第3回新潟クラシックストリート
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2013年5月5日(日)   新潟市内各所
 
 
12:00 スタジオ・スガマタ
    阿部 葵、湊元なつみ(2台ピアノ)
      プロコフィエフ:ソナタ 第4番 op.29 第1楽章(湊元)
      フォーレ:ノクターン 第2番 op.33(湊元)
      ショパン:バラード 第4番 op.52(阿部)
      モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ 第1楽章(2台デュオ)

12:30 市民プラザ
    ミルフィーユ
      (途中から)
      モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク
      モーツァルト:クラリネット五重奏曲
      モーツァルト:アレルヤ
      モーツァルト:トルコ行進曲

13:30 ジョイアミーア
    トリオ・ベルガルモ
      グリーグ:アンダンテ・コン・モート ハ短調
      ペルト:モーツァルト=アダージョ
      ラヴェル:ボレロ
      (アンコール)モーツァルト:フィガロの結婚 より

14:30 可児・フラウ・エバ
    土佐美華、庄子麻里子
      バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番
      ベートーヴェン:モーツァルトの「魔笛」の「娘か女か」の主題による12の変奏曲
      (アンコール)モーツァルト:レクイエムより ラクリモサ

15:30 音楽文化会館ホール
    本間美恵子、大越玲子、木下裕美子、倉澤桃子
      アイスクリーム ラグ
      道化師のギャロップ
      アヴェ・ヴェルム・コルプス
      トルコ行進曲
      ダンボールの合奏(曲名不詳)
      イマジン
      メイプルリーフ ラグ

16:30 スタジオスガマタ
    片桐寿代、栄長敬子
      モーツァルト:四手のためのピアノソナタ 変ロ長調 K.358(186c)
      三善晃・編:2台ピアノのための組曲 「唱歌の指揮」より 茶摘
      ミヨー:2台ピアノのための組曲 「スカラムーシュ」
              ヴィフ、モデレ、ブラジルの女
      (アンコール)プーランク:シテールへの船出?
 
 
 ラ・フォル・ジュルネ新潟の関連イベントとして開催された新潟クラシックストリートも、今年で3回目となり、GW恒例の行事として定着しつつあるように思います。私は、第1回第2回ともに参加し、地元音楽家の演奏を、狭い空間で、間近に楽しむことができて感激しました。

 今年は、市内21会場で、12時から21時まで、全110公演がプログラムされています。出演者は延べ約350人とのことです。
 どこで、誰の演奏を聴くのか思案するのは至難の業。会場間の移動時間も考えねばなりません。出演者と演目を考え合わせながら、検討しましたが、考えれば考えるほど悩ましさが増すばかりです。

 ベルガルモは何としても聴かねばなりませんが、あとは考えてもきりがないので、会場の広さや行きやすさなどを考えて、いくつかピックアップしました。

 さて、今日は好天に恵まれて、まさにクラシックストリート日和。歩き回るにはちょうど良い陽気となりました。西区某所でラーチャンを食べてコンサートに臨みました。

 最初は、スタジオスガマタでのピアノデュオの公演を選びました。お二人の演奏を聴くのは全く初めてでしたが、阿部さんは東京音大、湊元さんは桐朋の学生さんだそうです。若さあふれる明るくフレッシュな演奏を楽しませていただきました。
 最初はひとりずつ演奏しましたが、最後は2台ピアノでの演奏でした。この曲はLFJで、ビジャーク姉妹で聴いているのですが、引けをとらないような良い演奏だったと思います。
 このお二人は明日開催される長岡でのイベントでも演奏されますが、ステージを積み重ねて、良い音楽家に育ってほしいと思います。

 次は、大急ぎで市民プラザに行き、途中からでしたが、ミルフィーユの皆さんの演奏を聴きました。フルート2、クラリネット、ピアノ、ソプラノ2で14年前から活動しているそうです。面白い編成での演奏でしたが、楽しませていただきました。

 そして、今日の演目の中では絶対に外せないトリオ・ベルガルモを聴くべく、早めにジョイアミーアに行き、正面最前列のかぶりつきの席を確保しました。新潟が誇るミューズ3人のすぐ前で聴くことができて幸せでした。美貌にうっとりしながら演奏に聴き入りました。
 庄司さんのMCで演奏が進められましたが、6月の演奏会で演奏予定のグリーグの曲のほか、私が好きな作曲家であるペルトの曲を演奏してくれました。そして、ベルガルモ名物というべきボレロで盛り上げ、アンコールを演奏して終演となりました。
 演奏は悪かろうはずはなく、満員の聴衆を魅了させました。3人は、今日はこれから18時からだいしホールで、明日も長岡のイベントで演奏されます。ピアノの石井さんは他の公演の伴奏者としても演奏されるので大忙しのことと思います。どの会場でも聴衆を虜にすることでしょう。

 続いては、古町通りを1番町までく歩いて、土佐さんのチェロを聴きました。大変狭い会場でしたが、ぎゅうぎゅう詰めの大盛況でした。土佐さんは時々コンサートをされているのでお名前は知っていましたが、聴くのは初めてでした。まだお若いものと思いますが、演奏は力強く、心に迫るもので、無伴奏には圧倒されました。庄子さんとの演奏も楽しかったです。アンコールのレクイエムは胸を打ちました。素晴らしい演奏家であり、今後の発展が期待されます。

 次は音分へ行き、本間さん、大越さんら4人によるマリンバや打楽器の演奏を聴きました。大小のマリンバ、ビブラフォン、グロッケンシュピールを初め、様々な打楽器を駆使して、本間さんのMCで演奏してくれました。段ボール箱を叩く楽曲もあったりして、楽しませてくれました。
 
 次は、スタジオスガマタに戻って、片桐さん、栄長さんのピアノを聴きました。昨年も楽しませていただきましたので、今年も外せないと期待していました。
 演奏はさすがにベテランの二人であり、落ち着きと余裕のある演奏でした。最初の4手のためのソナタ以外は2台ピアノでの演奏であり、ダイナミックな演奏で楽しませてくれました。中でもミヨーの曲は聴き映えして良かったです。このお二人も明日長岡で演奏されます。新潟の音楽家は大忙しですね。

 5時を回ったところでタイムアップ。まだまだ聴きたい公演があったのですが、今夜は予定があるので、ここでおしまいです。歩き回って足も痛くなってしまいましたが、多彩な演目を聴くことができて良かったです。

 古町通りには、クラシックストリートのパンフレットを持った人たちが多数行ったり来たりしていました。あまりにたくさんの公演があり、皆さん悩んでおられたに違いありません。
 歴史のある新潟ジャズストリートの後を追いかけて始まったクラシックストリートも、着実に育ってきています。地元の音楽家と市民が、狭い空間の中で音楽を共有し、触れ合うことができるのはすばらしいことと思います。これからも継続されることを願います。
 
 
(1日フリーパス券:¥1000)