ラ・フォル・ジュルネ新潟2013
344 リディア・ビジャーク&サンヤ・ビジャーク
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2013年4月28日(日) 17:45  新潟市音楽文化会館
 
リディア・ビジャーク&サンヤ・ビジャーク(ピアノ・デュオ)
 


4手のためのピアノ・ソナタ ヘ長調 K.497

2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
 

 再び音楽文化会館に戻って、ビジャーク姉妹によるピアノ・デュオです。昨年のLFJ新潟にも出演しており、すばらしいストラヴィンスキーを聴かせてくれました。終演後にはサインをいただきましたが、大切にしております。香水の匂いとミニスカ・網タイツ攻撃に悩殺されたことは記憶に新しいところです。

 ホールに入ると、開演直前までピアノの調律が行われていました。2台のピアノの音色を合わせるのも大変なんだと思います。
 開演時間となり、リディアさんはパスキエとのヴァイオリン・ソナタのときと同じ青緑色のドレスで、サンヤさんはアズキ色のドレスで登場しました。スタイルが良く、相変わらずの美しさです。音楽芸術に容姿など関係ないという人がいますが、どうせなら、やはり美しい方がいいなあ。

 最初はピアノ連弾でしたが、さすがに姉妹ということか、息の合った演奏はすさまじく、譜めくりも大変そうでした。

 続いては、左右向かい合った2台のピアノによる演奏です。この曲は「のだめカンタービレ」で、のだめと千秋が弾いたのは記憶に新しいところです。恥ずかしながら、このドラマをきっかけにこの曲を知り、好きになってしまいました。
 向かい合っての演奏で、互いの指使いが見えないので、合わせるのが大変だろうと思います。しかし、姉妹デュオとして活躍されている二人は見事にシンクロしながらもぶつかり合い、圧倒させられるような演奏でした。
 コンサート疲れも吹き飛ぶようなダイナミックな演奏に、眠気も醒めて、気分もすっきりとリフレッシュすることができました。
   

(客席:9−4、1500円)