小山実稚恵ピアノリサイタル
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2017年3月4日(土) 14:00  だいしホール
 
ピアノ:小山実稚恵
 

シューベルト:即興曲 作品142-2 変イ長調
シューベルト:即興曲 作品90-2 変ホ長調

シューマン:幻想小曲集 作品12

(休憩15分)

ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調
ショパン:ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64-2
ショパン:ワルツ 第6番 変ニ長調 作品64-1 「小犬のワルツ」
ショパン:ワルツ 第2番 変イ長調 作品34-1 「華麗なる円舞曲」

ショパン:アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22

ショパン:ピアノ協奏曲 第2番より 第2楽章 「ラルゲット」(ピアノソロ版)
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 「英雄」

(アンコール)
ショパン:ノクターン 第2番 作品9-2
シューベルト:即興曲 作品142-3
シューベルト:即興曲 作品90-3

 恒例の第四銀行主催の「だいしライフアップコンサート」です。毎回聴かせていただいており、前回はチェロのエルシェンブロイヒでしたが、今回は小山実稚恵さんの登場です。小山さんは何度か新潟に来演していますが、私が小山さんの演奏を聴くのは2012年4月のラ・フォルジュルネ新潟以来となります。

 三吉屋で中華大盛りを食べ、早めに開場待ちの列に並び、いつもの左前方に席を取りました。チケット完売で、満員の客席となりました。小山さんのほどのビッグネームをこの小さなホールで聴くというのは何とも贅沢ですね。

 開演時間となり、小山さんが登場し、シューベルトの即興曲を2曲続けて演奏しました。いつものベーゼンドルファーの音と違い、ソフトでふくよかな音に聴こえましたが、気のせいでしょうか。早めに、流れるような演奏が耳に優しく聴こえ、エレガントさも感じさせました。

 続くシューマンの幻想小曲集は、8曲それぞれ繊細に、豪快に、軽やかにと、曲毎に味わい深く演奏し、楽しく聴かせていただきました。

 後半はショパンです。ノクターンをしっとりと、情感豊かに演奏し、その後休みなくワルツを3曲続けて演奏しました。このワルツは猛スピードで飛ばし、豪快さも感じさせました。特に“小犬のワルツ”はスポーツカーで疾走するようであり、参りましたという感じでした。

 続く“アンスピ”も、ゆったりと繊細に演奏した後はアクセル全開で飛ばし、圧倒されるほどで、ブラボーの声も上がりました。

 続いて“ラルゲット”をしっとりと情感豊かに演奏したあと、すぐに“英雄ポロネーズ”に突入。今日のコンサートを締めくくるにふさわしいダイナミックでパワフルな演奏でした。

 アンコールにショパンとシューベルトを演奏して終演となりました。全体として、ちょっと早めのテンポで豪快に飛ばしますが、上品さを失わないところが小山さんらしいところだと思います。スカッと爽やかな気分にさせていただき、気分良く家路に着きました。
 

(客席:F-6、¥2500)