Revoir サマーコンサート 2015
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2015年7月12日(日) 14:00  新潟市民芸術文化会館 能楽堂
 
新潟市ジュニアオーケストラ教室OBアンサンブル ルヴォワール
コンサートミストレス:河本 彩
 



グリーグ:ホルベルグ組曲

ポピュラー音楽
   ロジャース:私のお気に入り
   久石 譲:アシタカとサン〜アシタカ聶記 
   サティ:ジュ・トゥ・ヴ
   ロウ:踊り明かそう

(休憩15分)

スーク:弦楽セレナーデ

(アンコール)見上げてごらん夜の星を

 
 

 新潟市ジュニアオーケストラ教室OBによる弦楽アンサンブルである「Revoir ルヴォワール」。ジュニアオケをこよなく愛する私は、当然ルヴォワールも応援しないわけにはいきません。

 昨年2月の第1回演奏会(江南区文化会館)、8月のサマーコンサート2014(りゅーとぴあスタジオA)、今年2月の第2回定期演奏会(音楽文化会館)と聴かせていただき、いずれの公演も若さ溢れる躍動感ある演奏に感激しました。また、今年のLFJ新潟2015の交流ステージでも素晴らしい演奏を披露し、このサマーコンサートへの期待が高まりました。

 今日は魅力あるコンサートが同時刻に開催されるという困った日であり、佐々木友子さん、伊奈るり子さんのコンサートを涙をのんで断念し、こちらを選びました。身体がいくつもあると良いのですけれど。

 毎回会場を変えての開催ですが、今回は能楽堂です。早めに会場入りし、中正面最前列に席を取りました。オケの配置は中正面が正面となっていました。客はほどほどの入りでしょうか。近くの席には友人の姿もありました。

 開演時間となり団員が入場。ヴァイオリン3+3、ヴィオラ3、チェロ4、コントラバス2の15人の編成です。前回の定期演奏会よりは編成が小さくなっています。コンミスはこれまで通りに河本さんです。

 1曲目はホルベルグ組曲。軽快な前奏曲に始まり、期待通りの見事なアンサンブルに感激しました。残響がほとんどないデッドな能楽堂ということで、各奏者の音がダイレクトに耳に届きます。その分、奏者の技量がさらけ出されますが、素晴らしい演奏でした。

 続いては、別森さんの挨拶の後、ポピュラーの名曲が4曲続けて演奏されました。どの曲も楽しく聴かせていただきました。特にチェロのソロが見事であり、演奏を引き立てていたと思います。

 休憩後はスークの弦楽セレナーデです。チェロのトップが前半と変わっていました。この演奏も切れのあるもので、演奏に引き込まれました。終楽章の突進するような盛り上がりも良かったです。

 毎回感じることですが、アンサンブルの良さはたいしたものです。さすがに同じ釜の飯を食べた皆さんですね。次回の案内はありませんでしたが、次は第3回定期演奏会が開催されるものと思います。楽しみに待ちたいと思います。
 

(客席:中3-12、¥500)