新潟☆ブラス☆ブラス☆ブラス 3rd コンサート
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2013年5月3日(金) 16:00  新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
 
指揮:西村 友
パイプオルガン:山本真希
 

1.三沢 慶:勇者のマズルカ

2.岩井直溥:復興への序曲「夢の明日に」

3.和田 薫:吹奏楽の為の犬夜叉

4.宮川 泰(宮川彬良・編):組曲「宇宙戦艦ヤマト」

5.スパーク:祝典の為の音楽

(休憩15分)

1.アンダーソン:舞踏会の美女

2.モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」序曲

3.ロイド・ウェバー(デ・メイ・編):オペラ座の怪人

4.J.ウィリアムズ(真島俊夫・編):スターウォーズ・コンサートセレクション

(アンコール)
カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲
フニクリ・フニクラ
 
 
 GWの後半戦スタート。今日は天候に恵まれ、気温は低めですが、すがすがしい祝日となりました。郊外では田植えが真っ盛りです。
 コンサートが16時開演と遅かったので、ウォーキングがてらに本町や古町を散策してりゅーとぴあに向かいました。到着するとすでに開場待ちの行列ができていて、私もその列に並んで、いつものCブロックに席を取りました。吹奏楽のコンサートの常ですが、中学・高校で吹奏楽をやっていると思われる女生徒のグループが多数ありました。クラシックコンサートとは違って、平均年齢はかなり若いです。

 新潟☆ブラス☆ブラス☆ブラスは新潟で活動されているプロの音楽家、音楽指導者が結集した吹奏楽団です。メンバー表を見ると、まさに新潟を代表する音楽家がずらりと並んでいて、見ているだけでワクワクします。昨年5月の第1回演奏会を聴いて感動したのも記憶に新しいところです。今年の正月に第2回となる演奏会がありましたが、都合が悪く聴けませんでした。

 団員が入場して音出し。見覚えのある顔が多数。新潟の音楽界を支える皆さん、それぞれの楽器の第一人者が隣り合って並んでいる様子は壮観です。東響でお馴染みの飯森さんをさらに元気にしたような、燃える指揮者・西村さんが登場して開演です。

 最初の2曲は、今年のコンクールの課題曲であり、来場した学生さんたちには、素晴らしい模範演奏となったことでしょう。さすがにプロの音楽家集団であり、市民楽団との差を感じさせるものでした。シエナや佼成と渡り合えるかも・・。

 その後もキレのある、迫力ある演奏が続きました。「宇宙戦艦ヤマト」では山本さんのオルガンも加わって、大迫力の演奏に息をのみました。この吹奏楽版の初演者が西村さんということもあり、渾身の名演奏だったと思います。これを聴けただけでも今日来た甲斐があったように思います。

 後半は、女性陣はカラフルな衣裳で登場しました。お馴染みのF先生などは真っ赤なドレスで現れて意表をつきました。西村さんのお話では、後半のプログラムは、オペラに関連した曲目を集めたそうです。ちなみに、「スターウォーズ」は、スペースオペラということだそうです。
 演奏は、前半の疲れが出たのか、若干の乱れを感じる部分がないではなかったですが、弾けるような西村さんの指揮の下、大いに楽しませてくれました。私が大好きな「オペラ座の怪人」でも山本さんが共演し、盛り上げてくれました。チラシと違って、本番ではチェレスタ、ピアノは品田真彦さんが演奏していましたが、いい味を出していました。

 アンコールでは再び山本さんが登場して「カヴァレリア・・・」をしっとりと演奏し、最後は第1回でも演奏した「フニクリ・フニクラ」で締めて終演となりました。

 さすがにプロは違うと唸らせる名演の数々。決して損はさせないと話しておられた西村さんの言葉に嘘はありませんでした。次も楽しみにしております。
 

(客席:2階C4−5、¥2000)