第15回新潟クラシックストリート 敬和学園高等学校混声合唱部
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2025年5月5日(月)13:30 りゅーとぴあ コンサートホール
敬和学園高等学校混声合唱部
 
伊東恵司作詞・松下耕作曲:ほらね、

ブルックナー:Das edle Herz

宮城県民謡:斎太郎節

松本隆作詞・平井夏美作曲:瑠璃色の地球

信長貴富:覚和歌子の詩による混声合唱曲集「等圧線」より 〜等圧線〜

ヘンデル:メサイア より ハレルヤ

 

 古町通を歩き、白山公園を抜けて、りゅーとぴあの館内に入りますと、ホワイエでは、12時半開演のりゅーと古楽集団の演奏が行われていて、林豊彦先生のリコーダーと飯田万里子さんのチェンバロが、響きの良いホワイエに美しく響いていましたが、ちょうど終演になってしまいました。

 コンサートホールに入り、13時30分からは、敬和学園高等学校混声合唱部です。一昨年の公演を聴いてファンになり、昨年も聴かせていただき、今年も是非聴きたいと思い、同じ時間帯のたくさんの公演の中からこれを選んだ次第です。

 合唱団18人(女声9人、男声9人)とピアノ、譜めくり、指揮者が登場して、1曲目は、東日本大震災の復興祈念としての曲のひとつの「ほらね、」です。曲も歌声も素晴らしく、県内トップクラスの混声合唱の実力を知らしめてくれました。

 2曲目は、ブルックナーの「Das edle Herz」で、今年の合唱コンクールの課題曲だそうです。ピアノなしで16人(女声9人、男声7人)で歌われましたが、美しいアカペラの合唱にうっとりしました。

 3曲目は、OBも加えた男声19人による合唱で、宮城県民謡の「斉太郎節」です。おなじみの民謡を力強く歌い、男声合唱の迫力に圧倒されました。ソロもあって、聴き応えある編曲で、ブラボーの声も上がりました。

 4曲目は、ピアノも加えて、女声15人により「瑠璃色の地球」が歌われました。美しく透明感のある歌声ながらも、その陰に秘めた力強さも感じさせる演奏でした。この曲は新潟中央高校コーラス部の定番曲として何度も聴いていますが、エンディングが違った編曲で楽しめました。

 5曲目は、混声合唱に戻り、女声15人、男声19人の大編成で信長貴富作曲の美しい曲を、厚みのある美しい歌声で歌い、うっとりさせました。

 そして最後の曲は、ミッションスクールの敬和学園高校の定番曲である「ハレルヤ」です。女声10人、男声14人で美しくも力強く歌い、感動の公演を締めくくりました。
 

(客席:2階C2-9)