REVOIR サマーコンサート 2014
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2014年8月9日(土) 18:00  新潟市民芸術文化会館 スタジオA
 
演奏:新潟市ジュニアオーケストラ教室OBアンサンブル REVOIR
団長:笛木 学
 


レスピーギ:リュートのための古代舞曲とアリア 第三番

アンダーソン:プリンク・プレンク・プランク

アンダーソン:ワルツィングキャット

アンダーソン:フィドル・ファドル

(休憩15分)

ドヴォルザーク:弦楽セレナーデ

(アンコール)
アンダーソン:フィドル・ファドル

 
 

 新潟市ジュニアオーケストラ教室のOBによるアンサンブル:REVOIRは、昨年2月に結成され、今年の2月に第1回演奏会が開催されました。半年を経て、早くも2回目のコンサートです。前回は、第1回ながらも素晴らしいアンサンブルで驚いた記憶があり、今回も期待が膨らみました。

 開場とともに入場。正面1列目に席を取りました。狭いスタジオAですので、奏者のすぐ前で、指揮者の気分で聴くことができました。弦楽だけのアンサンブルであり、弦5部は、4−3−3−4−2です。コンミスは河本彩さん。若い方々がほとんどですが、OGながらも指導者として活躍されているコントラバスの別森さんのお姿もありました。

 最初はレスピーギ。超有名曲で、以前は新潟でもしばしば演奏されていましたが、最近生演奏で聴いた記憶がなく、楽しませていただきました。アンサンブルはちょっと荒っぽく感じる場面もあり、力が入りすぎたように感じることもありましたが、コンミスに統率されて、良くまとまっていたと思います。

 続いてのアンダーソンの3曲は、曲の性格もありましょうが、力が抜けて、流麗で軽やかな演奏で非常に良かったと思います。楽器を回したりなどのパフォーマンスもあって、聴いていて楽しかったです。

 後半はドヴォルザークの弦楽セレナーデです。これも気合が感じられ、躍動感、生命感に溢れ、メリハリのある良い演奏だったと思います。コンミスの直前1mで聴いているため、強奏部では弦楽合奏の迫力に圧倒されました。各パートとも美しいアンサンブルでした。

 笛木先生の挨拶があって、フィドル・ファドルをアンコールとしてもう一度演奏しました。前半での演奏は安全運転で、今度はスピードを上げて全速力での演奏とのこと。鍛えられたアンサンブルはお見事だったと思います。

 笛木先生はまだまだ発展途上だと話されていましたが、レスピーギもドヴォルザークも良かったです。専門家の目で見ればいろいろ難はありましょうが、若さが爆発するような躍動感あふれる演奏は、爽快感があり心地良かったです。でも、力の抜けたアンダーソンの演奏がもっと良かったように思います。演奏する喜びが伝わってきて、聴いている方も思わず微笑んでしまいます。

 社会人になったり、大学に進学したりで新潟を離れている人が多く、練習もままならず、苦労も多かったとのことですが、仲間が集い、このようなコンサートを開催するのは素晴らしいことと思います。次回は来年1月18日に、音楽文化会館での開催が決まっていて、もっと難しい曲に挑戦するそうです。次回も是非聴かせていただきたいと思います。
  


(客席:正面1列目、\500)