5. Postfix 2.8.7
配送動作は「main.cf」で決定される。 メールシステムのポート関連の動作は「master.cf」で決定される。
参考書籍に頼ったので、ほかのページ以上に簡易な説明にとどめる。
- main.cf
- myhostname メールサーバのホスト名をFQDNで設定
- mydomain メールサーバが所属するドメイン名を設定
- inet_interfaces ポートをバインドするインターフェースを設定
- mydestination メールの配送を許可する宛先をホスト名やドメイン名で設定
- mynetworks メールの配送を受け付けるネットワークをIPアドレスで設定
- relay_domains メールの配送を許可するドメイン名を設定
- relayhost 自力でのメール配送を断念した時に送りつける中継メールサーバを設定
- alias_maps メールアドレスのエイリアス名を保管した情報源を設定
- smtpd_sasl_type 以下は、SMTP-AUTHを受け付けるための設定。 説明は割愛
- smtpd_sasl_auth_enable 説明を省略
- smtpd_sasl_authenticated_header 忘れた
- smtpd_sasl_path 認証サービスと通信するためのソケット名を設定
- smtpd_sasl_security_options 平文パスワード、匿名を禁止するための設定
- smtpd_use_tls 以下は、TLS を受け付けるための設定。 説明は止める
- smtpd_tls_loglevel 説明を省略
- smtpd_tls_cert_file 説明が面倒なので…
- smtpd_tls_key_file ぱす
- smtpd_tls_session_cache_database 面倒くさ
- smtpd_tls_session_cache_timeout わかるでしょ
- smtpd_tls_received_header …
- smtpd_enforce_tls 眠い
- smtpd_starttls_timeout ……
- smtp_sasl_auth_enable 以下は、上流メールサーバへ中継させる際、自分がSASLクライアントとなるための設定
- smtp_sasl_password_maps 平文パスワードを埋め込む必要があります
- smtp_sasl_security_options 前述のsmtpd_と同様
- smtp_sasl_mechanism_filters SMTP認証で利用を許す方式を設定
- master.cf
- smtp smtpを受け付ける設定。 コメントアウト
- submission 配送用ポート設定。 続く-oから必要なもののコメントを外す
- smtps smtpsを受け付ける設定。 同上
- tlsmgr tls セッション管理用ポート設定。 TLS はあきらめたので、知りません
設定を何もいじらなくとも普通に起動して、自ホスト内に限ったメール配送を行ってくれます。
設定を変更しないと外部へメールを配送しません。
sendmailと違って遙かに可読な設定ファイルなので業界標準なのでしょう。
正直sendmailは、怖くて使いたくありません。
未だにFreeBSD の標準メールシステムに成らないのは配布制限があるのかな…