ラ・フォル・ジュルネ新潟2014 第2日 | |
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2014年4月26日(土) 新潟市民芸術文化会館、新潟市音楽文化会館 | |
10:00 羽柴累(Vla)、ラファエル・レオーネ(Fl)、アリエス・カーチェス(Pf)
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LFJ新潟の2日目です。好天に恵まれ、絶好の行楽日和となりました。今日は仕事の休みが取れましたので、朝一からの参加です。 最初は音楽文化会館での新潟が誇るヴィオラ奏者・羽柴さんの公演です。少し緊張されたご様子でしたが、ドイツのオケの首席奏者をされているだけあって、堂々とした演奏振りでした。演奏姿も美しかったです。ヴィオラ、フルート、ピアノによる珍しい曲を聴けて良かったです。予定終演時間を大きく超過し、内容の濃い公演となりました。 続いてはOEKの公演です。昨夜の三ツ橋さんに代わって、今日は金聖響さんの指揮です。ドヴォルザークの弦楽セレナーデは素晴らしいアンサンブルであり、リストのピアノコンチェルトも聴き応えあるものでした。アンコールも演奏してくれて良かったです。 次は楽しみにしていた交流ステージを聴きました。浅香さんと小黒さんの演奏は絶対聴かねばということで、この時間帯の有料公演のチケットは買いませんでした。 浅香さんのブラームスは予想以上の素晴らしさで、感激しました。力強さと繊細さとを併せ持ち、次の小黒さんの名演奏が霞むほどの見事な演奏でした。 当然ながら、続いての小黒さんも良かったです。クリーム色のドレス姿も麗しく、隣で聴いていたご婦人方は、きれいな人ですねえと話されていました。 コンサートで演奏するのは初めてという「愛の夢」にうっとりと酔いしれ、ダイナミックな「ハンガリー狂詩曲」に圧倒されました。さすがに新潟の若手を代表するピアニストですね。期待は裏切りません。 ドナウ広場で昼食を食べていましたら、群馬交響楽団の楽器を積んだトラックが到着したところでした。移動ご苦労様でした。 お腹がいっぱいになり、交流ステージに戻りますと、昨夜のオープニングセレモニーで聴いたムジカーシュの演奏が行われました。昨夜と同じ曲が多かったですが、楽しい演奏に大いに盛り上がりました。 続いては再び金聖響さん指揮のOEKの公演です。工藤さんのフルートに酔いしれ、美しきヴァイオリニストのシシュさんのブラームスに感動しました。美しい人が弾くと感動も違います。後で振り返って、今日のオーケストラ公演ではこれが一番良かったです。 OEKの演奏はこれで終わりで、次からは群響にバトンタッチです。OEKは明日の14時から軽井沢大賀ホールでの公演が控えており、すぐに移動するんじゃないかと思います。ちなみに軽井沢公演の指揮者は、三ツ橋さんになったようですね。 次は、急いで交流ステージに行き、ジュニア合唱団の歌声を聴きました。さすがに新潟市の宝。美しい歌声に心が洗われるようでした。 続いて能楽堂に行き、昨年感動を与えてくれたクラリネットのセヴェールさんとプラジャーク弦楽四重奏団の共演を聴きました。今年で弱冠20歳というのが信じられない素晴らしい演奏でした。 次は、大友さん指揮による群馬交響楽団です。「我が祖国」から3曲が演奏されましたが、客の入りもよく、盛り上がった演奏になりました。 続いてドナウ広場でタイムセールで安くなっていた軽食を食べた後、音楽文化会館に行きました。先ほどOEKとのコンチェルトで、演奏とヴィジュアルの両方で感動させていただいたシシュさんと、プラジャークSQとの共演で実力をまざまざと見せ付けたセヴェールさんが、LFJ新潟の常連であるシュトロッセさんのピアノ伴奏で、それぞれがソナタを演奏しました。いずれも期待以上の素晴らしさで、大満足な公演でした。 ドナウ広場で夕食をとり(食べすぎかなあ・・)、次は我らが新潟交響楽団です。プロオケと同じ土俵で勝負するのは分が悪いですが、まずまずの演奏だったのではないでしょうか。料金はプロの半額に設定されていましたが、値段分の価値はあったように思います。 そして、能楽堂に行き、本日の最終公演のプラジャークSQの公演を聴きました。デッドな空間で、楽器の直接音しか聴こえませんが、演奏が素晴らしく、極上のドヴォルザークを堪能し、良い演奏を聴いたという満足感を感じることができました。 |