234 フォル・ジュルネ・カメラータ
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2015年5月9日(土) 18:00  新潟市民芸術文化会館 能楽堂
 
フォル・ジュルネ・カメラータ
Vn:オリヴィエ・シャルリエ、イレーヌ・ドゥヴァル
Vla:コランタン・アバレイー、マニュエル・ヴィオック=ジュード
Vc:オーレリアン・パスカル、ジェレミー・ビエ
 
恋の物語〜シェーンベルクの禁断の恋の行方


R.シュトラウス:オペラ「カプリッチョ」 op.85 より 弦楽六重奏

シェーンベルク:浄められた夜 op.4

 
 
 
 今度は能楽堂でのフォル・ジュルネ・カメラータの演奏です。ヴァイオリン2、ヴィオラ2、チェロ2という6人編成です。
 このアンサンブルは、昨年も来演していますが、若いトップソリストたちで構成されています。可変メンバーとのことであり、昨年とメンバーは変わっています。今回はパリ音楽院の学生を中心に構成され、LFJ新潟のために来日したのだそうです。
 ヴァイオリンのトップは先ほど公演を終えたばかりのシャルリエさんです。シャルリエさんはパリ高等音楽院の先生であり、自分の教え子の中から選抜したということでしょうか。熟練の先生と若い弟子たちという構成が面白いですね。
 第2ヴァイオリンは、昨夜の2つのヴァイオリンのための協奏曲を梁美沙さんとともに演奏したドゥヴァルさんです。また、チェロのパスカルさんは昨年も来演しており、ドボルザークのチェロ協奏曲を演奏したのが記憶に残っています。明日もソロでの公演が予定されています。

 最初はR.シュトラウスのオペラ「カプリッチョ」からの弦楽六重奏を、情感豊かにいっとりと演奏し、弦楽アンサンブルの素晴らしさを感じさせました。

 続いてはシェーンベルクの「浄められた夜」です。ちょっと混沌として分かりづらい曲ですが、各奏者の音のきれいさに驚き、透明感あるサウンドにうっとりと聴き入りました。

   

(客席:正面3−8、¥2000)