新潟クラシックストリートの12時開演の2つ目の公演は、古町6番町のパルムでの小菅文さん(ソプラノ)と品田真彦さん(ピアノ)の公演にしました。
狭い階段を上がって2階にあるパルムに入りますと、既にかなりの混雑でしたが、店員に促されて、図々しくも、女性客の間の空き席に入り込みました。
開演まで少し時間がありましたが、小菅さんの発声練習の真っ最中で、早速小菅さんの美しい歌声にうっとりしました。チケットに添付されている500円のドリンク券を使ってコーヒーをいただき開演を待ちました。
時間となり、品田さんの挨拶と曲目紹介があり、1曲目は、品田さんのピアノ独奏で、シューベルトの「楽興の時第1番」です。アップライトピアノではありましたが、狭い店内にふくよかなピアノが響き、シューベルトの歌曲の前座としては、十分すぎる演奏でした。
小菅さんの挨拶と曲目紹介があり、以後は品田さんのピアノとともに、シューベルトの歌曲が歌われました。
最初は「春の想い」が歌われましたが、声量豊かな透明感のあるリリックソプラノにうっとりとしました。
次は2曲続けて歌われましたが、「グレートヒェンの祈り」は、切々とした祈りの歌が胸に染みました。「ズライカ第一」は、激しく力強い歌声に圧倒され、そしてしっとりとした余韻とともに終わりました。
小菅さんが下がって、次は品田さんの独奏でブラームスの「間奏曲 作品118-2」が演奏され、優しく柔らかな曲調の曲を美しく演奏し、うっとりと聴き入りました。
拍手に応えてのアンコールとして、シューベルトの「音楽に寄せて」が、しっとりと、爽やかに歌われて公演は終了しました。
階段を降りて古町通に出ますと、古町6番町ストリートの無料会場では、12時半開演のAkihaミュージックバンドクラブの子どもたちの演奏が始まるところで、その演奏を横に見て、古町通りを歩き、次の公演場所のりゅーとぴあへと向かいました。
(客席:中央壁際) |