擬人名辞書
  • タイトルよみ:ニホン ギジンメイ ジショ
  • 責任表示:〔宮武外骨編〕
  • 出版事項:東京:半狂堂,大正10
  • 形態:60,12p;24cm
  • 装丁:和装
  • 著者標目:宮武,外骨(1867−1955)
  • 著者標目よみ:ミヤタケ,トボネ(1867−1955)
  • 全国書誌番号:43000485
  • 西暦年:1921

プライバシーポリシー

Copyright(C) 2002-2019 TermWorks All Rights Reserved.