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今日は、毎年5月5日のこどもの日に恒例になった新潟クラシックストリートの日です。私は、2011年の第1回から毎年参加させていただいており、今回も参加させていただきました。
かつてこの時期には、ラ・フォル・ジュルネ新潟が開催されて賑わっていた時代がありましたが、今となっては遠い昔の思い出です。
この新潟クラシックストリートも、最初はラ・フォル・ジュルネ新潟の関連イベントとして始まりました。今回は回を重ねて第16回となりました。その分だけ私も年齢を積み重ねているわけでして、年月の経つ速さに驚いています。
今年の新潟クラシックストリートは、古町地区周辺を中心にして新潟駅前や万代も加え、全24会場で103公演開催され、ほかにスペシャルコンサートも開催されます。
ドリンク券付きのフリーパス券(2000円)でどの公演にも参加することができるのですが、身体はひとつですので、どの会場をどう回るのか考えるのが大変であり、逆にそれが楽しみでもあります。
昨日は天候不順でしたが、今日は朝から晴れ渡り、絶好の行楽日和となりました。ゴミ出しをして、快晴の空の下、家を出ました。
長丁場に備えて定額制の西堀のコインパーキングに車をとめて、上古町を歩き、いよいよ私のクラシックストリートの始まりです。
最初は、10時半からのドクター可児での伊奈るり子さんと関敦子さんの演奏を聴こうと思い、混雑を予想して早めに行ったのですが、考えは甘かったようです。
今回のクラシックストリートの会場の中で最も狭い会場ということもあって、既に満席となっており、立ち見の客も外まで溢れていました。その中に入り込むのも困難でしたので断念しました。
予定を変更して、りゅーとぴあに行きますと、ホワイエでは、11時からのにいがたバッハソロイスツの皆さんがリハーサルをしておられました。
それを横目にコンサートホールに入り、11時からの「北区ジュニア吹奏楽団」を聴くことにしました。時間となり、開演の前に主催者代表として新潟ジャズストリート実行委員会の坂さんが登場して挨拶がありました。急遽予定を変更したのですが、そのおかげで今年のクラシックストリートの開始の挨拶を聞けて良かったです。
そして、いよいよ開演です。エレクトーン奏者として活躍している小助川謙二さんの指揮で演奏が始まりました。サポートメンバーとして、指導している新潟を代表する演奏家の皆さんも参加されていましたが、ゴージャスで切れの良いサウンドで楽しませてくれました。
ホワイエに出て、続いては11時からの「にいがたバッハ・ソロイスツ」です。新潟の音楽家のほかに、東京からヴァイオリンの赤津眞言さんとヴィオラ・ダ・ガンバの和田達也さんが加わっていました。
バッハのコーヒーカンタータと他のカンタータからの2曲が演奏されましたが、風間左智さんをはじめとする声楽陣もお見事であり、ハイレベルな音楽を楽しませていただきました。
りゅーとぴあを出て、パンフレットを持った人たちが行き交う古町通りを歩き、クラシックストリートの盛り上がりを感じながら、NEXT21の6階にある市民プラザまで急ぎました
12時からは、毎年聴かせていただいている「アンサンブルフィーデル」です。村山和子先生の指揮によるドヴォルザークの弦楽セレナーデが演奏され、アマチュアらしさを感じさせながらも演奏する喜びが伝わって楽しませてくれました。
続いて村山和子先生のピアノによるラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲の第18変奏が演奏されましたが、村山先生のピアノはさすがに美しく、うっとりと聴き入りました。
コンマス席におられた鈴木和子先生もお元気なご様子で何よりでした。これからのご健康とご活躍を祈念申し上げます。
その後は某所で昼食を摂ろうと思ったのですが、休業日で断念しました。古町6ストリートでの「Akihaミュージックバンドクラブ」の演奏を横目に古町通りを歩き、コンビニで昼食を買って、白山公園のベンチでいただきました。藤の花咲く穏やかな光景を見ながら、春の喜びを満喫しました。
りゅーとぴあに行き、13時30分からは、コンサートホールでの「敬和学園高等学校混声合唱部」です。混声合唱では新潟県の高校のトップの合唱団だけあって、素晴らしい歌声でした。
特に1曲目に歌った「群青」は、曲も良くて感動を誘い、これを聴いただけで今日は帰っても良いとすら思えるほどでした。最後は「ハレルヤ」を歌って、極上のステージが終わりました。
14時からは、ホワイエでの「Habalero Saxophone Quartet」です。ソプラノ、アルト、テナー、バリトンのサクソフォン四重奏でしたが、バリトンサクソフォンが低音を支えて重厚なアンサンブルを生み、響きの良いホワイエという空間も相まって、楽しませていただきました。
15時からは、今回最も楽しみにしていたコンサートホールでの「ピアノとエレクトーンによる協奏曲」です。大ファンである小林浩子さんが小助川謙二さんのエレクトーンとともに、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏しました。
一人でフルオケを表現した小助川さんの演奏と編曲の素晴らしさに支えられて、小林さんは見事な演奏でした。胸が高鳴り涙がこらえきれずに溢れ出るほどの感動は久しぶりでした。今回のクラシックストリートで聴いた全ての演奏の中でベストの演奏であり、これを聴けたことの幸せを感じました。ブラボーを贈りたいと思います。
15時30分からは、ホワイエでの「トロンボーンパート」です。新潟ウインドオーケストラの団員の皆さんによるアンサンブルですが、ふくよかなサウンドが心地良く感じられました。Youtubeでお馴染みの
ADふうちゃん の演奏が聴けたのも良かったです。このような団員がいる新潟ウインドオーケストラは凄いですね。
チケットに付いているドリンク券でコーヒーをいただき、16時30分からは、コンサートホールでの「青山クラシックストリート合唱団」です。このクラシックストリートのためだけに結成された合唱団ですが、私の母校の後輩に当たる人たちということもあり、親近感も感じました。
女声7人、男声7人による混声合唱でしたが、リハーサルからたっぷりと聴かせていただきました。いずれの曲目もハイレベルな合唱に驚きましたが、特に三善晃の「木とともに、人とともに」は、曲の素晴らしさもあって、魂を揺さぶるような劇的な演奏で、圧倒されました。
そして一般公演の最後は、17時からのホワイエでの「渡邊多佳子」です。渡邊多佳子さんの名前は全く知らず、新潟にこんなヴァイオリニストはいないと思っていましたが、まさにその通りでした。栃木の人で、Youtubeなどで活躍されているようです。昨年の新潟ジャズストリートに続いて、今回は2度目の新潟だそうです。
ホワイエに出ますと、ピンクのドレス姿が麗しい二人によって、すでにチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の演奏が始まっていましたが、一気に演奏に引き込まれました。オケ代わりのシンセサイザーとともに、血わき肉おどるような、熱い演奏に圧倒されました。
PAが使用されていたのは残念でしたが、こんな場所で、これほどの演奏を聴けるとは思いもよらず、美しい容姿も相まって、煩悩だらけの私は、年甲斐もなくファンになってしまいました。
アンコールの「スペイン」で盛り上げて、感動のステージは終わりましたが、クラシックストリートの最後を飾るに相応しい演奏だったと思います。
ここで、会場は閉鎖され、全員退場させられて、19時からのスペシャルコンサートへの準備が進められました。私は某所で夕食をいただこうと思ったのですが、既に閉店していて断念しました。仕方なく公園をうろつき、りゅーとぴあに戻り、列に並んで入場し、19時からのスペシャルコンサートに臨みました。
主催者代表の高坂さんの挨拶があり、今年の新潟クラシックストリートの最後を飾る「濱野芳純パイプオルガンスペシャルコンサート」が開演しました。
濱野さんのダイナミックな演奏を楽しみ、聴き慣れた曲も奏者によって印象が異なることを実感しました。豪華絢爛な大音量のオルガンで最後を締めてくれて、クラシックストリートのプログラムはすべて終わりました。
ホールを出て夜の白山公園を歩きましたが、水面に映るライトアップされた木々が美しく、穏やかな春の夜を演出していました。
静かな白山神社を抜けて、西堀のコインパーキングへと歩き、車に乗り込んで家路に着きました。これで私のクラシックストリートの1日が終わりました。万歩計は9800歩を超えて、良い運動になりました。
さて、今日はスペシャルコンサートも含めて、全部で10公演を聴くことができましたが、この中での私のベスト1は、小林浩子さんと小助川謙二さんによるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番です。次点は、敬和学園高等学校混声合唱部が歌った「群青」です。あらためてブラボーを贈りたいと思います。
今年も良い演奏に出会えて、有意義な1日でした。新潟にこのようなイベントがある喜びを感じ、主催者をはじめ、関係者の方々に敬意を表したいと思います。来年のこの日を楽しみに待ち、それまで元気でいられるよう精進したいと思います。
(1日フリーパス券:¥2000) |